令和3年11月27日(土)
小春日和から一転寒の入り!
落葉に誇りが舞い、体の冷えは増す
ばかりのウォーキングとなる。
さて、四月二十日、やっと白河の関に
到達。
「心もとなき日かず重なるままに、
「心もとなき日かず重なるままに、
白河の関にかかりて、
旅ごころ定まりぬ。
『いかで都へ』と、たより求めしも、
ことわりなし。
中にも、この関は三関の一にして、
風騒の人、心をとどむ。
秋風を耳に残し、紅葉を俤にして、
青葉のこずゑ、なほあはれなり。
卯の花のしろたへに、
いばらの花の咲きそひて、
雪にも越ゆる心地ぞする。
古人、冠を正し、衣装を改めしことなど、
清輔の筆にもとどめ置かれしとぞ。
卯の花を
卯の花を
かざしに関の
晴着かな
曽良 」
奥羽への入り口に来て、
奥羽への入り口に来て、
心躍る様が、力ある文章で表現されている。
つづく。