令和3年11月25日(木)
四月一日、黒髪山(男体山)に霧がかかり、
雪がまだ白く残っている。
剃り捨てて
剃り捨てて
黒髪山に
衣更(ころもがへ)
の一句は、曽良の作となっているが、
の一句は、曽良の作となっているが、
実は芭蕉の代作である。
こうして、『おくのほそ道』には、
こうして、『おくのほそ道』には、
事実と違う文章や設定が表現されている。
芭蕉の文章は、曽良が丹念につけた日記
とも違い、
彼の想像の文章が挿入されている。
それは、事実よりも文章の質を高める
それは、事実よりも文章の質を高める
ために、推敲を重ねて、
この旅日記を品格のある文章と俳句で
埋めていったから・・・。