ミューのガーデン日記

八ヶ岳南麓清里高原のペンション「ゲストハウスミュー」のブログです♪
庭の薔薇たちや猫のこと、清里暮らしの日々を・・・・

四国旅日記3

2009年03月18日 | 日記・エッセイ・コラム

3月1日(日)曇り 

昨日の43番明石寺は途中で道を聞いた人に「最後がぐ~んときつい坂」と言われたが、本当にきつくヒイヒイ杖にすがってたどり着く。お寺も5時までなので焦って時間を見たら4時20分。42番佛木寺は穏やかな寺。5時30分ごろ宿に着く、電話で感じのよかった女将が「関さんですね~」と迎えてくれた。勉強・勉強、質素ではあるがもてなし上手と見た。車で逆うち中の人と同宿で話を聞く。16回もまわっているそうだが、歩きも是非と思っているが時間が取れないと言われた。竹細工の人も同宿で、女将にぜひ見ていくよう勧められて「竹と和紙の癒しの明り展」を見る。高校の教師を50代で辞めてこの道に入ったそうだ。古民家を再生した会場で、夜見たらもっと素敵だろうと思った。いつもより1時間半遅れで出発。今日は長い長~い坂と聞いて来たが、ながい道のり、足と腰が痛く自分の体でないみたいだった。

3月2日(月)晴れ

本日休業とした。足腰痛く顔もむくんできた。夢ばかり見て眠っていた。もう今日は休もうと決めた。友人からも休め休めの電話。ゴロゴロ、テレビ見たり眠ったり、夕方やっと自分の体に戻った感覚。遍路は自分の体力の限界に挑戦するようなところがある。こんな日に限ってよいお天気だ。


四国旅日記 2

2009年03月17日 | 日記・エッセイ・コラム

2月27日(金)雨2009_016

昨夜の宿には、管直人(国会議員)の色紙が置いてあった。彼もここに泊まり杖と笠を預けて帰り、またここから歩いたようだ。夜中から雨で雨支度で出発。持ってきた傘が前回のまま入れっぱなしだったせいで、壊れて使えなくなっていた。宿で折りたたみの黄色い傘をもらう。国道を歩きトンネル手前から遍路道に入り峠を越す。ずいぶん歩いたつもりだったが2時間しかたっていない。後は町中を歩き早めに宿に着く。今日の宿は「クアライフ宇和島クアホテル」。もう少し先まで行きたかったのだが、民宿のおじさんに用があるから休みだと断られてその手前の宿にしたのだ。明日は3寺を回り西予市に入る。明日の宿はとても良い感じの女将の電話応対で楽しみ!

2月28日(土)曇り2009_015

「因果?時」釈迦の言葉で、現在の自分は過去の積み重ねの中にあり、1日1日の積み重ねの中に将来の自分がある。夕べ雨で靴が濡れてしまったのでホテルで新聞紙をもらって中に詰めて乾かした。その新聞が日経で「私の履歴書」にドトールコーヒーの名誉会長が書いていた文中にあった言葉。今日は険しい山道が多かった。2月は雨が多かったそうで、土が流れて岩肌が出て歩きにくく滑りやすかった。41番龍光寺でベテランらしき遍路に会う。格好・読経すべて違う。昨夜は河原でテントで寝たとか。「逆うち」だそうで、お接待のミカンを分けてくれた。


四国旅日記 1

2009年03月16日 | 日記・エッセイ・コラム

2月25日(水)曇り 2009_023                                                      

昨日は8時前に家を出て宿毛の宿に着いたのが19時30分、なんて遠いんだと思う。今朝は昨日の続きのようにお遍路姿で歩き始める。3年前、39番延光寺にお参りして宿毛の駅から帰ってきたのでそこから続ければよいのだそうだ。高知と愛媛の県境の松尾峠を越えて愛媛に入る。昔は1日200人もの人が行き来した街道だそうだが、今日は私1人峠を越す。峠の山中で青色のミミズに会う。こんな色のミミズを見たのは初めて。峠を下るまでにまるで一緒について来てくれたみたいに3度も会う。2009022516230000 夕方4時やっと40番観自在寺に着く、宿まであと2.2K。足が痛く途中の調剤薬局で湿布薬を買う。

2月26日(木)曇り2009_001

何とか雨も降らずに出発。しばらく国道56号を歩く。車が多く音と排気ガスで少しうんざり、8K程歩いて内海の診療所横から遍路道に。柏坂入口で畑仕事をしていた地元のおじさんが話しかけてきた。この辺も昨年からすっかり変わったという。日本一の真珠の産地だったが値が半減して大変。イノシシが出るのでみんな野菜作りをやめてしまったそうだ。結構きつい坂道で下りも長く、雨で土が流れてしまい岩が出ているところは滑り大変だった。


無事に!

2009年03月14日 | 日記・エッセイ・コラム

002 003 眠りこけて列車が瀬戸大橋を渡ったのも知らず、車内清掃の人に「岡山終点ですよ」と起こされてびっくりして飛び降りた。新幹線「のぞみ」は岡山~名古屋間が2時間弱で着いてしまうのに驚き、名古屋からは高速バスで無事に帰ってきた。出かける前にナナの散歩で足をねん挫して治りきっていなかったことが響いた。今回は雨の日が多く気弱になることも何回かあったがいろいろな出会いや、宿の予約の時の相手の対応の仕方や、食事など参考になることも多くあった。四国はすっかり春で、水仙や菜の花が咲きホトケノザもレンゲと見間違うほどたくさん群れて咲いていた。山は杉や檜が多く、杉は茶色く枯れているのかと思うほど花をつけていて、スギ花粉症でないことに感謝しながら歩いた。清里の5月ごろの感じだろうか、ノビルやヨモギ・フキノトウにギシギシなどみんな柔らかそうでおいしそうに見えた。地植えのゼラニュウムやアロエの花が咲いていて暖かい所なんだと改めて思った。