トイチニッキ

旧ドイツニッキ
ドイツ駐在の日々から日本での小さな日々まで

タン

2009-12-31 15:33:04 | おしょくじ

もう2009年も終わろうとしているこの時
皆様いかがお過ごしでしょうか?

たぶん紅白なんか観ちゃったりして
おそばなんて食べたりしちゃっているんでしょうね。


こちらはなぜかロケフリが繋がらなく
紅白もガキツカも観られません。
肝心なときに働かなくなるなんて、いったいどういうことでしょう。

仕方がないので家で静かな年越しです。

 

昨日はスーパーに買い物に行ってきました。
こちらも年末はみんな買いだしにくるようで、レジは長蛇の列。

さて正月は何を食べよう?
考えあぐねていたmichnaheの前に現れたるその物は・・・

牛タン。


前々からお店には並んでいるのを知ってたんですよ。
ベロ丸ごとパックに入ってるもんだからすごい存在感だったんですよ。
「うわぁー、タン塩食べたいぃ!」
そう思いつつも、あの大きさ、その値段(10ユーロ)に手が出なかったんですよ。
でも年末の気の緩みでとうとう購入しちゃいました。



むほぉーっ、ちょっとグロテスク?
michはしきりに「キモイ」と言っていましたが
naheはしみじみ観察しました。
いやぁ、牛のベロも人間と変わらないのね。


さて、買ったはいいけどどうしたものか。
ネットで調べてみると、皮をむかなきゃいけないそうで。
お湯に数分つけて皮だけを茹でて剥く方法をやってみることにしました。




これがなかなか難しいのです。
家にある包丁を総動員して皮だけを削りとってみるものの、
どんどん厚くなってしまいます。
二人がかりで30分、悪戦苦闘。


ようやく剥けたタン。
だいぶ小さくなった気が・・・。

真ん中の所は焼肉用にスライス。
あとは煮込み用に下茹で。


焼肉はmichが担当です。
塩胡椒でシンプルな味付け。

できあがり~



ちょっとスライスが厚すぎて
見た目はイマイチ、噛むのも大変だったけど
味は実に美味でした。
七輪で焼いたりしたらもっと美味しいのでしょう。
”おうち七輪”の夢が一層強まります。


そして残りは明日に向けて、現在コトコトと煮込み中。
タンで終わり、タンで始まる正月でございます。




よいお年を。


 



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ドイツ鉄道の旅 ~Heidelberg編~

2009-12-30 23:28:30 | おでかけ:おしろ
12/25~29にかけてドイツ周遊の旅をしてきたmichnahe。

周遊といっても広いドイツ。
たった5日間ではドイツ全土は無理な話。
しかも今回は鈍行電車でのぶらり旅。
というわけでドイツ地図左下1/4程度を巡ることに。


まずは25日。クリスマス。
電車は地元Paderbornの中央駅を8:42発。

ところが家から駅に向かうバスがまだ出てない!
恐るべしドイツの日祝ダイヤ。
しょうがないので雨の中、40分かけて歩いていく。





♪ チャラチャッチャッチャ チャ~ララ チャ~ラ~♪
ドイツの車窓から。
今日はハイデルベルグへ向かう景色をお楽しみください。
(この文字色の部分は、世界の車窓から:石丸謙二郎さんの声で読んでください) 



列車はのどかな田園風景の中、
カッセルを目指し南へ走ります。




空が晴れてきました。
青い空と緑の畑を見ていると、
まるで春のような気分になります。



カッセルで特急列車に乗り換え。
右側の個室席を予約してみました。





3度の乗り換え、4時間を経て
ようやくハイデルベルグに到着です。








ハイデルベルグのホテルはビール醸造所を改装したもの。
 

ビール樽や釜が残ってるのかと期待したけど
中は普通のホテル。
 
駅から徒歩10分と書いてあったのに
道に迷って思わぬタイムロス。
この日の目的は城見学。
4時には日が暮れてしまうので
昼食もとらずにすぐに街へ出る。
 
 



街はクリスマスイルミネーションがまだ残っていて華やか。
商店街をずっと歩いていくと
丘の上に見えてきた城の姿。
 


ほおおぉ、迫力ありますなぁ~。
 
 
城に向かう道は急勾配。
かなり登るのに難儀する。 
これだけで敵の士気も下がりそうだ。



この壊れっぷりがなんともいい感じ。
豪華な宮殿もいいけれど、
「金持ちってすごいわねー」と思うだけ。
こんな廃墟の城は栄枯盛衰、いろんな想像ができる。
 
 


ちゃんと残っている部分もある。
中には大きなワイン樽が。

どこを見てもこれまでのお城とは一味違う見ごたえある造り。
 
 
 
旧市街の美しい街並み。



ハイデルベルグ、いいとこだ。
 





 
 
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クリスマスイブ

2009-12-24 22:27:20 | おうち
なんだかんだ言っても私達
れっきとした日本人ですからね。



ゼクト(ドイツ産のスパークリングワイン)飲んで
鶏の足食べて



デコレーションケーキはつくれないので
チーズケーキを焼いて食べて

典型的な「ニッポンのクリスマスイブ」を過ごしているわけですよ。


ま、ちょっと気取って



おタネちゃんを眺めつつ
(昨日4時間かけてまた付け替えしちゃった)



こんなイルミネーションも飾ってみたり



キャンドル灯したり





こんなトナカイ型のキャンドルも点けてみたら



脳みそ溶けて無様な姿に。



こんな感じでまったりと静かなイブを過ごしております。




只今夜の10時半。
michはサンタさんを迎えるためにもうベッドに入ってしまいました。
(酔っ払って寝たとも言う)




メリークリスマス。



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年末は気も胃袋も大きくなるのだ

2009-12-23 16:20:11 | おさんぽ
昨日、いつものドイツ人夫婦の所へ遊びに行ってきた。

昨日のゴハンは
白アスパラガスのスープ
白身魚のパン粉焼き
塩茹でジャガイモ
アイスクリーム

どれも美味しい。

デザートのアイスと一緒に出されたクッキー。
クリスマスの為に孫達と焼いたのだそう。




これが激ウマ!!

硬めの歯ごたえがなんとも心地よい。
ドイツでこんなクッキーに出会えたのは初めて。
いつもどこかにチョコがくっついてるし。

すっかりハマってしまったnahe。
食事ですでに満腹になっていたにも関わらず
ついつい手がでる、食べてしまう。
お土産までもらったけれど、
それも今日中になくなるだろう。

こうやってクリスマス前には
何十個ものクッキーを焼くそうで
この前その話を聞いたときは「それ全部食べきれるの?」
と聞いてしまったが、
この美味しさなら私、クリスマス前に食べ終えちゃうよ。


レシピはあえて聞かず。
こういうものは人が作るから美味しいのだ。





さてこの日の帰り道。
終バスを逃し、30分ほどmichと歩く。

「今日、あったかいよねー」
「うん。手袋なしでも全然平気だもん」
「いやぁ、春だねぇ~」



その時の気温、2℃。

前日まで-10℃以下だったからね


同じ2℃でも東京に居たら
「寒い、寒いっ」と大騒ぎしていただろう。




人間ってほんと適当ね。










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おタネちゃんおめかし大作戦 その2

2009-12-20 14:27:36 | おうち
衝撃の事実を知ってしまいましたよ
ドイツじゃ整形手術は当たり前なんですって!
あ、モミの木の話ね。

邪魔な枝は伐採して
足りない部分に接木する。

だから巷のスタイルのいいあの娘もこの娘も
整形美人って可能性が


うちのおタネちゃんもオペすべき?
michと話し合った結果、今年はナチュラルで行こう!ということに。
だって接木するために、ドリルで幹に穴を開けるのよ?
貫通させないように穴を開ける自信が私達にはなかったの




だけど少しでも綺麗にしてあげたいと思うのが親心。(?)
電飾を施してあげることにしたmich。



おタネちゃん、ボリュームがありすぎて
電灯の長さが足りないわ
どこに巻いたら綺麗に見えるかと
おタネちゃんの周りをグルグルグルグル回るmich。


ようやく電飾の位置が決まり、再びオーナメントを飾りつけ。
また少し買い足したので、結構金はつぎ込んだわよ




どうかしら?
ちょっとジャラジャラしすぎてるかしら?





夜は電飾がいい感じ。
奮発してLEDライトにした甲斐もあったってもんだわ。



でもやっぱり上半身が貧弱ねぇ。

外出すればついついまだ売れ残ってるものや
店先に飾られてあるモミの木を見て
「これは形がきれいだなぁ」と品定めしてしまう私達。
もうちょっと厳選してから買うべきだったねぇ。

こうやって苦い経験を乗り越えて
木を見る目が養われていくのでしょう、
ドイツ人たちは。










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おタネちゃんおめかし大作戦

2009-12-15 15:44:21 | おうち
留守にしていた2日間
おタネちゃんは元気に水を吸っててくれました。
葉が下がってきたかはよくわかんないけど
そろそろ飾りつけしてもいいんじゃない?


クリスマスツリーの飾りつけなど
子供の頃にしたきりのnahe。
michにいたっては生まれて初めて!

とりあえず適当にくっつけてみる。


色や大きさの配置を考えるのが意外と難しい。
こういう所にセンスって出るのよね。
うちら二人は全然ダメね

しかもおタネちゃん、ヒップが大きくて胸は貧弱。
バランスをとるのが難しい。
う~む、もっとスタイルのいい子にするんだった・・・。


この日の為に買い集めたオーナメント。



オーナメントって結構高いのね。
こういう模様が入ったものは1個5~8ユーロ。
そんなに沢山買えないわ。


なんだかんだと50個くらい飾ってみたけど
大柄おタネちゃん、まだまだ飾りが必要のよう。
ひいぃぃっ、お金かかるぅ~


来年は違うテイストのオーナメント買おう♪
なんて思っていたけど、こりゃ無理無理。
来年は規模縮小に決まりですよ。





まだ未完成なので一部だけ公開。


これから毎日あーだこーだとお色直ししそうな予感。









 






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グリューワイン in Duesseldorf

2009-12-14 21:54:53 | おでかけ:まち
行ってきました、デュッセルドルフ。

我が街から170km、車で2時間。
ラーメンを食べる為だけに、美容院に行く為だけに
車をとばす日本人もいる中、
地元志向のmichnaheにはそんな願望は皆無。
(単に面倒臭いだけ)
夏頃から「行かなきゃ行かなきゃ」と思いつつ、
いろんな用事を溜めに溜め、
「どうせならクリマもやってる時期に」とようやく重い腰をあげたのだ。


デュッセルのクリマは小規模なものをあちこちで発見。




小さなスケートリンクが開設されていたり



お店の屋根の上の人形が動いてたり



夜はこんなイルミネーションも。



ここの地区の出店はみんな統一。天使が屋根に。


天使マーケットでいつものグリューワイン。



カップも天使。


この日の気温は0℃前後。
肌に刺さる冷たい空気。
このくらいの寒さが一番
グリューワインが美味しく感じるね。







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ようこそ、タネちゃん

2009-12-13 00:48:12 | おうち
むはははは!
とうとう買ってしまいましたよ。
タネちゃんを

タネ(die Tanne)とはドイツ語でモミの木。
そう、生クリスマスツリーでございます。


今日からオープンした近所のタネ売り場。
(普段は空き地。この時期だけ売られる)
そこのおっちゃんに紹介されたタネちゃんをGET。

タネちゃん、ネットに包まれて我が家に到着。



喜んでタネちゃんと添い寝するmich。


michのドイツ人同僚に聞いたところ
市場に出ているモミの木は伐採してから日が経っているので
水揚げしてあげないといけないそう。



その為、根元を少し切るmich。




ツリーを立てるための土台もちゃんと売られている。
ここに水も入るようになっている。




タネちゃんアップ写真。
どうもモミの木は2種類あって
mich同僚とお店のおっちゃんの話によると
葉っぱが尖っていて触って痛い種類のは
安いけど葉が落ちやすいらしい。
色も若干青っぽい。
うちのタネちゃんはとげとげしてない種類の方。
やっぱり優しげな子の方が可愛いでしょ。




そしてタネちゃん全景写真。
ちょっとヒップが大きめだけど
まあまあのべっぴんさんでしょ。

220cmと大柄ですわよ。
こんな大物、ドイツでしか買えないもんね。



このまま1~2日置いておくと枝が下向きになるそうなので
デコレーションはそれまで我慢。

同僚いわく、クリスマス直前まで庭(寒い所)に
出しておかなきゃいけないそうだけど
面倒なのでそれは聞かなかったことにしよう。



ふふふ、これから約1ヶ月
タネちゃんとの同居生活だ。

たった1ヶ月の為に
(モミの木回収のゴミの日が1月中旬なため
クリスマスが終わってもそのまま飾るのだ)
数十ユーロ出して生木を買うなんて

なんか贅沢っ!



よろしく、タネちゃん。
どうか枯れないでね




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今日でサヨナラ

2009-12-11 18:57:01 | おべんきょう
1年間通った語学学校が今日で終了。

長かったような、短かったような。


最後はドイツの政治や歴史を学ばされて
全く聞き取れない記録映画を1時間以上見せられて
眠気との戦いで辛かったぁ。

でも全体的には楽しかった学校生活。

もっとクラスメイトと世間話とかできればよかったけど。
なんせ聞くにも話すにも語彙が少なすぎて会話が続かない為、
どうしても寡黙になってしまう。


今日は最後にみんなでカフェへ。
結局先生と女子しか行かなかったんだけど
そこでいつも隣に座っていたクラスメイトに

「Wie heisst du? (あんた、何て名前?)」と聞かれ、


ええっ!1年も机を並べていたのに私の名前知らないの!?
いや、いつも「nahe,nahe」って呼んでくれてるし
du(あんた)じゃなくて別の人のこと??
と戸惑っていたら

「du !」と念を押され

ひぎゃぁ~、最後に自己紹介かよぉと思っていたら
別の人が「8?」と助け舟を出してくれ

どうも「Wie alt bist du?(あんたいくつ?)」と聞いてたことが判明。

いや、絶対heisstって言ってたって!



でもどちらにしろこんな簡単な文章の聞き取りも未だにままならないんですよ・・・



まだまだ勉強、いや経験が必要だな。






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巡りあえた本物の味

2009-12-09 18:39:40 | おさんぽ
昨日の続き。
変わりばえのしないクリマの出店の中、
michが見つけたそのお店。



見難いけれど看板の所に「バウムクーヘン」と書いてあるのだ。



ドイツのバウムクーヘンには
度々辛酸を舐めさせられてきたmichnahe。

こんなことがあったり・・・


「これ、ドイツのバウムクーヘンってお菓子なの♪」
といってこんな物を出されたり・・・



ただのチョコレートケーキやんっ!
(正確にはバウムクーヘンスピッツとかいうらしい)


ミュンヘンに行ったときに
他の人との待ち合わせに遅刻してまで
ガイドブックに載っていたバウムクーヘンを売ってる店に
わざわざ買いに行ったのに

それが近所のスーパーのプライベートブランドの
冬場だけ売られる安っちいバウムクーヘンと
なんら変わりない味だったり・・・
(ショックすぎて写真も撮ってなかったわよ)


ともかくドイツのバウムクーヘンはバウムクーヘンじゃない!
敢えていうなら日本のスーパーのお菓子売り場に売っている、
しかも昭和の“ばあむくうへん”なのである。



と、いうわけで期待は禁物。
だけどやっぱり気になるアイツ。
michが1個買ってみると言い出した。
ま、4ユーロだからいっか。

ところがそれは100g当たりの値段。
小さいもの(直径15cmほどで3段のもの)
を1個買うと17ユーロもしてしまう。

高い・・・高いわ
どうせたいしたお味じゃないんでしょ?(失礼)


迷う二人に見かねたおばさんが
「スライスもあるわよ」と提案してくれる。
結局1段だけ購入。





それがこちら。



 ををををを!!!


今までにない、このしっとりさ!
しつこすぎないこの甘さ。
チョココーティングを施さない潔さ。
これぞ求めていた味。バウムクーヘンだ!!


いやいや、これは美味しい。
これだけでクリマにいった甲斐もあったってもんだ。
地元じゃないのがたまに傷だが
来年も車を飛ばして買いに行こう。



・・・でも日本の方がやはりずっと美味しいですよ。








コメント (4)
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