トイチニッキ

旧ドイツニッキ
ドイツ駐在の日々から日本での小さな日々まで

ピンチ。

2010-01-28 16:02:37 | おうち
とうとう私達は
99.9%、2月中に今住んでいる所を
引き払わなくてはならない立場になったらしい。

ならば新しい住まいを!
どんどん探したかったものの
会社のしがらみかなにかで
特定の不動産屋しか利用できないといわれ
頼みのその不動産屋からは全く連絡が来ず
もう2月になっちゃうよぉ~


ようやく本日2軒の物件を見てきた。





ドイツの賃貸は、退去したままの状態で次の借主を探すようだ。
床も壁紙もボロボロ。
「入居の際には全部塗り替えるから」と言われても
綺麗な状態を想像するのは難しいし
2月末までにちゃんと出来上がるのかかなり不安だ。

なんてったって、うちの近所の家
1年半経った今もまだ建設中なんだから。



「今のとこより狭いよねぇ~」
「天井低いよねぇ~」

ついつい比べてマイナス面ばかりに目が行ってしまう。
今の住まいはかなり良かったんだなぁと改めて認識。


はぁ・・・こんなんで2月中に引越しできるのかしら?
できなかったらどうなるんだろう?
ホテル暮らし? ネットカフェ難民??




しかし、今日見た物件、
「今より狭いからダメだなー、いったい何平米?」
と、物件概要を見ると80平米弱。


日本のマンションと同じくらいじゃん


これで「ありえない」と思っちゃった私達、
日本に戻って暮らしていけるのでしょうか・・・。




今、食べたいもの・・・あんドーナツ!!

2010-01-24 02:13:19 | おうち
nahe、症状はもうなくなりました。
まだ胃腸を気遣った食事にしているのですが
それでも滾々と湧き出る食欲。
Ich bin immer hungrig

ということで、ちょっと食べ物の話題を。





ドイツにはBerlinerというドーナツ?がある。
年中パン屋で売られているのだが
何かの行事の際に食べるのが慣わしとか。


このBerlinerの生地は、食感も味も「日本のドーナツ」。
お母さんが作ってくれるような懐かしい美味しさだ。

だが中身はジャムなのである。


あぁ、これがあんこだったらもっと美味しいのに。
いや、クリームでも許そう。


しかしBerlinerはあくまで1種類。
ジャムもnaheが今まで食べたのは全て同じ味。
「Berlinerイチゴ味」「Berlinerマンゴー味」なんて風に
売られているのも見たことがない。


なぜにひとつの味に固執するのか?



Berlinerに限らず、ドイツのパン屋は本当に保守的だ。
住宅街にも必ず1軒はパン屋があるっていうのに
そこに置いてある商品はどこも同じ。

そのパン屋オリジナルの商品もなさそうだし
新発売ってのも見たことがない。
今出ている商品の中で、最新のパンって一体いつ発売されたんだ?



最初はドイツパンが珍しくて、いろいろ食べてみたけれど
結局どれも同じ様な味。
今はもう飽きてきたよ。



それに比べて日本って素晴らしい。
菓子パン、調理パン、食事パン・・・いろいろ揃ってる。
メロンパンひとつとったって
お店によって味も違うから食べる楽しみがある。
あぁぁ、メロンパンも食べたいっ。




ドイツ人には新しい味って受け入れられないのかな?
たとえばNutellaBerliner。
Nutella(チョコクリーム)もBerlinerもドイツ人の大好物なんだから
この2つがコラボしたら、物凄いヒットになりそうなんだけど。
「こんなの邪道だ!!」って言われちゃうのかな?


お?
これって、ビジネスチャンス?



今度変わりBerlinerを作って
ドイツ人に食べさせてみようか。




Bitter Memories

2010-01-21 18:38:48 | おうち
インド料理屋さんで食べた激辛ピクルスが
私の胃腸を刺激してくれたようで
この前の土日は腹痛に悩まされておりました。


懐かしい痛みだわ
去年の春 体験した
でも あの時 みたいに
入院だけは したくはないの


ということで、救急病院にいくことは断固拒否。
月曜にかかりつけ医の所へ行き、
消化器専門医を紹介してもらい、
やっぱりもう一度大腸カメラをやることに。


というわけで、明日の検査に備え
只今、水薬を飲んでおります。
15時、17時、19時、6時に
1時間かけて1リットルずつ飲みきろという過酷な試練。



「飲めそう?」と聞かないで 
嘘つくのは じょうずじゃない
水だけになりゃ いいから
明日のは 飲みきれないかも



でも今回はお茶やジュース飲用可なので、ちょっとは楽。
薬を飲んですぐにリンゴジュースで味をごまかす。



もう少し 飲みやすい
味付けに できないのは 何故かしら
良くなった 腹痛が 今は
再び 復活 またトイレへ



お下品、失敬。



でもこんな風にブログでも書かないと辛いの!
痛みよりもこれを飲むことの方が辛いの!!
大腸カメラなんてやるもんじゃないわっ。
(日本では違う下剤も用いるので、こんなに大量には飲まないと思う)


もうこれで最後になるように
今回はしっかり治しますよ。

前回の退院後はなにも症状なかったし
看護師も「別に通院いらないよ」って言ってたので放置したけど
その時渡された紹介状を、先日やっと開封すると
しっかりと「退院後4~6週の治療が必要」と書いてあったから




はぁ・・・もうすぐ19時。
またおくすりの時間だぁ~


ドイツ鉄道の旅 ~Trier街編~

2010-01-20 15:34:00 | おでかけ:まち



ローマ時代の遺跡、ポルタ・ニグラ。
イタリアのローマに行ったときも
このような遺跡を目にして喜んでいたmichnahe。
ローマには二度ともう行かないけど(嫌な思い出が・・)
ローマ時代の遺跡はまた見たいの。
そんな我侭な願望がドイツで叶えられるとは。





建物その1。



建物その2。


このふたつ、ひとつの建物なのよ!
びっくりですわよ、奥さん!!

正確にいうと
増築してこんなテイストが違う建物がくっついてるわけですが。

その2を建てたここの城主は
「あんな昔のダサいレンガの家なんて壊しちゃおうよ。
今のおうちと雰囲気合わないしー。
もっと派手派手ブリブリにしたいんだもんっ。」
って思わなかったのだろうか?
面白いなぁ~。



そしてmichが最も楽しみにしていた浴場へ。



カイザーテルメン。
おお、この荒み加減はなんともそそられるぅ。
だんだん廃墟マニアになってきた気がする私達。


もうひとつの浴場。バルバラテルメン。



あら?
ローマの遺跡??
どこかの村の作業場みたいなんですけど。



遺跡を堪能した後は現代の街を散策。






そしてまた列車に乗ること6時間。
わが町パダボーンに無事到着。

どの街もそれぞれ特徴があって 
とても面白い旅だった。


今度は北東部あたりを攻めてみたいな。



褒め言葉

2010-01-19 00:06:33 | おべんきょう
先月まで通っていた語学学校の先生から返信メールをもらった。

「あなたのメール、間違いがなくて感激したわ!
書けることはあなたの強みよ!!」

大絶賛。



だがその前に送ったnaheのメールって

「先生、お返事ありがとう。
自分で問い合わせてみます。
またなんかあったら助けてくださいね。」

たった3行



先生、すみません。
私、褒められて伸びる子じゃないんで。
「短文への皮肉?」ととるようなひねくれ者なんで。





そんな今日、ちょっと体調が悪かったので病院に行ってみた。
今までmichに付き添ってもらっていたが
ドイツに来てもう1年、そろそろ自立しなければと思い、
電話予約から自分でしてみた。

naheにとって電話とは非常に高いハードルである。

何度も言いたいフレーズを練習して臨む。
相手の言っていることを聞き取れないのが最大の難関だが
今日は比較的順調。あ、でもひとつ意味わかんなかった。
無事予約をとった。

あとは診察時に必要なことを喋るだけ。
これも練習して、忘れそうな単語はメモに書き出しておく。

本番。
メモを見ることなく、言いたいことはちゃんと伝えられたようだ。
医者の言ってることも全部は聞き取れないけど
話の流れは理解できた。
(いや、病院では全部理解できなきゃだめだろう?)



ま、とにかく頑張ったよ、私!!
自分で自分を褒めてあげよう。



ということで今日のドイツ語勉強はこれで終わり。
褒められて増長する子ですから




ドイツ鉄道の旅 ~Trier教会編~

2010-01-18 23:31:41 | おでかけ:きょうかい・じしゃ
ドイツ最古の都市、トリアー。
ローマ時代の遺跡が残る街。


教会も



いつもと風情がちょっと違ってお城みたい。




隣にもうひとつ教会。
左が大聖堂DOM。
右が聖母教会Liebfrauenkirche。
こちらはドイツによくあるデザイン。

むむむ、なんでも大聖堂の方は古代ローマ時代に建てられて
聖母教会の方はそれから3世紀以上後に建てられたものだとか。
ロマネスク様式とゴシック様式。
今まで散々教会やお城を見て
「この教会は建設に長い年月をかけたので、西側の部分はゴシック様式で建てられています」
なんて説明もふーんと聞き流してきたけれど
こうやって並べてもらえるととてもわかりやすい!
ロマネスクの方が好きかも♪




DOMの内部。



石像がたくさんあって
ローマやヴァチカンで見た教会に似ている。
迫力あるなぁ。





ふたつの教会を結ぶ中庭の回廊。
聖母教会の方は中に入れず。




ところでこの旅、中国からの団体旅行客とよく出会った。
このDOMを訪れたときもそう。
ちょうどミサの時間とぶつかって。
大抵の教会はミサの時
「ただいまミサ中。静かにしてね」みたいな看板を表に出している。
ここのDOMもそうだったのだが、
さらに隣に中国語で同じ注意を書いていると思われる看板もあり
中には「これ以上前に行っちゃダメ!」とガードマンまでいた。

中国人、英語の看板じゃ通じないのか?
いやいや、日本人だって人のこと言えないよ。
現にnahe、読めないし。
だけどミサの厳粛な空気は読めるよ。
そんな中お気楽に「うわー、写真撮ろう♪」なんて思わないよ。

あそこに日本語の看板が立たないように
ちゃんとマナーを守って見学をしなきゃなと感じたnaheであった。

ドイツ鉄道の旅 ~Kahrlsruhe・Koblenz編~

2010-01-15 19:55:22 | おでかけ:おしろ
3日目の到着地はカールスルーエ。



駅構内がきらびやか!

この夜は雨も降っていたので
夕食だけ外で食べてホテルに戻る。
人がいっぱい入ってるスペイン料理屋で食べたのだが
パダボーンのスペイン料理屋の方がずっと美味しかった。
パダボーン在住のメリット、ここにあり。


翌朝は雨もやみ意気揚々とお散歩。



これを観るためにここに泊まったのだよ。
朝焼けに染まるSchloss Karlsruhe。
おおー、宮殿。



裏側はこんな感じ。
あとは広大な庭。


1時間半ほど街中を散歩し、カールスルーエ終了。




♪ チャラチャッチャッチャ チャ~ララ チャ~ラ~♪
ドイツの車窓から。
今日はライン川の景色をお楽しみください。




列車はライン川に沿って走ります。
山の斜面は一面ぶどう畑。

うまく写真が撮れなかったので今日はここまで。



乗り継ぎのため寄ったコブレンツ。
ここは一度来たことがあるので、観光にがっつくことなくちょっと余裕。
本当はワインを買いたかったんだけど
ドイツという国は市街地の方が鉄道よりも歴史が古いからか
繁華街は中央駅から離れた所にあることが多い。
ここも然りで駅前は閑散とした雰囲気。
「駅前再開発」という言葉を知らんのか?

しょうがないので周辺を観光。



Herz-jesu-Kirche



中の十字架は今までにないデザイン。


この近くにあるお城も見にいったのだが
午後5時過ぎ、すでに外は真っ暗。
そこに建物があるという所までしか認識できず。
冬のドイツは観光できる時間が全くもって短いっ。


そして次はモーゼル川沿いに列車は走り、
最後の目的地、トリアへ。







ドイツ鉄道の旅 ~Donauesschingen・Freiburg編~

2010-01-15 00:58:09 | おでかけ:まち
コンスタンツを早めに出たので
予定外の街に途中下車。
ドナウエッシンゲン。

次の電車まで約1時間20分。
気のいいおじさんがいたイタリアンレストランで昼食をとって
残り約20分。
駅まで徒歩約5分。

雪道を無理矢理キャリーケースをひきずりながら
大急ぎで観光する。


 
ドナウの泉も



お城も
この角度からちらっと見て終わり。
小さな街でよかった~。



♪ チャラチャッチャッチャ チャ~ララ チャ~ラ~♪
ドイツの車窓から。
今日はシュバルツヴァルト(黒い森)の景色をお楽しみください。





黒い森は大きなモミの木の宝庫でした。
うっすらと雪に覆われた天然クリスマスツリーはとてもロマンチック。
ずっと窓の外を眺めていても飽きません。



時々現れる平野も真っ白。
今朝のコンスタンツとは全く違う景色です。




こうして次に降り立ったのはフライブルグ。

この街で一番目を惹いたのは石畳。


 
 

こんな風に綺麗に敷き詰められていて
下ばかり向いて歩いてしまいそう。

もちろん建物も可愛いのだけど。

 


12月25,26日は休日、27日は日曜で
今までウインドウショッピングだけで我慢してきた私達。
やっとお店の中も見れるように。
値引きされたクリスマス用の飾りが気になる。買いすぎだよっ!





そして再び列車へ。






ドイツ鉄道の旅 ~Konstanz朝編~

2010-01-12 17:24:10 | おでかけ:きょうかい・じしゃ
3日目は朝食を食べて9時前には街を散策。
旅をしている時の方が早寝早起きの健康的生活なmichnaheである。




全く統一感のない色使いが統一されていて可愛らしい街並み。

この旅では自分達の住んでいるパダボーンよりも
遥かに都会な街ばかりを巡っているのだが
商店街はどこも規模が大きいだけで
並んでいるお店はパダボーンと殆ど変わらず。

だけどコンスタンツはちょっと違った。
カウフホフ(ドイツのどこにでもあるデパート)も
H&M(これもマクド並みに乱立している)も見当たらない。
やっぱりスイスに近いから?
それとも見つからなかっただけ?

なのでどの店も興味深い。
だけど悲しいかな、この日は日曜。
私、また買い物しにここに来るわ!
パリやロンドンに行った方が早い気もするけど・・・。




ドイツ最大、そしてドイツ・スイス・オーストリアにまたがる湖
Bodensee。
大きいね、対岸は全く見えないね。
でも琵琶湖の方が大きいみたいよ。



朝焼けに立ち向かう女性像。
この像、あとで絵葉書でみたらすごいセクシースタイル。
二人の男を手玉にとるその顔はきっと悪女よ。




岸辺の建物は格調高い感じ。
湖で釣りをする人。寒くないかい?


旅の計画をしていた時は
「湖を眺めてのんびり過ごしたい」などと言っていたけど
なにしろ12月のこの寒さ。
湖畔にはコーヒー片手に片寄せあうカップルもいたけれど
「あなたとくっついていたら南極だろうが平気なの
と言えるほどもう若くも熱くもないのよ、私達。
「ひぃー、さむさむぅー」と早々に湖畔退却。




そしてあとはいつもの教会巡り。



Dreifaltigkeitskirche
外観とるの忘れたー。真っ白な壁だけだったから。
だけど内装はこんなに華やか。
壁一面に絵が書いてあってちょっとブリブリ系。




昨夜屋根のステンドグラスが輝いていたMuenster。



中は意外とシンプル。



クリスマスだったこの時期、
キリストの誕生を表すこのようなジオラマ(?)が
どの教会にも飾られている。





Steffankirche



こちらも壁画満載。
教会もコンスタンツは
暗ーい雰囲気の他のドイツの都市のものとは
ちょっと違っている。

 

だけど赤ちゃん、デカすぎ!
風格ありすぎ!!



2時間もしないうちに中心部をまわり、
予定よりも早くコンスタンツを出発。
いい街だったなー、ここ。
夏はかなり賑わうんだろうな。
また来たい街のひとつになった。







ドイツ鉄道の旅 ~Konstanz夜編~

2010-01-12 00:26:01 | おでかけ:まち


♪ チャラチャッチャッチャ チャ~ララ チャ~ラ~♪

ドイツの車窓から。
今日はコンスタンツへ向かう景色をお楽しみください。

ウルムを出たのは午後3時過ぎ。
すでに空は夕焼けに染まっていました。


ドイツの列車は日本のように路線ごと色やデザインが変わるわけではなく
みんな同じ様なデザイン。



こんな2階建てのもあります。



中はこのような感じ。
4人席と2人席が1:3くらいの割合。
今回michnaheは殆ど4人席を確保できました。
というのも、ドイツのホームは日本のように
「ここにドアがきますよ」というお知らせもなければ
順序良く並んでる人もいないのです。
そして車両の前後2ヶ所だけに扉があるので
自分の目の前に止まったのが車両の真ん中だったりすると
もう座るのは絶望的。
しかし今回の旅で幾度となく列車に乗ってきた私達。
停車位置もだいぶつかめてきて、扉運はかなり上昇。
広々座れると長旅も苦になりません。






2度の乗り換えを経てコンスタツに着いたのはもう8時すぎ。
ホテルをチェックインし、併設のレストランで夕食。



ボーデン湖産の白身の魚。(種類忘れた)
ベシャメルソースが美味しい。

その後ちょっと夜の街を散策。
クリスマスマーケットも終わった今は人も少なくとても静か。



闇に浮かぶ白い教会。



大聖堂の塔の屋根がステンドグラス!
いつもは教会の中からしか楽しめないけれど
ここは遠くからでも綺麗な光を見ることができる。
ここの大聖堂いいわ~。
明日、中に入るのが楽しみ♪