先日載せたBielefeldの城ともうひとつ
電車から見た時に気になってたもの。
城の近くの大きな教会。
Marien Kirche
こちらの壁もいい感じの古さ。
中の柱も古いねー。
シンプルでいい教会だ。
1214年に建てられたそう。
この頃の建築物がnaheは好きみたいだ。
一人なのでゆっくり見学。
教会の歴史も読んでみた。
左の写真、一時期はこんな派手な内装にしていたようだ。
すぐ元に戻したようだが。
一時の流行だったのか、それとも当時の司教さんの好み?
ところでこの街の中を歩いていたとき、
向こうから音楽を奏でた行列がやってきた。
周りには数人の警察官もついており
なんかのパレード?かと思ったら
サックスとホルン奏者の後に続くは
棺おけを提げた4人の男達。
そして20人程の参列者。
納棺!?
葬式とは思えないような明るい曲を演奏していたし
参列者も暗めの服は着ているものの普通の様相。
レースがついた黒い帽子を被って目頭を押さえているご婦人など居やしない。
街の中心部に向かって行列は歩いていった。
ああやって皆に見られて墓場まで行くのかなぁ。
街の有名人でも死んだのか?
それとも故人の遺言で最後に市内見物?
それともドイツの葬式ってみんなこうなんだろうか??
窓に面したカウンターに座ったnahe。
隣では二人連れの男性がなにやら話し込んでいた。
テーブルの上にはプリントが数枚。
それを指しながらスペイン語らしき言葉をまくし立ててる向こう側の男性。
ドイツのカフェやレストランで
あまり勉強してる人を見かけたことがなかったので
これ、美味しかったぁ。
ふと聞き覚えのある言葉が耳に入ってきた。
なるほど、この人達ドイツ語を勉強してるのね。
ドイツ語の単語は冠詞とセットで覚えなくてはいけない。
なので「der Tisch」となる。
しかしこの冠詞って奴が厄介なのだ。
「机」が主語になるか目的語になるかなどで形が変わる。
「auf」は「~の上に・で」という前置詞。
これもまた厄介で、aufの後に続く冠詞は2種類ある。
「~の上におく」と「~の上においてある」では冠詞が変化するのだ。
naheの受けた授業でもここはみっちり練習させられた。
auf den Tisch ~ =机の上に(おく)、机の上を(片付ける)
そんな例文を挙げながら
非常に熱く説明する向こう側の男性(以下Aとする)
一方教えられる側の手前の男性(以下Bとする)は
窓の外に目をやったりして、
聞いてるんだかいないんだか。
一応頷いてはいるものの、
わかってるんだかいないんだか。
そんなBが口を開いた。
「auf der Tisch?」
Aよ・・・気の毒に。
あんだけ一生懸命説明してたのにBは何一つ理解してないぜ。
ドイツ語知ってる人しかわからない話になっちゃうけど
Bはそもそも格変化を理解できてるのか?
もしくはTischの性を知っているのか??
しかしAは心優しかったよ。
その後もなげることなく一生懸命Bに教えてたよ。
naheがAの立場なら、かなりがっくりしただろうね。
二人の関係は本当の教師と生徒なのか
それとも友人が厚意で教えてたのか知らないけれど
あんな熱心にマンツーマンで教えてくれる人がいるって
Bはかなり恵まれてるよ。羨ましいよ。
食べ終わったnahe、
「あんた、頑張んなさいよ」と心の中でBにエールをおくって店を出た。
でも人の尻叩いてる場合じゃないね。
でも近所を歩くのはもう飽きたので
買い物も期待して、近くの大きな街ビーレフェルトへ。
この街には何回か来たことはあったが
さらっと通りすぎる程度だったので街のことは何も知らない。
電車に揺られて1時間。
そろそろ降りる駅が近づいてきたようで
さてどんな街だい?と窓の外に目をやると
丘の上に気になる塔が!
おおお、あれは城じゃないか!?
時々グーグルマップで近隣の城を探しているのだが
街の地図もないけれど、方角だけを頼りに歩いてみることにした。
方向音痴のnaheだが
強い念が通じたのか、今日は奇跡的にたどり着けた。
Burg Sparrenberg
やっぱり城だぁ~
しかもかなり“ブルグ”っぽいぞ。
(naheが勝手に抱いてるブルグのイメージです)
1240年頃からGraf Ludwigって人が
要塞用に建てたようだ。
現在はレストランになっていた。
フリードリヒ・ヴィルヘルム氏の像。
彼がこの城となんか関係あるのか調べてみたけど不明。
この荒涼具合・・・(この曇り空がまた素晴らしい)
この風化具合・・・もうたまらんっ
どこもかしこもかなりnahe好みで
もう、悶えまくり、萌えまくり。
変態ですか?そうですか。
わずかながら他にも人がいたのでぐっと堪えてたけど
それでも抑えられずに一人ニヤニヤしながら歩いてたけど
michと来てたら絶対キャーキャー言ってるわ。
街も一望。
これだけでこの街に来た甲斐があったよ。
こんな近くにこんないい城があったとは。
欲求不満の時?はまたここに来よう。
そして目の前にはリス。
ドイツ人はなんか髪を赤く染めてる人が多いのだが
リスまで赤毛とは。
「彼は何色の服を着て・・・」等と説明しあうのだが
どうもみんなとnaheの色彩感覚が違うみたいだ。
naheには黒に見えるものが、オーストラリア人は紺と言う。
確かに青みがかった黒だったので、それはよしとしよう。
naheは「茶色」と言いたくて、
でも「ブラウン」ってドイツ語かどうかわからなくて
自信なさげに発音したら
先生に「青(ドイツ語でブラウという)」と聞き間違えられ
「違う違う、ブラウン」と言い直したら
え?それダークグレーとか墨色じゃないですか??
もしや、灰色(グラウ)と思われてる?
慌てて茶色いものを探すnahe。
なんとか見つけて「これこれ、この色」と言うと
「わかってるわよ、さっきから言ってるでしょ?」といった感じの先生の反応。
えええっ、どうみてもそれは茶色に見えないよ~。
目の色が違うと色も違ってみえるのか?
もしくはnaheと先生の抱いている茶色の定義が違うのか?
でも同じ黒い目のバングラデシュ人が何もいわなかったってことは
naheだけが茶色に見えていないのか!?
あぁ、あの椅子は一体何色なんだろう。
今度こっそり写真撮ってくるわ。
今朝は黒糖きな粉パンを焼いてみた。
美味しい。
持て余していたきな粉さんも、これでやっと成仏できるってもんだ。
同様に棚にずっと眠っている干瓢さんも、パンにできないものだろうか。
干瓢パン。
心躍らない響きだなぁ、そんなパン作る人いるのかなぁ
そう思いつつ検索してみたらなんと商品化されていた!
日本って何でもあるな。すごいな。
そんな話はおいといて
すっかり我が家の必需品となりつつあるホームベーカリー。
日本向けの機械を使って、日本向けのレシピで作っているのだが
材料はドイツで調達するしか術がない。
今までパン作りなどしたこともないnaheは
何を揃えればいいのか、それはドイツで揃えられるのか
かなりネットで検索し
沢山のドイツ在住の方のブログに世話になった。
たまにこのブログにもパンに関する検索ワードでやってくる方がいるようなので
naheもここらで感謝還元をしておこう。
以下、パンの材料についての記録である。
まず粉。
強力粉としてこのTYPE550を使用している。
裏面に成分表。
うちのホームベーカリー(Panasonic SD-BMS102)の取説には
蛋白質12~15%の粉がお勧めと書いてあるので
膨らまないかと心配だったが今の所問題なし。
むしろ膨らみすぎな時もある。
スーパーに行くとついつい粉コーナー(ダジャレみたくなって恥ずかしい)に立ち寄り、
成分表を眺める癖がついてしまった。
で、いろいろ買ってしまう。 粉マニアか?
こちらはふたつとも蛋白質11%
メーカー推奨の12%以上の粉にはまだ出会ってない。
粉によっての出来具合や味の違いは・・・よくわからん。
次はイースト。ドイツ語でHefeという。
まだドライイーストしか試したことがない。
右側の方が膨らむような・・・?
どうでもいい話だがこのヘーフェ達、
HB付属のスプーンは底が平らになってるので
スプーンを置いてそっと注いでみるのだが
勢いづいて飛び跳ねたり溢れたり・・・。
かなりの酵母を無駄死にさせてしまったよ。
なんかいいアイデアないものか。
そして苦労して見つけたスキムミルク。
Magermilch Pulver この名前が正解のようだ。
マガーミルヒ プルファー こんな発音でもちゃんと通じた。
これを買った後もいろんな店で探しているのだが
今の所まだ見つけられない。
他の方のスキムミルク情報を読むと普通のスーパーでも売っているようなのだが・・・。
naheが買ったのは小さなBioショップだったので
普通ならどの売り場に置いてあるのかも未だに皆目見当がついてない。
でもネットではいっぱい売られているようだ。
以上ここまで。
また新しい材料を見つけたら記録しよう。
これが誰かの参考になってくれれば幸い。
人のブログを読みふけったり、掲示板を冷やかしたり。
そして読んでいて楽しいブログを見つけると嬉しくなる。
ランキング上位に位置するブログの殆どが
テーマがしっかりしていたり、文章がおもしろくて
「さすが上位にいるだけのことはある」と思えるものだ。
そしてそんなブログを書いている人は
きっと実際会ってもおもしろい人なんだろうなと勝手に思っている。
昨日、あるお笑い芸人のブログを何気なく見てみた。
naheはその人のことは日本にいる時は全く知らず、
今は日本のバラエティは
「アメトーク」と「探偵!ナイトスクープ」と「水曜どうでしょう」
しか見ていないので(え?見すぎ?)
その人のネタとかギャグとかも全く知らない。
「この人、この前アメトークに出てたけど、何者さ?」
って感じでブログを読んでみた。
この人、何者さ!?
非常に語彙が豊富で、表現力があって
視点もおもしろくて、読むのが楽しい。
どうやらかなりの本好きらしく
本人の文章も文学的。
ぐいぐい引き込まれて
勉強とか家事とかしなきゃならない多忙の身なのに
何か月分も読んでしまった。
そして「絶対この人のネタは面白いだろう!!」と
あとで動画サイトでネタを探すのだ。
だけど実際、
日本での評価はどうなの?
ピース又吉
「彼いいよ!」と思う方は
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※決してこれでランキングを稼ごうって思ってるわけではないのよ。
他に数を知る方法が思いつかないだけ。
Schloss Münster
おお、城らしい城だ。
1760年頃にバロック様式で司教の邸宅として建てられたらしい。
この人がこの城を建てた建築家。
肩幅せますぎない?
このレンガと砂岩の組み合わせがこの人の建築物の特徴なんだそうだ。
たいまつ?を持ってる天使?子供?
すっごいムチムチしてて可愛い。
ここはきちんと城の全景を眺めることができて満足。
気分もあがって、さあ次行くよ!
Schloss Wilkinghege
1550年に貴族の家として建てられ、1719年にバロック様式に改築。
今はホテル・レストランとして使われているそうだ。
そんなウキウキワクワク気分でやってきたら
確実にがっくりくるであろう、この物寂しさ。
昼食抜きでまわっていたので
「ここのレストランでお茶しよう」と計画してたのに
静まり返ってるし、入り口もどこかわかんないしで
やめたやめた。
本日最後のお城。
Burg Hülshoff
ここはなんと! 敷地に入るのさえ有料のようだ。
そしてなんと!! その受付窓口さえ閉まっていた
見えるのはフェンスの隙間からちょっとだけ。
ここだけ見た感じでは
HPを見てみるとお金取るだけのことはありそうな広さ。
1~3月は休業だったのね・・・そこまで調べてなかったよ。
今回の城達はなぜだか
城の周りをちゃんと一周できないことが多かったので
ちょっと消化不良。
ミュンスター近辺の城はガードが固いのか?
でも
庭にはこんな花も咲き始めてて
もう春の気配が。
今年もまたいっぱい城を攻めるぞーーー!
今年最初の城攻めドライブに。
Schloss Rheda
1170年頃、十字軍の要塞?として建てられ
その後貴族の居城になっていたらしい。
周りは閑静な庭が広がり、絶好のお散歩コース。
近づいてみる。
垣根に阻まれこれ以上近づけない。
正面の扉も堅く閉ざされている。
うーん無念。
悔し紛れに隣の建物の水車撮影。
Schloss Möhler
裏の庭園にまわろうとすると
ここも門が閉ざされている。
数メートル先を歩いていたおじさんは
どこから入ったのやら門の中に。
もしかしてあのおじさん、ここのオーナー?
扉を開けていいものかわからなかったので
そこですごすごと退散。
あぁ、どうせうちらは攻めが甘いさ。
調べて見た所、貴族の手を渡り
今は投資家の所有物で、なんかいろいろ会社が入ってるらしい。
前庭にはこんな気持ち悪い奇妙なオブジェ。
陽気にハモニカ吹いてる場合じゃないでしょ。
網に引っかかってるじゃないですか!
Freckenhorster Schloss
Googleマップで城の在処を確認し、
カーナビに住所を入力して行ったのだが
到着先には
これ、教会だよね??
辺りに城らしきものはないかと探したところ
これ????
ひとつも看板が出てないし、なんか3世帯くらいのポストついてるし。
家に帰って調べてみると
町の観光案内にもさっぱり出てこない。
城なのか?
城としておこう・・・・。
長くなるので続きは次回。
※今日はmich著
ついにこの日がやってきた。
サッカー、ドイツ代表vsイタリア代表がドルトムントで行われる。
「たかだかフレンドリーマッチですよ」とか
「イタリア代表なんて今誰もいい選手いないですよ」とか
「2月って言ったら、めちゃくちゃ寒いじゃないですか?」とか
一番乗り気じゃなかったチケット入手担当の後輩も
当日の気温が高かったこともあってか、仕事中から騒がしい。
ドイツ人にチケットを見せてまわるほどの過熱ぶり。
試合開始時間は夜の8時45分ということで、
5時30分に出発しようと待ち合わせたが、結局遅れて5時45分に出発した。
渋滞に巻き込まれるところまでは予想通りだったが、
前回のドルトムント戦ほど運転手に幸運も強引さもなく、
駐車場手前まで行くものの、満車だからか追い出され、
焦り、迷ったはてに何とかスタジアムに到着した。
結局キックオフには間に合わず。
でも、あのドイツ代表のユニフォームを間近に見れた。
お目当てのPhillip Lahmもすぐ目の前だ。
すぐにドイツが得点し、みんな大喜び!!
みんなが振っている旗は各席に設置してあり、記念にゲット。
試合の節々で思ったのが、イタリアというチーム・・・うまい。
聞いていた噂と違い、決定的なチャンスはイタリアばかり作り出している。
そんなこんなで試合は1-1のドロー。
陽気なイタリア人と大人しいドイツ人
対照的な人種ぶりが
とてもよくわかった一日だった。
ちなみに注目していたドルトムントのMario Goetzeは
2回目の代表に選出され、今日は後半から最後まで出場。
持ち前のスピードやテクニックが発揮できたのは最初だけ。
周りの先輩に遠慮がちなプレーが目立った。
やはりまだ18歳だからか・・・。
本日の注目選手は、
イタリア代表の21 Sebastian Giovinco(セバスチャン・ジョビンコ)。
出てきた時は子供かと思うくらいの小柄(身長164cm)
卓越したスピードとそのテクニックは見とれるほど。
もう24歳だが、世界を騒がせる一人になるかもしれない。
日本を一緒に旅したMの言葉だ。
日本でホンモノの霜降り和牛を食べた彼だもの、その言葉の信憑性は高い。
彼いきつけのお肉屋さんに注文してくれるというので頼んでみた。
そしてとうとうそのお肉がやってきた。
むううう~、やっぱり霜降りは無理か。
だけど期待は高まる。
なんてったって18€/kgだもの。
普段買ってる肉なんてこの半額以下だよ。
ひゃぁ~、贅沢贅沢
「キロ2千円だよ!日本でも買わない高級肉だよ!!」
「nahe、日本の表示はグラムだよ。」
冷静にmichに返された。
あ
グラム200円の肉だったら日本じゃ安売りレベルよね。
興奮した自分が恥ずかしいわ。
それにしてもドイツって肉安いな。
早速食べてみる。
やっぱり最初はしゃぶしゃぶで。
おお、やわらかぁ~
肉の味を堪能するために2mm厚で切ってもらったけど
もうちょっと薄くてもいいかな。
しゃぶしゃぶしすぎるとやっぱり硬くなってくる。
それでもいつもの肉と比べれば断然やわらかで
脂身の部分がまた美味い。
ちょっと余ったのを翌日焼いてみたが
それもまた美味しかった。
この厚さなら焼肉の方がいけるかも。
「これが日本のしゃぶしゃぶですよ」と
ドイツ人に披露するにはちょっと気がひけるが
「久しぶりのしゃぶしゃぶ~♪」と日本人だけで食べるなら
充分合格だろう。
ドイツでも高級肉ってやっぱ違うのねぇ~。