また10日が過ぎてしまった。10日なんてあっという間ですね、これをやっていると、
10日ごとの編集作業がいつのまにかひと月の経過の区切り、リズムになってきています。
50回目が終わったところで、まとめといいますか、印象に残った本やキャラクター、
装丁自慢などの特集をしようかと考えていたのですが、いつのまにか消えてしまった、私の中で。
正確に数えていませんが、1回につき8冊載せていたと仮定して、そうなると50回なら、わ、400冊。
去年の1月から始めた読書メーターでも、今日までで読んだ本は484冊となっているので、
あ、すべて隅から隅までずずずぃーっと読み切っているわけではありませんが、
きっとこのシリーズでも400冊はあるかと。
それを考えたら、ちょっと気が遠くなった(笑)。
覚えてる本っていうのは、これはクリアにでてくるのね、面白かった、あるいは否か。
以外の薄らぼんやり系の本、これがちょっと恐ろしい。
あ、語ると長くなりそうなので強制終了して本題へ。
いつものように、読んだ本の17ページの6行目をアタマから書き写しています。
よって、意味が通じたり、???だったり。それと、あとはほぼ雑文。
今回は運悪く空行空欄扉が多いかも。
前回同様偏ってます。今回はベストセラーがどどんと。
色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年/村上春樹
をとる予定だったのだが、遅い昼食をとったせいであまり食欲がないと沙羅が言うので、予約
舟を編む/三浦しをん
だれだかわからん相手に、軽々に名刺を渡そうとするな。だいいち、俺は同じ会社の社員だぞ。
下に見る人/酒井順子
……と言うと聞こえは良いですが、そのうち、クラスの中には不穏な動きが出てくるよ
聞く力/阿川佐和子
エンプティー・チェア/ジェフリー・ディーヴァー 池田真紀子・訳
やめて、川はやめて。お願いよ。リディアは守護天使
カラーひよことコーヒー豆/小川洋子
ぼくらの近代建築デラックス!/万城目学・門井慶喜
術団体の研究所に入ったりして、結局、東大の建築科に進みます。いずれにせよ、軍
地図の中の札幌―街の歴史を読み解く/堀淳一
怖い 絵2/中野京子
図説 イギリスの王室/石井美樹子
料のひとつは、一〇八二年頃イギリ
この10冊全部をこの10日間に読み上げたのではなく、前々からちびちび読んでいた数冊や、
大胆に飛ばし読みした本も数冊含まれています。併読が常、物によっては一冊集中になったり。
さて。不安を抱えながら読み始めた村上さん。
何度も書きますが、小説以外ならすんなり読めるのに、小説となると苦手意識先行というか過去の傷というか、
なんとかしたいと思いつつなかなか手を出さなかった村上氏の小説本。
それが、たまたま発売初日に偶然書店に立ち寄ったのも縁・運かなと、ノルウェイの森以来、
えいやっと買ってしまったわけです、この「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」を。
ノルウェイの森、私ダメだったのね。わからなくて、わからない自分がこれまたこれで大丈夫なのかと心配になって、
次の小説に進むのがなんとなく赤信号になってしまった。
ちなみに読書メーターでみると、この一年間に村上さんの本は12冊読んでいて、小説はこの「色彩…」のみ。
この「色彩…」が開けゴマとなったのか。
…。読んでる途中から、あれ?記憶が定かじゃないけれど、なんだかノルウェイの森が浮かんだ。
この読後感。う~~ん。困った。
あ、一昨日三省堂書店(ステラ)で売り切れになってました。
なぜ、村上さんを買ったそばから読み始めたかというと、「舟を編む」を積んでしまった過去があるからで。
三浦さんが好きで、一昨年、自分へのプレゼントのつもりで「舟を編む」を買ったのに、
なんだか読んでしまうのがもったいなくて、積んでは背中を眺める日々となってしまった。
買った翌年、つまり去年2012年の本屋大賞にもなり、映画化し、
テレビのCMで流れるようになり始めて、こりゃいかん、読まなくてはまずいことになると。
どうもあの二人の顔がちらついて、もっと早くに読めばよかったのにと後悔。
脳内イメージの問題ね、二人が悪いとかじゃなくて。
たとえば先日の地の底のヤマではしっかりとした映像を観ていたおかげで、炭住といえば頭の中で浮かんだし、
そういう映像の力はプラス方向に働くのですが、場合によりけりで、
俳優さんの顔やキャラが私の中でプラスに傾くかと言えば、そうでもないし。
ちなみにおまけですが、
はずすと、 こうなります。
「下に見る人」、酒井順子さんもよく読むかな。
私なんてね、ほら、脚を観るのが好きなもんで、これからいい季節となりますが、
某所(ジム)でも街中でも、老若男女、すべての脚を観察してしまうわけです。
ふくらはぎの位置が高いわとか、締まってないわとか、おお、これは美しいわとか、その筋拍手ねとか。
ごく自然なことだと思うのですが。性格悪いんでしょか(笑)。
そういうことが書いてあるわけではありませんが。
人との話のキャッチボールが激しく苦手で、苦手意識がさらに悪循環を生み墓穴を掘り続けています。
こんな私に救いはないのかと手に取ってみたのですが。
う~ん。人と話す力も書いてください。
エンプティー・チェア読破。
一昨日の三省堂のジェフリー・ディーヴァーの棚の前にて。
一冊手に取りチェックしていると、隣の高校生らしき男子二人が「12番目のカード」を熱く語り合っている。
お、やめて、やめて、その本まだ読んでないんだって、聴きたくない、やめて、お願い。
お願いせず、足早にその場を去りました。あ~、危ない危ない(笑)。
もうシリーズ7作目まで買い揃えてあります。楽しみだわ。
あ、このエンプティ・チェア、これでもかというほどひっくり返りっぱなしで、
シリーズ全作読み終えたなら、人物チェック表作成しつつ、確認しながら読み直しだな。
小川さんはあっさり数時間で読了。
小川さんを読まない日が続くと、なんとなく読みたく(会いたく)なるのが小川さんの本かなぁ。
万城目さんと門井さんのうんちくが花咲くこの一冊。
前川國男邸が激しく気に入ってしまった。住みたい、この家に住みたい、この家建てたい!
もう勝手に住んでしまってます(笑)。ただ困ったことが。夜になるとあの壁一面の窓はどうすればいいんだ?
見えてはいけないものが見えてしまいそうで、怖くて暮らせない。どうすればいいんだ!
建物については詳しいことはわかりませんが、どこか反応してしまうものがあるんですねー。
思い起こせば、もう何年前?、旧ソウル駅舎を観て、言いようのない感情に襲われたのがきっかけかな。
なぜでしょね。
堀さんはマニアックというか、いやぁ、地図をそこまで集めたかと。
紙の質や色、これは地図好きな人にはたまらんかと。
でもここまで厚くしなくてもいいから、本のサイズを大きくして欲しかったな、それこそ地図帳みたいに。
怖い 絵2(笑)。実は3も用意してあります。
1より2のほうが面白かったな。
トマス・ハリスの小説レッド・ドラゴンの表紙は、このブレイクの『巨大なレッド・ドラゴンと日をまとう女』だったんだ。
今から200年前に書かれなんて思えない。凄まじいパワーを発してます。怖っ。
表紙の召喚された魔術師のようなアルノルフィニ氏、ヴェロッキオ『キリストの洗礼』のダ・ヴィンチ、
知ってどうなるってことでもないけれど、それで賢くなり尊敬されるってわけでもないけれど、
この手の本は憑き物のように読んでしまいます。で、いつかピタっと終わる。
個人的にチューダー朝ブームですが、『カルロス二世』の肖像画も怖かった。
別に変哲もない肖像画なんですけどね、あ、イギリスではなくスペイン・ハプスブルグ家の少年王なのですが、
その血の濃さ、もつれにもつれた血縁関係、そうなるとどうなるか。
この本もそうですし、次の「図説イギリスの王室」でもそうですし、もうエグい話がぞろぞろでてくる。
エドワード2世は肛門から焼け火ばしを差し込まれる拷問を受けた末に亡くなったとか、
いやぁ、また夢見そう。肛門に焼け火ばしかぁ…。
ロンドン塔に触ってみたい。こんなことになるのなら、もっと真剣にロンドンオリンピック観ておくべきだった。
大損したなと思っていたら。21日はロンドンマラソンだそうな。日本で放送するのかな。
あ、日付が変わってしまった。
このシリーズは時間がかかりすぎるのが難点です。
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