貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

文京区: 慈 眼 院 ①沢蔵司稲荷の沢蔵司は天ぷら蕎麦が大好き!

2024-05-02 09:58:45 | 日記
令和6年5月2日(木)
文京区: 慈 眼 院  ①       
 6時頃、我が家を出発。
 今日は、
文京区にある芭蕉句碑を探索。
 新宿で東京メトロ大江戸線に
乗り換える。
 都庁前より春日まで。
 初乗りである。
 駅よりGPSの案内で、
20分程で、小石川3丁目の
慈眼院に到着。
<慈眼院>

 消防の法被を着用した男衆
数名が見える。
  慈眼院は、
伝通院中興開山廓山上人が
沢蔵司稲荷の別当として
元和6年(1620)創建。 
<本堂>

 沢蔵司稲荷の澤蔵司は、
僅か三年で浄土宗の奥義を
極めたという秀才。
「澤蔵司 
  てんぷらそばが 
     お気に入り」 
と川柳に読まれたほど著名な僧。 
 伝通院の学寮
(栴談林といって修行する処)に、
沢蔵司という修行僧がいた。

 僅か三年で浄土宗の奥義を極め、
元和6年(1620)5月7日の夜、
学寮長の極山和尚の夢枕に立つ。
「そもそも余は千代田城の内の
稲荷大明神である。
 かねて浄土宗の勉学をしたいと
思っていたが、多年の希望を
ここに達した。
 今より元の神に還るが、
永く当山を守護して、
恩に報いよう。」
と告げて、
暁の雲に隠れたという。
 そこで、
伝通院の住職廓山上人は、
沢蔵司稲荷を境内に祀り、
慈眼院を別当寺とする。
 江戸時代から参詣する人が
多く繁栄。
 「東京名所図会」には、
「東裏の崖下に
   狐棲(狐の棲む)
      の洞穴あり」
とある。


 今も霊窟と称する窪地があり、
奥に洞穴があって、
稲荷が祀られている。
<稲荷>


~つづく。