『貝おほひ』奉納
令和元年12月23日
奥多摩の山々が薄化粧。
青梅も初雪が降る。
うっすら積もっている。
一陽来復の雪かな。
今朝は、上野天満宮、
伊賀市にある菅原神社へ。
駆け足の参拝!
故郷塚から徒歩10分の処に
ある。
上野平楽寺の伽藍神で、農耕
神祇に発祥する神々を祀る神社
だったが、天正9年(1581)
天正伊賀の乱の後、藤堂高虎に
よる城下町建設の際この地に奉還
され、城郭鎮守として祀られる。
芭蕉(当時は宗房)が、
29才の時に『貝おほひ』という
三十番発句合せの選集を編んだが、
それを産土の神であり、
文学の祖神である上野天満宮に
奉納する。
俳諧師として世に立つ決意を
示し、江戸に下る。
『貝おほひ』は、伊賀の俳人と
宗房(芭蕉)自身の句六十句を
左右三十番に合わせ、宗房が
判定し、優劣の理由を述べたもの。
半詞は当時の軽妙洒脱を自由
自在に駆使し、談林風俳諧の
先駆的役割を果たしていると
いわれている。
その祈念碑。
そして、駆け足で戻る。
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