令和3年11月21日(日)
ここへ来て、師匠は問う。
「『おくのほそ道』とは、何か。」
まず、奥羽の旅、
日光・白河・松島・平泉、尾花沢・
出羽三山・坂田・象潟。
次いで、北陸の旅、
次いで、北陸の旅、
出雲崎・金沢・福井・敦賀。
八月二十日過ぎに大垣、
八月二十日過ぎに大垣、
ここに九月六日まで滞在。
以上、書き連ねた所が、
『おくのほそ道』の舞台である。
私は、未だ二回踏破しただけ。
もう少しゆったりその所々の食や温泉、
伝統、歴史など堪能しながらの旅を
してみたい。
さて、
『おくのほそ道』は、俳諧紀行の体裁を
『おくのほそ道』は、俳諧紀行の体裁を
取っている。
日記風の散文と、その場で詠んだ俳諧
とが互いに寄り合って、
独特の表現力で迫ってくる。
難解なところもまだまだあり、
芭蕉の感性まで同化(?)していない節も
見られる。
しかし、
芭蕉の俳諧ができあがっていく過程を
知るには、格好の文献である。
つづく。