暑さで脳がとろけているようで、今日が9のつく日だということがすっぽり抜け落ちていました。
そうか、また10日過ぎたんだ…。次の10日後は少しは涼しくなっているでしょか。
さて、毎月9のつく日に17ページの6行目をアタマから書き写すという作業(笑)を続けはじめ、
今日がその62回目となります。
はじめた頃は、10日間に読んだ本オンリーではなく、過去に読んだ本とか、手近にある本とかもありだったのですが、
いつ頃からかな、いつのまにか10日間に読んだ本(完読・挫折・放棄を含む)になってしまいました。
初めてこれを読む方は???となるかと思います。
17ページの6行目をアタマから書き写しているので、文として運よく成り立つものもあれば、
意味不明切れ切れも多々あり。
なにも書いてないのは、写真だったり、地図やイラストだったり。
雑誌に関しては書き写すのはだいぶ前からやめてしまっているかも(笑)。
あとは感想にも紹介にもならない雑文です。
ランチのアッコちゃん/柚木麻子
「ああ、今日は彼女が代わりに来たんだ。アッコちゃんの部下だって」
あと少し、もう少し/瀬尾まいこ
「そ、そうじゃないけど……」
死のクレバス アンデス氷壁の遭難/J・シンプソン 中村輝子訳
で二週間も過ごしてくると、新鮮な野菜、卵、パン、果物などのご馳走はほとんど想像もできないほ
時の旅人/アリソン・アトリー 松野正子訳
はありませんでした。母は、床みがき以外の家事は全部、自分でしていました。床みがきだけは、
悪王リチャード三世の素顔/石原孝哉
軽妙洒脱な不良老年フォールスタッフの性格は、シィクスピアの想像力の産物であるが、そのモデルはヘンリー
リンボウ先生ディープ・イングランドを行く/林望
ダ・ヴィンチ 2013年7月号
さてと。
だいぶ前に図書館に予約を入れ順番待ちをしていた2冊がまわってきた。
そのうちの1冊がランチのアッコちゃん。
これ今結構人気のようなのですが…。
本の帯に有名書店の店員さんの短い感想&おすすめ言葉がたくさんのっているけど、
読み終えてから特にそう思わない自分に、「え?私っておかしいの?」かと(笑)。笑って誤魔化すななんですけど。
数時間でさらっとさくっと読み終えられます。
もう一冊が瀬尾さんの「あと少し、もう少し」で、これがあまり期待していなかったのに読み始めると面白い。
スポーツ性貧血という言葉も知ったし。
私の中学時代ってこんなに大人じゃなかったな(笑)。もっともっと自己中心的だった。あ、性格か。
死のクレバスはね、恐怖や飢えや孤独や寒さより、痛みを思うだけで私の頭もガンガン想像痛が襲いまして。
アイス・アックスとアイス・ハンマー、そしてアイゼンのつま先だけでしょ、登攀って。想像したくない。
ザイル切断って、切ったほうも切られた方も生きながら地獄よね。
ただね、どうもこの文章読みづらい。書いてる本人はわかっているんでしょうけど、傍で読む側としては、
もう少し言葉を足してくれないと、状況がなかなか把握できない部分が多くて多くて。
あ、私もついつい言葉を省くクセがありますが…。言えないのに言っている。
映画化されてるのを知りました。「運命を分けたザイル」ですって。
観たい気もするけど、痛そうで想像痛が脳内でキンキン反響しそう。
掲載されてる写真は圧倒的な説得力があります。
いやぁ、もう一度事故発生から読み直そう。クレバスの構造が今一つ掴みきれないのは損だなぁ。
こういうとき映像って視覚にダイレクトに飛び込んでくるからわかりやすいんだけど。
さぁ、イギリスです(笑)。
イギリスブームのきっかけってなんだったかと思い起こしてみると、
それは「図説最悪の仕事の歴史」の中の「死刑執行人」に書いてあったスコットランド女王メアリの処刑で、
そこからアン・ブーリン、ヘンリー8世、チューダー朝、リチャード三世と、まぁ手当たり次第読んでいるわけです。
「時の旅人」は16世紀の荘園に紛れ込んでしまった女の子の話なのですが、
この荘園屋敷の主人が、囚われの女王メアリー・スチュアートを救おうと奔走していて、
結局失敗し死刑になってしまう。
(本書の事件ではなく、後におこったエリザベス女王暗殺計画発覚により死刑)
アンソニー・バビントン。聞いたことあります?
読んでいる最中には気がつかなかったのですが、以前見たエリザベス女王の動画(英語版字幕は中国語)で、
スコットランド女王メアリの処刑の前に、物凄い残酷な処刑シーンがあり、かなりの視覚的ショックを受けたのですが、
その処刑されている人物が、アンソニー・バビントンだったと、読んだあとに結びついた。
かなり尾を引く読後感の一冊となりました。
あ、この本は児童書で全然残酷な処刑シーンなどなく、美しい荘園の暮らしが存分に書かれていて、
ハリエニシダの花で金色に見える荒野ムアとかね、描写が美しいだけに書かれていない結末がつらくなる。
リチャード三世に関しては、悪王説、善王説とありますが、私は恋してる(笑)ので、いえ、それとは別に、
リチャード三世は、トマス・モアやシェークスピアの物語によるチューダー朝のプロパガンダに利用され、
とことん悪人に仕立てられた、気の毒で不幸な王様なんじゃないのかと思っています。
(母親の胎内に二年間いてから生まれ、歯も生え、髪の毛は肩まであった。ってそんなのあり?)
「時の娘」や「白薔薇の女王」やこの「悪王リチャード三世の素顔」を読み、思うのは、
ヘンリー7世の母マーガレット・ボーフォートっていけ好かないなと。
ヘンリー7世も蟹みたいだし。あ、失礼。
でも、7歳で初婚、12歳で再婚、13歳でヘンリー7世を出産していたことを知ると、
いやぁ、これも同情するな、12歳で妊娠よ、可哀想すぎるわ。
マーガレット・ボーフォードは4度結婚してけれど、子供はヘンリーだけ。
歴史上の人物って、どういうわけか年をとっているようなイメージが先行してしまうけど、
その時代の年齢を知ると、そうか、○○歳だったんだと驚いてみたり、しんみりしてしまったり。
リンボウ先生、私もディープなイングランドに連れて行ってください(笑)。
文章は別として、写している景色にはかなり私と共通する感覚がありそう。
あ、私とじゃなく、私もよね。
ダ・ヴィンチはぱらぱらと。
以上62回目でした。