トイチニッキ

旧ドイツニッキ
ドイツ駐在の日々から日本での小さな日々まで

nahe帰還

2009-05-28 18:47:57 | おうち
3日前に日本からドイツに戻ってきました。
予想通りの駆け足ツアー。
しかも予想外のことまで発生したので疾走ツアーに。
最後は息切れ、ヘトヘトさ。


たくさん買いたいものがあったけど
時間と重量オーバーで夢叶わず。
エコノミー20㎏+手荷物10㎏なんてあっというまね。
身が締まったものばかり買ったせいか
重さはあるけど隙間だらけのスーツケース。
もっと小さいのにすればよかった。
次回の課題。


やっぱり日本って素晴らしい。
平日夜9時でも、日曜でもお店はやってるし
ビールも泡盛も料理も美味しいし
どこでもサービスが整ってる。

トイレなんて何?あの高機能ぶり。
成田空港のトイレなんて個室にTVモニターまでついてたわよ。
(CMが流れてる)
どんだけ長居しろってこと?


今まで当たり前のように感じてたことが
とても有難い。




でもドイツに負けるのは街並みの美しさ。
東京は端から話になんないけど
故郷、札幌にもちょっとがっかり。
何年かぶりに通った所が昔のまま残ってて
それはかなりさびれた印象。
天気が悪かったせいかしら?

ドイツも建物自体は古びてるけど
緑が多くてそっちに気がいくのか。



戻ってきてホッとしたnahe。
住めば都とはよく言ったもんだ。







ところで日本から買ってきたもののひとつ。



ねんりん家のバウムクーヘン。


なぜにわざわざ日本からバウムクーヘン?
と、違和感を覚えた人はこちらの記事を


本当はこれも2ホールくらい買いたかった。
そしてドイツ人に食べさせてみたかった。
「バウムクーヘンとはこういうもんじゃー!!」と言いたかった。
これも次回の課題。


ねんりん家のは初めてなので楽しみ楽しみ







Soest

2009-05-23 21:47:19 | おでかけ:まち
せっかくの4連休。
家にずっと居てももったいないので、
車で1時間くらいの街、Soestへ行ってみることにした。


アウトバーンを時速150km程度で1時間弱。
ついたそこはまさに中世の世界だった。



茶色い木の枠組みの家がたくさんある。
これがドイツの昔の家なのだそうだ。



木には何年に建てられたか書いてある家もある。
この家は1585年から建っているという・・・。
もう400年以上も・・・すごい・・・。



Soestは我が街を少し小さくした感じで
とても落ち着く街並み。
一つ大きく異なるのは、城壁がまだ残っているということ。



我が街にも××Wallという名の通りはたくさんあるが、
実際に壁がこのようにわかりやすくあるわけではない。
中世はこんな感じだったのだろうか?



Soestのもう一ついいところは、
こんなに狭い都市なのに、教会がたくさんある。



St. Patrokli DOM



St. Petrikiche



Nikolaikapelle



今まで見てきた教会と違い、壁の緑色が印象的。



一方、教会の中も



最後の晩餐のステンドグラスがあったり、



壁一面がフレスコ画であったり・・・。



小さくても見所は満載。






Rathausだってピンクです。




車で来ていたのでビールはおあずけ。



とても可愛らしい街Soest。



今度は、街の広場でゆっくりビールを飲みたい。




別居します

2009-05-18 01:08:38 | おうち
のっぴきならない用事があり
明日からnaheは日本に帰ります。
5泊7日の駆け足ツアー。

奇しくも今週木曜日はわが州の祝日。
学校や会社によっては
こうやって木曜に祝日があると
間に挟まれた金曜日も休みになって4連休になるそう。
michの会社も4連休。



と、いうことは
michは一人っきりで4連休を過ごすわけです。



仕事があれば家に帰ってご飯食べて寝ればよし。
土日だけなら家でゴロゴロしてればよし。

だけども休みは4日間。


頼みの日本人同僚はみんな旅行へ行ってしまうし
それについていけばいいものを断ってしまうし
いったいどうするつもりなのか。


なぞ。




夫を置いて日本へ行くのは気がひけるけど
たまには一人にさせてあげるのもいいのかも。

なにせドイツに来てから、家には常にnaheがいる状態。
一人の時間がとれないmich。


独りでのびのび好きなもの食べて、好きなことをやればいいさ~。





そんなわけで留守中はmichがこのブログを更新します。
何を書いてくれるのかしら。
私も日本から見てみよっと♪

ドイツ的夕食

2009-05-17 19:34:48 | おしょくじ
元々コメにそんなに執着のないmichnaheは
夕食もこんなんで充分満足。




ワインにチーズにハム。
das Kaltessen


決して手抜き料理ではございません。


だってドイツはパンもハムもチーズもワインも
今まで見たことの無いものが一杯。
その中から美味しそうなものを見極めて買うという
手間と思いいれがかかっているのです。


それにちょっとお洒落でしょ?




でもこれを和食に置き換えると
ご飯と漬物と佃煮と味噌汁ってとこ?
・・・途端に侘しくなりますなぁ。





なんでも自分で

2009-05-13 18:36:10 | おうち
土曜日のひとコマ。



収納棚を組み立てるmich。
ドイツの家具は基本お持ち帰り、自分で組立。
高さ2mあるクローゼットもmichが奮闘して作ったのだ。

説明書はついてるけれど、あまりにも簡単すぎる絵のみ。
(たぶんいろんな言語で書かないとだめだからでしょう。
食品などの説明書はいつも4ヶ国語くらいは載ってる)
その絵を解読し、一人で組み立てる。
なかなか大変な作業。


我が家は入居した時、家具はもちろんのこと
電気もカーテンレールも何もなかったから
michが頑張って全部設置したのだ。
電動ドリルまで買っちゃって。



たのもしい旦那です






しかし上には上がいる。




裏のおうちの御主人。
庭に屋根を作ってる。
数日前から基礎を作り、この日は鉄骨を立て
そしてトタン屋根のふきつけ。

溶接までやっちゃうの!?
まさか、そのバーナーもお買い求め??




これは序の口かもしれない。
ホームセンターに行けばキッチンの流しが部品ごとに売られている。
天板だけ。配水管だけと。
さらには壁に埋め込む断熱材まで!
ご丁寧に作業方法をアドバイスするパンフレットも揃ってる。

「ここにくれば家1軒自分で作れますよ~♪」
そんな感じだ。

そしてそれを買っていく人がいるからまた驚きなのだ。





一方こちらはお隣のお庭。




黄色いのはどうやら枯れ葉を砕く機械のよう。
ここのお庭は広くて、大きな樫の木がある。
落ち葉をそのままゴミに出してたら大変な量。
確かに必要だわね。
でもそんな機械、普通に買えるんだ~。



日本の一般家庭には絶対ないようなものが
ドイツでは普通に見られるので
とってもおもしろい。






ところでお隣さんよ。
そんないいもの持ってるんならうちの庭も掃除してよ。
あんたの木の落ち葉、うちにわんさか降ってくるんだからさ。






18禁!?

2009-05-10 18:09:21 | おでかけ:まち
先日行ったアイゼナハのお城
世界遺産だけあって、観光客もいっぱいいました。

山の中腹に駐車場。お城は頂上。
ふたつを結ぶ道は急な坂や狭い階段。

城を見終わり帰り道。
登りですでにやられた足腰。
転ばないよう慎重に足元を見ながらゆっくり下山。

ふと前方に目をやると
そこには目を疑う光景が!!





真っ裸のお嬢さんが歩いているのです。




へっ???



そのお嬢さん、頂上でも見かけてました。
その時は黄色いワンピースを着ていたけれど
「あら、下着何もつけてないのね」と丸わかり。
こういうことだったのか。


彼女の前方には3名のカメラマン達。
ここでヌード撮影会をひらいている模様。



世界遺産だろうが
周りに人がいっぱいいようが
カメラマン達はお構いなし。
いろいろ彼女に注文をつけながら
バシバシ撮っていく。





「ちょっと!あの子本当にまっぱ? 前は隠してるの!?」
そう思うのは人の性。
彼女の後ろにいた人はみんな足早になり
彼女を追い越し、そして振り向く。

michnaheも然り。
焦って階段を降りる姿がきっと写されているはず



そして振り向く。
わおっ! フルヌード。



ハイヒールだけ履いた彼女。
この山道をヒールで歩くのは辛いだろうに
野次馬カメラマンにも笑顔を向ける。




いつまでも振り返ってるmichの首根っこを捕まえて
駐車場に戻ったnahe。
帰り道をナビで検索し、発車しようとした時


撮影隊が車の後ろに。


ヒールまで脱いだ彼女と、激写し続けるカメラマン達。
そしてそれに続く野次馬ヨーロッパ人数名。


発車できませんのでしばらく鑑賞させていただきました








後日、この話をmichが会社のドイツ人に英語で説明したら
初めは何を言ってるんだかと理解してもらえなかったそう。
観光地に行ってヌードを見たって
あまりにも想定外のお話だものね。
ようやく事態が飲み込めた彼は
「くそっ、どうして俺はそこに行かなかったんだ!」
と言ったそう。


彼曰く、ドイツでもこれはいけないことらしい。
そうなんだ~。
ツヨシくんなんて可愛いものね。不運としかいいようがないわ。













ここまで読んでくださったあなた!
ちょっともやもやしてるでしょ?
「画像、ないのかよっ?」って。

見たいでしょ?見たいんでしょ?




おまたせしやした 旦那っ。








オホホホ、小さくてごめんあそばせ。






おかえりなさい。

2009-05-09 00:19:28 | おうち
昨年の12月頃
「ドイツに引っ越しました」というハガキを
日本の親戚や知人に送ったのです。


そしたら今頃



宛先不明で戻ってきました。


約半年間、どこを彷徨っていたの?
ドイツまではどうやって帰ってきたの?
長い長い冒険の旅の話を
是非ともこのハガキに聞いてみたいところ。


しかしながら誠に律儀ですな。
日本郵便もドイツポストも。

旅のご飯

2009-05-08 17:15:10 | おしょくじ


ドレスデンのレストランにて。
スモークした豚肉をソテーした一品。
ちょっとしょっぱいけれど美味しい。



michはまたもやウサギ。
この前食べたものよりクセが強く、ワイルドな味。


翌日お昼は日本食レストランにて
海鮮丼&みそカツ
なつかしの味。都会っていいなー。



マイセンに移動して



マイセン磁器博物館内の喫茶店にて。
当たり前だけど食器は全部マイセン。
高級食器で食べると、1.5倍は美味しさUP。



夜はレストランで。



マイセンワイン。
とってもドライ。きりっとした味。
最近リースニングばかり飲んでいたのでとても新鮮。




michが頼んだのはアンコウのフライ。
アンコウってこんなにモチモチしてたっけ!?と驚きのうまさ。
今度スーパーで売ってるか探してみよう。




naheのはなんかわからない白身魚のフライ。
普通においしいけど、アンコウにゃ負けた。くやしいっ。




教会攻め

2009-05-07 00:32:07 | おでかけ:きょうかい・じしゃ
私、城の中にはあまり興味がないけれど
教会の中は大好きなのです。
十字架が見えたらとりあえずドアを押してみます。
開けばラッキー。どんな小さな教会でもコソッと見学。

でも最近の旅ではあまり教会巡りをしてません。
東独でもたったこれだけ。


Frauenkirche (Dresden)

ちょうど今、学校で使っているテキストがこの教会についてのこと。
戦争で廃墟となったけど、再建プロジェクトがたちあがって
ほぼ寄付金だけで完成したんだって。
外側はこじんまりした印象。
でも中に入ると





まああぁぁ、なんと可愛らしい!
白とピンクと金が、ヒラヒラビラビラしてるっ。
可愛らしいを通り越してもう、ぶりぶりぶりっ子だわ!

プロテスタントのこの教会。
カトリックとの違いなど詳しく知らないけれど
おなじみの十字架背負ったキリスト像や骸骨画はやはりなし。
描いてある絵がどれも楽しそうで
「天国っていいとこよ~ん♪」と言ってるような雰囲気でした。



DOM (Dresden)



教会の中でもとりわけDOM好きなnahe。
ドレスデンのDOMはこうやって遠くから眺めただけで気に入りました。
外壁には彫像が並び、なんとも豪華な様相。



中に入ってびっくり。
真っ白。すっきり。シンプル。
上のフラウエン教会を見た後に入ったので
ものすごく潔さを感じました。
ちょうどパイプオルガンコンサートもやっていて幸せ~。



DOM (Meissen)



閉館後に訪れたため中には入れず。
残念。


Frauenkirche (Meissen)



こちらも中に入れず。
この塔の時計の下の窓の中の(“の”が多くて失敬)
白く見えるのはどうやら磁器製の鐘らしい。
さすがマイセン。

しかしながらこの鐘、
しょぼいというか情けないというか、
とても残念な音なのです。
「30分だからだよね?00分になったらもっと豪勢になるよね?」
そう期待して教会の前のレストランで夕食をとったのですが
00分の鐘も全く変わらず
聞き終わった後、なんともトホホな気分に。




城攻め・東独編

2009-05-05 19:20:49 | おでかけ:おしろ
michnaheの旅はどこへ行っても城と教会巡り。
そして飲む。また巡る。
今回のドレスデン地方の旅も然り。


Residenzschloß (Dresden)



どこからどこまでが城なのかよくわからないまま見学。
したがってこんな写真しか撮ってません。
中は有料なので入らず。はい、けちんぼです。


Zwinger (Dresden)



こちらはしっかり敷地確認可能。
大きなお屋敷であります。



中はいくつかの博物館に。絵画館だけ入館。
ルーブル並の広さにヘトヘト。
ここの主、アウグスト家の人々って眉毛濃いっ。



Albrechtsburg (Meissen)



丘の上に立つこのお城、
マイセンに着いて車窓から見た時は「おおおっ」と思ったけど
近づいてみたらなんだかがっかり。
ここでマイセン磁器が作られてたそう。
中は見学せず。




Schloß Moritzburg (Dresden近郊)



広いお堀で囲まれたこのお城はとっても綺麗。
ベルサイユ並みの広さの庭園はとてもまわりきれず。
狩りの城として使われていたらしく
中には鳥の羽で作った絨毯があったり
あちこちに鹿の頭が飾られて、
部屋の壁全面にその鹿の頭が並んでいたり
アウグストさん、悪趣味よ。

でも狩りしてご馳走食べて
その鹿の角を見ながら狩りの武勇伝を語ってたんだろうな。
楽しそうな生活だ。



Wartburg (Eisenach)



先程とはうって変わってこちらは戦闘向けっぽいお城。
山の上にそびえ、雰囲気が殺伐としている。
でも見晴らしは最高。
駐車代で5ユーロもとられたので中には入らず。
マルティン・ルターゆかりの城だったことに
全部見終わって車に戻ってから気づいた私達。




アウトバーンを走ってると
ちょくちょく見かける「Schloß」や「Burg」の看板。
城好きとしてはとても気になるけど
ひとつひとつ寄り道してたらとても家には帰れない。
また今度、攻めに行かなきゃ。