今日、琴似発寒川河畔の道を歩いて来たのだけれど、
いい感じにミズバショウがつつっと背筋を伸ばしていて、
おお、おお、ちょっと気が早いけどいいんでないかいと写そうとしたら、
アイフォン不携帯。
ああそうだ、外出用に充電してたんだ。
そのまま置いて来たわ。なんのための充電だったのか。
相変わらず寒い日が続いているけれど、草木花は着実に成長しています。
さて、今日は例のシリーズの日。4月も9日になりました。
フランス革命小説での消耗がきつかったのか、あまりペースが上がらず少なめとなっていますが、
いつものようにこの10日間に読んだ本の17ページの6行目をアタマから書き写し、
あとは紹介にも感想にもならない雑文です。
ホームレス中学生/田村裕
冷蔵庫の無い生活は初めてで、今まではファンタなんかは冷たいのが当たり前だったからびっく
いやぁ、私もこれ読んでびっくりでした。いい方じゃない意味で。
この本が面白いという記事を読み、無性に読んでみたくなり、今さらながら図書館で借りてきたのですが、
全体が上に書き写した6行目の文のような調子ですすんでいて、
いったいこれは小説なのか実話なのか、図書分類は何になっているのかと調べたところ、
「779 大衆演芸」に分類されていました。納得のような、はてなのような。
父親の「解散」の一言から一家離散、公園でのホームレス生活となったわけですが、
実際公園での生活は夏場の1ヵ月ほどで、あとは友人や近所の人に助けられ、その後生活保護費を受給、
高校生で一日2000円(小遣いとして)の生活をしている。30日で6万円。
そもそも父親に見捨てられたときに(関係はどうであれ)親戚にまずは頼るとか、
子どもじゃないのだから行政機関、役所や身近な交番に相談にいく考えはなかったのだろうか。
素直に学費(兄は大学生、姉は受験生)はどうするつもりだったのか。
そうよ、そう、この父親。母親は死別しています。
もし本当にこの本に書いてあるとおり差し押さえになった当日その場で「解散」の一言で姿を消したのだったら、
これって罰せられるんでないの? 罰せられないにしても無責任すぎる。
一番上が大学一年の兄、高校3年の姉、そして中学生の田村君。
18歳の女の子よ。信じられない、どんな事情があったにせよ、路上に放り出すなんて親がすることではない。
面白く盛り上げるためにこういう設定というか演出があるのかもしれないけれど。
感動したとか涙が出たとかの感想がいっぱい載っているけれど、
苦労したこと大変だったことはわかるのだけれど、
なんだか後味の悪い一冊でした。あくまでも私の感想です。けれど多用ですね。
僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう/山中伸弥 羽生喜治 是枝裕和 山際壽一 永田和宏
ったのか、それ以上、毎日毎日、柔道のつらい練習を続けていく気力がなくなってしまっ
講演と対談からなる一冊。面白かった!
いろいろな分野のトップをいく人の話は、これがボリュームがありすぎると読むほうも大変なのだけれど、
これぐらいの限られた長さだと飽きずに読めるし、他の本ももっと読んでみたいという気を起こさせる。
羽生さんの「様々な種類の物差しを持つ」、「世代によって感覚が違う」話が面白かった。
若い世代の人とは言葉遣いと同じでこういう手は指さないこういう感覚はないなということがしょっちゅう起こると。
あと山際さんのゴリラの話を読み円山動物園に会いに行こう(ゴリラにね)としたら、
円山動物園にゴリラは現在いないそうだ。出張中らしい。残念。
iPS細胞の「i」はなぜ小文字かというと、当時流行っていたiPodを真似たそう。小ネタですが。
死のロングウォーク/スティーヴン・キング 沼尻素子訳
体重のある奴は早くへたばるといったのはだれなんだと、あやうく尋ねようとしてやめること
キングだ! わーい、久しぶりにキング本読んだ! といってもリチャード・バックマンのペンネームでの一冊ですが。
14歳~16歳までの少年100人が時速4マイルで歩き続ける話。
少しでも時速4マイルより遅くなると警告があたえられ、警告は3度までOK。
4回目に時速4マイルより遅くなった時には切符をもらう→すなわちその場で撃ち殺される。
ゴールは、最後の一人になったとき。
それまで昼も夜もなく歩き続け、食事も睡眠も排尿排便も歩きながら。まぁ排便は警告一回と引き換えか。
時速4マイルと言われてもピンとこないけど、キロに換算すると時速約6.4キロメートルとなり、
これが結構速い。
私は歩きだと時速6キロくらいなので、1時間2時間ならまだしも、ぶっ通しで歩くとなると、すぐさま切符をもらう組だろな。
キングが大学生のときに書き上げた小説だそうで、ぐだぐだのキング節はまだでてこないけど、
表現の仕方(足が水のようだとか、とけかかったゼリーのようだとか)は、おお、やっぱりキングだよなと。
キングの在庫一冊読んだということで、ちょっと満足。
が、キング本の塔はまだまだ高い。どうしよう。
ワンピース 巻八十八 獅子/尾田栄一郎
このザマだ…!!
買って1ヵ月近く読まずにいた新刊。
うぇぇ、いったいどこまで続くんだ。
面白いことは面白いのだけれど、今回もまたロビンやゾロは出てこなかったぞ。
これはきっと誰もが思っていることに違いない。
やっぱりこのパターンしかないのかな。面白いには面白いのだけれど。
一冊がこの値段だから買い続けているけれど、
それもどこかで買う買わないの山場というか峠がきそうな気がする、私の中で。
アニメはもう何年も観なくなっているし。
今テレビでは、少年ジャンプではどこをやっていてどうなっているのだろう。
1度どこかで立ち読みチェックしてくるか。
以上、232回目でした。