ヨーダのようだわ

タイトル、おやじギャグですみません…

ここの病院は、よく部屋が変わります。
今日また移動がありまして、
これで５回目のお引越し。
１月３０日から５回ってのもね。

でね、
じじさまのベッドを押す手伝いをしながら、
新しい病室に入りますと、
あれ？？あれれ？？
ヨーダがいるっ。ちょこんと鎮座してこっちを見ているっ。

ヨーダさま、いろんな厳しい医療機器に囲まれてましてね、
見るからに高齢で皺くちゃでして。
あのヨーダのほっぺたを両手でぱちんと挟んだようなお顔。

私、失礼ながらボケてる老人だと思ったんです。
それぐらい、うちのじじさまより遥かにじじさまのように見えまして。

ところがどっこい、
このヨーダ似のじじさま、
ボケどころかクリアで明晰。
人懐っこくてなんだか仏様みたいな笑い顔なんですわ。
しっかりお友達になっちゃいましてね（笑）。

どうも人気者らしく、
人徳仁徳でしょね、
過去に同室だったという部屋友？が、
『元気かい～？どうだい～？』と何人も訪ねてくる。

良かった、この部屋は居心地良いかもしれない。

前の部屋は、
自分で歩けて介助の手を借りなくてもＯＫな人たちだったので、
自分のベッドの周りはカーテンでシャットアウト、
なんだか居心地悪いというか、
挨拶もろくに返ってこない部屋だったんです。

へへへ。
ヨーダじじさまに『お孫さんかい？？』って言われたぞっと。
マゴじゃないって、ヨメですわ。
うん、女心をくすぐることも忘れていない（笑）。
明日から二人のじじさまの話し相手だわ、私（笑）。

ちなみにうちのじじさまはヨーダ似ではなく、
ガラパゴス諸島に住むゾウウミガメに絶対似てると思います。

コンビニスィーツ

コンビニはあまり利用してなかったんですけどね。
じじさま入院以来、
なにかと利用する機会が増えまして…

初めは病院での私のお昼用のパンやおにぎりだったんですけどね。
そのうち『あ、牛乳買わなくちゃ』とか、
『食パン無くなるわ』と家庭用を買うようになり、
そうこうコンビニ内を物色しているうちに…
あ、やば…
なんだか手頃なおいしいちゃんを見つけてしまいまして…

いやぁ…

豆大福から始まりまして、
チョコブラウニー、どでかいシュークリーム、
とろけるプリン…うぅ書けん。

いけないわ、もうやめなくちゃと思いつつ、
毎日ずっぽり疲れた病院からの帰りにね、
誘惑に負け『いらっしゃいませ～』。

素通りできんようになっちまいまして…




今日は『朝食ヨーグルト』。
朝じゃなくてもいいじゃない。
でも、なんで４個も買う必要があるんじゃい？？？
それも１個４００ｇなんですけど…

幸か不幸か、
通り道にコンビニは１軒しかありません。
さらにここのコンビニはアイスはちびっとしか置いてない。

…今日は４っつも買ったんだから、
明日は強い意思を持ってパスするぞ～。

発散っ

立ち直りましたっ。

昨日病院へ行ったら先生に呼ばれましてね、
経過説明だと思って詰所へ行ったら…
なんだかフルメンバー…
嫌な予感的中でして。

もう地下数十メートルまでひゅぅぅぅ～とな。

じじさまが札幌にきてからずぅっと胃の調子が悪かったんですけど、
過去にもばばさま胃潰瘍事件の時にもつられて胃をやられ、←私ね。
胃カメラごっくんしたら無数に出血していたことが。
胃壁がほくろ、そばかす、しみ状態で全て出血痕。
おまけに胃の出口がただれて崩れた跡も発見されまして…

そんなおデリケートな胃の持ち主ですので、
胃に気配り（笑）をしながらやっていたんですけどね。
あっ、ばばさまの胃潰瘍の原因は薬です。
出されていた胃薬はぶいて他の薬を服用していた…


病状が安定してくると次の問題が出てくる出てくるでして。
私のラブリーな胃がね、
いつでも『ぎゅっ』と収縮してましてね。
痛みは無いけど夜中もぎゅっとね。
そんな毎日のなか、
昨日の宣告でついに痛み始めまして…

病院へ行けばいいんだけど（毎日行ってるけどね）、
まぁお買い物で発散しましょうかと。
銀行のついでに琴似でほいほい。




今飲んでいる胃薬がそろそろ無くなるので、
薬剤師さんオススメの、
ストレスからくる胃の不調に効くという漢方胃腸薬。
効かなきゃ来週病院だわ…

でもなぜか食欲はも～りもり（笑）。



どんぐりで久々にエッフェル塔をお買い上げ～。

♪ストレスが女をだめにするっ。
お、だめになっちゃまずいわよねと、



ソフィーナボーテお買い上げ～。
リンクル美容液じゃ。
明日からハリハリじゃわい。
スペシャルエイジングケアだぞっと。
…娘が見たら『無駄だ』と言いそうじゃわ。

♪ストレスが地球をだめにするっ。
お、地球がだめになる前にお江戸へ参りましょう。



宮部みゆきお買い上げ～。
本を読む余裕なかったよな…
熱中して読んで現実からつかの間ワープってのも私を救ってくれるかも。

ちなみに、
『平成お徒歩日記』、さて何と読むでしょう。
おトホ日記と読んだ方、ぶっぶぅ～です。
正しくはおカチと読みます。おかち日記。

とまぁ、
久しぶりのお買い上げ～、ちょいと気分転換になりました（笑）。

非情階段…

いやぁ、ひどいヨメにございます…

毎日理学療法室に通い、
リハビリ訓練を続けているのですが。
『今日は階段をちょっとやってみましょう』と。

部屋の奥、
ちょいと倉庫っぽいところに、
練習用の５段ほどの両手すり付き階段が鎮座しておりましてね…

それを見た途端、
『あ、天国への階段だ』と…

いったいなんでここでツェッペリンが浮かんでくるのか…
いかん、いかんでして…
打ち消しても介助されながら上って行くじじさまのバックに、
ツェッペリンが流れて、
まるでじじさまが昇って行くようでして…

ここまでは不謹慎なヨメにございましたが…

上りがあれば下りが待ってるわけでして…
ほら、
山も坂も階段も下りるほうが難しいでしょ。
じじさま、無事に現世に還ってこられるか、
いえ、
コケずに足が絡まらずに下りれるか…

ここで衝撃が走りまして。
予想外の展開に。

私は一段一段慎重によろけながら下りてくると想像してたんです。
ところがじじさま、
通常の、元気な人のように、止まらずに下りてこようとするっ。
右足の一歩で一段、
左足は次の段へ向かって下ろそうとするっ。
おまけに手はついてこない…
足よりも後ろの位置にしがみついたままでして…
無理だって…

自分の体の状態や筋力を考えたら絶対やらないって。

びっくりして療法士さんに聞いてみましたら、
療法士さんはお見通しでこうなるのではと予測していたそうで。
現在のカラダではなく、
過去の記憶で下りようとしただけなんですって。

つまりじじさまは、
現状を把握出来てないようでして…

毎日介助ありで歩く練習をしていますが、
歩くことに関してはうまく歩けないことは、
既に自分で分かっているけれど、
今日みたいにひょいと階段となると、
入院以来初なので、
気持ちだけで下りようとしてしまう…

これってすっごい衝撃でした…
お年寄りにはよくあることなのだそうです。
いやぁ、
なんでも私の感覚で考えたらいけないんですね…

花園に散る…

昨夜は娘がいい匂いしゅぱしゅぱしてくれたお布団で、
甘き良き香りに包まれて爆睡するはずでした…
しかし…
あっけなく愛の夢の花園は散りました。

私が悪い。

肩凝りがひどくて迂闊にも塗り薬を、
不覚にもあのタイガーバームを塗っちまいまして…

このタイガーバーム、
夏のお山の虫除け用に買ってあったんです。
もう冬なので、
ザックから出しパソコンの横に…
つらい時にはひょいと塗っていた…
そう、ひょいっと…昨夜も寝る前に…

このタイガーバームは臭いんですわ。
え～と成分は、
ハッカ油、ユーカリ液、メントール…
肩凝り・打ち身・捻挫・筋肉疲労。
虫除けとは書いてませんけどね、がっつり臭い。

…ってもう遅いわ。
お布団は甘くて良き香りなのに、
私の両肩からはタイガーバームの刺激臭がむんむんと…
花園に虫除けってかい…こりゃ準備良すぎだわ…

あぁ、アホもバカも通り越し、
悲しい一夜にございました…

ノドにシミるぜぇぃ

す、ストロ～ングっ。

何がノドにしみしみかと言いますと、
へっへっへっ、
アレに決まってます、アレ。
じゃん。




おおっ、
麗しの濃い濃～いチョコレートケーキじゃございませんかっ。




こちらはフロマージュ。




リボンはついてこなかったけどミルフィーユ。




ちょいとほろ苦カラメルムース。


何がどうしたって言いますと、
昨夜うちの若くて綺麗でいい匂いのするすてきな娘が帰ってきまして。
わざわざ大丸デパ地下から携帯でリクエストを受け付けてくれた。
（…本当は優柔不断のため一人で決められなかっただけの話じゃが…）

とまぁ、
あんなに恋しかった悲鳴の出るほど濃い、
ノドにしみ～るチョコレートケーキに、
ひょっこりありつくことができたのでした（笑）。

さてこの娘さん、
本当は土曜日の講習会終了後日帰りする予定でした。
だってね、
木、金と当直を挟んで３６時間ぶっ通し勤務、
金曜の夜はボーリングに飲み会、
土曜は札幌で講習会…息も絶え絶え状態で…

まっすぐ自分の住む町に戻って爆睡したかったでしょうに、
愛する母のため？にケーキをぶら下げ帰ってきまして。
胃袋にがつんとストロングなジュ～シ～さくさくとんかつ、
食後にはストロングなケーキ、
食べ終わると力尽きて寝てしまった…

今日もほぼ一日眠り続け、
『帰らなければ…』とむっくり起き上がり、
『ほれ、あなたも頑張ってね』と、
例のいい匂いのするコロンをしゅぱしゅぱしてくれまして…
おまけにサービスで、
ぴくちんと私の枕やお布団にまでしゅぱしゅぱと（笑）。
愛じゃのぉ、愛。

よって本日もまたワタクシは、
年甲斐も無く若き甘い香りがしております。
今夜はこの甘き良き香りを鼻腔一杯ふがふが吸い込み、
爆睡しまくる予定です（笑）。


…今その娘から『着いた』と連絡がありまして…
並んでやっと座れたＪＲ，
なんと通路に、
なんと娘の真横にじじさまばばさまが座れずに立っていたそうで…
さすが我が娘、
自分もへろへろなのに席を譲ったそうでして…
知らん振り、居眠りの振りするような娘じゃなくて良かったけど…
明日からの激務に耐えられるんでしょか…

歩道でちょいとラッセル

すっごい天気でしたっ。

夫はこの嵐の中義母の元へ。
帰りに高速道路閉鎖のため一般道を走り、
予定より３時間遅くに帰宅。

義母は快調に回復しておりましたそうな。
このままリハビリを続けると、
入院前のレベル近くまで戻れそうだと医師から説明がありました。
さすがガッツの人だわ、すごい。

私は私で猛吹雪の中義父の病院へ。
なんと、
お山用のサングラスをゴーグル代わりに。
初使用がお山じゃなくて道路で雪よけとはね（笑）。

そういえば細引きとマットも、
何故かじじさまのＴＶを村から運び出す時活躍したし、
モンベルのちゅうちゅう水飲むボトル、
正式名称は忘れたけど、
あれも病院で私の水分補給に役に立ったし…

さすがにスパッツつけて道路は歩かなかったけどね。
お山の道具がこんなに役に立つなんて（笑）。

路地は除雪車入ってないし、
吹き溜まりも凄かったし、
なんだか街中で軽ラッセルでしたわ…

もうすぐ３月。
春はもうすぐそこなんですけどね。

お嫁さんなのね

１月３０日からかかさず毎日病院へ通っております。
毎日顔を出してると、
だいたいあわせる顔が決まってくる。

で、言われるのが、
『えっ、娘さんじゃないの？お嫁さんなのっ。』
今時珍しいそうでして…
確かに父親に付き添う娘さんは見かけるけど、
義親に毎日付き添うお嫁さんは今のとこ私だけ。

だって、そんなこと言われたってね。

看護師さんや療法士さん、お医者さん、
私一人の時には○○さんと呼んでくれるけど、
義父と一緒の時には関係上お嫁さんと呼ばれるし。

いやぁ、こんなにお嫁さん、お嫁さんと言われるのは無かったわ…
名前をヨメに改名しようかしら。おヨメさん（笑）。

なんだか毎日通っているとね（笑）、
しっかりじじさま生活向上委員会に組み込まれておりまして（笑）。
私の介助でじじさまの院内活動を活発にしようと。
黙ってベッドに横になってると眠ってしまうでしょ。
看護師さんだって義父一人にばかり付いてられないし。
それだけ病院は手が足りないし、
義父は回復してきてるってことだし、
私も信頼されているってこと？？←思い込み激しい？？

毎日があ～～～っという間に過ぎてきますわ…

ピンポンマットでわかちこわかちこ

いやぁ…油断しちょりました…
例の足を下ろすと鳴る秘密兵器のピンポンマット、
また踏んじゃいましたわ…

マットの上に義父の靴が脱ぎ揃えてあって、
てっきり、
靴が置いてあるならスイッチオフ、鳴らないでしょと。
ちょいとそろりと踏んでみたら、
『ぶぅ～ぶぅ～ぶぅ～ぶぅ～』とエンドレスナースコールですわ…

廊下へ飛び出し、
『すみません～、私（また）踏んじゃいました～っ』

自己嫌悪に陥りそうだけどわかちこわかちこ～（笑）。

そう、ピンポンマットの名前発見しました。



マッタ君って読むのかい？？
ちょいと待った君？？
ありがたいけど、なかなか厄介なやつです。
いえ、学習能力のない私が悪いんですけどね。

すてきな？日本手拭い

おおぅ、いい天気。
久々にデジカメで今朝の三角山をぱしゃ。
やっとデジカメが手元に戻ったんですわ。
って修理じゃないですから（笑）。
これからデジカメ持って病院行こうかしら。


さて、
タイトルの日本手拭いですが、
私、お山では日本手拭いの愛好者ですっ。
夏でも冬でも必ずザックに突っ込んでおります。
今手持ちは２本。
トンボ柄と白波？柄。




証拠写真ってか？？
これは去年の銭天登頂記念写真。
この時デジカメが壊れたっけ…で、携帯で…
しっかり首には白波手拭い。
いないでしょ、手拭いおばはんじゃわい（笑）。

でね、
なんだか日本手拭い３本（３枚か？）いただきまして。
おっ、嬉しいじゃないって思ったんですけどね…




『京のてぬぐい』
ちょいといい感じのような、
それでいてなんだか一抹の不安と暗雲、嫌な予感も。
さてどっちじゃ？

うはっ、



後者の予感的中だわっ（笑）。
でもまだたたみ方によっては使える可能性もありかっ？？？

で、もう一枚がとんでもない（爆）。
じゃん、



うっへ～、
これって凄すぎると思いません？？
赤い稲荷に炎にお狐さんっ。
使えないって…
お山でこんなの持ってる人に会ったらドン引きでしょ。




伏見稲荷神社参拝には巻いて行く？？
でもあそこお狐さんではなかったか。




やっぱり使えそうにないな…

で、ラスト３本目がまた凄かった…




うっ…牛じゃ…干支じゃわ…




迎春＆松竹梅。
めでたいめでたいけどね～…
今年も１００均で探しましょ（笑）。

ばたばたばたばた

いつもご心配おかけしております。
毎日がばたばたと過ぎて行きます。

今日はこの猛吹雪の中、
朝から他の診療機関へ出張でした。
いやぁ、さすがに疲れましたわ。
車椅子を押すだけならまぁ慣れましたけど、
車椅子への乗り降り介助はまだ私慣れていない…
病院の広い場所で看護師さん付いてなら安心ですけど、
初めての場所で立ち上がるのがやっとの義父を介助。
体も神経もどどどどど～っと疲れました。

で私、帰宅してから３時間ぶっ通しで爆睡しちょりましたわ。

さて、そのじじさま義父ですが快調です。
今日のお昼から七分粥に昇格。
五分粥から七分粥になりますと、
お米の量が俄然違い、
かき回してもお米の抵抗というか存在感重量感が。
さらにおかずのパワーも断然違いまして。
今までは煮魚と葉菜だけだったのが、
今日はムニエルとケチャップパスタとあえものがついてきた。
じじさまご満悦（笑）。

例の深夜の一人立ち事件、
あれはあの晩だけで済んでおります。
どうやらトイレに行く準備を自分でして待っていたようでして…
看護師さんを呼ぶのが悪いと思ったのか、
自分はここまで出来ると知って貰いたかったのか、
切羽詰った状況だったのか…
そこのところは分かりやせん。

なんで毎時トイレだったのかといいますと、
天下の浣腸さまを夕方にぴゅっとしたそうで、
その名残り？がお腹を徘徊していたようでして…
（これに関しては『何とも無い』と言っていたので私の想像の域ですけどね）

でも看護師さんにとっては突然の夜中の一人立ちは『やめてくれ～』でして。
私もそう。
『何とも無い』では分からないではないかっ。
せめて『したいっ』と言ってくれっ。
これは問題発言かっ？？いや、じじさまなら大丈夫か…
素直にナースコールを押して呼んでくだされ。

じじさまも善意？の一人立ちは大変な騒ぎになると分かったようでして、
次の日からナースコールを押すようになりました。
でもまだ足元にはピンポンマットで注意体勢ですけどね。

あ、このピンポンマット（正式名称は分かりやせんが）、
ベッドの脇の床に敷いておきますと、
足を乗せただけでナースコールのぶ～ぶ～音が鳴るっ。
秘密兵器か？？さすが病院、こういうのもあるのね。
私も一度不覚にも？足を乗せてしまい、
ぶ～ぶ～鳴らしちまいやした。
慌てて廊下に飛び出し
『すみませ～ん、私踏んじゃいました～っ』と。
今は日中はオフになってますが。

でもこの騒動の真相はなんだったんでしょね…
的確な状況判断をする力は弱くなってるのは確かです。


最近感じるようになったことは、
義父のプライドとどう付き合うか。
ただでさえ耳が遠く、言葉も不自由な義父です。

回復してきて意識レベルも体調も戻ってくると、
リハビリ、歩くのは喜ぶけど、
自分の出来ないことや苦手なことはイヤみたいでして。
特に頭系や、じじさまから見ると幼稚な作業、
（決して幼稚ではなく機能を調べてるだけなのですが、
　こんな簡単なことさせるのか、馬鹿にしてるのか）
とでも思っているようでして。
どうも前向きポジティブじじさまになれない。

出来ることならまだいいんですけど、
片麻痺と関係ないことで出来なかったりすると…
『あんなのいい加減に時間を費やしているだけだ』とお怒りでして。

…って上の発言、じじさま本人の口から出た言葉なんですけど、
大正９年生まれの８９歳のプライド。
こりゃ１００歳までお付き合いしそうな予感なんですけど。

作戦会議と…

逆チョコこなかったな…当たり前か…

さて、昨日の話なんですけど、
いつも親身になって考えてくださる看護師さん、
（なんかひっどい絵になってしまったけど）、
ソーシャルワーカーさんや理学療法士さん、
いろいろ話し合いをいたしました。

で、看護師さんとじじさまを今後どう進化させるかを。
義父に今そして今後一番必要で、
義父にとって一番難しいこと。
それをなんとか慣れて、身につけてもらおうと。

なんだか分かります？？？

それは人を呼ぶこと、
人の手を遠慮せずに借りること、
ナースコールを押すことなんですわ。

なかにはなんでもかんでも押しちゃう患者さんもいますけどね、
義父は絶対押さない、押せない…
なんでも『大丈夫だ』で済ませてしまうし、
体がベッドでひしゃげてても、
誰かが気がついてくれるまでそのまんま…

もちろん私にも「ああしてくれこうしてくれ」とは言わない。
本当に必要なことは言うけれど、
こっちが先回りして察してあげなければ、
とことん我慢してしまうんですわ…

看護師さんは今が学習の時期だと言いました。
じじさまがこの先、
我が家に帰れるとは限らないし、
今後も病院・入院は切り離せないだろうと。
穏やかで遠慮がちな性格がかえって災いすることもありうるし。

病状も安定してきたし、入院生活にも慣れてきた。
ここでなんとかナースコールを自分から押せるようになってもらいましょと。

それで私はじじさまに付き添う時間を短くする事になったのですが…

昨夜さっそく騒ぎがありまして…

転落防止柵を自分で外し、靴を履き、
夜中に一人で歩きだそうとしているところを寸前で見つかった…
『トイレに行きたい』とか『なんでもない』とか要領を得ない…
一度だけでなく何度も何度も。
患者が起き上がると鳴る特製技ありナースコール？を付けられても、
スィッチオフを覚えてしまい、切ってしまう。

これって…う～ん…

大声をあげたり騒いだりではないそうだけど、
夜は眠れなくても横になってるってことが分からなくなった？？？
まだ一人だけで歩く力はありませんから、
ここでコケたりしたら大変なことに。

私がどうして歩こうとしたのか聞いても、
答えが様々でして…

トイレに行きたくて呼べなくて自分で行こうとしたのか、
（看護記録を見たら２３時以降毎時トイレに連れて行ってもらってるけど）
それともじじさまの頭の中で何かが起こってしまったのか…

昨夜は２３時以降一睡もしてないはずなのに、
『ぐっすり眠れた』と…

今日はいっぱいお喋りをしたけれど、
全然話におかしなところはなにもなし。
歴代入院おかゆのベスト３も話してくれるし、
話題は台湾まで飛んでもしっかりしてるし。
食事のメニューも覚えてる。

今夜はピンポンマット（足を下ろしたら鳴るマット）と、
種類の違う転落防止柵を用意すると言ってたけど、
なんだか夜が怖いですわ…

ど～んとな

昨日、いつものように病院へ急いで歩いておりますと、
なにやら懐かしの音、響きが…
見上げると街路樹になんとアカゲラがいるっ。
路地じゃございやせん、
車がびゅんびゅん行き交う大きな道路にございやす。

おいおい…
必死に街路樹をドラミング中でして…

こっちも必死で携帯でぱしゃっ。



トリミング粗すぎてできないぞっと…
どこだい？どこにアカゲラいるのかにゃ？？

こんなに近くで見たのは初めてでして。
真下から見上げると、
朱色がかった赤いお腹とおケツがくっきりはっきり。
山より街中のほうで間近にみられるなんてね。

『こりゃいいことあるかいな』なんて病院へ向かったのですが…

ど～～ん…とね（笑）…
このワタクシでも地盤沈下いたしました。

担当の医師から経過説明と今後についての話しがあったのですが…

まずは【肺炎】について
義父の肺炎は誤嚥性のものでして。
腸閉塞の吐いたブツを誤飲、
ブツは酸性ですので即肺炎に。
今後吐かなきゃＯＫだと思うのは間違いでして。

飲み込みの検査をしたところ、
義父は嚥下が普段からうまく出来ていないそうで。
高齢者には珍しくないことなのだそうです。
固形物はＯＫでも液状がまずい。
口の中に残っていなくても、
喉の奥で僅かに残っている液状のものが気管に落ちてしまう…
本人はうまく飲み込めていると思っているので納得しない。
「トロメリン」というとろみをつける粉を混ぜてとろ～りにしてますけど、
やはり一食につき数回はムセる…

食欲旺盛なのは嬉しいんですけど、ガッツいて食べてしまう…
ゆっ～くり、何度も噛んで、集中して息を止めて飲み込む。
これが誤嚥を防ぐ食べ方なんですけど出来ないやらない納得してない。
腸閉塞の予防にもゆっくり、しっかり噛んで食べるのが有効なんですが…
肺炎も怖いけど窒息だって考えられる…

【腸閉塞】について
盲腸の傷跡に癒着があるので、
いつ再発してもおかしくないそうでして…

手術でメスを入れるのはさらに癒着を招く危険性があるので、
腸の動きを活発にする薬と、
水分補給←ってムセるんだわ…、
できるだけ体を動かす←って動けれないんだわ…

【リハビリ】について
約５日間ベッドで寝たきりだったので（ご乱心騒動もあったけど）、
入院する前の状態には戻れないでしょうと。
今現在義父は、
なんとか介助されて１０ｍ歩けるぐらい。
車椅子に座ってられるのは１時間が限界。
立ち上がる、座るのは介助ありでやっと。

でも今日看護師さんと理学療法士さんは、
『先生の言うより回復すると思う』と言ってくれたけど。

【認知症】について
日常会話では感じなかったけど、
検査してみたら歳相応に見つかりまして…
簡単に言うと、「逆」が弱い。
３、８、４、なら４、８、３、と言えないとかね。
ちょっと複雑なことになると出来ない…
たまに「ぽわ～」としてることがある。
まぁ今のとこ生活面では問題ないですけど。

【さらにもうひとつ病気発見】…
なんと前立腺腫瘍マーカー（ＰＳＡ検査）でまずい値が…
前立腺ガンの可能性が５０～８０％あるそうな…
再検査＆精密検査してみないことには断定できないけどね。
前立腺ガンは比較的進行が遅いそうなので、
今から悲観視するのはやめようと思ってますが…


で、今後どうしますかと言われてもね…


考えてはいるけれど、
考えてはいたけどね、
じじさまは物ではないですから…
おまけに入院中のばばさまもいるわけですし…
夫はほぼ戦力外ですし…
介護介助が必要な老人が二人。
札幌にくるのを拒みに拒んでいた人たちですから。
速攻動ける人間は私一人だしね…

とまぁ昨日はさすがに凹みに凹んでしまいましたが、
へたれていてことが進むなら冬眠宣言でもしますけどね（笑）。
まぁなんとか今日は元気になりやした。
ブログのタイトル変えましょかね（笑）←あ、なんか自虐的だわ（笑）。

よき香り

数日更新しないと、
きっと義父がまずいんじゃないのかとか、
私がよたれてへたってるんじゃないのかとか…
なんだかいろいろご心配おかけしております。
義父は快調、私は元気なのですが、
さすがにぎうぎうで、更新できませんでした。

そのじじさま、義父ですが、
『ちょっとまずいですね』と医師に言われてた肺炎良くなりまして、
酸素を外され、
動きの悪い腸も薬でなんとか動き始め、
月曜日から流動食、
火曜日のお昼から三分粥、
今日は点滴も外され、チューブは全て無くなりました。

病室もナースステーションのまん前から、
静かな部屋へ移動。

三分粥ながらも食べ物を口に出来るようになると、
みるみる元気とパワーが出てきまして、
９０ながらも動きにキレ味？が見られるように。

困ったことや問題点はまだいっぱいありますけどね、
おかげさまで随分元気になりました。
良かった良かったです。


さて、
月曜の夜にうちの若くて綺麗でいい匂いのする娘が帰ってきまして、
昨日は一日二人でじじさまに付き添っていたんですけど、
久しぶりに見る孫娘の美しい姿にじじさま涙（笑）。
仕事が忙しくて、
やっとこさっとこ帰ってこれたのですが、
じじさま嬉しかったんでしょね。

今日は夫が病院へ顔出し、
私は娘と久しぶりの札駅へ。

娘；『ねぇ、誕生プレゼントに何欲しい？？
　　　ブーツ（爆）買ってあげるっ』

私；『あのね、歯が欲しい（爆）、
　　　髪切りに行きたいわ（願）。』

ブーツ欲しいけどね、時間ないしね…
気持ちだけで十分じゃわ。ツケにしといてちょ。

それでもランチは忘れずに。
胃袋にストロングなもの食べたいと騒ぎながらも、
なんだか『チョイス』の魅惑に誘われまして…








慌てて携帯で撮りました。

なんだか今までは当たり前の札駅ランチが、
非常に別世界に感じてしまいましたわ（笑）。

その後娘はＪＲ、
見送った私はその足で病院へ。

そう、冒頭の絵なんですけどね（笑）、
いい匂いの元、
つまり娘愛用のコロンを、
『ほらほら、あなたもね、頑張ってね』としゅぱしゅぱしてくれた（笑）。
おまけにぴくちんにもしゅぱしゅぱと。

よって、
本日ワタクシは、
年甲斐も無く若き甘きよき香りがしております。
なんだか娘の愛と優しさに包まれております。
お風呂に入るのがもったいないぞっと…

ちょいと、でへへ

いやぁ、なんだかね（笑）。
やっと周りを見回す余裕がでてきたんですけど。

良く見りゃこの病棟、
じじさまばかりなんですけど、
働いている男子がすこぶる良いっ！！
看護師さん、技師さん、全て若くて美形＆くせあり系。

私ね、特に若いイケメン群もビジュアル系も興味ないんですけど、
場所が場所だけになんだか嬉しい、得した気分でして（笑）。

さらに皆おケツがすこぶる良いっ！！
あっ、これってかなり変態おばはんじゃわ。
いえ、いえいえ、
意外な穴場というか、
じじさままみれに清涼剤？つかの間のオアシス？？

とまぁ、この苦境にうなだれず顔をあげ、
密かにぐふぐふしております。ちょいと違う？？

…おっと、
ちゃんと看病してますからぁ。