ハトが木の枝に降り立つのと私が小さな緩いカーブを抜けたのがほぼ同時だったようで、
6~7メートル離れてはいたけれど出会い頭というか、
目と目ががっつり合い、双方動きが止まってしまった。
ハトの顔に「ギクっ」と書いてあるのがみえる。
表情ってあるものなのですね。
まさに「ギクっ」と読める。
鳥なら鳥らしく飛んで逃げればいいのに、固まってしまったよう。
警戒してピリピリしているというより激しく動揺している様子。
おそらくキジバトだと思うけれど、鳴き声は知っていても実物を意識して見るのは初めてで、
家に帰ってから調べるために写真を撮らねばと、ゆっくりゆっくりアイフォンを取り出す。
ズーム。
数枚写していたら、金縛りが解けたのかハトはカラダの向きを変え、
葉の影に隠れようとでも思ったのか片足を横に移そうとしたら枝を踏み外しぼとっと落ちた。
といってもさすが鳥だけあって、落下の途中で舞い上がり飛び去って行った。
サスペンス劇場なら崖から転落か。
鳥も枝を踏み外し木から落ちるんだ。
それだけ怖い思いと焦らせてしまったということなのかもしれないけれど。
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