トイチニッキ

旧ドイツニッキ
ドイツ駐在の日々から日本での小さな日々まで

出会い

2009-03-30 20:39:05 | おべんきょう
私、ナンパをされました。

それは先週の木曜日。
日本人5名でレストランにて食事中。

隣に座った60代後半くらいのドイツ人ご夫婦。
さっきからこちらをチラチラ見てるとmichの報告。

一番近い席にいたnahe。
なまじ愛想を振りまいてしまったら
「どこから来たんだ?」とか「どこで働いてる?」など質問攻めに。

そしてドイツ語を話せる同僚がいたばかりに
「日曜日、うちにおいでよ」という話に。


その話せる同僚は日曜日は都合が悪い。
だけどここで断ってお流れになるのもなんだか勿体無い。
こんなちょっと喋っただけの怪しい日本人を
本当に招いてもいいの!?と思いつつ、
「じゃ、日曜日」ということに。



行くメンバーの中で一番ドイツ語を話せるのはnahe。
重圧が肩に圧し掛かる。
ドイツ語うんぬんの前に
ほぼ初対面の人と何を話せばいいんだ!?




そして日曜。
お宅訪問。
前に訪問した30代夫婦の家と比べると
やはり全体的に古びているけれど
インテリアがアフリカ風に統一されていて
なかなか素敵なお住まい。
ドイツ人女性ってみんなセンスいいわよねー。




お茶を飲みながらお話。
あ、中央の皿に載ってるのは
naheがつくった饅頭ね(軽くアピール)


ご夫婦はnahe以外とは英語でお話。
でも基本はドイツ語。
この前のレストランで
naheがあまり話せないことを理解してくれたらしく
ゆっくり簡単な単語を使って話してくれる。
おかげでなんとか会話成立。

お互いの言語や文化について話したり
いろんな部屋や庭を見せてくれて
「これはドイツ語でこう言うのよ」と簡易授業が行われたり


さらに夕食までご馳走に。
「ドイツの典型的な食事よ」と言って出されたのは



おおー、まさに本場のカルトエッセン!!
病院のとは一味違うね~。
パンもハムもサラミも、そしてバターも美味しかった。
これに茹でて炒めたジャガイモもあり、
ワインも飲んで満腹、満腹。


その後UNOをやったり
ドイツの格言?を教えてもらったり(全く理解できず)



「間が持たなかったらどうしよう~」
そんな心配はどこへやら。
いつの間にか4時間経過。



とても優しくていいご夫婦。
出会えてよかった。
ナンパされてよかった




もっと話せたらというもどかしい思いは
相変わらずあったけれど
それよりも楽しさの方が勝ったこのパーティー。
ドイツ生活でこういうことをしたかったのよね。
嬉しい





そして今週の木曜日、
またお宅に遊びに行きます。
最初はマメさが肝心でしょ?
うふっ




ドイツ写真館事情

2009-03-27 19:23:39 | おさんぽ
michnahe家には
年に一度、記念写真を撮る慣わしがある。

今までは日本のホテルの写真館で撮っていたのだが
今年からはドイツ。
ドイツの写真館、いったいどんな感じだろう?
期待と不安を抱き、撮影に挑んできた。


写真館には今まで撮ってきたと思われる
様々な写真が飾ってある。

ウエディング写真。
日本ならカメラの方を向いてまっすぐ立つポーズが多いけど
こちらは顔を見つめあってるのが多い。
花婿が地面にひれ伏して、花嫁がそれを見下ろしている
2人の関係性を表しているようなものもある。
こんな写真撮って、お姑さんには大丈夫なのかしら?

家族写真。
これも日本なら入学式や七五三の時に
みんなで正装して撮るのが多いけど
こちらは普段着。もしくはヌード。
赤ちゃんを抱いた幸せそうな夫婦のが多かった。


そして一番多く飾られていたのがヌード写真。
男女問わずみんな裸。
ドイツ人はヌード写真を撮るのが一般的なの?
日本の成人式の時の写真のように
「若くて綺麗なうちに一枚撮っとけ」みたいな感じなのかしら?


さぁ、私達はいったいどんなポーズをさせられるのかしら。
「脱げ」なんて言われたらどうしようかしら。



カメラマンのおじさんに今まで撮った写真を見せる。
「この大きさで2ポーズ撮ってほしいんだ」
「オッケー。でも3枚組だから3ポーズになるよ。
で、どんなポーズにする?これと同じポーズか?」
英語で説明するmich
「ポーズはあなたが決めていいよ。
いつもカメラマンの指示に従って撮ってるんだ」
なぜかこの言葉がおじさんに通じない。

アシスタントの子と交代。
同じ説明を繰り返す。
それでも「じゃぁ1枚目はどんなポーズ? この写真みたいに座って撮る?」

どうやらドイツでは自分達である程度のポーズを決めなければならないようだ。
そんなこと全然考えてなかったので、
とりあえず前年と同じ様なアングルで撮ってもらうことにする。




スタジオはこんな感じ。
今までのホテルに比べると
薄暗くてあまりにも簡素。


日本だとスタンド式のカメラで撮られるが
こちらは手持ちのカメラ。
おじさん自ら動いてちょっと角度を変えたりする。


しかし、
スジがつりそうになるような不自然な姿勢をとらされたり
「御主人、もっと笑って!!」とmichが注意されるのは
日本もドイツも同じ。



そして今やデジタルの時代。
撮った写真を自分でチェックして
気に入ったものをプリントしてくれるという。
これは日本ではなかったサービス。
散々迷って3枚決める。


お値段も日本の約半額。
安い♪♪





そうして出来上がった写真は・・・




ここには載せませんがなかなか素敵な仕上がりです。
日本の写真よりも活き活きしている感じ。
そして背景の光がいかにも「欧米」。
(わかる?よく海外ドラマで出てくる卒業写真みたいなやつよ)



海外の写真館で記念写真。
これ、おすすめです!!




さ、来年は何着て撮ろう?
それとも、脱ぐ!?

城攻め2

2009-03-25 17:52:17 | おでかけ:おしろ
土曜日のドライブ。
さて、どこに行こう?
カーナビで「城」を検索。
近いとこから片っ端に行ってみよう!!


1つ目。



SCHLOSS RHEDER

ここはmichは2度目。(今回も到着して気づく)
敷地にはビール醸造所があり、前回はこのお城の中で飲んだらしい。
普段は男爵(?)が普通に暮らしているそう。
人の家をあまりジロジロ見るのはよくないです。
すばやく退散。



ここから一番近い他のお城は・・・
BURG DRINGENBERG 



とても小さなお城でした。
あっという間に見終わり、また次へ。


3城目。



SCHLOSS VINSEBECK

こちらも個人のお宅っぽい雰囲気。
素敵なお庭も見えたんだけど、進入不可能。
うーん、残念。
SCHLOSSに住むってどんな感じなんだろう?
一度お招きされてみたい。




4城目。BURG SCHWALENBERG

ここはホテルになっていました。
こんな身近に古城ホテルが!!
ガイドブックで見て憧れてた古城ホテルだけど、
周りにゃ何もないのよね。
中は見てみたいけど、うーむ・・・。





5城目。SCHLOSS BAD PYRMONT

ここはちゃんと観光地化されていて
暗い通路なんかも通れるようになっていて
結構楽しめました。
室内は有料ミュージアムぽかったので入らず。
ケチなmichnahe。




一日で5城攻略。
なかなかの成果をあげました。


白地図を手に入れて、行った土地を塗り潰していきたいなぁ。
目指すはドイツ全城攻略、そして天下統一!!
なんか「信長の野望」をやってる気分です。
数が多すぎてきっと無理でしょうが。


く、苦しいっ・・・・。

2009-03-23 10:49:16 | おさんぽ














あなたはこの写真を見て何を感じましたか?

「あぁ、風力発電ね」
それだけですか?


naheはこの風車を見るとなにやら胸がざわつきます。
なんていうのか・・・不気味というか・・・圧迫感というか・・・
ちょっと恐怖を感じます。
こうやって天気が良いほど特に。

その反面、とても綺麗だなとも思います。
ドライブしていて風車が近づくと目が釘付けになります。
この写真の場所、道路沿いに風車があったので
とても心躍りました。
こんなに間近で見られるなんて。

だけどやっぱり怖いのです。




ドイツでは風力発電が盛んなのか
少し郊外に出るとあちこちに風車が建っています。
それを見るたびに私の心はざわつくのです。
のんびりドライブなんかしちゃいられない



今、このブログを書いている最中も
上の写真を5分以上見つめてしまって
胸が苦しくなってます。
見なきゃいいのに、わかってるのに、なぜか見ちゃう。




こんな感覚を持つのは私だけでしょうか?

隣の芝生は青い

2009-03-20 23:23:49 | おうち
いや、ことわざじゃなくってね。




うちの庭。




隣の庭。




そして裏の家の庭。




客観的に見たって他の家の芝生の方が青いでしょ?
親の欲目(?)で見たって、うちの芝生は枯れてるでしょ?


裏の芝生なんて、家の北側よ!?
日が当たらないのにこの青さ!!

なぜ?なぜ?こんなに違うの??




そりゃまだ一度も芝刈りしてないさ。
でもそれでこんなに枯れるもの?

そりゃ反対側の隣の家から降ってくる
山ほどの落ち葉を片付けるのに
秋には芝生の上もたくさん歩いたし、熊手でひっかいたりもしたさ。
でも隣の芝だって子供がサッカーやってるのよ?



芝の種類が違うのかしら?
うちもちゃんと再生するのかしら?



庭仕事など日本で無縁だったmichとnahe。
大家さんには庭を好きにしていいと言われてるけど
せっかくだからガーデニングも挑戦しようと
この家に決めたけど
実際何から手をつけていいのか全くわからず。




誰かお助けを。




久々お散歩

2009-03-19 18:58:11 | おさんぽ
ここ数日は天気もよく
すっかり春めいてきました。

散歩心がうずうず。




散歩してると、とりあえずここにいつも来ちゃいます。
ドイツで一番短い川。



庭にはクロッカスなどが花開き、
住宅街を歩いていても飽きることなし。
鳥の声がたくさん聞こえるので
持参のipodは結局使わず。



うん、春だ。
いい感じだ。


途中お店に立ち寄りつつ2時間程歩く。
ドイツ人っぽいしょ?



我が家の荒れた庭にも
こんなのがポツンと咲いてました。



ドイツ入院生活8

2009-03-18 20:19:43 | おべんきょう
入院7日目:火曜日


毎朝配られる、その日飲む薬。
今日もいつもと同じく、朝はカプセル3錠、粉薬1袋、座薬1本。

ん?いつもと同じ!?


おかしい!絶対おかしい!!
大腸カメラは当日絶飲食。
ましてや座薬なんてもってのほかでしょ?
前日危惧していた「指示が伝わってない」疑い、かなり濃厚。

これはナースに確認せねばなるまい。
「今日大腸カメラやるのに薬飲んでもいいの?
っていうか下剤飲まなくていいの?」
ってことを聞きたくて、でも下剤という単語がよく伝わらなくて
身振り手振り、隣のおばさんまで巻き込んでの大騒ぎ。
結局、飲み薬は今飲みなさい、座薬は検査が終わってからという回答。
下剤については何もわからず。

あやしい。とことんあやしい。
知らないよ、私。検査できなくたって。
ちゃんと「カメラあるんだけど?」って言ったもん。
こうなったら見えなくたって意地でも退院しちゃうもんね。


そう考えてたら検査時間の30分ほど前に浣腸がやってきた。
いささか安心。
今日の流れくらい事前に説明してほしいものだ。



そして検査。
「また寝る?」と聞かれ、そのまま頷き、夢の中へ。




目覚めたら病室。
ナースが来ていて「はい、これホームドクターへ」と手紙をもらう。
なにやら早口なドイツ語で説明されて「わかった?」と聞かれる。
寝起きの頭でわかるわけがない。
「Nein」きっぱり否定。

もう一度説明してくれた彼女。
どうやら昼食を食べたら家に帰っていいらしい。
それって退院ってこと!?

なんかよくわからないけどmichに電話。
「退院できるみたい」

隣のおばさんはすでに昼食を終え
荷物をまとめて帰り支度。
おばさんも退院できるのねー、よかったねー。
私の方が先に出ると思ってたのに。
だから「Gute Besserung!(お大事に)」なんて言葉も勉強しといたのに。
迎えにきた御主人に、反対に言われてしまった。


おばさんが出て行ったらすぐにベッドも撤去され
一人ポツンと病室に。
退院の手続きを説明されるわけでもなく、
何時までここにいていいのかもわからず、
そもそも本当に退院できるのかもわからないまま
michを待つnahe。


そしてmich到着。
2人でナースステーションへ、改めて確認。
退院はできるらしい。
そして通院は必要ないが、ホームドクターにかかる時にはさっき渡した手紙を持っていけと。
これだけ。これでおわり。


結局、はっきりした病名も
検査の結果も
今後どうすればいいのかも
全く医師から説明のないまま退院。


・・・ま、いっか。






その後体調はすっかり元通りになりました。
一応、お酒も食べる量も控えめにはしております。
ドイツに来てから暴飲暴食が続いてたからね、きっとそのせいでしょう。

学校もちょうど春休みに入ったので家でゆっくりしています。
でも家にずっといると暇で、暇だとお腹が空くのよね・・・。


入院生活、退屈なのは辛かったけれど
ドイツ社会にちょっとだけ入り込めていい経験でした。
ドイツ人の喋るスピードにも少しだけ耳が慣れてきたかも。

でももうこりごり。
二度とこんな目に遭わぬよう、気をつけなくっちゃ。




ドイツ入院生活7

2009-03-17 08:52:29 | おべんきょう
入院6日目:月曜日


待ちに待った月曜日!
nahe、ちょっと浮かれ気味。
朝から隣のベッドのおばさんにも
「今日、うちの夫が早い時間にくるからよろしくね」
と話しかけてみたりする。

「あなたはきっと今日退院できるわね。」
「うん、たぶん♪」
「私はきっと明日よ」
こんな感じで世間話開始。

「英語は何十年も前に習ったきりだから忘れたわ」
と言いつつ、私がドイツ語で理解できない所は英語で話してくれるおばさん。
私だって約15年前までは習ってたさ、英語。
なのにどうして喋れないの? おばさんとの違いは何??


「あなたのドイツ語は上手よ」
ちょっと褒められて浮かれるnahe。
学校で習った文法も、いざ喋るとぐちゃぐちゃになってるけど
なんとなくでも通じちゃうのね。
とにかく話すことが大切だなと実感。


話の中で、おばさんに胆石が見つかったことと
細菌が原因の大腸炎だったことがわかった。
3日前くらいから来る人来る人(ナースも含め)
「1cmのなんとかかんとか」と同じことを言ってたおばさん。
石の大きさを説明してたのね。
自分の中に石があるってことがよっぽど衝撃的だったのだろう。
そしておばさん、その菌って食中毒の原因菌だわね。
ご主人は大丈夫みたいだけど、一体何食べたの!?



そしてmichが来て
お待ちかね、回診の時間。



担当医師とその上司医師がやってきた。
担当医師が病状を説明して
私は「Sehr gut !!」と元気をアピール。
上司医師がドイツ語でなにやらもぞもぞ指示を出す。
そして担当医師が英語で私達に言う。

「明日もう一度大腸カメラをやってそれで退院できるかどうか決める」




もうショックーーー。
今日帰れないのねぇ



役目を終えたmichはとっとと会社へ。



がっくりしてフテ寝してたら
病室に入ってきた70代くらいの女性。
隣のおばさんの所に言って話しかけてるので
てっきり見舞い客だと思っていたら
病院の職員らしいバッジをつけてる。
そのうち私にも話しかけてきて
3人でちょっとお話。

結局何の仕事をしてるのかはわからず。
ただ彼女が何十年前かに、この街の「クイーン」に選ばれたことだけはわかった。
クイーン選出ってミスコンみたいなものなのかな?





本日のお昼。
ライスでした。タイ米みたいなパサパサしたもの。


そして今日も退屈な午後。



気になるのは明日のカメラ。
大腸カメラってことはまた腸を綺麗にしなきゃいけないんだよね?
ということは・・・
あの水薬地獄をまた味わわなきゃいけないんだよね?


それが憂鬱。今夜はきっと眠れないな。
おばさんに「私トイレに何度も通ってうるさくなります」って言っておこうかな。



ところが夕食も普通に出たし、
前に薬を飲み始めた23時になっても何もやってこない。

もしかして・・・Drの指示、伝わってない?
このままカメラやって
「何だ?見えないじゃないか!? やり直し!退院延期!!」
なんてなったら私、嫌よ~~。

ナースに確認するべきか
迷いつつ就寝。

ドイツ入院生活6

2009-03-16 14:13:26 | おさんぽ
入院5日目:日曜日


暇。
とにかく暇。

となりのベッドのおばさんも朝から散歩に出かけたり
ご主人に迎えにきてもらって外出したりで不在。


ただただ勉強するしかない。
その割りに頭に入らない。




病室のベランダから。
思えば、この街を高い所から見下ろしたのは初めて。
改めて小さい街だなーと実感。


暇すぎなので私も散歩にでかけることに。
外出することを言ったほうがいいのか迷ったけれど
こっそりそのまま外へ脱出。


病院の外観。
このまま近所を30分程散策。
坂道がずっと続くので、結構いい運動。

病室に戻りシャワーへ。
これも勝手に使用。いいのか?いいのさ。


そしてまた暇。
我慢、我慢。明日になれば退院できる。
午前中に退院できるのかなぁ~。


夕方michが来て、明日の作戦を考える。
退院時には迎えに来てもらわねば。

ナースに明日退院できるのか質問してみる。

naheさん、ここは頑張った!
ドイツ語オンリーで返答するナース。
言ってることの半分くらいはわからないので
たとえ同じ事を繰り返し言わせようがかまわずに
こちらが聞きたいことをとにかく質問してみた。


自分の知ってる数少ない単語を組み合わせて相手に伝える。
それが伝わるのって結構おもしろい。


退院できるかどうかはわからない。
午前中にDrが回診にくるので、退院は早くても午後。
明日の9時にDrがくるから、その時michもここにいなさい。

こんな返答をもらって満足、満足。




夜7時頃、外出していたおばさんが帰ってきた。
昨日も同じシチュエーションになって困ったんだけど、
迎える時ってドイツ語で何ていえばいいの?

日本語には「おかえりなさい」という便利な挨拶があるけれど
辞書で調べた限り、ドイツ語にはそれに代わるものはなさげ。

いきなり「おうち、どうでした?」と聞けば済む話だけれど
そこまでの高等技術、まだ私は持ってない。
結局「ハ、ハロゥ~」とへなちょこ挨拶。

あぁ、挨拶の言葉がたくさんある日本語って素晴らしい。





そうそう、本日の昼食。
朝・夕食はもう撮るのやめました。毎回同じだし。



ドイツ入院生活5

2009-03-15 00:12:51 | おべんきょう
入院4日目:土曜日


入院して初の朝食。



夕食にヨーグルトがついただけでした。
せめてパンの種類くらい変えてほしかった・・・。


やっぱり土曜日。何もなく退屈な時は過ぎ、
そして昼食。



野菜と鶏肉を煮込んだスープ。
前日に作っておいたんじゃないか?って思える
手抜き感ばっちりのメニューでありました。



ところで
前日からnahe、もう限界にきておりました。

シャワー浴びたい!!
体は毎日拭いてるけど、せめて頭だけでも洗いたい!
もう点滴もしてないんだから、この留置針もとっちゃいたい!
もしだめと言われても病室の洗面台で、michに手伝ってもらって洗っちゃうわよ!

そんな決心を胸に抱き、
今日はmichにシャンプー類を持ってきてもらうよう頼んでいたのだ。


下膳に来たナースに確認。

「ダルフ イッヒ ドゥーシェン?」
(シャワーしてもいいですか?)

するとすんなり「いいわよ」と。
そしてあっさり点滴用の針を抜いてくれ、
さらにタオルまで貸してくれました。
時間も特に決まってないもよう。


やったぁ♪一刻も早く入りたい!
michに電話し、早めに持ってきてとお願い。



ところが2時間経っても一向に来ないmich。
イライライライラ

しょうがない、こうなったら自分でシャンプー買っちゃおう。
病院内に売店があるはずだ。


下に降りて探してみたものの売店見つからず。
ロビー付近をウロウロしてると「Hallo」とnaheを呼び止める声が。


語学学校のクラスメイト、トルコ人のおじさんだ


実はこのおじさん、初日naheが外来で診察を待っているときに
同じく診察を受けにやってきていたのだ。
その時すぐに気づいたけれど、
こっちはスッピンだし具合悪いしで知らん振りしていたのだが、
血液検査の結果待ちの間、トイレに行く道でばったり遭遇。
むこうも腹痛で採血したという。

翌日、検査室に向かう廊下でも
おじさんとばったり遭遇。
こっちはベッド毎運ばれてたので会話する間もなかったが
「あら!入院しちゃったの!?」って感じでお互い指差しあっていたのだ。


そしてまたもや遭遇。
聞けば腹痛はもう治まって月曜日には退院するとのこと。
私も月曜に退院できると信じていたので
「イッヒアオホ!」(私も!)と言う。

偶然にも同じような症状で同じ時に外来にかかり
同じ日に入院し、同じ日に退院する。
なんか運命感じちゃうわね、おじさん


学校ではあまり世間話をしたことがなかったんだけど
病状のこと、ドイツ語勉強のこと、
ドイツに来てどれくらい?とか家族構成などなど
ココアをおごってもらっていろいろ話す。


さすがクラスメイト、私が聞き取れない&喋れないのを知ってるので
ゆっくり簡単な単語で話してくれる。
(おじさんはドイツ歴13年なので喋る分には全く不自由してないもよう)

この数日、こちらが聞き取れてなかろうが容赦なく話す
早口ドイツ人の中にもまれていたから
おじさんの話す言葉がとっても聞きやすい


でも話す方はまだまだだめ。
単語がさっぱり出てこない。
辞書も持っていなかったから
言いたいことの7割くらいしか伝えられず
でも昔なら半分も伝えられなかったな。
進歩したな、自分。


ココアを飲み終えたところで
「じゃ、火曜日学校でー」と解散。



その後やっとmichがやってきて念願のシャワーへ。
はぁぁ、気持ちいいぃ~