今日は簡単にぱぱっと済ませよう。
だって私は今突っ伏して寝てしまいそうなくらい、眠たい。
目がしょぼしょぼしています。
10日間に読んだ本の17ページの6行目をアタマから書き写すだけのシリーズです。
完読もあれば挫折放棄本もあり。
今回は並行読みしている本も他に3冊抱えているので、
ここに今日載せる4冊というのはなかなか波が戻ってきた値かも。
櫻子さんの足下には死体が埋まっている 蝶は十一月に消えた/太田紫織
林檎はずっしりと重く、大きい。肌はしっとりだ。僕はそのままきゅっきゅっとパー
あなたは半年前に食べたものでできている/村山彩
庭師が語るヴェルサイユ/アラン・バラトン 鳥取絹子訳
っていた。それからは、「田舎ふう」の芝生のあちこちに花が咲いている。これはほんの一例だ。
四次元温泉日記/宮田珠己
場所や空間の描写がなぜ、これほどまでに私を揺さぶるのか、自分でもさっぱりわからない。
まずは櫻子さん。
読みやすくなってきたのはいいことだけど、
いつになったら「待て」が解除されるんだ?
あれは1巻か2巻の増毛の話のときだったと思う。
櫻子さんとの「別離」のような意味合いの、先を匂わせるようなことが書いてあったはず。
なのに、前回も今回も匂いを漂わせておきながら、また核心には触れず。
ちょっとイラっとしてしまいました。
このもったいぶり。私にはもったいぶっているようにとれてしまう。
画家はどうなったんだ?これからの展開にからんでくるのか?
ほら、先が気になって、5巻目も予約入れてしまったわ。
まぁね、舞台が旭川だから親しみあるし、お店や場所探しでも楽しめるしね。
って、何巻までこれ続くんだろう。
ほどほどで終わることを希望します。
タイトルに惹かれて読んだのが、「あなたは半年前に食べたものでできている」でした。
著者の村上彩さんは、食欲コンサルタントであり、 トライアスロンの選手でもあるそうで。
思っていたより中身なかったかも。半分の厚さでも十分おさまったと思います。
書いてあることは、悪いことではないけれど、目新しいことでもない。
運動して(20分走れと)体本来もっている食欲センサーを正常化し、カロリーに惑わされることなく、
バランスの良い食事をとり、やっちまった時は48時間以内に修復しましょうと。
ひじきの煮物の中に枝豆をいれる、これは参考になったな!
私、今までひじきの煮物に枝豆なんていれて作ったことなかったもの。
これって、ポピュラーなの??? 知らなかった。 思いもよらなかった。
さっそく作って食べています(笑)。
「庭師が語るヴェルサイユ」は、これ私が想像していたのと全然違ってて、
3分の1は読んでみたけれど、ちょっと時間の無駄かなと思うようになり、置きました。
今回一番のヒットだったのがタマキングこと宮田珠己さんの温泉本。
前回読んだ万城目さんの「悟浄出立」の中の「虞姫寂静」、これが悲しくて悲しくて尾を引いていて、
その反動で宮田さんを手に取ってしまったのですが、あたりでした。
まず、序章がおかしい。「なぜこの私が温泉にいくはめになったか」とタイトルがついているとおり、
子どものときから風呂嫌いで、人生に風呂などまったく必要なく、
体を洗うならシャワーがあれば十分と考えて生きてきた宮田さんがいかにして温泉になじんでいったか。
表紙の写真をみて気が付いたかたいらっしゃるでしょか。
ただの温泉ではなく、迷路のような廃墟のような九龍城のような錯綜した温泉旅館ばかり登場します。
宮田さんの好みだそうで、
いやぁ、これって読んでいて私の気持ちを代弁してくれているかのようで、
かなり個人的にウケ共感してしまった本でした。
東鳴子温泉T旅館の黒湯、これは行ってみたい(笑)。検索してしまったわ。
綺麗でおしゃれで近代的なホテルや旅館を望む人なら絶対無理でしょね。
いやぁ、北海道にないんだべか。突然北海道弁が! 迷路のような複雑怪奇な温泉旅館。
全部で14章。すべての章が面白いというわけでもないけれど、楽しく読むことができました。
いやぁ、お金に余裕がとってもいっぱいあったなら、全旅館とは贅沢言わないから、
いくつかのお湯に浸り、鄙びた旅館の和室でごろごろだらだら弛緩しまくりたい(笑)。
突っ伏して寝てしまいたいくらいだった眠さも落ち着いてしまったわ(笑)。
以上、17ページ6行目107でした。