トイチニッキ

旧ドイツニッキ
ドイツ駐在の日々から日本での小さな日々まで

衝撃的道路標識

2011-07-21 18:06:54 | おさんぽ

michが通勤途中で見つけてきたもの。





きゃー、事故ですよっ!
人が倒れてますよ!!

ちょっと、右下のあなた!!
そんな暢気に見物している場合じゃないでしょう



えーと、これって何の標識?



歩行者への「自転車注意、はねられますよ」ってメッセージ?



いやいやよく見ると、チャリが暴走しているこの道路
歩行者専用になってるねえ。

ってことは「自転車禁止、歩行者をはねますよ」ってメッセージ?
なら普通の



これだけでよくない?






ドイツ人の言わんとすることを理解するなんて
3年ぽっちじゃ全然無理だわ~。




城攻め ~世界遺産編~

2011-07-20 18:01:03 | おでかけ:おしろ

今年は蜂が多い・・・気がする。
なぜか知らないが毎日2匹は確実に家の中に入ってくる。
特に家の中を飛び回るでもなく
窓ガラスに張り付いて外に出ようともがいている。
銀バエくらいの大きさで、人に向かってくることもないのだが
万一刺されてはたまらんので
窓を開けて外へ逃がす。

ところがいくら窓を開けてもコイツらさっぱり気づかない。
左が丸開きだっていうのに右に行ったりしやがる。

アンタねぇ、もしアンタが蠅や蜘蛛だったら
すでに私に殺されているところよ。
ここまで贔屓してやってるんだから、さっさと気づいて出てきなさいよ
ほんと面倒臭いヤツ。

コイツ達何を頼って飛んだり花を見つけたりしているの?
視覚?嗅覚?超音波??
蜂の生態、よくわからんわ。 



そんな話はさておき


残り少ないドイツでの週末。
もう国内しか旅行はできないなぁ、どこ行こうかなぁと
ガイドブックを見ていたら
ケルン近郊に世界遺産の城があると。

ケルンまでは何度も行ったけど
大聖堂みて「すごいねぇ」で終わってたわ。
これを見ずしてドイツ生活を終えられるか!

ってことで行ってみた。


Schloss Augustusburg




おお、でかいなぁ~。



1720年頃からケルン大司教の館として建てられる。
ロココ様式だって。


ここは庭が綺麗。






確かに大きくて華やかなんだけれど
イマイチ魅力を感じない。
こういうチャラいのよりも、
無骨なBurg系の方がやっぱり好みだわ。



広大な公園を歩いていくと
奥に狩猟の為のお城があるのだが
車へ乗り込むmichnahe。
こういう所が痩せない理由なのだろう。






Falkenlust

表も裏もこの円状フェンスに囲まれている。

フェンスの隙間から覗いてみる。



小さなお屋敷。
中には剥製とか沢山あるのかな。




城攻め ~国境の町へ編~

2011-07-19 14:25:40 | おでかけ:おしろ

スペイン旅行に行った時のこと。
使う空港は家から230km先のオランダとの国境の町。
車で約2時間半かけて移動する。
せっかくなので近くの城も攻めてみることに。


ひとまず中間地点あたりで。


Burg Vondern




小さなお城である。




1266年には領主の住居として使われていたようだ。




微妙なオブジェ。




そして国境近くへ。


Schloss Wissen




やっぱりお堀があると「城」って感じがするなぁ。



1300年頃に領主の住居として建てられ
今も子孫が住んでいる?
数部屋はホテルとして使われているそう。



この2階部分がせり出している所が
オランダっぽい。


 

まあ、なんと可愛い塔だこと。
レンガでこんな模様をいったいどうやって作るんだろう?






おめでとう!なでしこ

2011-07-18 00:56:53 | おでかけ:すぽーつ

只今0時50分。
1時間程前からmichが泣いております。

ドイツ人M宅にてなでしこ優勝の瞬間を見てから
先程帰ってきて日本のニュースを見るたびに
目に涙を溜めております。

「感動した。感動した。本当によかった。
こんなに感動したのは阪神優勝以来だよ。」

これしか言葉を発しません。
2行目は特に必要ない言葉かと思いますが。



金曜は沢山のドイツ人同僚に
「日本が勝つことを願うよ」と言われたそう。
なでしこ応援の為に日本から取り寄せた代表ユニフォームを着て
今日は会社に行くそうです。


もちろん車にも日の丸つけて。
(こういうやつね)



いい気分で寝ます。
おやすみなさい。

 


ライン川花火大会

2011-07-14 21:53:53 | おでかけ:まち

週末、1泊2日のバスツアーに参加してみたmichnahe。
ドイツはおろか日本でさえバスツアーなど未体験だよ。
果たしてどんな実態なのかと非常に楽しみにしていた。

ドイツのバスツアー参加者も日本と同じく
中高年ばかりであった。
たぶんnahe達が最年少。
そして約40人中、男性は4人。

おばちゃんのパワーはとにかく凄い。
目的地まで約4時間のバス移動。
ゼクトを飲んで喋るわ、笑うわ。
帰りも同じテンションで、まあ元気。

っていうかドイツ人、寝ない。
ホテルに戻ったのが深夜1時頃だったのだが
殆どの人が起きてたもよう。
そういえば電車でもあんまり眠っている人を見たことがない。
乗り物に乗ると条件反射的に眠くなる日本人は平和の象徴か。

もちろん典型的日本人であるmichnaheは
風邪気味だったこともあり、殆ど寝て過ごしてしまった。
一緒に行ったドイツ人夫妻は「バスの中でワイン飲もうぜ~」とか言ってくれてたのに。
全く申し訳ないことをしたよ。





さてそんなバス旅行のメインイベントはライン川ディナークルーズ&花火見物。



リューデスハイムから乗船し
ザンクトゴアール辺りまでを行ったりきたり。

ディナークルーズと銘打ってるが
ディナーが出てくるまでにすごい時間がかかっていたので
ハラペコ+ワイン大好き4人組は「空きっ腹にワインは危ない!」と
おつまみを頼もうとしたのだが
「あと30分でご飯よ!」とどこかのお母さんみたいなことを店員に言われ
我慢を強いられる。
ようやく出てきたご飯は・・・「これだけ?」



乗船したのが17時半。
今時期のドイツの日没、22時過ぎ。
花火を見るまで5時間以上もかかるのだ。
貧相な食事はあっという間に終わってしまい
後はひたすらワインを飲んで



景色を眺めたり



踊ったりして時を潰す。



ようやく日が暮れて



周りには沢山の花火見物船が。


そして始まる花火大会。



うちの町の花火大会くらいの規模で静まってしまったので
「え?もう終わり?? やっぱりドイツの花火はたいしたことないなぁ」
なんて言っていたのだが
船が少しずつ動いていくと今度は違う場所から打ちあがる。
全部で6箇所くらいからあがっていたはず。

場所によっては結構近くから見れる所もあり
それなりに迫力もあった。



結局、約6時間半4人で3本のワインを空けて終わり。
一人1本も飲めないとは・・・うちらも落ちぶれたものよ。







月曜の昼からビール

2011-07-13 17:37:49 | おさけ

michnaheがまだドイツで成し得ていなかったことを
お馴染みドイツ人Mが叶えてくれた。
今回は彼の奥さんの多大な尽力によるそうだ。
本当にありがたい。

それはビール工場見学。

日本では千歳、仙台、府中、生麦・・・あれ?他にも行ったっけ?
とにかく色んなビール工場に行っていたというのに
ビールの本場、ドイツではなかなか行く機会に恵まれなかった。
それもひとえに「二人ともビール試飲したいもん。運転手はダレよ?」という理由から。
またドイツのビール工場見学はグループ単位じゃないと申し込めなかったり
もちろん日曜日は休みだったり
なんだかうまくいかなかったのである。

そんな愚痴をMにこぼしていたら
M夫妻が一緒に行ってくれることとなった。
なんか2回も旅行に行ってるし、この前もうちでタコ焼き食べてったし
なんだか随分Mと親しいようにみえるのだが
michに聞いてみるとそんなに仲がいいわけでもないらしい。
不思議な関係である。


さて奥さんの運転で連れていってもらったのは
Schloss Rheder
ここは既にmichnaheは攻め終えた城である。




ここでビールを造っているのだ。



このおっちゃんの説明を聞きながら工場を見学する。
もちろん説明はドイツ語。
「ザイト ゼヒツェーンフンダートゼクスウント・・・(=千六百△六年から)」
数字を訳している間に耳が追いつかなくなったnahe。
「なんて説明してたの?」とmichに聞かれるも
かぶせ気味に「知らん!」




こちらは地下貯蔵庫。
とても寒くて配管には霜が貼っているほど。



日本ではありえない瓶洗浄+瓶詰めライン。
一応室内だけどドアあけっぱだし。
見学者も何の防護もしないで目の前まで近づいてるし。


ひととおり見せてもらって工場見学は終了。
「次は博物館へどうぞ」と言われて




ビール博物館かと思いきや
中身は軍服博物館。
またそこのガイドのおっちゃんが軍服オタクなのか
語るわ語るわ、二部屋16着程しかない軍服について1時間!
一緒に見学していた学生グループも辟易。



ようやく解放されてお昼。
お城のお庭でビールとソーセージとサラダ。
月曜の昼間っから、ああ幸せ




こんな飲み物も作っているようで。
左から2番目はチリジンジャーコーラ。
「なにやつ!?」と思って飲んでみたが
全くチリとジンジャーが潜んでいる気配がなかった。
むしろ砂糖どっぷりな感じ。



あの軍服さえなければ、いいツアーだったんだが・・・。
あともうちょっと説明を聞き取れれば・・・。
ちっとも上達しなかったドイツ語に落ち込む今日この頃のnaheである。


WM観戦 mit Deutschen

2011-07-10 15:00:49 | おでかけ:すぽーつ

昨日の女子サッカーワールドカップ・ドイツ対日本戦
michnaheも選手達と同じように
完全アウェーの状態にいた。

michのバレーボール仲間にお呼ばれして
その人のお宅でテレビ観戦。
さらにご近所さんもやってきて
ドイツ応援団の中で日本を応援する私達。



ドイツがゴール前に攻めている時は
ドイツ人「行け!行け!」
michnahe「あぶないっ、あぶないっ!」
シュートが外れると
ドイツ人「あぁぁぁっ
michnahe「ふぅぅぅ
日本が攻めている時はその反対。

「もおぉう!なんでそんな所にパス出すんだ
とイライラするのはどちらも同じ。


後半出てきた岩渕選手
michが「この選手は凄いんだよ!」とみんなに薦めたもんだから
みんなも注目して見てくれていたのだが
ドイツ選手にぴったりマークされていて
ことごとく倒されるし、ボールもとられるしで
なかなかいい所を見せられない。
「もう、足の長さが違うもんっ」と日本語でボヤいていたら
なんか通じたみたいで笑われた。


それでも丸山選手がシュートを決めた時は
みんな拍手をしてくれた。

しかしその後のドイツ怒涛のFK・CK攻撃には
「お願い、入って!!」と祈るドイツ人と
「お願い、守って!!」と祈るmichnahe。



そして笛が鳴り、日本の勝利。
嬉しいけれど、なんか肩身狭いぜ。
泣いているドイツ選手の顔を見るとちょっと心も痛むしね。

最後はお互いを称えあい
「日本はスピードがあるね」と褒められた。


ドイツの為にも次も頑張ってもらわなければね。
うちらはどこで観戦しようか。






城攻め ~アンダルシア地方編~

2011-07-07 17:16:09 | おでかけ:おしろ

帰任が迫ってきたというのに
なにひとつ準備ができてない。
「できてない」という事実に直面し、気ばかり焦るのだが
やらなくてはいけないことに取り掛かる気が起きない。

こまった。

とにかくブログだけは更新しておこう。



アルハンブラ宮殿をドイツ外最後の城と記したが
実はその後にもちらっと・・・。

まずはフエンヒローラで

Castillo Sohail

12世紀に造られた城塞。



丘の下には地中海。
ビーチとも道が繋がっており、水着姿の人もちらほら。

いい感じの壁だったが、
入場料3ユーロに大いに悩み
結局中には入らず。




最終日に泊まったのはアルメリア。
ここは地球の歩き方には載っていないので
全く情報を持たないままやってきたのだが



街に入る直前に車内から発見。
「あれ城じゃない?なんか気になるし行ってみよう!」


ってことで行ってみた。

Alcazaba



なんともそそられる外観。
しかも嬉しい入場無料。

起源はなんと10世紀。
アルハンブラ宮殿と同じムーア人がつくった要塞だそうだ。



向かいの丘まで続いている。
しかしそれを繋ぐ道は



スリル満点の階段。
うちらには無理だわ。


炎天下の中、宮殿跡へ歩く。



キャーー、見事な遺跡っぷり



残っている建物も美しい。




十字架?の窓はなんの意味だろう?

アルメリアでの観光は全く期待してなかっただけに
この思わぬ収穫に大満足。




しかし



城から見下ろした住宅街。
ピンクに塗られた1軒が妙に気になる。
ご近所さんとうまくいってるのかしら??




城攻め ~アルハンブラ宮殿編~

2011-07-05 01:06:24 | おでかけ:おしろ

スペイン・アンダルシア地方の旅
何がよかったって、やっぱり城さ!


Palacio de la Alhambra



事前にネットで調べた所
「グラナダ市内から車で行くのは治安的に危険」とあった。
事実かどうかホテルのフロントのお姉ちゃんに聞くと
「Difficult」と一言。
道が狭かったりわかりにくくて困難なのか、
マジで危険で大変なのか、
はっきりしなかったが(させなかったが)
とにかくバスで向かう。



もう入ってすぐにテンションあがったね。
だって



こんな壁なんだもん。
なんでも9世紀に造られた要塞だってよ。
古すぎてたまらないわ
空を舞う黒い影は全部ツバメ。
壁の穴はツバメのアパート化してた。




カルロス5世宮殿。
ここは16世紀の建造物。
壁のボコボコが気持ち悪い。


目玉のナスル朝宮殿へ。

いきなり度肝を抜かれたmichnahe、いやたぶん観光客全員。



なに!?この壁。
どうなってるの???




こうなってるの。
これ、全部彫ってある。
彫ってから貼り付けたのか、壁から直接彫ってるのか・・・
一生懸命継ぎ目を探してみたけどよくわからず。




四方八方みんな彫ってある。
下のタイルも美しい。
1238~1492年のイスラム王朝時代に作られたもの。




イスラム文化ってすごいな。
ここでこんなんならイスラム教が今も根付くアラブの国の城なんて
もっと凄いんじゃないの!?




写真ではわかりにくいけどかなり高い天井部分。
まるで満天の星空のよう。




これも全部彫り。
細かすぎて目が眩む。




遠目から見ると、これが石で出来てるなんてとても思えず。
ただただ圧倒されるばかり。







こんなヨーロピアンな所もある。
カトリックに政権を奪われた後の作品か?


暑さと美しさにクラクラしながら王宮を出て



バルタル庭園へ



またここにこんな好みの壁が。


そして夏の別荘、ヘネラリフェへ。



石畳も凝っている。
グラナダ王国の職人さんは随分根気強い人ばかりのようだ。

グラナダだけでなく、他の欧国も日本も
昔の人の技術ってほんと素晴らしい。
現代の人々は果たして同じものをゼロから作れるのだろうか?




イスラム庭園というらしい。




最後に全体像。


見所が多くて写真もこんなに載せてしまったが
いやはや、とにかく素晴らしかった。
ドイツ以外での最後の城にふさわしい所だった。

今まで見たことのない文化、建物。
何十ヶ所も城を見てきたけれど、
外側もいい、中も素敵ってなかなかないのよ。
ここは是非行くべき城だわ!
さあ、みなさん、スペインへ。








 


ヨーロッパ13ヶ国不完全制覇

2011-07-03 23:34:25 | おでかけ:まち

もう先々週のことになるが
ドイツは4連休だった。
(正しくは木曜が祝日だったので金曜日はみんな休む感じ)

帰任を告げられたmichnahe。
これがドイツ最期の連休である。
もうドイツ国外への旅行はこれが最後だと思い
悔いの残らない旅にしようと計画を練るnahe。

駐在仲間にも「最後はどこに行くんですか?」と聞かれて
「東欧は全然行ってないから行きたいなぁ~」なんて答えていたnahe。

家にあるガイドブッグを総動員し
限られた予算と時間で行ける所を探しまくる。

そんな作業をしながらも、録画してた日本のTV番組も見なくては。
駐在妻はやることがいろいろあって忙しいのだ。


録画してたのは
「水曜どうでしょう ヨーロッパ20ヶ国完全制覇」
大泉氏らが南スペインを走破していた。

スコットランドでレンタカーの味をしめたnahe。
どうでしょうを見て
「このスペインのアウトバーンだったらいけるんじゃない?」

しかも飛行機代安いし!
ということで、東欧に行く気満々だったはずが
なぜかスペインに。


動機がこんな不純だったもんだから
飛行機やホテルを予約してから出発するまでの数日間、
実はちょっと後悔してたのよ。
「いいのか?nahe。最後の旅が“水どう”に感化されたなんて」と。


だけど行ってよかったわー。
洋ちゃん、ありがとう。




曇ってるけどミハス。



曇ってるけどリゾートビーチ。




この時は暑かった、グラナダ。




ようやく見れた、青い地中海。


何が良かったかは次回の記事に書こう。
スペインのナビゲリータ嬢に散々翻弄されたのも今となっては良い思い出。






ところで結局駐在中にmichnaheは何カ国行ったんだ?
ドイツ・スペイン・イギリス・フランス・オランダ
ルクセンブルグ・ベルギー・チェコ・ポーランド・オーストリア
スイス・デンマーク・ハンガリー・・・

ぎゃ!13カ国しか行ってないの!?
少ないわ・・・少なすぎるわ。
同じ国に何度も行ってる場合じゃなかったわ。
しかもポーランドのワルシャワとか
フランスの南側とか
行きたかった所に行ってないし。

不完全燃焼~。


だけど駐在なんてチャンスがないと
欧州13ヶ国なんて旅することなどなかっただろう。
michさん、ありがとう。

次はアメリカ横断で?