第22回明治乳業争議支援共闘会議「総会」開催 2019年2月1日(東京都内)
年内になんとしても34年争議終結を!を掲げて第22回明治乳業争議支援共闘会議「総会」を開きました。
総会では、この一年間会社包囲のたたかいとして、①4年目に入る「座り込み行動」の継続②明治G役員宅要請訪問(明治HD・松尾正彦会長、明治HD・川村和夫社長、(株)明治・松田克也社長、(株)明治・島村靖三名誉顧問、(株)明治・中山悠名誉顧問、(株)明治・浅野茂太郎名誉顧問)③東京五輪・パラ組織委員会との要請・交渉。など、継続した行動の前進を評価。また、地裁不当判決に対する対応も総括されました。その上に立って今年度は、高裁審理を攻勢的に闘いながら、会社包囲もそれに合わせて更に運動を強めていくことを確認しあいました。
特に、これまで取り組んできた明治HD松尾正彦社長・(株)明治川村社長に対する「一言メッセージ」から、現在、明治HD川村和夫社長・(株)明治松田克也社長への署名を取り組んできました。明乳争議支援共闘会議・明治乳業争議団は、この間、多くの不祥事(21世紀に入ってからでも36件)を顧みなく起こしてきた経営姿勢に対して、食の「安全・安心」とその職場で働く人たちの人権を守らせるために、明治HD・株式会社明治の社長に、申入れを継続し、また、各関係機関に強く要請をも重ねてきました。しかし、経営陣は一顧だにせず反省の色を見ることが出来ません。
消費者に安心して提供出来るまともな商品を生み出すことができる経営環境を整えさせるためにも、この度、明治の製品を「買わない、飲み・食べない」とする主題とした運動をつくる必要があることが申し合わされました。
また、争議解決に向けた闘いを支え運動を広く展開させる組織役員体制に、 新たに、全国ナショナルセンターとして活動されている全労連小田川義和議長が「名誉顧問」の立場で争議解決めざし奮闘されることが確認されました。
総会に先立ち、30数年にわたり争議団と一体となり、明治乳業の不当労働行為・賃金差別争議の解決に奮闘されてきました中丸素明弁護士(昨年12月)、また、自ら受けた賃金差別と大企業におけるそれらの実態を解明し、理論的立場で明乳事件にも深く関わってこられました差別連絡会代表幹事丹波孝さん(今年1月)のご逝去を悼み、謹んで黙祷を捧げました。
明治乳業争議支援共闘会議・明治乳業争議団「旗びらき」
解決に「待ったなし」の決意をもって開催 2019年2月1日(東京都内)
第22回支援共闘会議終了後、2019年「旗びらき」が盛大に開かれ、主催者を代表して松本議長の明治を取り巻く経営状況に触れながら、今年中に解決出来る環境にあることなどの決意と抱負が語られました。
また、34年争議解決に奮闘されている明乳争議団への激励に、全労連橋口副議長はじめ、東京地評荻原議長、千葉労連本原議長、埼労連諸橋常任幹事、茨城労連岡野事務局長、日本共産党千葉県委員会武石労働部長、全日本年金者組合千葉県本部阿部副委員長、江東区労連中村事務局次長、差別連絡会土井幹事、市川浦安労連中陣副議長の皆さんから激励と闘う決意が述べられました。
弁護団として菊池、金井、湯川各弁護士から地裁判決の要旨と控訴審の手続きをおこなったなどが報告されました。
旗びらきに掲げたタイトル「解決に待ったなし」とした環境下にあること、会社明治に解決すべきところに追い込んできていることに確信をもって、控訴審を闘い抜く決意が小関団長から気持ちがこめられました。
最後に、全労連労組こうとう川村書記長(共闘会議副議長)の閉会挨拶で締めました。
また、千葉県うたごえ協議会・合唱団プリマベラの皆さんが昨年に引き続き激励に駆けつけられ、歌声披露と会場参加者と共に合唱し、和やかな中にも強固な連帯を高め合い交流しあいました。
日本共産党千葉県」委員会 武石労働部長・市川浦安地区委員会 渡辺委員長(左)
争議団決意 小関団長と団員
合唱団プリマベラと争議団歌「星霜」合唱