トイチニッキ

旧ドイツニッキ
ドイツ駐在の日々から日本での小さな日々まで

城攻め ~肥前国編~

2023-05-14 11:33:44 | おでかけ:おしろ
長崎から熊本に行き、また長崎に戻るGWの旅。
途中でどこか楽し気な所はないかと探していたら
鹿島市に酒蔵通りっていうのがあることを知った。

ここで呑み歩くのいいじゃない?
二人とも呑めるように近くに宿をとってさ。

しかしこの周囲に宿は見つからず
(ひとつあったが超高かった)
電車で一駅隣にホテルをとり
意気揚々とむかった。



古い街並みが美しい。


が、この通りはほんの数百メートル。
そして店が少ない!



醸造所は休業中。



おいおいここは観光地じゃないのかい?

結局試飲ができたのは1軒だけ。
数種類は呑めたけど
あっという間に通りを往復して終わり。

 


この日のメインイベントがもう終わってしまった
この後どうしよ。


ありあまる時間を潰すために
電車に乗らずに一駅分歩くことにした。

地図を見てたら「城」を発見。
ついでに行ってみることにした。



Google先生によると徒歩20分くらいだったから歩き始めたけど
もっと遠かった気がする。



鹿島城


今は公園になっている。
結構ヘトヘトだったので入口の石垣だけ見てきた。





1807年、鹿島藩藩主の鍋島直彜が築城


ここがホテルまで3/2くらいの距離。
まだ歩くのか・・・。

電車一駅分。
都会の「一駅分」と田舎の「一駅分」の距離は違うってこと忘れてたよ






歩いているとこんな建造物に出会った。
門をくぐると案内板があり
これが現存する鹿島城の大手門と知った。
おお、偶然の出会い!

向こう側に見える分譲予定の土地を買ったら
「城内に住んでます」ってことだよね。
ちょっとかっこいいよね。



こうしてホテルに帰還。
泊まったホテルはもうあえて「昭和レトロ」を狙っているのではないかと思う程
外観も内装もインテリアも貼っているポスターとかも
40年前から時が止まっている感があって素敵だった。
でもWi-Fiはあったよ。



 

城攻め 〜再びの熊本編〜

2023-05-10 18:52:08 | おでかけ:おしろ

2度目の熊本城に行ってきた。

前回訪れていたのは2011年
あまりの美しさに心奪われ
naheの中でNo1和城となった熊本城。

なので2016年の大地震で崩れた映像はとてもショックで
僅かながら寄付もしたし
ずっと気にはしていたのだ。
ようやく訪れることができたよ。


 
なぜか加藤神社に先に着いちゃったけど
そこからお城が見えて感激。
あああ、元気そうでよかったよ~。



でも近づいてみると



堀の周りの石垣はまだまだこんな感じ。

まずは天守から修復だよね。
ここまで手が回らないよね。


あちこちにパネルが建てられており
地震前の写真が展示されている。
それを見ると石垣が丸ごと無くなっている所もあり
胸が痛む。


 

現存櫓の宇土櫓もこんな感じ。
右は2011年に撮ってきたもの。
石垣が崩れて近寄れないが、
建物自体崩れなかったのは凄いよね。


天守裏側
 


正面
 
 
もう涙でそう。
頑張ったね~。
地震に耐えた城も
修復に尽力した人達も。



なんか神々しいわ。

上の写真に載っている石垣は一部が崩れてしまい
崩れた石を積みなおしたり
新しい石に入れ替えたりしているのだが
それがどの石かっていうのがちゃんと表示されていた。
ほぼ元通りに修復されててすごいよ。




出口になっている所の石垣は総崩れてしまったようなので
全部新しい石にしたようだが
見た目的にここの部分の石が一番古臭く見えた。
違う場所の石垣から持ってきた石だったのかな?
外に出ていたパネルには書いておらず。
内部の上の階まで行ったら載っていたのかも?


内部は階を登るごとに
加藤時代→細川時代→近代→現代の歴史が展示されており
清正推しのmichnaheは加藤階だけじっくり読んで出てきてしまったのだが
今思えばちゃんと全階見るべきだったな。
ただ内容がかなり濃いのでかなり時間がかかることだろう。



あれれれれ?
今記事を書くのに熊本城HPを確認してて気づいた。


駐車場がある裏手から入ったから
天守閣で胸いっぱいになっちゃって
天守より手前にある本丸御殿とか二棟の石垣とか見るの忘れてきちゃったよ!
michが「もういいや」とか言うしさぁーー。



これはもう一度行かねば。
完全復旧は2052年予定だそうだ。
あと30年の間に何回行けるかな。


城攻め 〜こんな所で編〜

2023-05-07 18:36:34 | おでかけ:おしろ
ツヴィンガー宮殿


 
1694年、アウグスト1世が
ドイツのドレスデンにあった庭園に
宮殿を増築。
 
 
ドイツバロック様式建築の最高峰
 
 
 
お庭もバロック庭園
 
 
 

久々の宮殿!!
久々のドイツ!!!
 
・・・



気分。


 
佐賀県有田町でドイツ気分を味わってきた。

有田には3回くらい来ているが
こんな所があったとは全然知らなかったよ。


噴水は有田焼。
宮殿の中にも有田焼が展示されているらしいが、
コロナで未だ休館中だった。





ちなみに本物も昔訪れていたので写真を載せよう。

 


写真、宮殿の反対側しか撮ってなかったわ
建物は似てる感じだけど、庭は違うね。



話しは有田に戻るよ。

宮殿の周囲にある建物もヨーロッパっぽい。

だけど


中世の街並みに鯉のぼりは合わないぞ。




 

城攻め 〜奈良編〜

2022-05-04 16:14:30 | おでかけ:おしろ

久しぶりの城攻めは

大和郡山城




筒井順慶が築城
豊臣秀吉の弟、秀長の居城だったそう。
今は天守台が修復され、櫓などは復元されている。




久々の石垣!!

シャープさは欠けるものの
このエッジには未だに心ときめくね。




なんでも石垣を築くのに石が足りなくて困ったそうで
墓石やら地蔵やらも混じっているそう。
有名?な逆さ地蔵も案内板があったのだが
「逆さ」と聞くと逆立ちをイメージして
「え?どれが顔??」なんて全然見つけられなかったのだが
正解はうつ伏せ、しかも頭が奥だった。
案内板の写真を撮った時より上から圧がかかっているのか
かなりの腹ばい加減になってて顔がほとんどわからない。


この天守台には登れるのだが

石垣はやっぱり登るものではなく見るものよ。







城攻め 〜再びのStuttgart 編〜

2018-11-30 07:20:35 | おでかけ:おしろ


なんてこった!
今回のドイツ旅行の目的は
クリスマスマーケットを巡るだったのに
調査もしたつもりだったのに

Stuttgart
まだオープン前だった

グリューワインは飲めたし
設営風景を見られて楽しかったけど

もうすることがないよ

通り道にある城でも攻めるか。


ここには7年前、帰任直前に来ている。

ちょっと〜、
もう駐在生活から7年も経ってるのよ〜。
そりゃドイツ語も忘れるわ。
月日が経つのはほんと早い。

あの時ちゃんと攻めきれなかった
neues Schloss





クリスマスのイルミネーションも設置されている



夜はこんな。
ポルシェらしい。


ついでにaltes Schloss




中庭にはツリーが



この塔がいいね。






城攻め 〜石川県編〜

2018-09-04 20:45:54 | おでかけ:おしろ
今更お盆休みの話。

金沢は実に暑かった。
16時、かんかん照りの中到着し、
あまりの暑さに1時間ほど部屋で涼んでから行動。
翌日も朝早めにでてみたはいいものの
すでに30度越えており
部屋に退散、夕方になって行動してみた。

おかげで
観光名所の殆どが開園前か
閉園後という事態さ


金沢城も然り。
いいのだ、ここは一度来たことがあるから。

でも行ってみる。
公園の外周をぐるり。

金沢城は石垣がウリ。
いろんな時代の石垣が残っていて
見学ルートもちゃんと決まっていて
naheにとっては楽しい場所なのだ。



おおお、こんなところに石垣が!

5年前に来た時は
駐車場からすぐ中に入ってしまったので
外壁はちゃんと見てないのだ。


石川門まで到着。
とりあえず近づく。



夕日に染まっていい感じ。





道路を挟んで石垣沿いに歩いていくと
角に差し掛かった。
その角のなんと魅力的なこと!!!
これは近づかずにはいられない。



段々石垣。
すごい整ってるわ。


このエリアは石垣博物館みたいになっていて



明治時代に作られた
カーブを描く石垣があったり




石垣の中身など展示されていた。
切込み接ぎも表面だけなんだねー。


資料の展示には普段全く興味を示さないnaheだが
ここは非常に面白かった。

金沢城は城内だけじゃなく
外側もくまなくまわることを
お勧めするよ。






城攻め 〜鹿児島県編〜

2018-05-27 19:32:47 | おでかけ:おしろ

鹿児島といえば
「西郷どん」でも時々出てくる
鶴丸城=鹿児島城

天守がないので
naheの攻城リストからは外れており
現地で車で近くを通りがかった時に気づいた始末。
でもせっかくだから攻めておかねば。


日没近くで雨も降っていたせいか
観光客は、いや人影は皆無だった。




現在残っているのはわずかな石垣だけ。
ナントカ門を再建する予定はあるらしいが。



石垣にある穴は西南戦争時の
被弾の跡だそう。
…凄い撃たれたんだね。

歴史に疎いnaheは
「西南戦争って中学で習ったような…」
程度の知識しかない。
そもそも西郷隆盛ってどうして敗者側になったん??
無知すぎて恥ずかしいわぁ。
大河ドラマ観て勉強します。



1601年、初代薩摩藩主島津忠恒により築城。
殿(斉彬)は28代目らしいから
結構続いたのね。






城攻め 〜北海道編〜

2017-08-30 00:25:09 | おでかけ:おしろ

ほぼ攻め終わってた日本の城。
ここだけ未上陸だったわ。
北海道。


まずは松前城

道産子naheもここにくるのは初めて。
江差方面、遠いなぁ~。

あ、入場料とるのね。
入場するといきなり階段を降り
天守内の地下に入る。

いや、うちら見たいの外側だから。


早々に建物を出る。

が、外観を眺めるスペースがない。




これが精一杯。

まさか、この門を出たらもう出口?
私達、なんも見てないんですけど??


意を決して門をくぐる。



よかったぁ。少しは見えた。


でもちょっとしょぼいな。
天守も質素すぎる。


1606年、松前崇広により築城。




お次は 五稜郭
一応ここも城とカウントしておこう。

しかしこの日は生憎の雨で寒くて 、歩く気力がmichnaheにはなかった。
五稜郭タワーから眺める。




ここは何度か来たことがあったけど
果たして一体何なのか全く理解していなかった。
展望室内に五稜郭の歴史が掲示されており
珍しく真面目に読んでみた。


鎖国がとかれて函館港が開かれ 江戸幕府は函館奉行所を作った。
ヨーロッパの城郭都市をモデルに 1864年、五稜郭が完成。
奉行所として使われていたが 大政奉還後、旧幕府軍に占拠される。
その後新政府軍との戦いが続き、
新政府軍が勝った後は 陸軍の用地になったり、堀で氷を作ったりしてたそう。

へええ。 確かにドイツなどにも塀で囲まれた街とかあったよなー。
こんな五角形になっている所もあるのかしら?

桜の季節以外はただの公園ってイメージだったけど
ちゃんと機能を持っていたのね。
また来ることがあれば じっくり歩いてみよう。




城攻め 〜広島編〜

2017-07-12 22:37:44 | おでかけ:おしろ


ついに来ました!広島城



天気予報が雨雨うるさいから
今回は一眼はもたずスマホでの撮影。




naheの腕じゃスマホでも十分か?!
破風のデザインが側面は違うのね。


近く。



あー、ここは近づかない方がいいな。
板壁も風情があっていいけれど、
石垣があってこそ、城は城だと思うのよ。



堀まわりの石垣はこんな。


1589年 毛利輝元により築城。
日本三大平城だそうだ。
原爆にて倒壊するも
1958年以降に再建される。


再建された為かもしれないけれど
ただ敷地が広いだけで
攻める面白さが感じられない。
もっと石垣にぶち当たりたいのに。



これで西日本の天守のある城は制覇したはず。
少なくとも



この本に載っている城は網羅した。




振り返ってみると
ここに載っている城攻めは2012年の島原城から。
5年で48城攻め。
なかなか頑張ったんでないかい?
結構津々浦々旅してたんだね。
城しかみてないけどさ。








城攻め ~猫城編~

2017-05-24 01:10:00 | おでかけ:おしろ

ぐるり西日本の旅三日目
まずは

唐津城


城に近づいた時に見えた風景がよかったので
車を駐車場に停めた後に
歩いて戻る。



去年見たモンサンミッシェルみたいだ!とmich。
そういやモンサンミッシエルの記事って
下書きしたまま載せてないな。
1年寝かしちゃったよ。

さーて、攻めますか。
でもこの山の上にあるってことは
山を登らなくてはいけないってことだよね。
登るのだるい・・・

なんとここにはエレベーターが!
これは乗らねば。
100円払って金に物言わせちゃうわよ。

そしてこのエレベーター。
みなさん!是非乗るべきだわ!!
ちょっとしたアトラクションさ。



1608年、寺沢広高により築城。
現在の模擬天守は1966年に作られたもの。
実際には天守はなかったらしい。




うん、やっぱり遠目から見るのが一番いいね。




この時、ちょうど藤の花が満開。
大きな藤棚があって、見事な紫と甘い香り。




猫もいた。




次に向かうは

平戸城

 

ここも近づいていくと



入り江の向こうに見える城。


より近づく。



こじんまり。

1599年、松浦鎮信により築城。
こちらも天守はなかったようだ。
1962年に模擬天守が建てられる。





海に迫り出す櫓はかっこいいね。




また猫に遭遇。