貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

花かつみは、見ることなく・・・

2021-11-30 14:45:14 | 日記
令和3年11月30日(火)
 霜月も晦日、穏やかな日和である。
 宿駅のそばに浮世離れした僧がいて、
「栗という字は、西の木だから
 西方浄土を示す。」
と、つまらないことを言うと、
走り書きしている。
 ほんとお坊さんも悟りとはほど遠し?

 やっと例の等躬宅から逃げ出して、
沼の多い街道を行く。
 この辺り花かつみが多いと
『古今和歌集』にあったので、
「どなたか花かつみはどれか教えてください。』
と、人々に尋ねてみるが、誰もしらない。
 がっかり!
 今は、花かつみは、「ひめしゃが」とされ、
郡山市の花として制定されている。
 安積山公園で、しっかり育てられている。
 二本松から福島に来て、宿に泊まる。