毎日が夏休み

LEAVES THAT ARE GREEN TURN TO BROWN

もうひとつ、アノ滝

2008-06-21 17:47:47 | 小樽
今日紹介するのは、もうひとつの、アノ滝です。



「かま栄」とか「北の誉」でお馴染みの「水すだれ」です。
穴滝の水もここに流れているんだなぁ、きっと。

穴滝の帰り道に奥沢水源池に寄ったんです。
6月から一般解放されているそうなので。
で、でなんですけど、



入れましぇん…
この奥を見たかったのに…この先で第二の昼食にしようと思ってたのに…
ああ、悔しいぞっと。



奥沢水源池入り口そばに、こんな自販機がありました。
ザックの中にまだ1リットルは残っているのでパス。
いやぁ、最近飲み物が残っちゃって、これがなかったら軽いのになぁと。
でもやっぱり心配だから多めに持ち歩いちゃうんですけどね。
ああ重い…

見たことの無いもの発見。



疲れて斜めってますけど、
これって消火栓!!
赤は分かるけど、青い帽子はなんでしょか??
白いポールもついてます。上には目印っぽいのがあったような…
小樽市の消火栓ってみんなこれなのかしら?
それとも、ここ天神町界隈だけなのかしら?
小樽の街中歩いていても気がつかないしなぁ。
なかなかめんこいぞっと。

さて、帰りのバスは、奥沢口で乗り換えはやめて、
一度小樽駅まで出る事に。

なんかね、小樽の駅で着替えるのがパターン化してきてまして(笑)。
この日は駅前にある「長崎屋」にお邪魔。
トイレに直行、汗だらけの服を着替え、手を洗い、
さらさらシートでごしごし拭いて、おまけにスプレーをシュー。
これって違った意味で臭いかっ??
いえいえ、そこまで臭くはありませぬ。

ここまで念入りにシューしたかと言いますと、
祝穴滝探検記念で、
あの有名な「あまとう」で美味しいモン食べましょと。
観光客のなかに山帰りのオンナは嫌われそうですからぁ。
一応さっぱりと身なりを整えまして。
いえ、Tシャツ着替えただけですけど(笑)。

私、小樽の端は歩いていても、中心部は全然わかりません。
札幌でいうなら「狸小路」みたいなアーケード街を歩きまして、
「あまとう本店」に到着。
あ、あれ?閉まってる…ぬぉぉっ、定休日だとぉ…
ここに着くまで頭の中は、
クリームぜんざいやパフェにケーキが乱舞してたのに…



意気消沈で旧手宮線。
そうだ、娘と去年ここらへんでソフトクリームを食べたっけ。
小樽は詳しくありませんからぁ、繰り返しますけど(笑)。



あまとうの敵を山中牧場で。



爽やかな味じゃのぉ。
と、外を見ると雨です。天気予報大当たり。



さ、次の小樽はどこ行きましょか(笑)。
今度は観光のパンフレットも持ってこなきゃね(笑)。

穴滝へ~まさかの二

2008-06-20 23:31:31 | 小樽
ああ、ショック。
ブログの字数制限にひっかかってしまうなんて…

続きです。



穴の内部はとても広くなっていましてね、
幅は30~40㍍、奥行きは10㍍以上ありそうです。
高さは5㍍はあるかと。
えぐれてオーバーハングになっておりまして、
その穴の縁から滝が落ちているんです。



裏にも行けます。





向こう側へと移動。





移動するにも苔と水飛沫でコケそうになります。









はぁ~、なんてとこなんでしょ、ここは。
来てよかった。静寂の音といいますか、しーんと静まり返っているんですよ、
滝の落ちる音を除いては。あとは時おり野鳥の声。
こんな場所があるんだなぁと。
この滝は奥沢水源池、勝納川の源流付近なんですって。

洞窟の奥の写真は暗いので写しませんでしたが、
滝のそばには石を積んだ賽の河原、洞窟の壁には儀式?で使ったのか、
壁が何箇所も四角くくりぬいてありました。

一通り眺めたあとに、早すぎる昼食。
で、おにぎりを食べていますと、入り口に誰か来たような。
見ても誰もいないんです。
そんな気配が数回。白い光りがぱっと光るのも数回。
あれ?あれれ??なんですよ。怖さとか異様な霊気とかは感じませんけど。
これは『早くに帰りなさい』ということだなと。

おケツについたさっきの泥を綺麗に拭きまして、
これでバスに乗っても大丈夫だわと(笑)。

そう、書き忘れていましたが、
穴滝到着はちょうど10時。
あのトイレから1時間半、
林道ゲートからは1時間でした。
穴滝滞在時間は30分。のんびりさせていただきました。

さぁ、帰るか。
きたときと同じようにお礼を言いまして、
穴滝を後にしたのでした。



ありがとう、穴滝、さらばじゃ、穴滝。

来た道を戻るというのは、ちょっと気が楽です。
楽ですが、



ああ、これまた渡るのね…



場所によっては、これ足をどこに置けばいいんじゃと。
ねじれの構造?身をひねり変な体勢になりつつも水没せずにクリア。

最後にもう一度振り返り、



穴滝に感謝を。

さて、この道、はっきり言いまして楽しいです。
泥に岩に水でしょ(笑)。
熊の恐怖と天気の心配さえなければ、
もっと、とことん遊んでいたいぞと。

で、なんとここで初めて人に会いましたっ!
女性(私よりぐぐんと年上)3人組。
お互いの顔に安堵の色が(笑)。
人に会うと何故だか安心します、こんな山奥では特に。

私は人がいて安心したのですが、
むこうは『一人なのっ!!』っと。
ザックから山菜が飛び出しておりました。

分岐に戻りまして、
緩い下りをたったか歩きます。
気持ちの上では行路よりも楽なんですけど、
だからといって、ぷらぷらする気にはなれましぇん。

一応余裕?で、



トリアシショウマかな?。



タニウツギに、



サイハイラン。

ゲートに近くなると、さらに余裕?で、



奇妙な記念写真を(爆)。
わかります?カーブの反射鏡(笑)。
ちょっと歪んでるけど、まぁいいかっ。
無事に奥沢水源池まで戻ってきたのでしたっ。
帰り道は、天神町浄水場まで1時間12分。
今回はダニ付着なし(笑い)。めでたし、めでたしなのでした。

穴滝へ

2008-06-20 23:30:30 | 小樽
昨日の前説に続いての本編です。

天気予報では数日前から晴れだったのが、
前日、当日と午後から雨の予報に。
根性で5時起きいたしまして、通勤客に混じって高速バスで小樽に向かいます。
なんかこの頃札幌~小樽間の高速バスに乗ってるよなぁ...

奥沢口で下車しまして、路線バス「奥沢線16 天神町行」に乗り換え。



おはようさんです。朝の奥沢十字街です。
で、終点で下車。やっぱりまた終点だわ。

さてさて、夏山ガイド①によりますと、
穴滝の歩道入り口までここから6㎞となっております。

終点でバスを降りても、これといった案内や標識は見当たりません。
ちょっと不安。
でも奥沢水源池なら奥に違いないと、道なりにずんずん進んでいきますと、
案内板発見。



年季入ってます(笑)。
今私がいる場所は、左のピンク一番上の線の起点近くにある黄色の○。
向かう穴滝は、右上一番端です。
ちなみに、ピンクの線は車が入れるところ、
青からは車両進入禁止となっております。

道なりに進みますと、あったわ、奥沢水源池。
でも、天気が崩れる前に穴滝ゾーンを出たいので、
ここには寄らずにぐいぐい進みます。
雰囲気的に奥沢水源池奥から自然歩道が始まるような気がしますけど、
途中までは車が入れる道ということは、
広い道を進むのが正解じゃないかと。
これといった標識は無いのでまた不安に。
地図どおりに、車道をぐいぐい進みます。

「とても用を足したくない」トイレの横のベンチで身支度を整え、
出発です。トイレ?行かなかった(笑)。切羽詰ってない限り無理、あそこ。


右手に天神町浄水場、ここまでは舗装道路です。



道が分かれている先に標識を発見して、ほっと一安心。



天神町浄水場から先は穴滝への分岐地点まで延々林道歩きです。
林道も最初の頃は、



まぁまだ人の気配のする(実際には誰もいませんが)、
砂利道でして…
車一台分の広さです。
ずんずん行きますと、



あったわ、白井沢林道との分岐。



左の道が白井沢林道。このゲートは穴滝の林道ゲートとは違いますから。
熊看板を熟読いたしまして、
この二股を右へ進みます。

と、すぐに林道ゲートが見えてきます。



車はここまででストップです。
ゲート脇の路肩は結構駐車スペースがありました。
でも、ここまでくる道はかなり狭く、対向車があるとおっとっとです。
待避所っていうのかな?
すれ違うために設けられたスペースなら数ヵ所ありましたけど。
この日は平日、車は一台も通りませんでした。

そう、ちょっとだけ淡い期待を胸に歩いていたんです。
車が通らないか、ゲートに駐車してないかと。
ゼロ。ゼロ。ああ、ゼロ。
覚悟はしてましたけど、やっぱり一人なのね(笑)。



ゲート手前の木に標識が巻いてあります。
1.5㎞を急ぎ足で歩いてきました(笑)。だって、怖い。
静かでのどかな道なんですけど、怖い。
先程の使いたくないトイレから30分です。

熊は日中は歩き回らないといいますけど、
変わりモノの熊がいるかもしれないし、
午後からお天気崩れるのなら、
早めに食料調達に出る熊がいるかもしれない。
考えたら限が無いんです。
まず、熊よけの鈴をザックにぶら下げ、
創意工夫(笑)のお手製じゃらじゃら響く鈴をストックにつけ行者スタイル、
この日のために、小型のラジオを購入、これを流しまして、
さらに時折笛をぴぃーっと。

横を勝納川が流れておりますので、
川音が大きくなったらさらに笛をぴぃーっと。
ウルサい歩きにございます。
小鳥はいっぱい鳴いてるし、沢のせせらぎも涼やかで、
木漏れ日降りそそぐ林道歩きのはずなんですけど、
味わいたくても恐怖心、必然的に早足となってしまいます。

おっ、



なんかソレっぽいぞっと。
あ、いえ、これが穴滝と言うのではなくて(おわかりでしょが)、



滝を目指して山奥に進んでいるっぽい雰囲気でしょ(笑)?
地図では送電線の下を通るはず。
げげ、無いぞ、まだか?何処なんじゃ。
あった、送電線。



隙間から僅かに見える程度でした。
これと言った特徴の無い林道、地図上と現地と一致する箇所を見つけると、
これまた(ほっ)っとしてしまうのです。


次のポイントは川ね、勝納川が今までは私の左側だったけど、
これを渡って私の右側を流れる事になるはず。



おお、渡るというから橋かと思ってたけど、
普通に林道を歩いていたら越えていました(笑)。
足元どうなってたんだい???

近いわ、近いわ、近いはず。

あった~、あったわ、分岐よ、標識よ。



げ、道、やっぱり細…
そう、予習していたとおり、ここまでは前哨戦でして、
真の戦いはこれから先なのでごじゃります。
林道を折れずに進んでいきますと、小樽峠、松倉岩です。





ここまで林道ゲートから約40分、
あのトイレから約70分です。
よっしゃぁ、頑張れ私。ここからが本番じゃ。

標識を右に、草ぼうぼうの道を進みます。
それでも人が歩いているようで、道はしっかりついてます。

うわっ、沼??



イメージガラガラの水芭蕉におもわず苦笑い。
お決まりの、



倒木越え。ごろごろあります(笑)。
なかなか鬱蒼としておりまして、



心細くなります…
足元、悪いです。本当は長靴を担いでくるつもりだったんですけど、
重いのでやめにした…ここは長靴の出番だったなと。
ぬちょぬちょ泥泥地帯が何度も現れます。ずぶぶぶぶって感じの。

なんだか、
『この道であってるの?私どこかで道見落とした?』と不安がむくむく。
そんな不安な私の前に現れたのが、



おお、見覚えのある、へんてこりんな橋!
穴滝に行った人のブログやHPにはこの橋が結構登場しております。
みなさん、このへんてこりんを渡ったのね。
なんだか仲間をみつけたような(笑)、妙な連帯感が勝手に。



激しく渡り難いのであります(笑)。
高低差と幅が、なんともまぁ合わないんです。
帰宅後、ガイド本(札幌・小樽ゆったりハイキング)を見直したら、
この上に木の橋というか梯子というか、そんなのが乗っかっていました。
今は腐ったのか、壊れたのか、ありません。



この水は穴滝から流れているはず。頑張れ、進め、私。

あった、



最後の標識。
穴滝まで0.2㎞、
遠藤山まで2.1㎞。

当初、遠藤山に抜けるコースも考えていたんです。天狗山も。
まぁ今日は欲張らずに着実に穴滝のみで。

どんどん足元が悪くなります。
岩あり、苔あり、倒木、水溜り、泥だらけ。かなり滑ります。



この、奥の倒木ってのがイヤラシい高さでして。
もうしゃがみ歩き?ですわ。

ま、まだかい?穴滝は、洞窟は。

泥んこぬちょぬちょの道を歩きながら前方に目をやると、
『うぉぉぉぉっ!!、穴だーっ!!』、
そして、
『うわぁっ!』。コケました(爆)。

ほんと、「びっくりして腰を抜かす」じゃないですけど、
びっくりしてモロ尻餅でした…
足場の悪い場所ではよそ見は禁物ですな…

これが出会いの写真です。



近くにあるように見えますけど、実際にはかなりまだ距離があります。
事前の知識はありました。
突然真っ黒な洞窟の穴が現れるって。
知っていても、これは驚愕でした。

この写真を写す手前の泥場でコケました。



ここで洞窟を発見していたならビショビショだった??
むんずと立ち上がり、おケツの泥に嘆きつつも写した記念の一枚です(笑)。



ほんと、穴です、洞窟です。



誰が一番最初にここを見つけたのでしょう。
急ぎたいのに、早く着きたいのに、



うう、慎重に渡って、



すぐそこなのに、



また渡って…
やっとこさっとこ洞窟入り口手前に到着。
うわぁぁ、



この写真は!!
夏道でコケたの初めて、こんなに水を渡ったのも初めて、
こんなテブレというかぐにゃらな写真が写ったのも初めてです。

洞窟を覗き込み、
『あ、ここはきちんと挨拶をしたほうが良さそうだな』と感じましてね、
『○○みどり、札幌からきました。お邪魔させていただきます』と。
全然、嫌な感じはしないんですよ。不気味とか気持ち悪いとか。
ただ、直感です。ここはそういう場所だなと。


では、大変長らくお待たせいたしました。
これが穴滝です。



す、すみません、入力字数オーバーなんですって!!
この先は2本立てとなってしまいます、ぐわぁ...



穴滝へ 前説

2008-06-19 21:12:12 | 小樽
穴滝をご存知でしょうか。
小樽の、奥沢水源池の奥の奥、遠藤山の近くにある、
秘境と呼ばれている滝です。
やっと、今日行って、この目で見てきました。

始まりは一冊の、この本です。



北海道新聞社から去年の6月に発行された
北海道百科 13号 自然と遊ぶ

偶然手にしてから早一年。
いくつもの紹介してある記事の中から、
真っ先に行きたいと思ったのが穴滝でした。
なんででしょう??
その写真の美しさか、漂う独特の雰囲気からでしょか。

好奇心と行動力。

熊が出るかもしれないという恐怖心と、
山奥へと続く一人ぼっちの長い道のり。
これがずっと心にブレーキをかけていたのですが...
好奇心のほうが勝りました(笑)。

夏草が生い茂る道を進み、何度も細い川を越え、
突然目の前に現れた、山肌の岩壁にぽっかり開いた黒い穴。



洞窟への入り口です。
そこで私が目にしたものは…
うまく言葉では表現できません。
美しいとか神秘的とか霊気が漂うとか...
どれも当てはまるけど、それでは足りない。
不思議と素直に「ありがとう」という言葉が出てきました。



滝の写真を載せたいんですけれど、
なんかまだ思い出して一人で眺めていたい、そんな気分です。
あ、私ってケチ??
いえ、正直、くったくたのへっろへろなんです(笑)。
体力も使ったけど、
それ以上に緊張して気が張り詰めていたんでしょうね。
こんなに疲れたのはいつ以来でしょうか。

まずは、熊にも遭わず喰われず、無事に我が家に帰ってきました。
明日はいつもの『うぉぉぉっ』の、長編探検記をアップします。


小樽海岸自然探勝路~番外編

2008-05-07 21:15:15 | 小樽
ちびちびと引っ張ってきましたが、今日で最終回を迎えます(祝)。

ホテルノイシュロス小樽の奥で小樽海岸自然探勝路は終りましたが、
その後の行動の軌跡を(笑)。



暗い写真ですが、左端の建物がホテルノイシュロス小樽、
昔は天望閣でしたよね、
このホテルの前の道を奥に進んで右手に探勝路の標識があります。
ホテルの前の道を下って行きますと、
歌碑と展望台がありまして、人がたくさん写真を撮っています。
もちろん観光客でして…ここまで来ると私は異物でして…



日和山灯台、鰊御殿がぐ~んと近くになりました。
その下は小樽水族館ですね。

でね、この展望台を後に道なりに進んでゆくと、
小樽水族館と遊園地(祝津マリンランド?)にぶつかるんですわ。
もう、まるっきり別世界でして…
ちびっこ連れた家族連れやデート中の若いコたち…
すっごく変な目で見られまして…
もうここは海エリアなんですね、でも私、モロ山の装備でしょ…

すれ違う若いコに『山~?山~?』と…
悪かったね、ふん、あんたら滝を知らないでしょ、あの絶景を知らないでしょ。
と、一人吠えて歩いていますと、



鰊御殿に到着。
そう言えば、駐車場のおじさんにも『どこから来たの?』と言われたし…
まぁいい。



ここも眺め良か~。岩の先端には釣り人が。



祝津の港でございます。



海中の昆布が見えるってのがすごい。
でも、ほんと、高いし、落ちたらサヨウナラなんですわ。
私今回初めて数珠を巻いて来ましたからぁ。
赤岩山では今年の3月か4月に一体発見されたそうで…

おお、ついに来ました、



日和山灯台です。先端到着です。



青い…右上には白いヨット。



小樽に住んでる人はいいなぁ。
私なら月に2回は来ちゃうかも。塩谷丸山もあるしさぁ。



三角点発見。



なんだか無性にソフトクリームが食べたくなりましてね、
帰りに探してみたんです。
ほら、観光客の集まるところなら、ソフトクリームの模型というか看板というか、
道に立っていそうなものなんですけど。
でも、無いんですわ。
店先で魚は炭火で串刺しにして焼いていても、
ソフトクリームはやってないんですわ…
で、辺りを見渡しても、コンビニも無いんです…
ありそうでない。
自販機で生茶…

その後、小樽水族館前発のバスに乗り小樽駅へ。
ここで銭湯計画立ててお風呂セットも用意してたんですけど、
時間的にもニオイ的にも帰ることに。

小樽駅に「ルタオ」が入ってたはずなんですけど「あまとう」になっていた。



全然参考にはなりませんが、
オタモイ団地のバス停の写真を撮ったのが08:28、
最後の崖の写真を撮ったのが14:53でした。

高速バスの車窓から高島岬、下赤岩山、赤岩山が見えましてね、
自分で『うぉぉ、あんなに私は歩いてきたのか』と感心してしまいました。

もう一つ感心したことが。
今回モンベルのジオライン3Dメッシュたるウエアを着てたんですけど、
これ、ニオわないですね、びっくり。
いえ、きっとニオってるんでしょうけど、
今まで私が着ていたものに比べりゃスゴいレベルです。
外を歩いている時にはさほど感じなくても、
バスとか建物内だとかに入ると、
もう汗臭い私に泣けてくるんですけど(涙)、
今回は泣かなかった(笑)。
もちろん、最大限のモラルと努力で処理はしてますけど、
結構拍手モンでした。

さて、次はどこに行こうかな。やっぱり海が見える高いとこがいいなぁと。
でもその前に、長時間登りの訓練をしなくちゃね。うん。

最後に、数日間にわたり、
飽きずにお付き合いしてくださった方々、
ありがとうございました。感謝です。

小樽海岸自然探勝路~赤岩山・下赤岩山

2008-05-06 21:20:20 | 小樽

いやぁ、何日も引っ張ってますが、今日で最終回に出来るか?(笑)。

昨日は山中海岸・チャラセナイの滝~出羽三山神社の分岐まで書きました。



これですね、この分岐を「赤岩・祝津方面」に進むんです。
でね、私この先の道をナメてたようでして…
この先、赤岩山山頂の前にある352mピークまで、
標高差200㍍を上るんですよ…
ゆっくり歩けばたいしたことはないと…
自宅での計画でもあまり気には留めていなかった…

ところが、
実際2本(唐門~オタモイ海岸~唐門、出羽三山神社~山中海岸~出羽三山神社)の上り下りを繰り返したあとのカラダには、責め苦なんです…
歩いても歩いても、歩いても歩いても、上りが続くんです…
ゆっくりなら歩けていたのが、
そのうち休む回数が多くなり、
何度も足が止まってしまい…く、苦しい…

せめて眺めでもよければ気が紛れるし救われるんですけど、
眺望はほぼ無し。
黙々と歩くしかないんです…
カタクリの時期も終わりのようで、



枯れていないカタクリは僅か、殆どが私のようにぐったり枯れ始めている…
(ああ、私ってやっぱりタフじゃないんだわ)と意気消沈。
今後、もっとロングロングな上りの山はどうしたらいいんでしょ…

で、なんとか352ピークを越えたのか、平坦な道も出てきまして、
さらに、



道に石・岩がごろごろ現れましてね、これは山頂近くに来ているぞと。
心も足も軽くなったところに、
藪から棒、



いえ、藪から鉄塔が見えましてね、もう、ひゃ~っでした(笑)。
でね、本来の道はこの鉄塔から外れてるんですが、
踏み跡発見、こりゃ鉄塔に続いてるだろうなと予測、
ずんずんササを掻き分け進んで行きますと、
じゃ~ん。



鉄塔真下に到着です。
小樽の町からよく見える、あの赤岩山山頂のアンテナ群の真下にいるわけです。
藻岩山の鉄塔の真下っていうのも結構嬉しいんですけど、
遠くから見てもはっきりわかる場所にピンポイントで立ったっていうのは、
単純な私にはなかなか快感です。
いえ、自己満足なだけなんですけどね(笑)。

ここまで(山頂標高371.1㍍)来てしまえば、あとはロングな上りから解放です。
このアンテナ群をちょいと越えたあたりで、
ぽかっと草地のベンチが現れまして、
おお、展望台です。



素晴らしい眺めですが、ちょいと霞んでいるのが残念。
手前からツルカケ岩、窓岩、竜ヶ岬(崎?)、余市湾、古平町です。
軽く休憩後、この展望台横の道から赤岩峠を目指します。
目指すはずなんですけど、突然足元に崖が…



ぴぇ~ですっ。
柵、ありません。背中押されたらサヨウナラです。
でも、見事に美しすぎます、この海の色、ベージュの土と新緑。



足が膝がわなわな…怖すぎる…
市原悦子や船越英一郎、片平なぎさがポーズをきめていそうな…
真っ青になりながら写真を撮り、
美しすぎる景色に別れを告げ、この先の道を進んだのですが、
やがて踏み跡が細くなり、ササを掻き分け…
あれ?、この道で合ってるの?と不安になり始めたところで、
ぽこっと抜けたのですが、なんとさっきの展望台でして…

??どうして私戻ってきたの??
ひょっとして、分岐を見落とした??

再度、あのベンチの横の崖の道、見落とさないよう、
私も落ちないように注意して分け入ります。



ぴぇ~、また来てしまった…
踏み跡を見落とさないよう気をつけて、ササを掻き分け進んだのですが、
やはり先ほどと同じ展望台にぽこっと出た…

え?正しい道はどこなの?私はこの崖っぷち周りから脱出できないの?
なんでこんな怖いところ、2周もしてるわけ??

そういえば、この展望台に来る道の途中にショートカットがあって、
道が交差していた…そっちが正しい道なのかなと。
私の手持ちの地図ではベンチから直進になっているのですが、
帰宅後別の地図を見ると、ベンチから戻るようにUの字にカーブして続いている。

私が2周もした崖の道は、
「三つの岩塔」と呼ばれる、上の写真の撮影&ビューポイントだったんですね。
得したような、怖い目にあったような…
正しい道に気がつき戻りまして、
あとは赤岩峠に向かってGOです。



ぐんぐん下ります。
(お風呂にでも入ったの??)っていうぐらい、
色鮮やくっきり澄んだアカゲラが。
こんなに白・黒・赤が際立ったアカゲラは初見です。綺麗でしたぁ。

出口近くに、



カタクリの群生が。こちらはまだ多少咲き残ってました。

赤岩峠に到着。



証拠写真(笑)。



ここから赤岩海岸へ下り、極め、中赤岩、
東大壁を見るつもりだったんですけど、
この道も通行止、頑丈にバリケードがしてありました。



年季ものの看板。
この赤岩峠からお堂を通り越しますと、
下赤岩山、尾根左手は絶景、絶景の連続です。



ここはロッククライミングの名所でもあります。



どこを見ても、



うわぁの連呼。

遊歩道の柵を越え、いたるところに、



岩塔へ続く道が。
岩肌にクライマーさんがいないことを確認して、



ちょいと先端近くまで行って見ました。



ぶるぶるぶる~。
オタモイ方向を見ると、



赤岩山の鉄塔です。さすがピンポイントでわかる(笑)。



こんな岩塔登っちゃうんですから、クライマーさんは凄い。
この日は女性らしき声が下から響いていました。
もしも私の足元の石が落ちでもしたらと考えたら、
恐ろしくてそばにも寄れません。

おお、不動岩稜先端の石仏に、



カラスが止まってる…






テーブルリッジ(だと思うんですけど)切れ目手前の岩のテラスにへばりついて一枚。
あの先端の日和山灯台まで歩きます。



岩の上の石仏さん。

どうやら私、緊張・興奮しすぎたのか、下赤岩山頂標識取り忘れました(笑)。
いえ、ほんと、絶景と死の背中合わせみたいな景色でしたからぁ。
ちなみに左手は断崖絶壁、奇岩、巨塔の連続ですが、
右手は88ヵ所のお地蔵さんが並んでおります。

絶景地帯を抜けると、



先程書いた「白竜大権現胎内巡り」の入り口の鳥居です。
安易な入山を拒むように、



倒木が…

 


絶景とは裏腹な寂しげな道を抜け、



小樽海岸自然探勝路の終点です。
めでたし、めでたし。何キロ歩いたんでしょ。
ホテルノイシュロスの奥に出ました。
小樽海岸自然探勝路はここで終わりですが、
私はここで終りません。
さらに端っこを目指し、デカいザックでぽこぽこ歩いたのでした。


小樽海岸自然探勝路~チャラセナイの滝

2008-05-05 21:40:40 | 小樽
山中海岸から右手赤岩方向100㍍ほどの崖沿いに、
『チャラセナイの滝』という滝があるそうな…
あまりメジャーではないようでして…
岩場を越えて行かなければ、通常の海岸からは見えない位置だそうでして…

はい、岩嫌いな私ですから、
とりあえず行けるとこまで行ってみよう、
キツけりゃ戻りましょうと。

あら、ちょうど岩の向こうから男性一人とわんこが歩いてくる。

『すみません~、この先に滝があるそうなんですけど、ご存知でしょうか?』
その男性、胸に太いロープを袈裟懸けに巻いているんですよ。
岩登り?でも足元は長靴…

『滝~?滝っていうより川が落ちてる程度だけどね(笑)。』

あるんだわ、やっぱり。そう遠くないそうな。

『上を行きなよ、上のほうね』
お礼を言って、ずんずん進みます。

初めのうちは、まぁ歩きやすい岩だったんですけどね、
次第にごろごろの大岩登場でして。



私、岩場恐怖症なんですけどね、これが怖くないんですよ。
子供の頃2年間、留萌で暮らしていたことがありまして。
遊び場は、夏は海。黄金岬の岩浜テトラポットに貝拾い。
山なら小さな岩でもヒキツルのに、
なんで海なら平気なんでしょ…

ごろんごろんの岩を(手稲山の予行練習だわ)と、
手足フル活用で越えていきますと、
ありましたっ!チャラセナイの滝でございますっ!



おおっ!やった、嬉しいぞっと。



頑張ってズームで写してみましたが、
実は先程の男性が言ってたように、ちとlittleでございましたが滝は滝(笑)。





大満足でございます(笑)。

満足したら空腹が…
ここで11時前ですが、1回目の昼食(笑)。
後から滝の落ちる音がざざざ~っ、
前から波の音がざっぷ~んしゅしゅしゅ~っ。←波のひく音のつもりです。
目の前では小舟で漁をしております。
青い空と海と、新緑の山肌には所々桜色が。
帰りたくないぞっと。
いつまでもこの空間に浸っていたいぞと。

(大滝詠一だよな~)なんてふんふん歌いながら、
岩ごろごろを戻ってましたら、
あれ、船。



じゅ、巡視船??遊覧船にも漁船にも似てないような…
個人所有のクルーザーかもしれませんが、
この船、岩場を乗り越える私を偵察するかのように、
私のそばで速度を落とした…

あれ~、私まずいヤツに思われてる?密漁?道迷いの観光客?大胆バカな女?

船尾に肉眼で日本国の国旗が見えます。
船名までは確認出来ませんでしたが。

で、滝を見てるのか、私を見てるのかわかりませんが、
とりあえず?私、岩の上に仁王立ちになりましてね、
手を振ろうかと思いましたが(アホか)やめまして、
デジカメを構えた次第でございます。

その後船はエンジン音を高らかに去りまして、
私も岩場を無事クリアして元の海岸まで戻ってきました。



さらばじゃ、山中海岸、チャラセナイの滝…
また分岐まで上り返すのであります…

この山中海岸の道、ところどころ枝分かれしてます。
事前調査でどの道を選んでも最後には合流すると書いてありましたが、
そのとおりでした。
山中海岸~出羽三山神社の分岐までの高度差は、
私のG-ショックでは150㍍。
オタモイ海岸~唐門までの高度差は160㍍でしたから、
えらい上り下りしております。
人生山あり谷ありよね…

なんて言ってたら、先程の車転落?地点で、
突然ガサガサガーっと草薮からベージュの物体が飛び出してきまして、
『うわぁっ!』とのけぞってるうちにもう一匹がドドド~ッと駆け抜けた…
テン?イタチ?目が点。びっくりしましたぁ。

で、この上り下りの2連続が、次の赤岩山への苦難と繋がるのでした…

小樽海岸自然探勝路~山中海岸

2008-05-04 21:11:11 | 小樽
オタモイ海岸までいったん下りて、その後唐門まで戻ってきました。
この唐門の下から小樽海岸自然探勝路のスタートです。

道の感じは静かな森の小道みたいな。
まだ全然ワイルド感はありません。
でも高度は、



ど~んと高くなったような。
でね、せっかく高くなったこの高度、
惜しげもなくまた海まで下りることになるんですわ、私…

道の両脇いたるところに、



白く瑞瑞しいオオカメノキが。



風にそよいで、花びらがひらひら揺れてます。



オオカメノキロードをぽこぽこ進みますと、
突然、



げげ、ゲートボール場が現れまして…
小樽のお年寄りは、こんな絶景の高所にてゲートボールをするのでしょか…

ここは、



出羽三山神社小樽教会。



西国33ヶ所観音巡礼にちなんだ33体の石仏さまです。
やけに色鮮やかなお花が咲いているなぁと思ったら、



良く見りゃ水仙の横は、私のニガテなプラスチックの造花でした!
う~ん…気持ちはわかるけど…

で、この神社は、バス停近くの標識、



これですね、この山中海岸と書いてある方へ進むとここに着くわけであります。
車もここまではOKです。(神社のかもしれませんが駐車場はありました)

この神社のすぐ先に、



自然探勝路の分岐がありまして、
私はもちろん(また)海へと下りてゆくのです…
せっかくの高度がまた海ですからぁ…
でもね、ここは外せない目的があるんですわ…

分岐からは、今まで歩いてきた道の雰囲気とはがらっと変わります。
人一人が歩ける道幅+周りの木々草が迫ってきます。
夏場ならジャングルか?

正直、事前学習してるうちに『道より人が怖いかも』と。
一応オナゴですから、
ババとはいえ変なヤツに出会ってしまったら怖いぞと。
護身&防衛と対策まで考えたし…
まずは、前後に人がいないかをチェックしながら歩いてきた。
後ろから突然は防げるかと。
まぁ、取り越し苦労で終ったんですけどね。

さて、山道化した道を下ってゆきますと、
うわぁ!



車が突っ込んでおりますっ。
ネットで見てはいたのですが、やはり突然現れるとびっくりしてしまいます。
さらに、



どう見ても、どう考えても、車がここに突っこんでるのはおかしいんですよ。
神社までは車が通れる道路はありますけど、
それ以降は山ですし、石段ですし、距離があります。
下、下といってもまだまだ先ですが海ですからぁ…
どうやったらここに車が突っ込むことが出来るのでしょう??謎だ…



道は明るいところでこんな感じです。
もっと繁ったら……



エンレイソウ、ニリンソウ、エゾエンゴサクの夢のコラボ(笑)。
これは、



オドリコソウではないかと。



図鑑で何度も調べたんですけど、オドリコソウが一番近いのではと。
間違えていたら指摘して下さい。

あと、これです。



イメージ的にユリっぽいんですけど、花が咲いてないので…
これが結構あるんですよ、この地帯に。
花が咲いたら見事だろうなと。

ジャングルとは言わないまでも、
まぁちと心細くなるような道を下って行きますと、
潮の香りと波の音が近くなり、
森から草地へぽこっと出たら、



海です、山中海岸到着です。



オタモイ海岸がちと遠くになりました。
海岸を極める…

あは~、ここも綺麗、見事です。



昆布です~、海草です~。



岩場にご夫婦一組と、山菜採りのおじさん二人。
天気はいいし、眺めはいいし…ああ幸せみちみち。

でね、何故せっかくの高度をここまで下がってきたかと言いますと、
目的があったのです。
それは、『滝』です。
この海岸の奥、ちょっと離れた場所に『チャラセナイの滝』があるそうで。
それをこの目で見てみたい。

波打ち際で水遊びもせずに、



滝探し探検に出かけたのでした…


小樽海岸自然探勝路~オタモイ海岸

2008-05-03 20:25:25 | 小樽
真っ青な海と断崖絶壁の絶景が見たい…
以前から心魅かれてた小樽海岸自然探勝路に行ってきました。
あの絶景と、断崖絶壁の急斜面に咲く桜を見たかったのです。

さて、私は車移動ではありませんから、
札幌から高速バス、小樽駅からまたまたバスで移動しまして、
「オタモイ団地」で下車。
晴れてます、車中から見た海岸線はちょっと霞んでいますが…

あった、標識。



もちろんオタモイ海岸を選択。1.5㎞も先なのね。
最初から坂の洗礼を受けます。さすが小樽だわ。



来た道を振り返るとこんな感じです。
夏場は照り返しがキツそうじゃ。

と、唐突に、



唐門が見えてきました。



おお、実物じゃわ。ここでちょっと休憩。
この唐門の裏が小樽海岸自然探勝路の入り口ですが、
こちらへはすぐには行きません。
まずはオタモイ海岸を目指します。

ほら、



左端がずばり現在地でして、そこからぐにゃぐにゃ海へと道が続いてます。
(これが実はヤバい品物だった…)

で、ご存知の方も多いと思うのですが、
オタモイ地蔵尊へ続く断崖絶壁の恐怖の絶景路、
崖崩れ&落石で2本とも通行止めになっております。



駐車場奥の入り口は見事に閉鎖しております。
上の案内板では、もう1本のトンネルくぐりの道は通行止めの表示はありませんが、こちらも通行止めなはずです。
ちゃんと電話で確認しましたからぁ。



さきほどの唐門もそうですが、昔、一大娯楽施設があった場所です。
さぁ海に向かってGOです。
っと威勢良く勢いだって歩き始めたのですが、
うわぁ、予想以上の九十九折、舗装はしてありますが、
そのヘアピンカーブの連続は半端ではありません。
F1モナコGPローズヘアピンの連打です。



奇岩登場。のちにこれを遠くから眺めることに。
ずんずんぐるぐる下っていきますと、
波の音と潮の香りが強くなってきて、やっと駐車場に到着。



うわぁ、来た~っ、私。ちょいと霞んでおりますが、すんごい眺めです。



この中腹の崖っぷちがオタモイ地蔵尊に繋がっていまして、
手掘りのトンネルや展望台があるのですが、



と、なっておりますが、



と、なっております。私が開けたのではありませんから。

で、あれ、人が歩いているんですわ…
ソロが二人そろそろと。れれれ??
私は行きたい気持ちを押さえ、海辺に続く道を下りて行きます。



急です。駐車場には車が数台、人もいたのに、
誰もこの道には進まないようで…
てやんでぇ、あたしゃずっと九十九折を歩いてきたんだぜぇ。
車でひょいっと来たくせに、この軟弱者めが。
と、毒づいてみたものの、実は私も相当の軟弱者ですから…

ひぇ~い、到着。



頑張った者が見ることの出来る景色です。←えらくデカく出てるぞと。

うひゃぁ、透き通ってますっ。





手を入れてみた…冷たいぞ。
舐めてみた…しょっぱいぞっと。懐かしいあの海の味でした。

岩に腰掛け一休み。



帰りたくないな、これは。
いつまでもぽけ~っとしながら海を景色を眺めていたいぞっと。
それにあの九十九折戻るの勘弁だなと。
しかし重い腰を上げ歩き始めたのでした。ゴールはまだまだ先ですから。



さっき歩いた道を戻ります。
でも、せっかく来たのならみんなここまで下りてくればいいのにね。
シンドイけど楽しいのにね。

と、先程の通行止め半開きのゲートから、
観光客風の4人組が入っていく…
どうなっているのでしょう?
がけ崩れとか知らないで行くのか、
知っているけどここまで来たから進むのか…

私?進みません。本当は行きたいんですよ、せめて一つ目の門まで歩いて眼下に広がる青い海を崖っぷちから見おろしてみたい。
でも、何かあったら怖いですから…
落石だって、三角山採石場で見たことがあります。
ちっちゃな石でも、加速して岩にぶつかって、思わぬ方向に飛んでいきます。
ここでケガしたり、新聞沙汰になってしまったら…
娘の泣く顔は見たくありませんからぁ。


夢の跡。



九十九折、確か七曲の坂と言われているなと思いつつ、
最初のコースとしてはヘビー級よね…
もうヘアピンコーナーはアウトインアウトの鉄則に基づき歩きます。
こんなところでF1が役に立ってるぞっと。



これの連続ですから。車でお越しの方はお気をつけください。
曲がりきれなかったら転落です…
通り過ぎる車を横目にてくてくぜぇぜぇ、
桜の花びらが舞う道を、先程の唐門まで戻ってきました。
ちなみに、私のG-ショックで高度差を測ってみたら、
先程の海岸から唐門までの標高差は160㍍…

唐門から小樽海岸自然探勝路の小道へと進んだのでした。