戸田支援する会が決着させる年にと決意の集い
明治乳業の不当労働行為の「やり得」は許されない
都労委は労働者救済機関の役割を果たしてください
都労委は労働者救済機関の役割を果たしてください
都労委全国事件9事業所32名の審理が、2011年11月30日に結審してから2か月半が経過する中で、2月13日に都労委へ「救済命令」を求める団体署名(総提出数2,382団体)を提出すると同時に、要請も行いました。
これまでの要請に、明治乳業千葉県争議支援共闘会議(議長・高橋成悟-千葉労連副議長)として同席し要請を行いました。
1、60年代に発生した賃金昇格差別事件で解決していないのは、明治乳業賃金差別事件のみ、解決させる立場から命令を。
2、原告と労働組合役員選挙で争った当事者が、社長をはじめとした会社幹部という特異な事件。解決には第三者の力が必要。
3、食の安全にかかわる食品会社の職場での差別が根本問題。人間の尊厳を傷つけた不当労働行為は時間では免罪できない。など、3点の主旨で「救済命令」を交付させることを要請しました。
結審後、3回目の要請になります明治乳業争議支援共闘会議(議長・松本悟-千葉労連議長)の松本議長は、冒頭、株式会社 明治が、「ヨーグルトのインフルエンザ効果」の大キャンペーン疑惑について、厚労省からの回答によって、消費者庁 食品表示課に根拠のない誇大表示は薬事法、健康増進法、景品表示法、JAS法などに違反している内容で質問している中で、社内では、薬事法などの法令遵守指導徹底文を通達するなど、さらに、週刊東洋経済誌の告発内容に対しても、事実関係を誤認させるものと決めつけ、隠ぺい、抹殺を図ろうとしている明治の姿勢を明らかにした中で、この企業の体質を改めさせることで、消費者の信頼を回復することが求められている。そのためには、都労委が労働者の権利を回復させる「救済命令」が必要であることを要請しました。
争議団団長小関の方からも3点にわたり要請を行いました。
1、 会社の「インフォーマル組織」結成から労組乗っ取りまでの事実を、多くの証拠で明らかにしてきたこと。
2、 各事業所で行われた不当労働行為の実行は、本社人事部の指揮で組織的に行われてきた事実を立証してきたこと。
3、 会社は、申立人らの「組合活動は知らない」などと、言い逃れは許されない問題を、改めて書証の一部を確認し、事実認定に基づく救済命令を求め要請しました。
今回の要請には、16団体33名が参加されました。
働く人の人権を守れない企業には、
食の安全・消費者の人権も守れない
食の安全・消費者の人権も守れない
2月9日今年初の3点セット(株明治、みずほ銀行京橋支店、明治HD)宣伝を行いました。
1月28日開催しました、放射能から子供たちの命を守る緊急シンポジウムの報告と昨年11月に全国都労委事件が結審し、今春にも命令が交付されること、必ず、「救済命令」を勝取り、その局面で、長期にわたる争議解決の決断を明治に強く求めていく決意を年初めの宣伝として訴えてきました。
特に宣伝の中で、町田市の学校給食牛乳から6ベクレル/㎏、幼児用「粉ミルク」からも30.8ベクレル/㎏が検出された問題に、今においても、汚染源の原因究明と真実を公開しようとしないこれらの姿勢は、政府の定める「暫定基準値・200ベクレル/㎏」内であることをよりどころにしている。ちなみに、WHO(世界保健機関)が定める10ベクレル/㎏(ドイツでは、子ども4ベクレル/㎏、大人8ベクレル/㎏)から比較しても政府が定める数値の根拠はなにもない。
食品を扱う企業のあり方は、数値をいかにゼロのものを使用するかの安全意識を持つことが求められているのではないでしょうか。
明治のとっている姿勢は、汚染された工程上を企業秘密にしていることと合わせ、週刊東洋経済誌が告発している内容を見ると、社長あてに、「秘密保持誓約書」や「個人情報の取得・利用に関する同意書」を提出させ、企業内の秘密を公開させない箝口令、「隠ぺい」が行われている驚くべき問題を取り上げ、宣伝に活用させていただきました。
株式会社 明治に出勤する社員の中で、今回いつもの時より受け取って入る社員が結構いました。3カ所の宣伝で、近隣に勤める方や通行人に約490枚手渡すことが出来ました。
2月9日、定例の株式会社 明治本社前、明治グループの筆頭株主・メインバンク「みずほ銀行京橋支店」前、親会社・明治ホールディングス社前宣伝行動を実施してきました。
一つは、28年目に入っている労働争議の中で、全国都労委事件が昨年結審し今春にも命令が交付されること。必ず「救済命令」を勝取りそれを契機に争議の全面解決を果たす年にすることを訴え、二つ目に、牛乳や粉ミルクからセシウムが検出され、その対応の不誠実さと真相を隠し通す隠ぺい体質を訴えてきました。
特に、2月11日号の「週刊東洋経済誌」を手にし、世間からの問題指摘に対して何も応えようとしないことは、社内の中で、社員に対し「秘密保持誓約書」や「個人情報の取得・利用に関する同意書」を取り交わさせているという、驚くべき告発内容を活用させていただき、出勤社員、通行人に報告してきました。3カ所宣伝において490枚のチラシを手渡しすることが出来、多くの皆さんに関心を持っていただきました。
明治乳業の歴史
(旧)明治乳業で働き労働組合活動で要求を掲げる組合支部・労働者を排除するために、「赤組・白組・雑草組」に分類し差別してきた。明治の言う差別用語「職場秩序破壊者」、「生産阻害者」のレッテルを貼り付けて、1960年代から労働者の人格を蔑ろにした労務政策をとり続けてきた歴史です。
争議団は、働く人の権利を守れない企業には「食の安全・消費者の人権」も守れないと言う観点から、一貫して要求し訴えてきました。
しかし、明治は問題の指摘に対しても一切聞く耳持たず背を向け続けてきた。そのような背景が基盤となっている企業体質の中で、「牛乳でないものを牛乳」として販売し、厚労省から「乳等省令違反」製造停止、大腸菌群に汚染された脱脂粉乳を使用したことで「食品衛生法違反」で厳重注意を受けるなど、赤錆混入、金属片混入、大腸菌が混入された疑いの牛乳などで自主回収。LG21ヨーグルトに入るべき乳酸菌が投入されないことを承知で製造販売に至るなどの不正を働き、消費者に分からなければそれでよしとする利益優先を正に「社是」としてきたことが伺える。
一つは、28年目に入っている労働争議の中で、全国都労委事件が昨年結審し今春にも命令が交付されること。必ず「救済命令」を勝取りそれを契機に争議の全面解決を果たす年にすることを訴え、二つ目に、牛乳や粉ミルクからセシウムが検出され、その対応の不誠実さと真相を隠し通す隠ぺい体質を訴えてきました。
特に、2月11日号の「週刊東洋経済誌」を手にし、世間からの問題指摘に対して何も応えようとしないことは、社内の中で、社員に対し「秘密保持誓約書」や「個人情報の取得・利用に関する同意書」を取り交わさせているという、驚くべき告発内容を活用させていただき、出勤社員、通行人に報告してきました。3カ所宣伝において490枚のチラシを手渡しすることが出来、多くの皆さんに関心を持っていただきました。
明治乳業の歴史
(旧)明治乳業で働き労働組合活動で要求を掲げる組合支部・労働者を排除するために、「赤組・白組・雑草組」に分類し差別してきた。明治の言う差別用語「職場秩序破壊者」、「生産阻害者」のレッテルを貼り付けて、1960年代から労働者の人格を蔑ろにした労務政策をとり続けてきた歴史です。
争議団は、働く人の権利を守れない企業には「食の安全・消費者の人権」も守れないと言う観点から、一貫して要求し訴えてきました。
しかし、明治は問題の指摘に対しても一切聞く耳持たず背を向け続けてきた。そのような背景が基盤となっている企業体質の中で、「牛乳でないものを牛乳」として販売し、厚労省から「乳等省令違反」製造停止、大腸菌群に汚染された脱脂粉乳を使用したことで「食品衛生法違反」で厳重注意を受けるなど、赤錆混入、金属片混入、大腸菌が混入された疑いの牛乳などで自主回収。LG21ヨーグルトに入るべき乳酸菌が投入されないことを承知で製造販売に至るなどの不正を働き、消費者に分からなければそれでよしとする利益優先を正に「社是」としてきたことが伺える。
食品一般ユニオン、(株)明治と団体交渉
1月18日付で申入れ書にもとづいて、2月8日の団交で回答を求めた。
【申入れ書】
前回、団体交渉時に提起してあります放射能汚染問題ですが、提起後も粉ミルクからセシウムが検出されており、事態は深刻であります。
下記質問事項は口頭での質疑ですむ問題ではありませんので、書面提出をもって協議に付していきたいと思います。
記
1月18日付で申入れ書にもとづいて、2月8日の団交で回答を求めた。
【申入れ書】
前回、団体交渉時に提起してあります放射能汚染問題ですが、提起後も粉ミルクからセシウムが検出されており、事態は深刻であります。
下記質問事項は口頭での質疑ですむ問題ではありませんので、書面提出をもって協議に付していきたいと思います。
記
貴社の学校給食用牛乳及び粉ミルクの放射能汚染が大きく報道されているが、以下の点への回答を求めます。
イ、 自社で原料の放射性物質検査は実施されていると報道されている、これに関して。
・自社検査を開始した時期について。
・検査している原材料名、製品名及び、検査方法と検査サイクルについて。
・報道によると貴社は、「暫定基準値以下の数値は公表しない」としているが、その理由は何か。又、貴社は「暫定基準値」以下なら絶対に安全と考えているのか。
ロ、 幼児用粉ミルク「明治ステップ」の放射性セシウム検出に関して。
・福島県のNPO「TEAM二本松」から、セシウム検出の通報があったにも関わらず、
情報を無視して二週間余も自主検査をしなかった理由と責任をどのように考えるか。
・貴社は40万缶の無償交換を発表しているが、実際に交換した缶数はいくつなのか。
また、交換して引き取った粉ミルクはどのように保管し、どのように処理するのか。
・貴社の発表によると「外気からの空気汚染」というが、使用していたフィルターの
汚染検査は行ったのか。
・汚染されているはずのフィルターの保管及び処理はどうなっているのですか。
ハ、 最も放射性物質の影響を受けやすい、乳幼児や子供たちに提供される粉ミルクや学校給食用牛乳などには、原料の厳しいチェックなど特段の注意が企業にも求められていると考えますが、貴社の認識を示してください。
以上
読者の皆様はどのように判断しますか。
【席上の内容】
会社
上記の申し入れに対し、求めていた書面での回答を準備せず、
貴労組に「答える必要はない」と判断している。
組合
放射能問題は、一個人組合員の問題で取り上げているのではない。
全従業員の生活基盤が侵される問題として回答を求めているこ
とで、組合に対しても真相を隠ぺいすることなのか。
会社
発言する個人の見解と聞いておく。
組合
団交の席上個人の意見ではない。組合員と多くの市民から寄せられている質問として 申し入れになっている。経営陣の責任を問われているがどうか。
会社
経営陣の責任は、一要素としては考えられる。
組合
この様な重大な質問に何も回答しないことは、企業行動憲章のなかに、「お客様と向き合う」、「企業の情報を開示します」と謳って いるが、自ら違反している。2月11日号の週刊東洋経済誌を示し、その内容を見ても各方面に何も応えていないことも憲章違反でな いのか。
会社
経済誌は初めて見る、内部文書ですね。答えることはしません。
組合
回答は拒否として受け止めていいのですね。
組合
重大な問題を回答もしないということは、不誠実も甚だしい。組合としては不誠実団交として判断しておくが、今一度この問題で団交を継続するので、次回上司には、文書で回答を求められたことを伝えることで団交を終了した。
団交に参加して
会社に、危機管理の姿勢が一片のかけらも見受けられなかった。この企業は、市民にも市民団体にもジャーナリストにも何一つ応えようとしないことは、世間を敵に回していることがまだ気が付いていない。企業の社会的活動の責任を果たすことが出来ない浅野社長体制のもとで働く社員は、将来が危険だ。末期症状を迎えている現体制の改革を図るためには、経営陣の中で英断が必要でないかと強く感じました。
イ、 自社で原料の放射性物質検査は実施されていると報道されている、これに関して。
・自社検査を開始した時期について。
・検査している原材料名、製品名及び、検査方法と検査サイクルについて。
・報道によると貴社は、「暫定基準値以下の数値は公表しない」としているが、その理由は何か。又、貴社は「暫定基準値」以下なら絶対に安全と考えているのか。
ロ、 幼児用粉ミルク「明治ステップ」の放射性セシウム検出に関して。
・福島県のNPO「TEAM二本松」から、セシウム検出の通報があったにも関わらず、
情報を無視して二週間余も自主検査をしなかった理由と責任をどのように考えるか。
・貴社は40万缶の無償交換を発表しているが、実際に交換した缶数はいくつなのか。
また、交換して引き取った粉ミルクはどのように保管し、どのように処理するのか。
・貴社の発表によると「外気からの空気汚染」というが、使用していたフィルターの
汚染検査は行ったのか。
・汚染されているはずのフィルターの保管及び処理はどうなっているのですか。
ハ、 最も放射性物質の影響を受けやすい、乳幼児や子供たちに提供される粉ミルクや学校給食用牛乳などには、原料の厳しいチェックなど特段の注意が企業にも求められていると考えますが、貴社の認識を示してください。
以上
読者の皆様はどのように判断しますか。
【席上の内容】
会社
上記の申し入れに対し、求めていた書面での回答を準備せず、
貴労組に「答える必要はない」と判断している。
組合
放射能問題は、一個人組合員の問題で取り上げているのではない。
全従業員の生活基盤が侵される問題として回答を求めているこ
とで、組合に対しても真相を隠ぺいすることなのか。
会社
発言する個人の見解と聞いておく。
組合
団交の席上個人の意見ではない。組合員と多くの市民から寄せられている質問として 申し入れになっている。経営陣の責任を問われているがどうか。
会社
経営陣の責任は、一要素としては考えられる。
組合
この様な重大な質問に何も回答しないことは、企業行動憲章のなかに、「お客様と向き合う」、「企業の情報を開示します」と謳って いるが、自ら違反している。2月11日号の週刊東洋経済誌を示し、その内容を見ても各方面に何も応えていないことも憲章違反でな いのか。
会社
経済誌は初めて見る、内部文書ですね。答えることはしません。
組合
回答は拒否として受け止めていいのですね。
組合
重大な問題を回答もしないということは、不誠実も甚だしい。組合としては不誠実団交として判断しておくが、今一度この問題で団交を継続するので、次回上司には、文書で回答を求められたことを伝えることで団交を終了した。
団交に参加して
会社に、危機管理の姿勢が一片のかけらも見受けられなかった。この企業は、市民にも市民団体にもジャーナリストにも何一つ応えようとしないことは、世間を敵に回していることがまだ気が付いていない。企業の社会的活動の責任を果たすことが出来ない浅野社長体制のもとで働く社員は、将来が危険だ。末期症状を迎えている現体制の改革を図るためには、経営陣の中で英断が必要でないかと強く感じました。