明治乳業争議団(blog)

働くルールの確立で人間性の回復を!

(株)明治 工場門前で非正規労働者が安心して働ける条件を求める宣伝実施

2014年04月30日 15時34分43秒 | レポート
(株)明治の工場門前で非正規労働者の条件向上を求める宣伝


埼玉工場門前で宣伝行動

 4月28日の16時から1時間、埼玉工場(粉ミルク製造)門前での宣伝行動が14名参加で行われました。杉山争議団員の司会で開始され、埼労連の諸井さんは、明治の異常企業体質を厳しく告発し、県労連として全面解決まで支援する決意を述べました。

 春日部労連の小林議長は、安倍内閣の雇用破壊の攻撃と明乳労働者への攻撃の根っこは一緒と訴え共に闘う決意を表明。さらに、春日部年金者組合から挨拶を頂き、当該争議団からは矢口副団長が訴え、最後に小関団長が、「なぜ、いま工場宣伝を行うのか」を訴え、粉ミルク放射能汚染での会社の不誠実な対応問題や、非正規労働者が安心して働ける会社にするために、ともに頑張る決意を表明しました。
残念ながら、工場正門を出入りする従業員の姿は無く、何名かの通行人へのビラ配布だけとなりました。また、行動前と終了時に守衛所窓口に挨拶をし、名刺とチラシを置いてきました。

 同日・同時刻に、神奈川工場(市乳製造)門前でも神奈川労連、地元湘南労連、資生堂から解雇されている仲間の支援のなか12名参加で行われました。
勤務を終えた方が、10名ほどチラシを受け取り帰宅していきました。
村山事務局長は、経営統合された時点での非正規労働者は50%だった比率が73.3%にも膨れ上がっている問題、どの様な働かせ方がされているのかと問いかけました。
 
 またこの工場から、町田市の学校給食牛乳からセシウム汚染が検出されているが、いまだに原因を隠ぺいしている問題。同時に、明治の3つの異常(労働争議、不祥事、死亡事故)を改めて告発。
 神奈川労連事務局次長の山下さんは、いま、安倍内閣の掲げる労働規制緩和の政策は、非正規化していく厳しい環境にあることから、労連は、全労働者を対象にした運動を前進させていくことなどが語られました。
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明治グループが抱える73.3%非正規労働者に呼びかける

2014年04月30日 10時59分36秒 | レポート
株式会社 明治 戸田工場門前で宣伝行動


 4月24日の12時から1時間、戸田工場門前でチラシを配布しながらの宣伝行動が25名の参加で行われました。

 門前の荒川堤防に明治乳業争議団旗を始め、支援団体の旗が爽やかな風になびく中、矢口副団長の司会で、埼労連、戸田地区労、JMIU、戸田民商、日本共産党戸田市議会議員から連帯のご挨拶を頂きました。最後に、小関団長が明治に働く非正規を含む労働者への激励と明乳争議について報告。特に、製品の安全と安心して働ける職場環境を作る為にも、労働争議を解決し健全な企業体質になることは避けられない事だと訴えました。工場に出入りする人たちや、二階通路に立ち止まって聞き入る姿も見られました。参加者からは、「本当にひどい会社だ!来月もがんばろう」などの感想が出されるなど、争議団も元気を頂きました。
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明治HDグループ73.3%の非正規労働者へ向け呼びかける

2014年04月25日 08時47分38秒 | レポート
明治HDグループ73.3%の非正規労働者へ向け呼びかける


4月24日、食品関連一般労働組合(食品一般ユニオン)と明治乳業争議団との共同で、(株)明治の坂戸工場、戸田工場に向けた宣伝を同時進行で行ってきました。

 坂戸工場(菓子製造)門前には、地元の地域労連やJMIUの仲間が駈け付けていただき12時から13時まで宣伝が出来ました。
 丁度、12時30分頃が交代時間なのでしょう、家路に急ぐご婦人方が多くおりました。また、構内でも立ち止まり聞く人、事務棟玄関先に2人たたずみ聞いていました。

 宣伝の柱の一つは、2009年4月1日に明治製菓と明治乳業が経営統合をし「明治ホールディングス株式会社」が創立された。目的は、「明治のブランド」で「相乗効果」を上げ、国内市場の頭打ちの打開を海外の市場に求めることが目的であった筈が、何ら相乗効果を達成しえていない。
 打開するための手段は、菓子部門を乳業へ編入する「事業再編」だった。
新たな資格制度を導入し労働条件の変更を行った。その当時、労働者への犠牲は許さないと皆さんへ呼びかけさせていただいたこと。
 その時点の製菓と乳業の社員比較を見ると約120万円も製菓の皆さんの方が高かったこと。
 新制度の「役割給」で一本化していく矛盾を解消するためとった暫定処置として「調整給」なるもので賄った。
 これまでと違いなかなか上の職位に上がらないという声を聴いていることを伝えました。

 経営統合時の非正規労働者の割合は、50%であったが、12年度の株主総会の事業報告の中では、なんと73.3%に膨れ上がっている。
坂戸工場に働く皆さんの中での比率は如何でしょうかと呼びかけると同時に、各地の臨時者募集はそれぞれの地の「最低賃金保障額」であること、大企業たる明治の水準の低い実態を告発し、社長の報酬は一億円ですが皆さんの所得は如何ですか。
 少なくとも「時給1000円」以上を求め、そのためには、明治と団体交渉が持たれている食品一般ユニオンへご相談くださいと呼びかけました。

 二つ目の呼びかけは、1960年代から絶えない労働争議の異常。21世紀に入った中に於いて、不祥事・不正、食品法違反など26件も発生させその真実を隠ぺいし続けている異常。35年のこの間、若い労働者を含め現場で7名もの尊い命を奪われてきている異常。これら3つの異常を正すための根本的問題は、長期に亘る労働争議を解決する決断が求められていることを工場に向けた宣伝でした。
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