毎日が夏休み

LEAVES THAT ARE GREEN TURN TO BROWN

17ページ 6行目 186

2016-11-19 23:54:54 | 本 2

 

今日はあたたかな一日でした。

円山に遠征、いいことあったのですが、それは明日にします。

なぜなら今日は例の9のつく日。

あっという間にまた10日過ぎてゆきました。

今月は29日にもう一回でしょ、来月は、げ、12月だ、9,19,29と、年内今日を抜かしてあと4回!

それしかもうないのか、2016年は。

 

それではいつものようにこの10日間に読みおえた本の17ページの6行目をアタマから書き写しています。

あとは紹介にも感想にもならない雑文です。

 

 

 

 

 

 ワンピース83巻 海賊「四皇」シャーロット・リンリン/尾田栄一郎

サンジを迎えに行くんだ!!

 

 

いきなりワンピース新刊からです。

ワンピの場合はどこが6行目になるのかわからないので適当に17ページに書いてあったセリフを選びました。

相変わらず長いし登場人物多いし伏線ありすぎだし、

これはお正月にだいぶ前までさかのぼって読み返しでしょか。

新世界からというより、1巻から読み直すとあの時見えていなかったことが今はわかるとか、

理解度がぐんと高まるというか深まる、そうなるのは間違いないのですが、

それをするとしたら何日?何週間かかることになるのか、考えただけで腰が引けてきます(笑)。

 

この前娘から得た情報によると、残り3割ほどで話が完結するらしい。

今はスタートしてから7割ぐらいの位置にいるそうで、

だとすれば生きているうちに「完」を読めるかも。

延々いつまで続くんだ骨になってしまうと思っているより、今7割地点とわかっただけでもちょっと安心。

人の心理って面白い。

 

 

 

 

 

  氷姫 エリカ&パトリック事件簿/カミラ・レックバリ 原邦史朗訳

かり掴んだおかげで、階段を逆さまに転げ落ちずにすんだ。庭の通路にあった雪に足を奪ら

 

 

初めての作家さん。

スウェーデンのミステリはきっと面白いだろうとあまり調べもせず買ったのですが正解でした。

これ、面白い。

エリカはこの義弟のことを、見事なくそったれ野郎だと思っている。

こう堂々とくそったれ野郎と書かれると非常にうれしい(笑)。女キングか(笑)。

この義弟と警察署署長のことはもうこてんぱんよ、

陰湿に嫌なキャラに仕立て上げているのではなく、

なんだか発散キャラというか、容赦なく明るくぶちのめしている(笑)。

それに読んでいてちょっとしをんさんが入っている気が。有川さんも。

8作目まで刊行されていて、すでに4冊購入済み。

ヘニング・マンケルさんとこの人のシリーズはあきるまで読みそう。全然二者のタイプは違うけど。

スウェーデンのミステリってなんで面白いんでしょね。

それと「ミレニアム」もそうだけど、「イケア」が必ず出てくるし。

 

 

 

 

 

 リガの犬たち/ヘニング・マンケル 柳沢由美子訳

顎の下の筋肉がつってしまった。猛烈な痛みが走った。筋肉を緩ませるために、握りこぶしで

 

 

そのマンケルさんの刑事ヴァランダーシリーズ2作目。

ヴァランダー刑事は離婚の痛手から幾分立ち直ってはいるけれど、ゴム工場の警備主任に転職しようかと、

机のなかに求人の紙を忍ばせている。

そんな彼が、海岸に流れ着いた1艘のゴムボートから思いもよらぬ形でラトヴィアに潜入することとなる。

いやぁ、地図を出しラトヴィアはリガはどこか、スウェーデンはバルト海はと調べてしまいました。

この地域にある国の位置や抱えている歴史政治的背景などなど、とても疎い。

重い内容の本でしたが、こうやって知らなかった世界の話がぐっと身近に迫ってくるのも、

本を読むことで得られるわけで、20年前の話なので今とは情勢が違うにしろ勉強になりました。

次も読みますね、これは。

 

 

 

 

 異国トーキョー漂流記/高野秀行

並み、そしてその向こうにまだ雪を戴いた富士山がくっきりと見えた。

 

 

高野さんの本、最近ヒット続けているというか、いい感じで読めています。

高野さんの本も読みながら他の国を知るというか、

さらっと書いてあるけれど、彼のように外国の人と向き合うのはなかなかできることではない。

 似ている、兄弟本?

 

 

 

 

 

 

 お友達からお願いします/三浦しをん

 そして、以前からうすうす感じていたのだが、私はよくひとからご馳走になる。色っぽい意味

 

 

再読本。

「氷姫」で書きましたが、なんとなくどこかしをんさんが入っている気がしてついつい手にとってしまった。

再読なのに初読みかと思うほど覚えていなかったのには驚き。

マナー編はさすが再再読になるのもあり(他の本で読んでいた)覚えているのもあったけど。

にしても、しをんさん好きだ。性格がいいんでしょうね、フォローもいいし。お友達になりたいです。

 

 

 

 

 

 ウンチのうんちく/左巻健男

褐色のステルコビリンへと変わ

 

 

突然すみません、最後はこれです。

ちょっと風変わりなmyうん○と対面してしまい、心配になったので(笑)。

健康な人のウンチは約80%が水分、残りの固形分20%のうち三分の一が食べ物の不消化部分、

三分の一が古くなった消化管上皮(腸粘膜の剥がれたもの)、残りの三分の一が腸内細菌とその死骸だそうです。

さあ明日復習してみてください!

 

 

 

以上、186回目でした。

 


17ページ 6行目 185

2016-11-09 23:58:58 | 本 2

 

寒いですねー。

今、ふと、自分が着ている服の枚数を数えてみて慄いた。

なんだかすごいことになっている!

内側から、ブラ(一応)、ヒートテックの長袖ババシャツ、ヒートテックフリースハイネック、フリースジャケット、

モコモコフリースの上着、こんなに着込んでいたなんて。それも全ユニクロ!!

つい最近まで半袖短パンでがんばっていたのに、一気にどうしたこの着膨れは(笑)。

だって、寒いぞ、ここは11月じゃない、気が早過ぎる、今年の天気は。

フリースのひざ掛けとフリースの肩掛けも巻いているし。

あれですね、フリースってやわらかくて軽いから無限に着込めそう(笑)。

自覚なかったわ、便利な世の中です。

 

ではいつものように、この10日間に読んだ本の17ページの6行目をアタマから書き写しています。

あとは紹介にも感想にもならない雑文です。

今回はノンフィクションが2冊、便利ではない頃の話です。

 

 

 

 

 

 空と山のあいだ 岩木山遭難・大館鳳鳴高校生の五日間/田澤拓也

立ったはずみによろけたということもあると思います。

 

昭和39年1月6日、岩木山にて大館鳳鳴高校山岳部の生徒6名のうち5名が遭難、

テントに残っていた1名が救助を求めに下山するもすべて後手後手に回り、

行方不明の5人の中で助かったのはひとりだけで、あとの4人は凍死してしまう。

昭和39年。

携帯もGPSなど、ない。

それどころか救援隊には満足な懐中電灯も無線機もカンジキもなく、

岩木山の表側(登りはじめた側)に居るはずと捜索するも、

生徒たちが迷い込んでいたのは裏側。

読んでいると、今現在の山岳事故遭難救助ってこういうつらい出来事ひとつひとつが教訓となっているのかと、

あらためて思ってしまいます。

岩木山登ってみたくなりました。もちろん冬ではなく夏山。

岩木山は大学生だった娘のところへの行き帰りに車窓から眺めていた。

八甲田山と岩木山。行ってみたいです。

 

 

 

 

 

 荒野へ/ジョン・クラカワー 佐宗鈴夫訳

不適格者などの、人生のほころびを人跡未踏の広大な最後のフロンティアがなにもかも繕っ

 

 

アラスカの荒野にひとり足を踏み入れたクリス・マッカンドレスは4ヵ月後、

廃棄されたバスの中で死体となって発見される。

死因は餓死。

恵まれた環境で育った彼は家を捨て家族も学歴も捨て、偽名を使い、親との連絡を一切絶つ。

私はこれでも親なので親の立場から読んでいたのですが、

いくら父親との確執があったにせよ(たしかに親側、これは悪いと思うけど)、

そこまで自分のしたいことやりたいことを貫くのなら、

居場所や連絡先を明示し心配かけないのが一人前の人間であって、

逆に意地になって避ける拒絶するところに子供っぽい若さを感じてしまい、

ご両親はどんな気持ちで過ごしてきたか、これから生きていかなければならないのか考えると、

結構むかつきながら読んでいたのですが。

あ、これを書いたクラカワーさんはわりと中立的な立場で良いところも悪いところもしっかり書いていたと。

でも、このむかつきがガラッとかわる場面がくるんです。

彼は荒野を出ようと決め、ひげを剃り落とし、川を渡ろうとするけれど、増水していて向こう岸に渡れない。

毒性のある植物を食べたのではと推測しているけれど、

その後一気に弱り、ガリガリになった姿で最後のメッセージをカメラにおさめ、亡くなってしまう。

いったいこのクリス・マッカンドレス(アレックス・スーパートランプ)ってどんな青年だったんだろうと画像を探してみたら、

この本のなかで書かれていたと同じ写真がネットに出ていて、

この最後の、修道士のような顔が目に焼きついてしまい、

結構後を引く読後感というか、生きて帰ってきて、だれかと幸福をわかちあってほしかったと、今でも思ってしまいます。

興味のある方はこちらをどうぞ

Christopher Mccandless

映画 Into the Wild の画像も混ざっていますがすぐ見分けがつくと思います。

「幸福とは分かちあえたものだけが、ほんものである」






 倒れるときは前のめり/有川浩

すぐ実感して頂けます。エンタメ紹介コーナーで、活字本の定位置は大抵最後のページで

 

 

有川さんのエッセイ本(短い小説2篇付き)。有川さんの本は面白くて一時期結構読んでいました。

ただ言葉が汚いのが気になって(この本にもそのことが書かれていました)、

話し言葉をそのまま活字にしただけでどうしてこう汚く感じるのかなと私なりに考えてみたのですが、

カタカナかなぁ、私はカタカナあまり使わないんです、「グエ」ではなく「ぐえ」となる。

「キャー」となるとなんというのか「キンキン」突き刺さってくる感じって私だけかもしれませんけど、

言葉の前後で意味がわからなくなっていまうときは別として、

視覚過敏でしょか、会話部分などでカタカナが多ければ多いほどそう感じてしまいます。

それはさておき、有川さんなりにコンプレックスあるのかなぁなんて思いながら読みました。

面白い本、楽しい本をどんどん書いてもらいたい。

図書館本なのが申し訳ないですけど、その分面白かったらここでどんどん宣伝しますので。

 

 

 

 

 

 コロボックル絵物語/有川浩・作 村上勉・絵

 

 

その有川さんの本ですが、図書館で久しぶりに有川さんの棚をみたらこの本があったので借りてみた。

なかなか広がりのある終わり方だったけれど、このシリーズはこの先読まないかな。

 

 

 

 

 

 サイバラの部屋/西原理恵子

北側の人は本州の人たちと接点があって、約束はきとっと守るし、貯金もするし。あ

 

 

対談集です。

養老さんや姜尚中さんと話しても、堀江さんと話しても、どこまでも西原さんなのがすごい。

どうやったらこのレベルまで達することができるのか。

 

 

 

 

あ、なんだかノド痛いかも。

この着込みは寒気だったのか?

そろそろ寝ます。

以上185回目でした。

 


17ページ 6行目 184

2016-10-29 23:58:58 | 本 2

 

今回184回目に間に合うかもと西原さんの本をさきほどまで読んでいたのですが、

このまま読み続けていたら読了はできるけれど今日中にブログを投稿するには間に合わなくなりそうなのでストップ。

なかなか思うようには進みません。

 

いつものようにこの10日間に読み終えた本の17ページの6行目をアタマから書き写しています。

あとは感想にも紹介にもならない雑文です。

今回もミステリの波がちゃぷちゃぷと。

 

 

 

 

 

 殺人者の顔/ヘニング・マンケル 柳沢由美子訳

て、裸の女の出てくる夢にもう一度もぐり込みたいと言えばいいではないか。

 

 

前々回だったか、シリーズ5作目の「目くらましの道」から手をつけたヘニング・マンケルの刑事ヴァランダー・シリーズ。

同じ回に「特捜部Qシリーズ」も読んでみたのですが、

どちらも面白く、続けて、つまり他のシリーズ作品も読んでみる気になっっていて、

どちらかというとヘニング・マンケルの刑事ヴァランダー・シリーズのほうが相性が良さそうで、

シリーズ第一作目を今回読んでみたわけですが、

いやぁ、事件よりもヴァランダーのボロボロ度ばかり目が行ってしまった。

シリーズ1作目は人生ぼろぼろ真っ只中で、

妻は家を出る、娘とは不仲、体調不良、年老いた父親の介護、山ほどの問題を抱えていて、

逃げるようにお酒は飲むし飲酒運転で捕まるし(刑事だぞ)美人検事に手を出すし。

2作目でどう立ち直ってゆくのでしょか。

そう、携帯のない時代の小説なのね。

自動車電話(あったよね)が最先端で、音楽聴くのはカセットテープ、ちなみにオペラ好きの設定、

ビデオデッキを買おうか悩んでる。時代ですね。

そう、登場人物のひとりにアネッテ・ブロリンという女性がでてくるのだけれど、

これってアン・ブーリン(エリザベス1世の母)みたいな響きだなと。

ちょっと気になったので書き留めておきました。

 

 

 

 

 

 悪女は自殺しない/ネレ・ノイハウス 酒寄進一訳

感じだろうと、ずっとわくわくしてきた。これまでろくに会話もしたことがない。

 

 

刑事オリヴァー&ピア・シリーズ三冊目。

三作目のつもりで読み始めたら、なんだかおかしい。変だ。

調べてみたらこの本がシリーズ一作目、最初のはじまりの一冊なのだそう。

日本ではシリーズ第三作「深い疵」、第四作「白雪姫には死んでもらう」と邦訳されて、

その次にこの「悪女は自殺しない」が発売されたそうで、タイトルもう少しなんとかしてもらいたいんだけど、

原題はどうなっているのでしょね、ドイツ語なのでこれっぽっちもわかりません。

そういえばこのオリヴァーも、今作では奥さんのコージマとラブラブだけれど、

4作目(3作目だったか?)ではコージマとの関係がダメになってぐっさぐさになってたな。

いやぁ、シリーズ物って困っちゃいますね、

オリヴァーでしょ、ヴァランダーでしょ、アバドでしょ、それにリンカーン・ライムも抱えてる。ミレニアムはどうする。

ライムシリーズはアメリカだけど、他はスウェーデン、ドイツ、デンマーク。

名前が全然アタマに入らなくて困るんです、馴染みのない名前ばかりで。

で、少しは本の話をしようと思うのですが、

「悪女は自殺しない」のこの「悪女」イザベル・ケルストナーがもういいだけひどい書かれ方をしていて、

美人でもてる以外はもうここまで悪く書かれる被害者というのも珍しいのではないかという嫌われ方。

彼女の死を悲しむ人物があらわれなかった。親兄弟ですら。ひっどいな。

そういえば「白雪姫には死んでもらう」の「白雪姫」もこっぴどく悪者になっていたし。

「深い疵」もそうだったかもしれない。とことん悪く酷い女性が登場している。

次回作もとんでもない女性が登場でしょか。ちょっと期待。

でもこのオリヴァーの相棒のピア、彼女は賢く知的で切れ者でステキです。

 

 

 

 

 

 目でみる筋力トレーニングの解剖学 ひと目でわかる強化部位と筋名/フレデリック・ドラヴィエ 

 

 

こういう本大好きなので(笑)。

1冊まるごと筋肉絵本というか、とにかく絵が図がすごい。

こういうトレーニングをしているときはこういう筋肉がこんなふうに使われていると筋肉図解。

 

 

 

 

 

 こんな感じが最初から最後のページまで続いています。

眺めているだけで楽しい(笑)。

いえ、筋肉を意識することって大切ですから。

ちなみにこの図でいうと腹斜筋と前鋸筋も割れてきました(笑)。

なんて書くとお腹ぺったんこかと思われそうですが、それは大間違いで、

内臓脂肪、、立派な筋肉、皮下脂肪の三層構造になっていて、だれか助けてください。

 

 

以上、184回目でした。

 


17ページ 6行目 183

2016-10-19 23:46:46 | 本 2

 

ナメクジ、って見たことあります?

ミルキーちゃん。

アタマが朦朧としています(笑)。

昨日の胞子嚢といい、今日のミルキーちゃんといい、人生どうなってゆくのかわかりませんねー。

絶対いやだったこと、苦手だったこと、

走る人の気持ちがわかんない、信じられない、何が楽しくて走ってるんだろ、なんて冷ややかな目で観ていたのに、

苦しい、汗かく、疲れる、どこでどうなったのか今では私がうはうは走っているし。

 

今日登場するミレニアムのスティーグ・ラーソンさんも、人生どこでどうなるか、

まさか自分の命がこんなに早くに終わってしまうなど考えてもいなかったでしょうね。

 

 

 

 

 ミレニアム4蜘蛛の巣を払う女(上)/ダヴィッド・ラーゲルクランツ ヘレンハメル美穂 羽根由訳

が、それでも。

 

 

 

 ミレニアム4蜘蛛の巣を払う女(下)/ダヴィッド・ラーゲルクランツ ヘレンハメル美穂 羽根由訳

「うまくいくといいですね。でも、私のところにまでその情報がまわってきてるのが気になります

 

 

 

私、勘違いしていました。

このミレニアム4は、スティーグ・ラーソンさんのパソコンの中に残っている原稿を元に書かれたものだと思っていたんです。

遺稿とは関係なかったんですね。

どうなんでしょ、否定的な意見も肯定的な意見もさまざまでているようですが、

スティーグ・ラーソンさんのミレニアム三部作を読んでからこれを読むと、

やっぱり書き手が違うと、どうも登場人物が、なんていうんだろ、マリオネットみたいというか、

なんかいままでとちょっと違うよなと。

リスベットが出てくるとやはりぐっと面白くなるんだけれど、その彼女もなんかちょっと乙女がはいっている気がするし。

でもミレニアムって誰の作品なんだって考えると、4からはダヴィッド・ラーゲルクランツさんが書き手なのだから、

読み手は4のなかにスティーグ・ラーソンさんを探しては期待してはだめなんでしょね。

ああ、なんでこんなに早くに死んでしまったんだ。

アタマに入らなかったなくて困りました。

 

 

以上、短いですが183回目でした。

 


17ページ 6行目 182

2016-10-09 23:29:29 | 本 2

 

連休の真ん中にこの日がぶつかるとキツい。

珍しく予定が入っているので、途中で切り上げ投稿になってしまうかもしれませんが、

とにかく進めるところまでやってみようと思います。

 

 

 

ムラムラと、どこでスイッチが入ったのか、北欧ミステリーが無性に読みたくなり、

近場のブック○フ、大通りのブック○フと探して歩いたけれど、

人気のシリーズなのか在庫なし。

近場の図書館にも蔵書なし(市内の図書館から取り寄せ可能だけど)。

なんとか手にいれた3冊、これが面白くて、それもシリーズもので、

今後どうやって本を入手すればよいのか。

 

 

 

 

 

 

 目くらましの道 上/ヘニング・マンケル 柳沢由実子訳

の晩だった。彼らはカレ・デル・ソルにいた。町いちばんのにぎやかな通りだった。気がつく

 

 

 

 

 

 目くらましの道 下/ヘニング・マンケル 柳沢由実子訳

 スヴェードベリは肩をすくめた。

 

 

スウェーデン警察小説です。

いやぁ、10年前の私だったら絶対警察小説なんて読まなかっただろうに、変わるものなのですねー。

シリーズ5作目を初読みだったので、そこらへんにちょっとハンディがあるかなと思いきや、

何も問題なし、5作目からでも話がちゃんとわかるよう、うまい具合に組み立てられています。

上巻の早い段階で犯人が誰なのか、読んでいる側にはわかってしまうようにつくられているのですが、

捜査側がどうやってその犯人にただりつくのかを観察する目でぐいぐい進みます。

 

犯罪の背景だけでなく、チームをまとめるということはどういうことなのか、

各々するべきことは責任とは、人を思いやることとは。

ボートでのねぎらいの言葉をかけられるシーンやドミニカ共和国から父親が訪ねてくる場面など、

私に、こう人と接することができるのか、結構尾を引きました。

たまたまこの5作目だけが近場の図書館にあったので借りてきましたが、

今後どうすればいいのやら。

意外と相性いいような気がしています。

 

 

 

 

 

 特捜部Q 檻の中の女/ユッシ・エーズラ・オールスン 吉田奈保子訳

の役職を与えるんだね?」

 

 

スウェーデンのお隣(といっていいのか)、デンマークの警察小説です。

Qかよ、Qって、Q、どうもタイトルで敬遠しそうな本ですが、これも人気シリーズのようで、

結構惹かれて珍しいことに書店で購入してきました。

う~ん、主人公のカールがどうもまだ馴染めないというか分厚いの一冊読み終えてもキャラがつかめてないぞ、私は。

逆に、主人公を支える脇の登場人物すべてがいい感じで濃くて、カールだけがどうも私の中で人物像が出来上がらない。

カール、カール、カールを知るにはもっとつきあえということなのでしょうか。

 

 

気がつけばシリーズ物を、それも超大作シリーズを同時期に2つも読み始めてしまった。

これは困ったことになりそうだぞ。

どちらもある程度気持ちが落ち着くまで読んでみたい。

なのにすぐ手に入らないし。

相性でいうと特捜部Qよりマンケルさんのほうがあうかなぁ。

でも登場人物はマンケルさんのほうはかなり地味、

Qはアサドになんだか期待してしまうし。

「カミーユ」も新刊でているし。困った。

 

 

 

 

 究極の体感力が身につく股関節コアトレーニング/白木仁

 

 

 

 

こういう本は大好きです。ためになることもあれば、眺めて終了のものもある。

著者の考えと私の考えがどこまでシンクロできるかにもあると思います。

 

トレーニングとはいいかえれば、筋肉と脳をつなぐ運動伝達の神経回路をつくる作業です。

 

すっごくよくわかります、その言葉。

前に読んだ村上春樹さんのランニング本にも同じようなことが書いてあった。

農耕馬と同じようにひとつひとつカラダに覚えこませていかなければならないみたいな内容だったと。

 

どういうわけか走り始め、そこではじめて自分は股関節が人より弱いということを知り、

少しでも補うためにといろいろ日々がんばっているのですが、ここまで動けるようになるとは当時は思ってもいなかった。

筋肉は正直です。

必要とされればそれにこたえようと成長するし、使わなくなるとすぐにただの肉となってしまいます。

股関節が悪いということをしらなければ、走ろうなんて思わなければ、

全然違う私がいまここにいたはずです。不思議ですねー。

周囲の筋肉を鍛えることでカバーできるレベルだったのが幸いでした。

姿勢やバランス、直せることは直す努力もしてきたし。

今では通院することもなく、「何かあったら来なさいね」でOKサインをもらっています。

さ、鍛えにいかなければ(笑)。

って、ジムに行かなくても、自宅でも鍛えることは可能ですが。

私の場合行ったほうが数倍やる気になります。

 

 

 以上、北欧ミステリ大作に手を出してしまった182回目でしった。

 


17ページ 6行目 181

2016-09-29 23:40:40 | 本 2

 

スランプというか、本を読む意欲気力がいつになく低下していた夏でしたが、

ムラムラと読んでみたい本を何冊もネットで見つけてしまい、

近場のブック○フに買いに行ったのが、昨日。

この近場のブック○フに行くのも数ヶ月ぶりで、前回行ったときにも感じたのだけれど、

置いてある本の数が棚が激減していて、このままだと撤退とか移転してしまうのではないかと心配なのですが、

それはさておき、鼻息荒くハヤカワ文庫の棚の前で眼をがっと開き探してみたけれど、目的の本が、ない。

悔しい。これはものすごく悔しい。

まぁ大型書店ではないのだから、そんなに都合よく中古安値で目当ての本があるものではないけれど。

図書館で借りて読むより手元において(つまりこの本の場合は購入して)読んだほうがいいような予感がするし、

実際いつも利用する図書館では蔵書がなく取り寄せ、つまり数日かかるということになる。

それで今日は大通りにあるブック○フまで遠征してきた。

だって読みたくてムラムラしていますので。

こういう場合ムラムラって変? めらめら? うずうずか? まあいい。

で、メインの本はやはり置いていなかった。

サブの上下本の上巻のみ(こういうのって困るんだけれど)1冊と、

欲求不満なのでサイバラさん1冊買い、

結局紀伊国屋書店で真新しいぴかぴかのメインの文庫本を買って帰ってきました。

で、手に入れたら安心満足で今度は読むのがもったいなくなる困った性格です。

 

ああ、本題からこんなに離れて今日はどうなるんだろう。

今日は17ページシリーズの日なのにスタートで余計なことをいっぱい書いています。

では、いつものようにこの10日間に読んだ本(読み終えた本&挫折した本)の17ページの6行目をアタマから書き写しています。

あとは感想にも紹介にもならない雑文です。

 

 

 

 

 

 

 世にも奇妙なマラソン大会/高野秀行

のさえ辛かった。

 

 

ときどき意味もなくずんずん走る!

宮田珠己さんとは仲良しなんだそうです(笑)。

今までに読んだ高野さんの本の中で一番面白かった。

これといった走歴がないにもかかわらず(私のほうが経験値は高いぞ)、

西サハラで開催されるマラソン大会に深夜ぽちっとエントリーしてしまう。

「世界中の猛者の中に自分一人超初心者」

それでも完走してしまうんだからすごい。砂漠の砂の道なき道ですから。

で、このマラソン大会の話もおもしろかったけれど、他に収録されている話もなかなか「ブータン遠野物語」の絡みのような、

奇譚集もなかなかで、深い意味はないけれど、いつかどこかでまた読み直したくなるような本ですねこれは。

 

 

 

 

 

 ハリガネムシ/吉村萬壱

「そっかー、高校の先生なんだ!」などと平然と話の続きを始める。

 

 

吉村さん2冊目。前回もそうだったけれど、生理的にうぇ、ぐぇときます。酷い、残酷な描写もあるし。

ずぶずぶに堕ちて行きます。なんでしょね、認知認識小説というか、この人はよくわかっているなと。

オススメするかどうかは別にして、嫌いではない。買うかと聞かれたら、買わないかな。

 

 

 

 

 

 そこへ行くな/井上荒野

我が家の家計からすると奮発した買い物だった。今回、純一郎さんが出張に出かけて間もなく、

 

 

作家さんや書く文体に相性というものがあるとしたら(あるけれど)井上さんとは相性悪いんです。

何冊&何編か読んだことがあるけれど、なんというか、頁がひやっとするというか、

本が冷蔵庫のような作家さんだと。あ、こんなんで伝わりませんね、すみません。あくまでも個人の感想です。

それで井上さんの本は対象外になっていたのですが、先日新聞で読んだ北大路公子さんの文で、

「いったいこの先この話はどうなるんだ本」みたいなことが書かれていて、

それで興味をもち読んでみたのですが、いやぁ、いったいこの先どうなるんだ? なぜここで終わるんだの連続。

でも北大路さんのお言葉があったおかげで、逆におさまりの悪いおわりかたに「ほらきたやっぱり」と笑ってしまったり。

で、読んでみるとこれが「そこへ行くな」の意味がわかるんですね。あ、こういうことなんだと。

 

 

 

 

 

 シューマンの音符たち 池辺晋一郎の「新シューマン考」/池辺晋一郎

公式どおり。57~58小節をチェロが歌うと、

 

 

ごく一部の方はご存知だと思いますが、私、シューマンが好きなんです。意外でしょか。

それもピアノ曲。シューマン歴は長いというか古いんです。

最近再燃というか、またシューマンばかり毎日聴いているのですが、

あ、走るときは相変わらずBABYMETALデスが。

で、図書館ってCDも扱っているんですね、

これが種類が豊富で、同じ曲でも奏者による聞き比べとかもできちゃって、

私のパソコンの中にはシューマンのCDが山ほど入っています。

で、この本ですがピアノ曲が少ないことと、池辺さんの位置がどうも上からって感じで、ちょっと苦手で、

飛ばし読みで終了。

 

 

 

 

 

 中二階/ニコルソン・ベイカー 岸本佐知子訳

いく ③氷を噛み砕いたときのようなガチンという音がして、針の二又の先端が紙の裏側まで突

 

 

「『罪と罰』を読まない」のなかで話題になっていたのがこの本で、さっそく借りてみたけれど、なにこれ、この細かさは(笑)。

古館一郎さんの実況が浮かんできたわ。

日常切りとりすぎの極小文学。

あまりの細かさに数ページでダウン。

ついていけませんでした。

 

 

さぁ、買ってきた本読みましょか!!

期待しすぎて、「あれ・・・」なんてことにならなければいいのですが。

それよりももったいないな、読んでしまうのは(笑)。

以上、181回目でした。


17ページ 6行目 180

2016-09-19 23:58:58 | 本 2

 

わ。

今回で180回目ですって。驚き。

回数を積んでも全然たいしたこと書いていませんが、地味に続けています。

180回ともなると、じゃあ過去にどれだけ読んできたのかとなりますけれど、

いやぁ、1回平均3冊とみて、それよりは多いと思うけれど、

とりあえず3冊として179回かけてみると、537冊とでた。

 

「え」と「あ」でしょか。

 

驚きの「え」と、不審の「あ」。

いまここでその過去に読んだ本のタイトル、作者、なんでもいいから書き出せといわれたら、

537分の100いくかなぁ。

内容を、あらすじを人に語れといわれたら、どこまで伝えられるのか。

そうなると、小説よりノンフィクション、英国物、南極本、

小説なら好きな作家の本になっちゃうか。

 

上に記したのを飛び越えてでてくる本はよほど強烈だったか面白かったか、

あるいは腹立たしいほど面白くなかったか。

稀にあります。読んでる最中から不愉快すぎて逆に印象に残っている本。

試しにここにずら~っと100冊めざし書き並べてみようかと思ったけれど、

すっごく時間がかかりそうなのでやめにします。

 

 

この10日間の前半はチェリー・ガラードの南極本を読んでいて、これが本当読みづらくて苦戦、

そうこうしてるうちに図書館で予約していた本が圧迫してきて、

「世界最悪の旅」は区切りのいいところでいったん中止。

苦戦本を途中で置くと結果はあまりよくない方向へいってしまいそう。

スコットがじゃなくて再度手にとるかという個人的な問題です。

 

 

前置きが長くなりました。

この10日間に読んだ本(読み終えた本ですね)の17ページの6行目をアタマから書き写しています。

あとは感想にも紹介にもならない雑文です。

 

 

 

 

  臣女/吉村萬壱

頭の中のモヤモヤが、霧が晴れるようにスッとクリアになる気がする。当たり前の顔を再確認

 

 

夫の不貞を機に巨大化していく妻、奈緒美。

巨大化も巨大化すぎの最終的には身長が5メートルにもなってしまう。

その奈緒美の世話で常勤から非常勤、副業の作家の仕事もまともにできるような状況でなくなり、

その奈緒美というのがカラダの成長にともない異常に食べ、トイレにいくことも出来なくなり、

糞尿まみれの、それはもう汚い臭い、キングで慣れてるはずの私でもキビシい場面が多々ありました。

生きるって汚くて臭いことなのね。

でね、この夫、なんていうんだろ、

自分のしていること自分の中に潜むさまざまな感情とかしっかり認知しているのが読んでいて面白かった。

私ならここまで世話はできないな。

身長5メートルもありえないけれど、

それ以前に病院に連れて行かないことが考えられないなと。現実派。

どんどん近所からも社会からも追い詰められていき、

いったいこの話はどうなるのか、後半は一気読みになったのに、

なんだ、このラストは。

わ、わからない。私のアタマではわからない、どう解釈すればいいのか。

ラストの一行でどっかに放り投げられてしまった感じ。

ちょっと前に新聞にのっていた北大路公子さんの一文にあったよな、

正しい言葉は忘れたけれど、「いったいこのさきどうなるんだ小説」、それだわ。

仇ってなに? 

奈緒美が巨大化したのはあなたの浮気が原因でしょ、

ああわからない!!

本当、最後の巡視船での部分の会話が理解度足りなくてすっごくもやもやしています。

 

 

 

 

 

 『罪と罰』を読まない/岸本佐知子 三浦しをん 吉田篤弘 吉田浩美

   で、場所はサンクトペテルブルグ。

 

 

『罪と罰』を読んだことのない4人が与えられた数少ない情報をもとに『罪と罰』を推理するという話。

岸本さんとしをんさんが入るとこれはすごいだろうなとは想像してたけれど、

実際読んでみるとしをんさんのパワー(いろんな意味で)はやはり桁外れというか、大好きだ(笑)。

この本を読んで『罪と罰』を読んでみる気になった人、すでに読み始めている人、

かなりいるのではないかと。

すごい宣伝効果なのでは。

だって、私も読んだことありませんが、こんなエンタメ小説だったとは。

というより、しをんさんにかかるとみな輝きだすのかな。

 

『罪と罰』は1865年7月9日あたりに殺人が起きる設定らしく、

日本ではちょうど1年前の1864年7月8日に新撰組の池田屋事件があったそうだ。

シューマンが亡くなったのが1856年7月29日、

なんだか日本の時代と照らし合わせると、ピンとこないというか、

日本のこの時代も動いていたけれど、世界の動きとは別の地球に乗っているような。

 

 

というわけで、180回目の17ページでした。へんな終わりかただな(笑)。


17ページ 6行目 179

2016-09-09 23:59:59 | 本 2

 

 前回は一回休んだのですが、今回も休んでしまおうかと考えてしまった。

・冊数が全然いっていない。

・お出かけしてきて疲れている。

・きっとたいしたこと書けないだろし。

・でもまた休んだら次回はもっと面倒になるだろうな。

やる。

 

というわけで、今日は超ライト版で。

いつものようにこの10日間に(今回は20日間だな)読んだ本の17ページの6行目をアタマから書き写しています。

あとは感想にも紹介にもならぬ雑文です。

 

 

 

 

 デッド・ゾーン(下)/スティーヴン・キング 吉野美恵子訳

「ぼくもだ、セーラ」

 

キングの初期の頃の作品ですが、収穫でした。想像以上に良かった。

楽しめたといっても、どんどんラストが近くなるにつれジョニーがとるであろう行動が見えてきて、

それがつらくて、そうなってほしくなくて、大幅に読むスピードがスローダウン。

海の向こうではトランプ候補が騒がれていますが、ちょっと思い浮かべてしまった。

 

タイムマシーンで1932年に戻ったらヒトラーを殺すか?

11/22/63ではケネディを救いに過去に戻るし。

 

あれは誰の小説だったかな、ディーヴァーだったか、

無差別大量殺人を行おうと現場に移動中の人物をトラックの運転手が轢いてしまう。

交差点に飛び出してきてブレーキが間に合わず、その男は実行に移す前に轢かれて死んでしまう。

トラックの運転手は男を轢き殺したことになるけれど、

この男を轢いてしまったことで大勢の無差別殺人事件の被害を防いだこと救ったことになる。

でも実際行動に移したかどうかは死んでしまったらわからないわけで。

ついついキングというとホラーやサイコや衝撃の汚物にゲロゲロに目がいってしまいますが、

キングのベースは人と人がつくりあげていく情・信頼なんだなと、

以前とは違った角度で読むようになってきたのは私が年をとったからでしょか。

明かしませんが、デッド・ゾーンとはなんのことかわかったとき、ちょっとクラっとしました。

必ず最後に愛は勝つ。勝つけれどなかなかせつないラストでした。

 

 

 

 

 

 憑かれた鏡 エドワード・ゴーリーが愛する12の怪談/E・ゴーリー編

いった。

 

 

「デッド・ゾーン」のなかにジェイコブズの「猿の手」がでてきて、

そういえば子供の頃読んだ記憶があるけれど、どういう内容だったかはうろ覚え。

気になったので図書館から借り読んでみた。

古典怪談集?

猿の手は怖いとか気持ち悪いというより悲しい話でした。

 

 

 

 

以下、挫折した本です。

いやぁ、だめでした、くじけました、読み通せませんでした。

 

 

 

 パンク侍、斬られて候/町田康

 

 

 バベル九朔/万城目学

 

 

町田さんも万城目さんも好きな作家なのに、だめだったなぁ。

町田さんは結構読める読めないと分れることが多いけれど、万城目さんは悔しい。

万城目さんも古い建築物が好きで探訪の本も出していて、

今回の舞台となっているのが古い雑居ビル、なのになぜか挫折してしまったよ。

何故なんだろう。もっと時間にゆとりのあるときに再挑戦でしょか。もったいないことをした。

 

 

そして今、チェリー・ガラードで詰まっています。

訳のせいにしてはいけないんだけれど、読み辛い。

読むのがもったいなくてずっとずっとあたためていた本なのに、いざ開くとこんなに読み辛かったとは。

さ、がんばって前に進もう。

 

以上、やっぱりライト版にはならなかった179回目でした。


17ページ 6行目 178

2016-08-19 23:45:45 | 本 2

 

17ページシリーズ、今日は一回休みにしようかと思ったけれど、

小説1冊、それも上巻だから次回に一緒でも問題ないし、もう1冊はコミックで、

時間も遅いし、でもここのところブログお休みの日が多くて、休むことに抵抗がなくなるというか、

休み癖がついてしまうというか、まぁいずれにせよたいしたこと書いてないんですけど。

さ、頑張ろう。

いつものようにこの10日間に読んだ本の17ページの6行目をアタマから書き写しています。

コミックに関しては臨機応変に。あとは感想にも紹介にもならない雑文です。

 

 

 

 

 

 デッド・ゾーン/スティーヴン・キング 吉野美恵子訳

 ときどき気が狂うのではないかと思うことがあった。ちょうどいまのように。最初彼は、

 

 

 

やっぱりキング好きだ!

このデッド・ゾーンはキングの初期の頃の作品で、高校教師ジョン・スミスが恋人とお祭りに行った帰りに事故に遭い、

4年半の昏睡のあと目覚めた彼には予知する能力が備わっていた・・・。

なんて書くと、超常現象メインの本に思われるかもしれないけど、違うんです、これが。

キングの小説で恋愛話はあまりうまいとは思わないけれど、親子の情愛、友達仲間友情となるとどうしてこんなにぐっとくるのか。

人を許す、認める、思いやる。

基本中の基本のようなことなのに、そういうところが疎かになるというか鈍くなってしまっているなと、

読みながら何度も何度も自分の皮が分厚くなってしまったなと。

で、書けませんが、やはりこの初期のころから汚い表現や言葉が登場し、にんまりです(笑)。

いやぁ、若い頃に読んでいたキングの小説も今私がこの歳になってから読み返すと、

全然気がつかなかった視点観点で読めそう。

結構キング本は好きな本とそうでもない本がはっきりしていて、逆転劇が起こりうるかも。

 

 

 

 

 

 ワンピース82巻 ざわつく世界/尾田栄一郎

おでん様・・・

 

 

いやぁ、情報量多すぎ。登場人物多すぎ。話が複雑すぎ。

でも、ど真ん中ブレないルフィはいいな。

表紙の水色の横顔は、あれはもしかしなくても、ビビ?

ここでついにビビがでてくるのかと思いきや、でてはきたけど、ちょっとまだ早かった?

ああ、いつまで続くんだ、ワンピースは!!

ちなみにいま私はトラファルガー・ローのハートの海賊団のTシャツを着ています(笑)。偶然だけど。

どんなおばさんなんだ(笑)!!

 

以上、178回目でした。


17ページ 6行目 177

2016-08-09 23:55:55 | 本 2

 

今日も暑い一日でした。

札幌で暑いといっては申し訳ない気分になるのですが、暑いっ(笑)。

知らぬ間の脱水に気をつけなければ。

 

さて、暑くて本を読む気にもならない今日この頃、字面を追うだけの読書でした。

気がつけば居眠りしていたとか悲惨な姿で、でも夏は夏でいい感じだし、

秋は秋で、冬は冬でいい感じ。歳をとったんでしょか(笑)。

 

 

いつものように、この10日間に読んだ本の17ページの6行目をアタマから書き写し、

あとは紹介にも感想にもならない雑文です。

 

 

 

 

 未来国家ブータン/高野秀行

 

 

 

17ページはブータンの地図でした。

カッコいい国王と美しい王妃が来日したときのことをよく覚えていて、

一発でブータン好きになってしまったのだから、王室(皇室)外交というのはすごい力、カードだと思います。

で、面白かったです、この本。

ブータンを紹介する本ではなく、高野さんがある任務を遂行すべくブータンを歩いた記で、

「雪男」が出てきたときは「またか」と正直思ったけど、

その「雪男」に関する話を行く先々任務そっちのけで現地の人たちに訊き歩く、

ブータン版遠野物語というか、人との交流のなかでのやりとりから「へぇぇぇ、日本とこんなに違うんだ」という事柄が浮かんだりで、

高野さんの本のなかで一番面白く読後感がよかった。

やっぱりあれですね、ブータンは私の行ってみたい国リストの順位アップです。

 

 

 

 

 

 我が家のヒミツ/奥田英朗

べて帰ってきたら、明日の弁当のおかずにするつもりだ。

 

 

家シリーズ3作目。伊良部シリーズを読んでいるようだなと思ったのは私だけ?

描写も展開もとてもわかりやすく読みやすい長さ(短編集)。

薄っぺらいわけでもなく、仰々しくもなく、説教じみてもなく。

次作も絶対読むこと間違いなし。

毎作ラストにでてくる「里美さん」の話(シリーズ一作目から必ずラストは里美さんの話になっています)、

次はどうなっているのでしょう、離婚とか考えられないことがおきていたりして。

 

 

 

 

 

 リフォームの爆発/町田康

 そう。暴力である。

 

 

私は町田さんの家を知っている。

お邪魔したことはないし住所も知らないけれど、私は町田さんの家を知っている。

「猫シリーズ」や「犬シリーズ」、ブログやインタビュー記事、そこに町田さんの家(部屋)がたびたび登場していて、

何度も目にしていたからである。

その予備知識があったからなんとか話についていけたけど、

これは町田家の青写真というか予備知識がなかったら前半で挫折していたかも。

でもね、この本一冊で結構リフォームをするにあたっての流れや仕組みや大切なことが、

大雑把だけど素人でも見えてくるようになるのだから、

きっと町田さんはあとに続くリフォーム予備軍のために書いたのかななんて考えてしまった。

いやぁ、やっぱり読むのは大変だけど町田さん、好きだ。

今読んでいる町田さんの「パンク侍、斬られて候」はどうしようもなく大変で苦戦していますが。

 

 

 

 

 

 ジョイランド/スティーヴン・キング

くのどこが不足だったのかを知りたいと思っている。

 

 

ああ、読んでしまったわ。

キングの本を読むのはなんだかいつももったいないような気がして、

なんというんでしょ、好きなおかずは一番最後に残しておくというか、

残して食べずに冷凍保存しておきたい、いくつもいっぱいとっておきたい、そんな気持ちになるのですが、変でしょか。

う~ん、怖くはないし、ミステリというほどのことでもないし、感涙必至と言われても困るし、

じゃあどうなのよというと、そこはキング、やっぱりキングで、少年の描き方がうますぎる。

いつもの分厚さがないからか、なんだか食べたりない感じが。

ぐちゃぐちゃの寄り道キング節や、汚い得意の言葉、あったっけ?

訳もどちらかというと白石朗さんが好きだし・・・。

私キングの未読本、積んであるのが何冊あるのか・・・。

明日死んだら読めないよな。

もったいないのはどっちなんだ(笑)。

 

以上、暑さで脳も朦朧とする177回目でした。

 


17ページ 6行目 176

2016-07-29 23:27:27 | 本 2

 

図書館から届いていた本を読み続け、

やっと全冊返却できたら、どっと読み疲れが出てきたようで、

先日買っていた町田康さんの新刊本を10日間かけてのんびりと読んでいたら、

なんと今日までに図書館に取りに行かなければならない本が3冊あったことに気づき、

慌てて受け取りに行ってきました。

これでまたこの3冊を優先して読まなければならないということね。

それならそんなに借りたり買ったりしなければいいのにと自分でも思うのだけれども、

これが魔力というかストレス発散というか収集癖というか、

あの本を買うときの幸福感、たとえブック○フの108円本でも、

なんだかとってもうれしい気分になってしまいます。脳内ホルモンわしゃわしゃでているのかもしれない。

 

 

話は横っ飛びしますが、

昨夜酔っ払いながら、「私って運気下がっているのかな」なんてひとりごちていたのですが、

今日図書館から受け取ってきた本にちょうどどんぴしゃなことが書いてあって、

ブータンでは運気が下がっている状態を「ルンタ・ギュップ」といい、ブータン人はひじょうに気にして、

お坊さんを呼んで祈祷をしてもらうそうな。

ルンタ・ギュップね。覚えられそうにない言葉だな(笑)。

 

 

 

 

 ギケイキ 千年の流転/町田康

 いまで言うと、見た目、ボロボロの会社なのだけれども、よく調べると優良な資産をたく

 

ギケイキ→義経記。

義経が現代の言葉で語ると、というか、義経のキャラがファンキー全開で、

町田さんを読みなれていない、初めて、あるいは苦手なかただと絶句するのでは。

でも、ふざけているようでいて、きちんと押さえるところは押さえているし、

義経の事情、弁慶の事情、怒涛の語りの底に哀感というか、ただのバカ騒ぎにはなっていない。

好きだな、町田さん。

が、これ、1冊で完結ではなかったのね。

噂では4部作だそうな・・・。

子供の頃、あれは小学校の4年生か5年生の秋のはじまりだったと思うけど、

両親に連れられて平泉に行っているのよね、私。

中尊寺、金色堂はなんとなく覚えているけれど、

駐車場横の食堂の流し素麺にありつけなかったこと、

旅館の朝食の白いご飯に生卵に牛乳で鬼太郎になったこと、

そっちの思い出のほうが数倍強い、さすが小学生だわ。

平泉、再訪したいなぁ。

まずは全巻読んでからでしょか。

って、それって発行されるまでにあと何年かかるのか。

 

 

以上、最少記録、1冊しか読んでない176回目でした。

 


17ページ 6行目 175

2016-07-19 23:01:01 | 本 2

 

今日は冊数が多いので出だしは短く。

冊数が多いといっても、短い本が半分を占めていますが。

この10日間に読んだ本の17ページの6行目をアタマから書き写しています。

あとは紹介にも感想にもならない雑文です。

 

 

 

 

 白雪姫には死んでもらう/ネレ・ノイハウス 酒寄進一訳

 ヘニングはいつものように仔細に検分した。人骨を目にすると、時が立つのも忘れ、まわり

 

 

前作「深い疵」とはまた違うズシっとした重苦しさとどろんどろんな内容。

小さな聚落(しゅうらく)で起こったとんでもない事件を村ぐるみで隠し続けててきたけれど、ついに発覚。

ジェフリー・ディヴァーは証拠物件の検証でたびたびどんでん返しでひっくり返るけれど、

この人は個々の人物の動機で何度も何度もひっくり返す。

で、「深い疵」のときにも嘆きましたが、今回も登場人物のその多さ、複雑な相関図、

そして極め付けがその名前、ドイツ人の名前は馴染みが少なく覚えるのが一苦労。

ちなみにこの本を書いた人の名前はネレ・ノイハウスさん。

さてこのネレさんは男性なのか女性なのか。

女性なんですねー。男性の名前のように思ってしまったけど、それって違うんですね。

 

 

 

 

 

これが登場人物一覧です。一目見るだけで拒絶反応起こしそう(笑)。

 

最初から最後まで同じ呼び名で作中通してくれればいいのに、

今まで名ででていた人が突然姓で出てくると、もう誰だかわからなくなる。

「カトリーン」なんて覚えやすい名前で気を抜いていると突然ぽろっと「ファヒンガー」、一覧表を開き探すことに。

「コージマ」は前作一発で覚えたけれど、

そのたび大手家電メーカーのCMの「♪ コージマ」がアタマの中で勝手に再生し始めるし。

シリーズ第5作目も出ているようなので、現在抱えている本のラッシュが一段落したらでしょね。

そう、それと、

 

「あいつ、きみにずいぶん秋波を送っていたな」オリヴァーはいった。

 

これって誤植で本当は周波じゃないのかと調べてみたら、秋波って言葉があり、これで正解なんですね。

ざっくばらんにいうと色目を使うという意味合いで、私としては秋波より周波数の合う人物のほうがいいな(笑)。

って、秋波とは無縁だということを忘れていた(笑)。

 

 

 

 

 

 ゴムあたまポンたろう/長新太

と、ふるえています。

 

 

いきなり登場ゴムあたまポンたろう。

長新太さんの絵本、うちに結構ありますし、個人的に好きなので娘によく読んであげていた。好きなんです。

この「ポンたろう」は穂村弘さんの本で紹介されていて、ましてやこのタイトル(笑)、

すぐさま図書館で借りてきて読んだのですが、タイトル、表紙の絵そのままでした。

ハリネズミのグッジョブには笑えます。

今日もどこかでポンたろうは地面と空の間を弾んでいるに違いありません。

 

 

 

 

 

  王様の耳はタダの耳 ――舟崎靖子+長新太のパロディ・パロディ/文 舟崎靖子 絵 長新太

 

 

 

その長新太さんの蔵書検索しているときにみつけたのがこの本で、

児童書にしてはブラック度合いが強い(笑)。結構笑えるし、なかなかシニカルです。

そもそもパロディとは。小学館の手持ちの辞書によると、

「有名な詩文などをまねして、風刺などの要素を加え、こっけい味を出した作品。」とあり、納得納得。

いやぁ、今、納得納得と打つところをkが抜けて納得納豆となりウケてしまったので書き付けておくとして、

あの有名な「ウサギと亀」のウサギの、あの文学史上もっとも有名な昼寝は実はわざとで、

追いつき抜き去る亀を薄目でニヤリ、その軽蔑に充ちたウサギの笑いを亀は見ていて、

競争に勝った亀は高い地位(役職)についたけれど、自分は実はバカにされているのではないかと、

軽蔑に充ちたニヤリを思い出すたび、もう死にたくなるよな思いになるという話だったり、

ヘンゼルとグレーテルは親に捨てられるのではなく、逆に働かないぐうたらな親を捨てに行くし、

白雪姫は「国じゅうで一番だらしのない方」で、

それを知らずに七人の小人はわびしい男所帯に花を添えるつもりで姫を誘拐してしまう。気の毒だ。小人たちがね。

いやぁ、昭和53年刊行の古い本なんですけど、古さを感じさせない斬新さでした。

個人的にはアリとハトの話が笑えた。入手したい一冊です。

 

 

 

 

 パーマネント野ばら/西原理恵子

 

どこが17ページなのか不明なので、ココロに残った一文を抜粋。

 

逃げるか死ぬかして先におらんなってもらわんと困るもんが男じゃ



前回出の「洋子さんの本棚」の対談でも男は人生のお客様なんてのがあったけど、

10人居れば10人の生き方がありや考え方がある。

西原さんの絵が苦手で、ほら私のベースは大島弓子ですから、

絵はあれなんですけど中はもう読んでいてつらいんです、この感情の表し方。

そういえばこの本は「洋子さんの本棚」で紹介されていた本だった。

流れというか好きな方向の近さを感じます。

西原さんにはまりそうな予感。

 

 

 

 

 

 羊と鋼の森/宮下奈都

んだよな」

 

 

宮下さんの本はいつか読んでみたいと思っていて、調律師の本だということで図書館で予約をいれていたら、

なんと本屋大賞を受賞、私の後ろ、予約の順番待ちは今見たら1738人となっていました!

北海道が舞台となってますが、今回は濃い本ばかり読んできたので(それも特濃)、

油脂こってりの丼ものVS新鮮で繊細な野菜というか、

物足りないのではなくあまりにも味わいが違っていて、

だって西原さんの後はなんでもだれでも多かれ少なかれそうなってしまいそう。

読みやすいですし、ピアノに関して少しだけど知識があるので、すらすらと読了。

 

 

 

 

 

 厭世マニュアル/阿川せんり

ぐその佇まいは、チラ見にも退屈そうで――思いつつ目をそらして歩調を速めます。視線を戻

 

 

 

舞台が琴似ということなので借りたのですが、これ琴似じゃなかったらどうだったかな。

いやぁ、バイト先は○○ヤかと思っていたら、コルテナではなく高架下のほうで、

いまはそのレンタル店は空き店舗となっていますが果し合い会場となった横の駐車場は健在、

裏口もある、モスもダイエーも(いまはイオン)ツルハもマックスバリューもでてくるし、

栄町通りのつきあたり辺といえば想像もつく、近くの公立中といえば制服は違えどあそこしかなく、

ばりばりの地元小説だったのでした(笑)。内容よりそっちばかり追ってしまった。

で、たびたび出てくる重要ポイントの公園、これが架空なのかモデルとなるものがあるのか。

ひとつ候補があるのだけれど、行って確かめてこなければ(笑)。

 

 あたりは暗闇に沈みつつも、栄町通には人も多い時間帯でした。間もなく左に曲がってアパートを見つける頃合いでしたが、ふと思い立ち、そのまま大通りを進みます。それから脇道にそれて、住宅街を歩き、そうして公園通りの一軒家の前で立ち止まりました。

 

公園通り→これは知らない  公園→滑り台とブランコだけ  脇道。

脇道を「車が通れない道」と考えると限られてくるし、「車が通れる道」だとしても数本しかない。

この一軒家の前の小さな公園なのよね(笑)。これは歩いてこなければ。

 

 

おまけですが、この主人公は口裂けといい、マスクで自分の顔を隠しているのですが、

 

 

めくると、

 

 

 

マスク姿でした。

 

 

以上、175回目でした。 

 


17ページ 6行目 174

2016-07-09 23:50:50 | 本 2

 

昨日の疲れがでたのか、なんなのか、

私にしては珍しく体調不良で、まさかの胃もたれでトマトしかカラダが受けつけず、

眩暈まではいかないけれどふわふわ浮遊感で、

なんというかカラダとココロが合致してない感じ。

すっきりさせる方法、なにかないかと考えた結果、

夜のブック○フまで散歩がてら出かけ、先ほど帰ってきました。

いやぁ、本を2冊買ったら身も心もすっきり(笑)。

 

 

いつものようにこの10日間に読んだ本の17ページの6行目をアタマから書き写し、

あとは紹介にも感想にもならない雑文です。

今回は駆け込みセーフで併読本2冊追加できたけど、

本を手にする時間が少なかった10日間でした。

 

 

 

 

 深い疵/ネレ・ノイハウス 酒寄進一訳

 

 

6行目は文字なしでした。

登場人物がやたら多く、そのドイツ語の名前に四苦八苦、人間関係は複雑で、

中盤あたりまでは大変で何度挫折しそうになったことか。

でもね、これは「投げ出すものか」と危うくなるたび前に戻り読み返すという私としては丁寧な読み方で、

なかなか読み応えのある本でした。

教科書で習い知っているはずの言葉でも、その国に住む人たちの現在まで続く傷や葛藤に触れることってまずない。

選んでいるわけではないのだけれど、このごろ読む外国の小説に「ナチス」とか「ホロコースト」ってよく出てきて、

小説の面白さと、読むことで知ることができる国民感情など勉強になります。

次作を勢いで借りてきたものの、あまりにもこの本に苦労したので、まだ1ページも読んではいません。

返却期日までに間に合うんだろか・・・。

 

 

 

 

 

 世界地図の下書き/朝井リョウ

「給食でニンジン出たら、食べてな」

 

 

久々の朝井さん。なんと書いていいのやら。

 

 

 

 

 

 整形前夜/穂村弘

 私はお化粧をしたことがない。

 

再読の一冊なのですが、書いてある内容より、いかに私が忘れてしまっているか、覚えてないか、

ページを捲るたびに「え、こんなこと書いてあったっけ」が9割を占め、

覚えていたのは(というより、そういえばレベル)1割という事実が衝撃的で、

なんでも読み終えればそれでいいってもんじゃないぞと、

もっと丁寧に(読むべき本は)読まなければいけないなと思ったのでした。

といいつつ、これからも8割がた勢いで読む本ばかりなんだろな。

 

 

 

 

 洋子さんの本棚/小川洋子 平松洋子

   い感情を表現するための、言葉の可能性が示されていると感じます。

 

小川さん平松さんと、私の好きな作家の洋子さん二人がそれぞれの本棚から本を持ち寄り、

本や人生を語り合う対談集なのですが、これなかなかいい本です。

男の人が読むとどう感じるかはわかりませんが、なんだかやけに身近に感じる話が多くて、

本そのものの紹介よりそれに付随する話がとても面白く、どこかでこの本見つけたら買いますね。

巻末附録に「人生問答」があり、

「一夜をともにするとしたら誰がいいですか?」という問いに対し、

小川さんの「チャールズ皇太子です」には吹き出してしまった。

なぜダイアナではなくカミラなのか尋ねてみたいと。

いやぁ、わからないでもないけれど、それってもったいなくない?

たった一晩っきりのチャンスに選ぶ相手か?

人って面白いですねー。平松さんは光源氏を指名。

私なら誰にしよう。リチャード3世? 小川さんとどっこいどっこいか(笑)。

 

 

というわけで、読んでみたい本が山ほど増えてしまった174回目でした。


17ページ 6行目 173

2016-06-29 23:47:47 | 本 2

 

前回アイスランドの小説の名前がなかなか覚えられず大変でしたが、

今回はドイツの小説で、登場人物が滅茶苦茶多く、悪戦苦闘しています。

読んでも読んでも終わらず。

 

今日は某所(ジム)へ行ったのですが暑くていつもの半分くらいしか鍛えず、

それなのにどっと疲れているのは何故なのでしょか。

早くに寝たほうがよさそう。

 

ではいつものようにこの10日間に読んだ本の17ページの6行目をアタマから書き写しています。

あとは紹介にも感想にもならない雑文です。

 

 

 

 

 もしもし、運命の人ですか。/穂村弘

なる。注意が必要だ。

 

久しぶりの再読。

穂村さんをガガガガーっと読み漁った時期が以前あり、

このなんというか、おかしさと面白さの間に潜む、痛み。

隠して知らん振りしてきてた日常生活の底に沈殿している触れられたくないことを(イメージはゼリーだな)、

不意打ちで突っつかれるような(プルプル揺れるゼリーだな)。

この観察眼(他者&自分に対する)で暮らすのはきついだろうな。

でも鈍いと穂村さんではなくなってしまいそうだし。

それと、今回この本を読んで感じたのは、意外と穂村さん恋多き人なんだ。

どうも私の中ではお布団の中で菓子パンを食べている人のイメージ強すぎ。

もうひとつ。

 

 そういえば、サル手というのか、伸ばした腕の肘関節が逆方向にくんっと大きく入る女性がいて、

私はあれにもどきどきする。

え、私、私、私そのサル手の持ち主!!

 これについては、男にはあんまりみられないものだから強く異性を感じるってことがあるのかも。

え、え、男の人にはあまりいないの? 

っていうか、私この長い人生の中で私以外のサル手の人って知らない。

どきどきされるどころか、

小学校の運動会のダンスの決めポーズで両腕を空に向けぱっと開くと肘が逆方向にぐにゃっ、

一斉に「気持ち悪~!」と、男の子からも女の子からも指差され、

以来、これはウケ以外では人前でやるべきではないと、まぁ隠すわけではないけれど、

本当は「みてみて逆曲がり~」と普段から騒ぎたいところをたまに酔った席で披露するに至っているけれど、

そんなにどきどきされるものなら普段から、例えばつり革につかまってぐにゃっとか、採血時にぐにゃっとか、

もっともっと人前でアピールしておけば、強く異性を感じてくれる男性がこぞってデートに誘ってくれたかも。

惜しいことをしたもんだ。

 


 

 

  考えるマナー/赤瀬川源平 井上荒野 劇団ひとり 佐藤優 高橋秀実 津村記久子 平松洋子 穂村弘 町田康 三浦しをん 楊逸 鷲田清一

 多くの場合、私だってやればできる程度の生半可なレベルであるのがつまらん。私の父はトランプ

 

偶然図書館でみつけた1冊。表紙に書いてあるこの豪華な著者たちに興奮。

 

堅苦しいマナー読本ではなく(しをんさんは「体毛のマナー」を書いていらっしゃる笑)、

見開き2頁で1マナーのエッセー集となっていて、読みやすさに一気にがーっと読み終えてしまい、

振り返るとあまり内容がアタマに入ってないかも。

だけど、いくつかの話は心に留まっているから、それが感慨深いマナーということになるのでしょか。

12人の作家さんの文章を読むと、相性があるなとか、この人はやっぱり面白いから他の本もまた読んでみようとか、

そういう面でもこういう、ああ、言葉が出てこなくて苦しい、こういう多数の作家で一冊の本ってなんていうんだっけ、

オムニバスだった? 知らない作家さん入門に軽く手始めにいいかも。

 

 

 

 

 

 ヘンな日本美術史/山口晃

 

 

山口晃さんの作品はとても興味があり借りてきたのですが、

ある程度の日本美術の知識がなければ、ちょっと難しいかも。

もう一度、時間にゆとりがあるときに借りなおし味わいたい。

面白いことを書いてあるんだけどねー。

 

 

 

 

 

 

 

 顔がわかるさかな図鑑/知来要

 

 

さて、これは大変です。

その前に、この表紙になっている魚、

 

 

 

正面からみるとかわいらしい顔をしていますが、

いわゆる魚らしい角度でみると、

 

 

 

全然かわいくもない別な生き物にみえます。

ガガじゃなくてギギ。

可愛い顔して毒針持ち 腹びれの棘を使ってギーギーと低い音を出すのが和名の由来といわれている。

ググとかゲゲ、ゴゴは? あ、ゲンゲなら知っている。

 

で、強烈な話を。

 

琴似発寒川河畔の道をよく走りに行っていることは何度も書いています。

あれは桜の花が咲き始めた頃。

山子橋の対岸側に、琴似発寒川に生息している魚の看板があるのを発見。

 

 

 

 

 釣りをしている人はたまに見かけますが、いったい何が釣れるんだろうとは思っていたんです。

見ていると知らない魚の名前があり、

 

 

 

 

 残念なことに、意図的なのか偶然なのか、顔が姿かたちが全然これを見てもわからない。

 

 

で、この図鑑に載っていないかなと探してみたのです。

すると。

なんと。

 

 

 

なんともまぁ愛嬌のある、こういう姿なんだと確認できたのですが、

隣のページの解説文をみて驚愕!

 

 

 

 

 

 

 

お、嗅いでみる? って・・・?

 

 

 

 

そ、そんな、いいのか、って、名付け親は嗅ぎ比べしたのか?

って、そんな名前つけられたフクドジョウも気の毒だなあ。

漠然とそんなニオイがする感じでつけちゃったのか?

いやぁ、嗅いでみたいような、してはいけないような。

オオイヌノフグリも驚きでしたが、あるんですねー、そういう名前って。

 

 

以上、フクドジョウの名前は忘れても、匂いの記述だけは忘れそうにない、173回目でした。


痒い痒い痒くて堪らん三角山

2016-06-21 22:21:21 | 本 2

 

ルーペも出てきたことだし、三角山に行ってきたのですが、

今までで一番蚊に刺されました。笑うに笑えないこの現状。

 

 

 

ルーペを構えてシダの前にしゃがみ込み、

 

 

 

こんなのとか、

 

 

 

 

こんなのを写しているそばから蚊が群がってきて、

あっという間に痒みが肩や肘に広がって。

服の上から触ってもぼっこぼこ盛り上がっているのがわかる。

いやぁ、痒くて痒くて、もうシダ観るどころじゃなくなったわ。

虫除け対策してたのに効果なし。

片手にカメラ、片手でシダを押さえたら、蚊にやられっぱなし。

私が刺されるのはいつも肩先と肘先。ここに集中攻撃。美味しい部位なのか?

 

 

 

 

 

 

先端が分かれたオシダ。

 

 

 

 

マタタビの花。いい香りでした。

バラっぽい匂いだけどマタタビはマタタビ科なんですね。

 

 

 

 

なんだか雑な写りですが、エゾタツナミソウ。

 

 

 

 

雑な写りですが、ヘビ。ぎりぎりセーフでなんとか写せた。

そう、上で斑紋のあるヘビがいたから気をつけるようにと教えてくれた人がいて、

こりゃマムシかとドキドキしたけれど、遇わなかった。

 

 

 

 

 

 

 

ウリノキの花も咲き始めていた。

 

 

 

で、今回のお目当てはシダとキヨ○○○ツボで、

今年は数多く顔を出しています。

 

 

 

 

デジカメで写すと、まるで泥の中の芋、泥まみれのユリ根なのですが、

アイフォンにマクロレンズ装着したら、物凄く綺麗な姿で写っていました。

 

 

 

 

光を放っている。

 

 

宝石みたい。いやぁ、こんな姿も見られるんですねー。

 

 

 

 

 

似てなくもない? オカモノアラガイ。

 

 

 

それから、知らずに(よく見えてなかったので)写し、パソコンに取り込んで大きな画面で見てのけぞってしまった、

何をのけぞるかって、もう私の苦手中の苦手、小さなものが密集して蠢く、

小松さんならもっともっと大迫力になったのでしょうけれど、

まぁとにかくぐぇぇとくるのが次に出てきますので、

そういうの苦手なんだわという方は、どうぞ、お気をつけください。衝撃画像は3枚あります。

 

 

 

痒い痒いと狂いそうになりながら歩いていると、

低いところに、ベージュ色の、植物とは違うブツがある。

雷おこしみたいな物体。

 

 

 

 

 

何これ?

ここで止めておけばよかったのに、ルーペを、

でもなんだか嫌な予感も察知というか霊感か(笑)、

ルーペで覗き込むことはせずに、デジカメでぱぱっと写してやめにしたけれど、

帰宅後パソコンに取り込んでみたら、

 

 

 

 

 

ぐぉぉぉぉぉ。

こ、これはクマ、いえクモの子? ぐわぁぁぁ。

といいつつ少しずつ苦手を克服しているかも。

 

 

 

 

 

 

 

 

以上、蚊まみれになった三角山でした。

 

 

 

 

おまけ。

帰宅後あまりの痒さに服を脱ぎ捨て肩を見ると、

 

 

 

無残な姿、ぼっこぼこになっていて、

これ私本人あるね、写真だと汚すぎるぼっこぼこ画像だったので、

アプリで漫画ってのにしてみたらなかなか面白い出来になった(笑)。

でも残念ながら蚊に刺されたぼっこぼこまでは漫画にはなっていませんでした。

今度筋肉画像で挑戦してみよう(笑)。

明日から当分半袖着られそうにないな。