9.15東京地評争議支援総行動終日展開される
すべての争議の早期全面解決を!裁判所・労働委員会は公平な判断をおこなえ!
不当解雇・差別・ハラスメントは許さない!憲法を職場とくらしに活かそう!等のスローガンを掲げ、12の社前で行動を展開しました。
株式会社明治・松田克也社長に対し、206名の皆さんが37年争議の早期解決を求め結集されました。特に、都労委第7回調査の中で「和解の打診」を、明治代理人は、即「明確にありません」と拒否した姿勢に、人道的にも許されないと怒りの拳を挙げました。
主催者挨拶 東京地評・柴田副議長
https://youtu.be/WuRH541J908 (動画)
ハラスメントや人権侵害・差別を無くし、安心して働き続けられる社会の実現を
京橋エドグランビル前ご通行中の皆さん、ビル内で働く仲間の皆さん、私たちは東京で働く労働組合で構成するローカルセンター・東京地評が主催する9.15争議総行動に参加する争議団並びに支援の仲間です。しばらくの間、私たちの訴えに耳を傾けていただくこと お願いいたします。
明治の非人道的な差別事件の全面解決を求めて闘う仲間を支援
本日の行動は、職場・企業からハラスメントや人権侵害・差別を無くし、だれもが安心して働き続けられる社会の実現を求め、企業に対しては争議の早期解決を求め、裁判所と労働委員会に対し公正な判決と判断を求める一日行動を行っています。
本日、この場で株式会社明治が長年にわたり行ってきた、非人道的な差別事件の全面解決を求めて闘う仲間を支援し、明治に対して争議の速やかな解決求める要請行動をおこなっています。最後までの御協力をお願いするものです。
社員寮は7畳半の部屋に4人も押し込む過酷な環境下で働かされていました
ここエドグランビルに、事務所を構えている株式会社・明治は、1960年代初頭、各地に巨大工場を次々に立ち上げ、多くの青年労働者を採用し働かせていました。
その採用された労働者を待っていたのは、早朝6時から深夜を含む過酷な交代制勤務でした。その上、社員寮は7畳半の部屋に4人も押し込むという、過酷な環境下で働かされていました。労働者は、文字通りタコ部屋生活であったといいます。
重労働は、青年労働者の心身をむしばみ、市川工場では18人に1人が疾病に苦しめられたといいます。その上、企業間競争が激化する中で人員削減が強行されていきました。
活動家を「赤組」とのレッテルを張り、昇給・仕事差別を繰り返す人権蹂躙
労働者は、労働条件の改善に立ち上がりました。そうした動きを敵視した会社は、労働環境の改善を求める労働者への攻撃をはじめ、熱心な活動家を「赤組」とのレッテルを張り、昇給差別、仕事差別を繰り返すなど、人権蹂躙の差別行為に明け暮れました。そのため全国各地で差別救済を求める闘いが起こされてきました。
明治乳業争議団のHPで詳細に紹介ぜひ一度見ていただきたい
エドグランドビルにお勤めの皆さん、ご利用の皆さん、そして株式会社明示に働く仲間の皆さん、いま、闘われている事件。明治乳業争議団のHPで詳細に紹介されています。ぜひ、一度見ていただき、株式会社明治がいかに非人道的な行為を積み重ねてきたのか。今日の繁栄を築いたのか知っていただきたいと思います。
中央労働委員会は、会社の不当労働行為に対する「避難は免れない」と非難
こうした会社の行為に対し、中央労働委員会は、会社の不当労働行為に対する「避難は免れない」と非難し、「当事者間による全面解決を目指すことは自明の理」としました。
グローバル企業でもある「明治」速やかに争議の解決を宣言するよう求める
グローバル企業でもある「明治」。改めて、人権侵害行為に対し謝罪をし、速やかに争議団との話し合いに応じ、速やかに争議の解決を宣言するよう求めるものです。
総行動参加の皆さん、明治の争議の解決はじめすべての争議の解決に向け奮闘することを改めて決意し、主催者としての挨拶といたします。
明治乳業争議支援共闘会議・松本議長
https://youtu.be/i70ntLsBixc (動画)
明治HDの川村和夫社長に、日本一長い争議を抱える明治に話し合いで解決を
明治乳業争議支援共闘会議の松本悟です。御多忙中、明治乳業争議を話し合いで解決させるため、ご支援に駆け付けていただいたみなさん、ありがとうございます。ご近所のみなさん、お騒がせしていますが、しばらくよろしくお願いします。
このエドグラン前行動の目的は、明治HDの川村和夫社長に、日本一長い、日本一の争議団を抱える明治乳業争議を話し合いで解決していいただきたいと、要請に参りました。
労働組合を潰すため、一人当たり10年で1000万円の賃金差別
この争議の本質は、食の安全と労働者の人権を守るまともな労働組合を潰すため、一人当たり10年で1000万円の賃金差別をした事件です。
到達点は、中労委が付言でもって、人権侵害も差別も認め、殊に会社に対し話し合い解決を求めましたが、会社が拒否し、現在は都労委で係争中です。
話合い解決拒否の理由は明治乳業と明乳労組と統一協会の陰謀が原因
明治HDの川村和夫社長が一切の話し合いを拒否し、争議を解決しない理由が、今回の国葬をきっかけにわかりました。すなわち、明治乳業と明乳労組と統一協会の陰謀が原因です。明乳労使が、物言う労働組合を潰すために、社員を研修に送り込んでいた富士社会教育センターの松下正寿理事長は、統一協会関連団体「世界平和教授アカデミーの会長でした。
労使一体で昇格差別を認める確認書
当時、明治乳業は、労使一体で社員を反共社員育成の研修に送り込み、食の安全と労働者の人権を守るまっとうな労働組合を潰すため、もの申す労働者に赤組のレッテルを張り差別しました。そして、共産党員や民主青年同盟員は、生産阻害者だとして、昇格差別を認める確認書を結んでいました。
朝日新聞から出版された青木慧氏の著作にはこう書かれています。「俺は民社党員だ、共産党員なんて人間じゃないんだよ、ぶっ殺したって言いんだぞ」と真昼間に工場内でリンチをしました。
株主総会は株主社員が大勢で大きな声で一斉に「了解」とまるでカルト
思い返すと明治乳業と明治製菓が統合する前、2008年の明治乳業の株主総会は東陽町の本社で行われていました。当時の社長は浅野茂太郎氏、社長が株主の質問に答えると一人の男性社員が「了解」と大きな声で叫ぶと、続いて会場内の株主社員が大勢で大きな声で一斉に「了解」とまるでカルトのようにコールしました。この手法が、富士社会教育センター仕込みのやり方です。
こんな労使一体の会社は、明治HDだけ
そして、当時の会長が中山悠氏、労働組合つぶしの先頭に立っていました。中山悠氏は、明治乳業労働組合委員長を経歴して社長になり、今も名誉顧問として、報酬を得て、君臨しています。その中山悠社長の男秘書をやり、労組委員長をやって社長に昇りつめたのが、現在の明治HDの川村和夫社長です。こんな労使一体の会社は、明治HDだけです。
日本だけが賃金が下がる国に
このようなもの申す労働組合つぶしは、あの時代、ほとんどの大企業がやりましたが、今では過去の遺物として、明治HD以外は話し合いで解決しています。このような大企業職場での労働組合つぶしの結果が戦後、5割を超えていた労働組合の組織率が16%台になった理由です。そして、労使の力関係が激変し、日本だけが賃金が下がる国になりました。
富士社会教育センタープログラムに「反共思想、労使協調、労組解体、侵略戦争へ」
みなさん、富士社会教育センターのプログラムにはこう書かれています。「反共思想、労使協調、そして、労組解体、侵略戦争へ」と言うシナリオです。今の連合会長の発言の根っこもここから生じています。
食品事故多発、社員の死亡事故多発、賃金差別などの労働争議多発企業
私たちは、明治HDに賃金差別を、他の大企業のように話し合いで解決し、まっとうな会社になってほしいと思っています。現在、明治HDの売上高が大幅に減少し、株価も最高時から4割下落しました。私たちのところに、異常経営を立て直すために、社員、幹部社員、株主から内部告発が寄せられています。いま、東京五輪のスポンサーが次々、逮捕されています。私たちは、明治HDがゴールドスポンサーに申請していることを聞き、何回も組織委員会に足を運び、明治HDは、食品事故多発、社員の死亡事故多発、賃金差別などの労働争議多発企業であり、スポンサーにすべきではないと忠告してきましたが、スポンサーに選ばれました。この背景に何があったのか懸念しています。
不買運動にお力を貸してください不買運動は、消費者の正当な権利
労働者の賃金があげ、自由と民主主義と平和を守るには、まっとうな労働組合が必要です。国や会社言いなりの労働組合ではなく、労働者の人権を守るまっとうな労働組合を大きくして、8時間働いたら、普通に暮らせる社会をご一緒につくりましょう。そのためにも、日本一長いこの明治乳業争議を話し合いで解決させるため、解決するまで、明治HD製品の不買運動にお力を貸してください。不買運動は、消費者の正当な権利です。そのことを最後にお願いしまして、私からの訴えにさせていただきます。長い間、ご清聴ありがとうございました。
新宿区労連常任幹事・福島圭さん(明治乳業争議支援共闘会議幹事)
https://youtu.be/466ZX7MoRxE (動画)
株式会社明治は、未だにブラックな歴史、古い体質と決別ができていません
ご通行中の皆さん、京橋で働く皆さん、この京橋エドグランに入っている食品会社明治、日本人であれば誰もが知らない人はいない有名な大企業です。だけれどもこの株式会社明治は、未だにブラックな歴史、古い体質と決別ができていません。
いまもご紹介があったように、明治乳業がおこなってきた本当にひどいパワハラ、社員イジメ、人権侵害の繰り返しという歴史です。私たちは、このブラックな歴史、古い体質、・・・起こした争議解決を求めて株式会社明治に対して、何度もなんども要請をしてきました。
明治乳業が株式会社明治になってもその体質は変わらず和解勧告も頑なに拒否
ご通行中の皆さん、明治乳業という会社は、会社にものを言う社員を目の敵にして徹底的に差別をしてきました。仕事をさせない。仕事を教えない。そして上司には揚げ足を取らせる、イジメをさせるそんなとんでもない人のもの使いを長年やってきたのです。
明治乳業が株式会社明治になってもその体質は変わっていません。だからこそ、この争議が未だに解決できずにいるのです。株式会社明治は、裁判所の和解勧告も頑なに拒否を続けています。明治乳業がおこなってきた極悪非道とも言われるようなパワハラ、人権侵害、社員イジメというものを全く認めようともしていない。それが株式会社明治なのです。そのことをご通行中の皆さんや京橋で働く皆さんにも是非知っていただきた
いとこのマイクを持っています。
役員の皆さん、もう、もう決断しましょう
それからもう一つ私が申しあげたいのは、株式会社明治の役員の皆さんにです。役員の皆さん、もう、もう決断しましょう。株式会社明治がつくっているこのブラックな歴史に一刻も早く終止符をうって、会社が足かせになっているこの争議をお互いの理性愛を持って解決させるその決断をしなくてはいけない。そのことは、明治の役員の皆さんも本当はご存じでないのではないでしょうか。
不買運動にも参加、明治の商品が選択品に入るそんな会社になっていただきたい
私は、明治の製品の不買運動にも参加していますけれども、友人や知人に会うたびに、明治のこの争議の話しをして、不買運動に協力のお願いをするこんなことをしなくてもいいように、争議が解決して、私も消費者の一人として製品を手に取る時に、明治の商品が選択品に入るそんな会社になっていただきたいと思います。
役員の皆さん、是非決断をして下さい。
争議団決意・小関団長
https://youtu.be/xV4DIbSohDo (動画)
生産疎外者、職場秩序破壊者などという攻撃をやって昇給・昇格差別
明治の社前に結集された総行動参加に皆さんありがとうございます。明治乳業争議団の小関です。改めて云うまでもなく明治乳業事件というものは、典型的な不当労働行為、差別事件です。1960年代頃から企業間競争などを理由として、当時8000名いた体制を6000名に削減する、そして一気に生産効率の5倍かを狙った明治は、先ほど松本議長が告発したような統一協会や勝共連合と結びついて、日本の労働者全体を右傾化しようとする労務屋と結託して、明治の全国の主要工場にインフォーマル組織を一気に結成する。そして、分断差別するために赤のレッテルを貼って共産党員、民青などの攻撃をやりながら生産疎外者、職場秩序破壊者などという攻撃をやって昇給・昇格差別し、職場から切り離して、その日暮らしの雑用に活動家集団を追いやって労働意欲を奪い退職に追い込む。こうゆう攻撃があったのです。
俺の云うことを聞けば昇格も約束するなどと執拗な転向工作
そして一方では、労働組合役員選挙に介入して職制等を総動員して労働者等を陵虐する。そして家庭訪問をして、お前会社の云うことを聞かないと大変なことになるぞ。なんと俺の云うことを聞けば昇格も約束するなどと執拗な転向工作をやって、労働組合を会社の意のままになる組織に変えてきた。これが明治乳業の全体像なのです。
公益委員は、和解の打診をおこなったが会社の代理人は間髪を入れずに拒否
皆さん、この9月8日に都労委に残っている39件の第7回調査がありました。その中で、先ほどご紹介がありましたように、公益委員は、双方の書面が出そろったことを確認し、和解の打診をおこなったわけであります。
しかし皆さん、会社の代理人は間髪を入れずに拒否の姿勢を明らかにしたのであります。皆さん、労働委員会が事件調査の到達点や長期争議の全体像を判断して、和解の打診をおこなっていることに対し、会社に持ち帰ることなくその場で代理人が拒否することなどと云うことは許されて良いと云うことでしょうか。
争点整理に基づく立証計画の段階に入る
いよいよ都労委では、争点整理に基づく立証計画の段階に入ります。私たちは、併合審査を前提に大量観察方式で集団間格差を明らかにすることを目指して、いま奮闘しています。何としても会社が固執している今までの判断の枠組み、それを突破して、もうすでに歴史的には結実している大企業の中での潮流間差別争議、その判断の枠組みで必ず都労委で命令を勝ち取る。その決意でたたかっています。
中労委命令の立場で経営陣に、都労委でのたたかいに総力を
同時に、今までの格差の存在は紛れもない事実、不当労働行為についても会社は非難を免れ得ないという中労委命令の立場。私たちは、この立場で経営陣に、都労委でたたかうと同時に総力をあげたいと思っています。
皆さん、日本一長い差別争議をたたかっている明治乳業争議団、譲れないたたかいであります。皆さん、この争議にもうしばらくご支援をいただき必ずたたかってきてよかったな、お互いに肩をたたき合えるような、そうゆう解決局面をめざしたたかう決意を申しあげて当該争議団を代表しての決意と参加された皆さんにお礼を申しあげます。
シュプレヒコール
一、都労委第7回調査の中で「和解の打診」を、明治は、即「明確にありません」と拒否しました。
人道的にも許されません。直ちに応じろ!
一、(株)明治は、格差と人権侵害を認めた中労委命令と「付言」の立場で話し合い解決の場をつくれ!
一、都労委残留39件の審査を待つまでもなく、直ちに争議を解決せよ!
一、労働者を赤組、白組、雑草組に分類した差別管理は許さないぞ!
一、赤組集団と称して、年間106万円からの差別を直ちに是正せよ!
裁判所・労働委員会は公平な判断をおこなえ!
不当解雇・差別・ハラスメントは許さない!
憲法を職場とくらしに活かそう!
明乳争議とべての争議の早期全面解決に向け、団結して頑張ろう、頑張ろう、頑張ろう