トイチニッキ

旧ドイツニッキ
ドイツ駐在の日々から日本での小さな日々まで

咳をしてもお茶をいれても独り

2010-09-21 23:09:42 | おべんきょう
michは土曜日から出張中。
一人取り残されたnahe。
しばらくご飯作りから解放される~

しかしmichがいないということは
喋る人がいないということで
頼みの綱の語学学校も生憎今週は休講。



というわけで「1日1回誰かと喋る」を目標に
毎日アテもなく街を彷徨っているnahe。



日曜日:散歩中に“Bad”施設を発見。
Badを日本語に訳すとお風呂、プール、温泉、海水浴etc。

全然違う物なのに同じ単語ってのが納得いかない。
「昨日、彼とBadに行ったの」
ドイツ人はこれだけで温泉なのかプールなのかはたまた海水浴なのか判断できるのだろうか?
naheは無理。
なのでその施設がプールなのかお風呂なのか確かめるべく
窓からジロジロ様子を伺っていたら
ちょうど出てくる人と目があって
「ここはスイミングプールだよ」みたいなことを教えてもらった。

「深いの?」「1m30くらいかな」
今日の目標達成!!



月曜日:お昼を街のレストランで。
「お会計!」
目標クリア。


・・・だけど、単語しか喋ってないじゃん!



火曜日(本日):今日はちゃんと喋るアテがある。
歯医者を予約してあったのだ。
ドイツ生活もうすぐ丸2年、ようやく歯医者に一人で行けるように
情けないけれど、naheにしちゃ大きな進歩なのよ。

それでも説明が理解できず、簡単な言葉に言い直してもらって
なんとか検診とクリーニングをやってきた。
虫歯ナシ!歯石もとってもらって気持ちいい~

ちゃんと文章も喋ったよ。通じてたよ。
よく頑張ったね~自分。




さあ、残るは明日のみ。
どこへ出かけようか。誰と喋ろうか。








nahe、代表に選ばれる。

2010-09-17 20:10:29 | おべんきょう
私達駐在の公的な手続きなどをサポートしてくれる
ドイツ人のMさん。
先日michに「私の友達と友達にならない?」という話をもってきた。

ドイツ人の知り合いができるのは嬉しいこと。
快諾したところ、Mさんからこんなメールをもらった。

「naheと買い物やお茶をしたがってるの。
これその人の電話番号。電話してね。」


えええっ!? いきなりガチで会えと?
Mさん、ナンデスカ?この無茶振り。
お見合いだって初めは紹介者がついててくれるもんじゃない?
何の情報も接点もない人と楽しくお喋りできるほど
あたしゃオープンな性格じゃなくってよ。
そもそも楽しくお喋りできる程の語学力を持ち合わせてなくってよ。

だいたいこの人はなんなのさ?
michに聞いたらアメリカからやってきたという情報しか得ていない。
ギョギョッ、アメリカ人!?
さらに腰がひけたnaheはとりあえずmichに電話してもらい
「naheは喋れないけど大丈夫?」と聞いてもらうことにした。


するとmichはまずMさんに連絡を取った。
彼女は何人だ?と。

ドイツ人で数年アメリカに住んでいて帰国してきた。
今は専業主婦をやっている。
だけど友達はみんな働いていて、日中ヒマでしょうがない。
誰か遊んでくれる人を探している。
誰かいない?と彼女に尋ねられた。

そこでMさんひらめく
ヒマな人、いるわよ!と。



・・・そのヒマな人がnaheってわけですね。
ヒマ人といえばnaheだったんですね。

他にも駐在日本人奥様を沢山知っているMさん、
その中でnaheを選んだ理由はなんでしょう?
一番ヒマそうにみえたのでしょうか?

いや・・・ヒマなのは事実ですが・・・。



ま、こうやってMさんに推薦(?)されたからには
ヒマ人代表としてベストを尽くしますよ
ドイツ語話す機会がもっと欲しいとみんなに愚痴ってたしね。


だけどまずはやっぱりmich頼み
電話してもらう。

naheが喋れないことについては「問題ない」と言ってくれたようだ。
これで心置きなくグチャグチャ独語を話せる。
最初はmichも交えて飲むことにしたそうだ。

そして彼女から一言
「あなた達、何人?」


そちらもMさんから何も情報得てないんかい!?
そんなどこの誰だかわからん奴と
気軽に友達になろうとか電話番号教えちゃうとか・・・・
いいの?



でも会うのは楽しみ。
代表初戦は2週間後の予定。
それまでトレーニングに励みますわ


ちょっとした事件@ミュンヘン

2010-09-15 15:50:40 | おでかけ:まち
先日ミュンヘン出張があったmich。

駐在歴約1ヶ月の上司と一緒に行ったのだが
その上司が電車を降りた時に財布を落としたことに気づいたそうだ。

すぐに席に戻ったのだがそこにはなく
結局見つからずにブルーな夜を過ごしたそうな。
日本の運転免許証も財布に入れていたので
そろそろ車を購入しようとしていたのに
その前に再交付の為に日本に帰らなきゃと落ち込んでいたそうな。


その夜スカイプでその話をmichから聞いたnaheは

「あんだ達、そりゃ落どしたんでなくてスリに遭ったんでねぇの?
ドイツは治安いいっていわれるけんども、ミュンヘンってば大都会だもの。
日本人だからって狙われたんだろさ。
カードもまだ止めでない!?アホでねぇの?
もうお金引き出されでるかもしんねぇな。
ほんに都会はおっかねぇ所だなぁ~。
油断しでると身包み剥がされるべ。
michも気をつげねば!!」

と田舎者丸出しの忠告をしていたのだが
(コレ、どこの訛りだよ・・・)


翌日二人がもう一度駅の事務所に行くと
「財布、届いてるよ」
えええっ!?

しかも現金もカードも無事だったそう。


スゲェー!!


なんとまぁ、素晴らしい話じゃありませんか!
昨今、日本でだってこんな奇跡に巡り合えないよ。
正直で親切な人もいるもんだねぇ~。
naheだったら5ユーロ札1枚くらいくすねちゃうかもよ←犯罪デスヨ!


ミュンヘンのみなさん、疑ってごめんなさいね。
来週naheも伺いますが、よろしくね。





Bioladenに潜入

2010-09-13 23:50:16 | おさんぽ
家の近くにいつの間にかスーパーができていた。
しかもオーガニック系。(ドイツではBIOと表記されている)

オーガニックのお店は既に街の中にあったのだが
小さい商店で常に店員に監視されている感じがして
商品をゆっくりじっくり見る度胸がなかったnaheには
スーパー形式のこの店はなんとも嬉しい限りである。


店に気づいてから2週間、ようやく今日行ってきた。
しかしカメラを忘れたので店内の写真はなし。
持って行ったとしても撮る勇気はなし。


ほおぉ、今までのスーパーとはちょっと違う小洒落た雰囲気。
品数はそんなに多くはないが一通りの物は揃っている。
そしてそれは全部オーガニック。

入り口すぐは野菜コーナー。
いきなり茎つきのほうれん草を見つけてテンションがあがるnahe。
ドイツじゃ生ほうれん草は季節モノ。しかもなぜか葉しかないのよ。

次はワインコーナー。
オーガニックなので値段は高めだが格付けは下の等級の物が多い。
購入すべきかどうかひとしきり悩む。


そしていろいろ食品コーナー。

普通のスーパーにもBIO製品はいくつか置いてあるのだが
価格重視のnaheはあまり気にして見ていなかった。
だからこのスーパーにある商品全てが殆ど初めてみるパッケージ。

なんか・・・どれもお洒落だわ・・・BIO製品って


ということで必要じゃないものもいくつかジャケ買い。




もちろん化粧品もあるし、精油もあった。
ドイツで精油を売ってる所をなかなか見つけられなかったのでこれにも感激。
歓声をあげたいけれど一人なのでぐっと我慢。


そして驚いたのが結構豊富な日本食材。

豆腐あり、椎茸あり、醤油あり。 ま、ここまでは普通のスーパーにも置いてある。
小豆あり、胡麻あり、梅ペーストあり。
わかめあり、ひじきあり、何か知らない海草あり。
そして八丁・白・玄米味噌まで!

八丁味噌なんて日本でも買ったことないわよ。
玄米味噌にいたっては食べたこともないわよ

「これどうやって食べるの?」なんて聞かれたらどうしましょう。
これは購入するべきか??と、またひとしきり悩む。



久々に目新しい買い物ができて楽しい~
売り場を何周もして2時間近くそこにいた。


値段はどれもやっぱり普通よりもお高め。

でも自然派に拘る私ってステキ主婦だわ
という自己陶酔に浸れるので買う価値はアリだな。

全ての食材をBIOに変えるのは無理だけど
たまの贅沢に利用しよう。




城攻め ~ご近所編~

2010-09-12 19:30:04 | おでかけ:おしろ
昨日今日と久しぶりにいい天気
こんな日は出かけなきゃ損ってことで、
いまいち乗り気じゃないmichを連れ出しドライブへ。

今日の目的地もやっぱりお城。

Googleマップで調べていたら
うちのわずか10km先にもひとつお城があることを発見。
一人で自転車で行ってみようか迷っていたのでちょうどいい機会。

畑の中をずっと進む。そして山道。
自転車で来なくて正解。





Schloss Hamborn住所:

テンションがまだあがりきっていないmichは
「城?屋敷でしょ。」


・・・いや、今までだってこういう屋敷系の城に散々行ってるでしょ?




ほら、塔だって一応あるし。

1872年くらいに建てられたらしい。
Hartmannさんって人がここに農場を拓き、建てたっぽい。
(これからHPを持っているお城については歴史もちょっと調べることにした。訳に全然自信ないけど)


・・・ってことは、やっぱり屋敷!?





次のお城へ



Schloss Schwarzenraben

1765~1768年に建設。
門が閉まっていて近づけず。



旅の計画

2010-09-10 14:52:03 | おうち
今、3~5つの旅の計画を平行してたててます。

もう混乱しちゃってしょうがない。
michと相談していても互いに違う旅のことを考えていて
話がかみ合わないこともしばしば。

とりあえず日にちが近い方から片付けていきたいのに
それは来週に迫っているというのに
もっぱら一番最後の旅のことばかりやっちゃってます。

それは日本への一時帰国の旅。


もう2度目の一時帰国なんだから
宿だけは確保してあとは特に計画することなく
飛行機に乗っている間に「食べたいものリスト」でも作って
のんびり日本で骨休みするはずだったのに
(naheの骨は普段から充分休んでますが)


台湾出張中のドイツ人が「michが日本に帰ってくるときに僕も日本に行くよ!」と言い出し
それを聞いたドイツ在住のドイツ人が「じゃぁ俺も日本に行くよ!!」と言い出し

なぜかニッポン4人旅。


京都行きたい。アキバ行きたい。築地行きたい。ゲーセン行きたい!?
リクエスト多数。
茶室で抹茶飲みたい。山の中の温泉行きたい。安く済ませたい。
わがまま多数


おかげでうちらはプラン立てに必死ですよ。
希望を全部叶えられるように日程を考え
どのくらい費用がかかるのか検索し
わかりやすく表にするのが今のnaheの仕事。
これか結構面倒くさい。


でもmichは結構楽しみらしい。
日本の文化をどれだけ彼らに伝えられるか挑戦したいらしい。
naheはどうでもいいけどね。
まぁ、身長2m弱の男が温泉浴衣を着たらどんな姿かとか
本物の寿司にどういう反応を示すかとか興味あるだけで。

彼らがどんなに食費を節約したがっても
霜降り和牛と、山菜懐石と、高級芋焼酎は譲れなくてよ




この前michが、ドイツ人を連れて行くという話を他のドイツ人同僚にしたところ
「旅費はいくらくらいか?どこをまわるのか?」などいろいろ聞かれたらしい。

・・・まさか

あなた達、毎年だれかかれか
うちらの一時帰国に便乗するつもりじゃないでしょうね・・・



毎年金閣寺に行くのはゴメンよっ!

ひとり遠足

2010-09-07 18:51:12 | おでかけ:おしろ
暇なので遠足してみた。




こんな林道を黙々歩く。
気持ちいいんだけど人がいなさすぎでちょっと怖い。


小1時間程歩いて到着。




Shuloss Neuhaus

お馴染みわが街のお城である。


全く知らずに来たのだが庭ではイベント開催中。
世界の大道芸人が集まり4日間に渡って芸を披露する祭をやっていた。

しかし、にわかガーデナーとしてはこちらの方が興味深い。



庭の花が秋用に植え替えられていた。(春の庭はこちら
色が違うだけで全く感じが変わるなぁ。
うちのベランダも総入替しちゃおうか。


大道芸だけではなく、人形劇などもやっており



こんな巨人や貴族達が客の呼び込みをやっている。

庭園にはオブジェもいろいろ設置されている。



だけどnaheにはこれが芸術なのかサッパリわかりません。
洗濯物干してるの?



これはちょっと芸術っぽい。ブリキ(?)のメリーゴーランド。
この後もう一度ここを通ったら、小さな子が乗せられていたので
「おお!ちゃんと動くのか!?」と見物していたのだが

これを管理しているおじさん



別の女の子とオバサンに無理矢理これをやらせ始めた。
ブリキ(?)の牛の乳搾り・・・ちょっとシュール。

その間、メリーゴーランドに乗せられた子はずっと放置。
5分くらい見物してたけど、じっと大人しく座っていた。
あの子がどうなったのか気がかり。


食べ物の出店も出ていて
みんながソーセージを食べる中
一人おにぎりを頬張るnahe。
やっぱり遠足っていったらおにぎりでしょ。



お昼を食べ終えたら社会科見学。


この城にはもう何度も来ているが
中に入ったことがない。
michは「最初に来たときに入ったよ」と言っていたが
さっぱり記憶にない。
市民歴2年になろうとする者がこれではいけない。
さぁ、この城の歴史を学ぼう!
城の中へ入ってみる。


イベントのせいか子供の数が多い。
博物館も子供が入ってて騒がしかったら嫌だなぁと思いつつ中庭へ。
内部見学ができるような入り口を探すと

そこは学校になっていた!

は、初めて知ったよ!
道理で子供が多かったわけだ。
非常ベルのような心臓に悪いチャイムと共にみんな教室に戻っていった。
城が学校ってすごいな。窓の外はお堀だよ。集中できなさそう。


博物館は離れにあった。
これ、絶対入ったことないわよ、mich。



城の全景はこうなっているらしい。
左上の方にはまだ行ったことない気がする。

街や城の歴史が書かれたパネルを読んでみようと試みたが
1割も理解できなかった。
あまりの文字の多さにクラクラしてきたので断念。
この城の歴史を理解するのはまだ当分先のようだ。


歴史モノの展示の他にも、
動物の剥製や昆虫の標本や
化石やらマンモスの牙やら地層やら
いろんな物が置いてあってちょっとした自然博物館。
小学生の理科の授業に使われるような感じになっていた。


見学も終えて帰ることに。
雨がパラついてきたのでバスを利用。


「おうちに着くまでが遠足ですよ!まっすぐ帰りましょう」

昔、先生がこう言ってくれていたのに

naheったら
自分の家方面のバスが30分後しかなかったので
違う路線のバスで途中まで行こうとしたら
勘が外れて全然違う方向へ行き
結局遠回りして雨に濡れたりして。

先生、家に帰れません



ようやく家に着いて万歩計をチェックすると
約1万5千歩。
う~ん、こんなもんかぁ・・・結構足は疲れてるんだけどなぁ。