トイチニッキ

旧ドイツニッキ
ドイツ駐在の日々から日本での小さな日々まで

城攻め ~北アイルランド編1~

2014-05-25 12:55:27 | おでかけ:おしろ

アイルランドの旅は
初日にしてアイルランド出国。
そしてお隣北アイルランドに入国。
ここはイギリスとなるので、
わずか一週間の間に3カ国のハードな旅。


今度はお城に行くんだって!
わーい


Greencastle Royal Castle



すでに閉館時刻は過ぎていて
入口の門も閉ざされていたのだが、
隣にある普通の家に続く道は歩けそうなので
メエメエうるさい羊セキリュテイーにひびりながら
不法侵入して近づく。






おお、なかなかの枯れ具合。



海が見えるよ。





中まで入れちゃった。

13世紀に建てられ、17世紀くらいまで王宮として使われていたらしい。



小心者のmichnaheは
ささっと写真を撮って退散したのだが
Mはマイペースにいつもどおり何枚も撮っている。
あの図太さは見習うべきだな。



墓参り2

2014-05-18 20:22:01 | おでかけ:まち

次に向かったのはM希望の場所。
教会の遺跡らしい。

さっきのがっかり遺産でかなり消化不良なnahe。
遺跡だからまだましか…
車窓から時々見える◯◯catsleの看板の方が気になるわ。


着いた。



えーっ!

ここって現役の墓地じゃん‼︎

確かに教会の遺跡はあった。



ケルト十字もあった。



でも墓参り以外の目的で、
墓地の中を通るって
なんか気が引けるよね。

そういいつつ、遺跡よりも墓が気になる。



鉢植えの花なんか供えるんだぁ。
ちょっとしたガーデニングのよう。

墓碑銘?も読んでしまう。
誰がいつ死んで
次に入った人の続柄とか
結構詳しく書いてある。

へぇ、アイルランドも一族の墓になるんだね。嫁もここに入るんだ。


なんてひとしきり人のプライバシーを侵害して
Mが写真を撮り終えたようなので、車に戻ろうと歩き始めてふと気付く。



あら、私、墓ふんでるわ。


それはもうかなり古く手入れもされず
地面に埋れかけている墓。
だけど踏んでいい気はしないね。
とりあえず手を合わせて拝んでおく。


うーん、やっぱり見かけた看板の城の方が魅力的かも。



墓参り

2014-05-15 13:35:47 | おでかけ:まち

このアイルランドの旅。
計画をたてたのはmichとM。

naheはサラッと計画を聞いた程度で
どこにいくかもよくわかってない。

最初の目的地は古墳?らしい。
世界遺産らしい。



着いた。

いきなり現地に行ったら
門前払いくわされた。

ビジターセンターから専用バスで再び着いた。
ガイドツアー客のみ入場できるようだ。



おお、古墳っぽい。
日本の古墳もちゃんと見たことないけど。

近づいた所でガイドの説明を聞く。
もちろん英語。
ものの数秒で心が折れたnahe。

延々続く説明。
吹き荒れる風雨。
寒い。退屈。
早く中に入れてくれ~。



ようやく中に入るらしい。
15人程のグループ2組に別れる。

ヒト1人、腰を屈めてようやく通れるような通路を歩く。
190cm超のMはさぞかし大変だっただろう。
行き着いたのは15人がキツキツで円になれる程度のスペース。
そこからヒト1人がやっと座れる程の小部屋?洞穴?が三方向にある。
中は撮影禁止なのでわかりにくい説明で申し訳ない。


で、そこでも始まるガイドの説明。
なんか太陽光が入るとか言ってたっぽいけど、
みんな楽しく話を聞いてたっぽいけど
naheはもうさっぱり。

そして話が終わり、次のグループと交代。



これだけ?




これだけ。



古墳の周りをぐるっと一周して

それだけ。




この外壁?の石の積み方なんて
全然芸術的じゃないし



土塁もあまり興味を持てないnahe。
全然ここの偉大さが感じられない。



なんでこんなのが世界遺産なわけ?
ただ古いものがそのままあるから?
世界遺産もなんだか安くなったもんだよ。
ならば私が認定しよう。
世界三大がっかり世界遺産に。



だいたいこの古墳って誰の墓さ?
っていうか、michから古墳って聞かされていたけれど、本当に古墳なの?!


調べてみた。


Newgrangeという所らしい。
(そういえばmichが言ってたな)

約5000年前に作られた
ピラミッドよりも古い遺跡らしい。

太陽光がなんとかこんとかって話は
冬至の日になると入り口から光が差し込む作りになっているらしい。

これが一体なんなのかは明確ではないけれど
墓という説が有力らしい。




ふむ。予習しておけばもっと楽しめただろうか。
否だな。



旅の友

2014-05-14 00:40:21 | おでかけ:まち

ドイツを離れ、
向かった先は
アイルランド。

ここで旅の参加者がもう一人。
このブログでもお馴染み?
michの仕事仲間、ドイツ人M。


彼とはスコットランドも一緒に旅行したし、
一時帰国の際には日本までついてきたし。


帰任後もmichと仕事で電話する度に、
「またスコットランド旅行しよう。いつ行く?naheは置いてきて二人旅しよう。」
と、随分失礼なことを言ってたらしい


で、今回の日程を報告すると
早速自分も休みをとり、
春休み中の子供を奥さんに押し付け
アイルランドまでやってきたM。


どんなに仲良い友達でも
一緒に旅行するとイラっとすることあるよね?
それに懲りず3回目って!
どんだけmichのことが好きなのか


こうして3人でレンタカーを借り
アイルランドの旅が始まったのだ。
 
 
 
 

つづく


ドイツお買い物マラソン

2014-05-12 20:33:27 | おかいもの

今回のドイツ里帰り旅は
買い物の旅でもあった。

なんせ第1に行きたい所がFinke(パダボーンにある家具・雑貨屋)だったんだもの。
ワインと同じで雑貨や靴も日本で買うと数倍の値段。
この機会に買い溜めしなくては。

まずは念願のfinkeで目当ての雑貨を買い漁る。
勢いづいて重くて太いロウソクまで買ってしまう。


その後市内の店もくまなくまわり
雑貨にワイン、靴に服、
果てはシャワーヘッドや鉢カバーまで。
楽天お買い物マラソン以上に必死に買い回る。


スーパーも外せない!
日持ちのする調味料や洗剤を購入。



こうして2日目にしてズシリと重いスーツケース。
これ、飛行機やばくない?

これから行くアイルランドでも買うつもりなので
これくらいにしとこうか。


結局帰りはふたつのスーツケースそれぞれ
22.5kgとギリギリセーフ。
でもあと10kg手荷物でいけたんだよな。
移動は大変だけど、もうちょっと買えばよかった。




さて、フランクフルトで最後に靴を買った時、
「免税用紙いる?」と聞かれて
そこで始めて免税の存在に気付く。
そっかー。もううちらは旅人なんだわ。
消費税なんて払わなくていいのね。


しまった、前日までの買い物分
全く免税用紙もらってないよ
そもそもあそこの商店達は用紙をおいているのかどうか?
パダボーンなんて田舎町でわざわざ買い物をする旅行者なんてそういないだろう。


しかも、今買ったこの靴
一番重くて一番嵩張る。
これを履いて飛行機に乗ろうと思っていたのに
履いちゃったら免税申請ダメだよね?

うーん、どうしよう。


結局申請手続きは面倒だというmichの意見におされ
せっかく作ってもらった書類もただのゴミに。
うちら結構な金額、ドイツ政府に納めたよ。
感謝してよ、メルケルさん。



Frankfurt am Main 

2014-05-09 00:26:33 | おでかけ:まち
今まで何度となく空港は利用してきたのに
来ることのなかった街、
フランクフルト。


michには「つまんない街だよ」と聞かされ
ドイツ人からも「都会だよね」とのコメントしか得られず


そんなにたいしたことないのか?!


期待せずに行ってみる。



おお、都会~。
ショッピングエリアがかたまっていて、
ミュンヘンやベルリンより
よっぽど歩きやすいイメージ。

観光地としては見所少ないかもしれないけれど、
それ言っちゃパダボーンだって、他の街だって同じよ。

街としては悪くない。

旧市街をぶらっと。




DOMにも行ってみる。



あら、結構質素。

これを見てmichが悪態をつく。
「今でこそこんな大都市だけど
昔はたいして目立たない街だったんじゃないの?」

調べてみた。

中世からずっとドイツの中心都市だったようだよ、mich君。
中心部をちょっと見たくらいで知った気になってはいけません






天気がよく暖かかったこの日
地ビールを1杯。
んっ、薄い。
ビールはバイエルン地方に軍配。





久しぶりにSmartらしいSmartを見たので1枚。




城攻め ~ドイツ復路編~

2014-05-06 01:14:26 | おでかけ:おしろ

故郷を離れ、フランクフルトに向かう。
さようならPaderborn、また逢う日まで。


その道すがら、また城へ。


Burg Gleiberg




これまた、なんと男前な!!



塔もいいのだが、心奪われたのは




やっぱり品行方正に建っているものよりも
こうやってちょっと荒れたり枯れたりしている方が
魅力的なのよ。




年月を感じさせてくれるこの渋さ。

いやー、今写真を見直しても惚れ惚れするわ。


もう11世紀頃にはここに城はあって
王の住まいだったりしたけれど
戦争で一度壊されて
今残っているのは1600年代の物?
(適当に訳したので不確か)





山城なので周りは一面こんな感じ。
黄色いのは菜の花畑。
ドイツはちょうど菜の花の季節で、
車を走らせていると広大な菜の花畑がいくつも現れる。


左手、彼方に見えるのは



Burg Vetzberg

ここも攻めたかったんだけどなぁ~。
遠くから眺めて終わり。



結局、今回のドイツでは2城しか攻められなかったが
どちらも好きなタイプだったのでよしとしよう。



ドイツ食紀行

2014-05-04 13:13:47 | おでかけ:まち
ドイツに行く前から悩んでいたのが、
「Paderborn行ったら何食べる?どこで食べる?」
やっぱりコテコテドイツ料理は食べたいし。
そうなると、店をどうすべきか。
でもお気に入りのスペインバルにも行きたいよね?(店なくなっちゃったらしいけど)
まさかの寿司?ハーカンきっとうちらのことなど覚えてないよ。

と、結論が出ないまま現地に着き、michの元職場を挨拶まわり。
そこで元同僚に「明日のランチ一緒に食べよう。何食べたい?今夜はどうする?」と聞かれ
「うーん、やっぱりドイツ?肉?」と迷いながら答えると

「今時期シュパーゲルがあるよ。知ってる?」
おおお、シュパーゲル!
忘れてたけど忘れられないあの美味しさ。
決定、決定。明日はシュパーゲル!

ということで、1食分の予定が決定。
じゃ今夜は違う店で肉でも食べよう♪


ってことでドイツレストラン。
さあ、シュニッツェルシュニッツェル
だけどここにもシュパーゲルはあって、
明日の昼食べるんだけど…

明日まで待てないっ!



ヴァイツェンビールにシュパーゲルとシュニッツェル
3大名物豪華共演。
カロリー超絶、でも気にしない気にしない。

久々の味に大感激、大満足。



そして翌朝は
オープンカフェで朝ごはん。



パン美味っ。チーズ美味っ。
3時間後にはランチの約束時間だというのに、
もりもり食べて完食してしまう。


満腹のまま待ち合わせ場所に向かう途中
元同僚から電話が入る。
「待ち合わせの店が今日休業なんだよ。仕方ないからその向かいの店にするね。」


その向かいの店って…
昨夜、晩ご飯食べた店だよね

すでに飲み物を頼んでいた同僚にはそんなこと言えるはずもなく、
昨日と同じ店で、昨日と同じメニューを頼むnahe。
さすがに肉はやめたけどね。
その分数本シュパーゲル増えまして
でも昨夜より、茹で加減がよくて美味しかった。
これで今年のシュパーゲルは充分だわ。



その日の夜は友人宅でこれまた美味しいシュバインブラーテン。
ドイツ語話すのに必死で写真忘れたな。




そして早くもドイツ最終日。
最後は何を食べようか。
しかし勝手を知らないフランクフルト。
空腹に負けてケバブなど食べてしまう。



これも食べたかったけどさ。
地元の方が美味しいわ。


しかしその後、カリーブルストなどの店を見つけて
「しまった!こいつがおったではないか」と
自分の思慮の浅さを嘆くこと数回。

ホテルに持ちかえって夜ご飯にしよう!
旅行3日目にしてこのスーツケースの重さに怯えるmichの為にも、
手持ちのワインを一本減らそう。

なのにその後インビスに出会うこともなく、
結局スナック菓子とケーキとワインの怠惰な夕食に。
どれも美味しかったからいいんだけどね・・・。
次回はもう少し作戦をねらねば。





城攻め ~ドイツ往路編~

2014-05-03 04:21:53 | おでかけ:おしろ

今回のドイツ里帰りの旅は
3泊3日の強行スケジュール。
空港があるフランクフルトから地元まで約3時間。
地元に2泊もしてしまったら、他に巡る余裕などなし。

だけど少しは観光だってしたいのよ。
フランクフルトと地元を結ぶ経路の途中に
行っていない城はないかと模索してみる。


いくつか候補の城はあったけれど
今回あまり城攻めに乗り気じゃないmichのせいで
行きはたった1城のみ。
ちえっ。



行ったお城は

Schloss Auerbach




きゃあぁぁ
超好みの面構え。
テンションあがるわ




ああ、やっぱりヨーロッパの城はいいわ。
この枯れ具合がたまらない。



ほら、ここ、見てよ。



この左上のカーブ!
なんて見事な朽ちっぷり
ときめくわ~。萌えるわ~。きゅんきゅんくるわ~。




一人興奮してきゃあきゃあ写真を撮るnaheを
「この変態が!」と罵るmich。
ああ、どうせ変態だよっ。


13世紀に建てられた城のよう。
現在は一部がレストランになっている。



ここで食べたかったけれど
食べたらビール飲みたくなるでしょ。
これからまだ運転しなきゃいけないので我慢我慢。


山の上にある城なので周りの緑がとても気持ちいい。
この爽やかさもドイツならでは。
ああ、ドイツ、最高。




里帰りしてきました。

2014-05-01 20:37:08 | おでかけ:まち

ついに、ついに!
待ちに待ったドイツ里帰り!!
約3年は長かった~。

すでにmichは自分のFacebookで旅の報告を終えているけどさ、
ホテルの部屋に入るや否や、Wi-Fiつないで投稿して、気が済んだらサッサと寝て。
その間、naheは荷物の整理とかしてるのよ。
ブログなんか更新する暇なかったよ
これから頑張らねば。
(半年前の旅行記もまだ書いてないというのに…)



朝6時、フランクフルトに降りたつ。
そこからレンタカーを借り、約3時間のドライブ。
そして故郷、Paderbornに。

嗚呼、懐かしのDomよ。



変わらないね~と思っていたら・・・



修繕している屋根が赤いじゃないの!?

こりゃ一体どういうこと?!
赤い屋根にイメチェンしちゃうの?
と、その変化に戸惑うnaheにmichが言う。
屋根は銅板で出来ていて、酸化して緑になってるんだと。
今残ってる屋根も元は赤かったのだろうと。

本当?
この人、よくしれっとした顔でデタラメな薀蓄たれるから信用ならないんだよね。
どなたか、真偽の程を。





Rathausはお変わりなく。




Padar川も美しく。



若干新しい店ができていたり、
なぜか気に入っていた店ばかりがなくなったりしていたが、概ね変わらず。
ま、数百年の歴史のあるこの町。
3年なんてほんの一瞬、そんなに変わるわけないね。


懐かしい人々との再会も果たす。
喜ばれてもてなされて、
ほんと里帰り。


いやあ、つくづく美しい街だ。
また暮らせたらいいのにねぇ~。