ぽ~っとしてたら今日はもう29日! 17ページシリーズの日だ!
全然今回も本読んでいません。
この10日間の前半はパソコン問題でアタマもカラダもそれどころではない状態で、
図書館の本の返却をうっかり忘れてしまいそうになるくらい本から離れていました。
後半に入ってからぽちぽち読み始め、やっと2冊、なんとか2冊読了。
たった2冊なのですが、今回も手短にライト版で。
櫻子さんの足下には死体が埋まっている 謡う指先/太田紫織
にっこり、先生が口角を上げ、笑顔で言った。でもその目は全然笑ってない。
また読んでしまった。
櫻子さんシリーズはもうやめにしようという気持ちが半分、
でも気になるなぁが半分。
結局今回ももったいぶってじらされて、終了。核心に触れるどころか、これっぽっちも近づきもせず、
近づいているのかもしれないけれど、目だった進展はなく、またやられちゃったよという読後感がここ数冊続いています。
考えてみると、登場するキャラクターが好きというわけでもないし、むしろ逆か(笑)。
こんなに日常生活で死体や事件や骨に遭遇するなんてありえないし、
コナン君ぐらい現実離れしていたらそういう世界の話と線をらくらく引けるけど、
どうも櫻子さんの設定は読んでいて「おいおい」と突っ込みたくなってしまいます。
でも、じゃぁ、なぜ毎回不満を持ちながらも読んでしまうのかというと、
場所が旭川だからなのがとても大きい。
やっぱり知っている、それもローカルピンポイントで、ツインハープ橋近くのファストフードの店っていったらあそこだし、
遠征して札幌は円山動物園や宮の森がでてくるし、
今回は旭岳の別荘で骨と死体だし。知ってる地名や場所がでてくるのはポイント高い。
ジュンドッグとか、駅前が再開発なんてネタがでてくるから、ついそっちの発見で喜んでしまうのと、
やはり私は骨関連の話が好きなんでしょね、なかなか骨の話の小説なんてないから、
それで結局やめずに読んでしまうんだろな。
いつになったら、「もったいぶる」とか「まただよ、」なんて言葉が消える回がくるのでしょうか。
三四郎はそれから門を出た/三浦しをん
高校生って。
いやぁ、サスミカさん。
数年前に、偶然NHKで三浦しをんさんの、なんとしをんさんがバリ島でトレッキングをするという番組を録画していて、
それを消去せずにそのまま保存してあったんです。
今回読んだこの本の中にそのときのトレッキングのエッセイが書かれていて、またその録画を2回も観てしまいました。
しをんさんの文章を読むと、なんていうのか、イメージっていうものを勝手にもってしまうじゃないですか。
このブログを読んでくださっているかたも、私と会ったことがなかったら、言葉遣いや文体、内容で、
きっとこんな人なんだろうなというイメージをもっているのではと思います。
で、実物の、喋る、動くしをんさんは持っているイメージとは違う、とても丁寧で謙虚でまじめで辛抱強く、
もともとファンだったのですが、さらにさらに好きになってしまった。
そのときのガイドをしていたのがサスミカさん(男)で、
「私たちは、非常にウマが合ったのだ」と書かれているように、
どんどん打ち解けると同時にお互いを気遣い思いやる姿に、
初対面だろが国が違っていても人として近づこうとすればそこに生まれるものがあるんだと、
いい具合に本と録画の2本立てで浮き出る二人の姿に感動したのでした。
(本では軽い調子で語られていますが)
いいなぁ、私もバリ島に行ってアグン山やジャングルをサスミカさんに案内してもらいたい!
テレビでも本でも一切ふれていませんが、しをんさん、山下りるとき大変だったろうな。
膝も太もももふくらはぎも限界超していたのでは。本当によく頑張っていました。
以上、17ページ 6行目 158でした。