トイチニッキ

旧ドイツニッキ
ドイツ駐在の日々から日本での小さな日々まで

城攻め ~Osaka編~

2010-11-28 13:08:20 | おでかけ:おしろ
今回の旅行はドイツ人2名を連れての旅。
「日本らしいもの」を観ることをリクエストされたので
michnaheは彼らの要望を全て叶えるべく
緻密な計画を立て、万全の準備をした。


ドイツからまずは関西国際空港へ。
機内が暑くて殆ど眠れなかったmichnaheと
一人だけビジネスクラスの席が当たってゆったりシートと
豪華な和朝食を堪能したドイツ人(以下Mとする)は大阪城へ向かう。

このM、以前にドイツ国内を一緒に観光したことがあったのだが
とにかく写真を撮りまくる。
1つの教会を見るのに何枚撮ってるんだか。
彼が納得するまでうちらはじっと待つだけ。
奥さんは「いつもこうなのよ」と呆れていたのだ。


案の定、市内へむかう電車の中からすでにMはカメラを構える。
密集した狭小の住宅やらビルやら川やら
目に映るもの何でも記録したいらしい。
大丈夫、彼がこうなることは覚悟済みだ。
その分ちゃんと時間もゆったり見積もっている。


大阪城駅で前日入りしていたもう一人のドイツ人Nと会う。
Nの肩にはかなりしっかりした一眼レフ。
おいおいおい・・・もしやこっちも撮影魔?

ちょうどこの日、城ホールではGLAYのコンサートがあるらしく
ツアートラックの前で記念写真を撮る多くのファン。
これもM,Nにとっては興味深かったよう。
ちょうどV系やゴスロリ系ファッションの子も見学できたし。

トラックに描かれたGLAYの写真を見てMがnaheに
「この中で男性は何人だ?」と聞いてくるから
「全員男性だよ!」と答えたらものすごく驚愕していた。
・・・確かにね、私も一瞬HISASHIが女性に見えてたよ・・・。
そんなこんなで城が見えてきた。


ここからM,Nのカメラ熱がヒートアップ。
城もそうだが、反対側の高層ビル群の撮影が止まらない止まらない。
ビルなんてうちの街にはないもんね。
でもこのくらいで騒いでちゃ、新宿なんか行ったらぶっ倒れるよ。





城の麓まで登ること百数メートル。
それに費やした時間、約15分。
まさか撮影魔が二人になるとは・・・
先が思いやられるmichnahe。

ちなみに下に写っている人物はmich。
駅に大型ロッカーがなく、ここまで20kg超のスーツケースをひいてきたのだ。
階段、上り坂、砂利道、さらにはなかなかついてこないM,Nの為に引き返し
スーツケースのキャスター崩壊
動かなくなったスーツケースを無理矢理引っ張るヘロヘロのmichである。



やっと入り口に到着。
なかなか堂々とした構えじゃないか。

しかし中にはまだ入れない。
なんせM,Nが撮影に忙しくて。
ジュースの自販機だとか、売店だとか
手洗い場ではmichは柄杓を持ってポーズをとらされる始末。

そしてやっと気が済んだところで内部見学。
内部は秀吉と戦国武将の博物館。
内装も近代的になっていたので、特に感慨深いものはなし。

結構外国人の観光客もいたのだが
身長190cm以上あるMはやはり目立つようで
遠足に来ていた小学生に「ハロー」とか話しかけられて苦笑ぎみ。
M君、ドイツじゃね、我々も同じ目に遭っているのだよ。
子供に「ヤーパン!」とか「コンニチハ」とか物珍しそうに話しかけられるのだ。


内部見学を終えた所ですでに計画していた時間をオーバー。
これから京都に行って三千院を観るつもりなのに。
もう昼食はなし!移動移動!!
そしたらNが「公園を一周だけさせて」と言ってきた。
あんた、このくらいの紅葉だったら京都の方が綺麗だって言ってるのにさ

一周とは言うものの、歩む時間はまた遅い。
もう三千院は無理だわ。
この夜、京都で会おうかと言っていたmich父に電話をするnahe。
「おとうさん、何時に京都に着けるかわかりません


ようやく彼らの気が済み京都へ。
最初からだいぶ満足したようだ。
naheも日本の城を攻められて満足満足。
しかし疲れる~



クタクタです。

2010-11-25 22:06:37 | おうち
2週間の旅から戻ってまいりましたよ。
いやぁ~、ハードな旅だったわ。

この2週間の間に



こんな景色から




こんな景色まで見ちゃったんだもの。
しかも人を引き連れて。
まじで「休暇」じゃなかったよ。暇な時間なんて殆どなかったもの。

時差のせいで1日24時間以上ある日が2度もあって
眠気と戦いながら観光する毎日。
naheに至っては疲れ果てた最終日は
とうとう食事も酒も喉を通らないという異常事態に。



そして戻ってきたら

なんと、雪だわよ。
・・・世界は広いね。
上の写真の現場にいたことがもう夢のよう。



ドイツ人との旅ネタとか書きたいことはいっぱいあるけど
かなり気力体力消耗してるので
とりいそぎここまで。

切羽詰らないと動けないタイプ

2010-11-09 17:27:36 | おうち
あぁ、もう17時半だというのに。
今日の残り時間はあとわずかだというのに。


荷造りがなにもできてませんよ。
さっきやっと腰をあげて服を選んで「気温はいったいどのくらいよ?」と
パソコンの前に座ってから1時間・・・
なぜか人のブログを徘徊してましたよ。

部屋の掃除もしなきゃいけないのに。
今夜は徹夜だな。
でもその方が飛行機で寝られるか。
いやどんなに寝ていっても飛行機では寝てるな。


明日、日本へ旅立ちます。
「一時帰国」ではなく「日本旅行」です。

たっぷりどっぷり日本の観光名所を巡ります。
果たしてマヨネーズを買う時間はあるのか!?



あぁ~、いい加減支度しなくっちゃ。
うぅ~、めんどくさい。



ポーランドのお食事

2010-11-08 16:45:48 | おしょくじ
いつもなら「肉!ニク!NIKU!」と欲する
完全肉食男子michだが
ポーランドの旅ではなんでか熱を出していたため
酒も食べ物も控えめに。

よって今まであまり馴染みのなかった
「前菜」や「スープ」の中からメニューをチョイス。




クラムチャウダーのようなスープにベーコンが入っていて
ほっとする美味しさ。



こちらはザワークラウトやベーコンが入ってる。
ドイツに来てからザワークラウトが好きになったnaheにとっては
かなりのヒット料理。
この器になっているパンを食べるべきか否かが悩みどころ。
とりあえず1/5くらい食べてみたけれど崩すのが難しい。




チーズパイ。これも美味しかった。
メニューには「付け合せにどうぞ」って書いてあったけど
これだけでもうお腹いっぱいよ。




牛肉のなんとか巻きとピエロギ。
見かけは餃子、だけど中はイチゴジャム。
わかっていて頼んだけれど、やっぱりなんか・・・がっかりするね。




ボケた写真で失敬。次の日は肉入りピエロギ。
餃子というよりもこのまま揚げればピロシキみたい。





ほうれん草のクレープ。ホワイトソースがけ。
このホワイトソースが日本の味と同じだった!



距離も近いせいか、さほどドイツ料理と変わらなかったポーランド。
どれも美味しく頂きました。
いやぁ、ここでも暮らしていけるわ。


Krakówの教会

2010-11-07 21:57:51 | おでかけ:きょうかい・じしゃ


最初に訪れたのは大聖堂。
内部入場料の他にカメラ撮影料が必要で
買わないつもりだったのに、売られてしまった。



だけど買ってよかったよ!
すごいんだもの。この教会。

画・彫刻・ステンドグラス・金銀キラキラ
何も描いていない壁がないくらい。




ベルリンとかプラハでも思ったけれど
東欧の教会の方が豪華かも。



祭壇に祭られているのは菊の花。
なんとなく親しみがわく。


とても見ごたえのある教会。おすすめです。




以下、ミサ中だったり撮影不可だったりで内部は撮れなかった教会たち。



ヴァヴェル城の大聖堂。
ここも内部は豪華だった。




聖ペテロ聖パウロ教会。
夜には教会コンサートが。




ドミニカン修道院。
ポーランドの建物はこの屋根?のデザインが特徴的。





城攻め ~Kraków編~

2010-11-04 23:16:20 | おでかけ:おしろ
やぁ、みんな~
Kraków(以下クラカウと独語読み)がどこかわかったかなぁ?

じゃぁ、正解を発表しちゃうよー。


クラカウは、ポーランドの元首都でした!!



ポーランド、前からずっと気になっていた国。
本当は見事な復興を遂げたワルシャワが観たかったのだが
クラカウの方が安くて近かった

それでもポーランド王国だった頃
歴代の王が住んでいたというお城を目当てにやってきたのである。


そのお城。



Zamek Królewski na Wawelu




城まではこの長い階段を登っていく。

中は王宮見学のほかにもいくつか博物館などがあり
それぞれ入場料がかかるのだが
michnaheは王宮入場券と、ガイドブックに書いてあった「竜の洞窟」入場券だけを買った。
王宮への入場時間まで間があったので
先に竜の洞窟に行くことに。


狭い細い螺旋階段を降りていく。
38度の熱をおして旅に挑んだmichと
元々螺旋階段が苦手なnaheには
「目がまわる~」 いきなりの試練。



やっと下まで降りるとこんな洞窟。
ちょっとテンションがあがったのも束の間、すぐに出口が。




へ?これで終わり???
っていうか・・・高台の下に出ちゃったね。これって城の出口だったのね。
洞窟へは戻れないのね

最初に登った長い階段の所まで行って登りなおし。

気をつけろ!!!
竜の洞窟は最後にしないと、走って階段を登るハメになるぞ。

たまに火を吹く竜の像。



再度登って王宮へ。





織物取引所があるだけあって
油絵よりもタペストリーの方が多く飾られている。



ぜんぶこれも織物画。 ポーランド王国って金持ちだったのね。



壁にはなんと本革が貼られている。
こんな壁は初めて見たよ。
なんとも手がこんでいること。




物議を醸したのがこの肖像画。
naheは一目見て「これってギャグ漫画?なにこの5頭身は?」と笑ったのだが
michは「これは子供だろう」という意見。
「いやいや、この顔はどうみてもおっちゃんとおばちゃんの顔だ。」
「しかし説明にはプリンス・プリンセスって書いてるよ。」

互いに譲らない二人はとうとう部屋の監視員に
「あの絵は何歳くらい?」と質問してみた。

「たぶん3歳くらい」

3歳!? 失礼だが可愛くない・・・そして老けてる・・・。

しかしたった3歳でこんな窮屈そうな服を着せられて
絵を描くためにじっとさせられていたら
こんな表情にもなるわな。
王子様も大変だ。



一通り見終えて後は付設の教会見学を。
ところが日曜は教会オープンが12時半。
時間までまだ30分以上ある・・・。
「違う所を先に見てお昼を食べよう」
michの提案にのってしまい、また階段を降り・・・
そして1時間後また階段を登り・・・。

何回攻めたら気が済むのか


気をつけろ!!!
このお城は日曜の午前中から張り切って来ると
体力を奪われるぞ




ミステリーツアーをしてみる

2010-11-02 21:30:10 | おでかけ:まち
先週末は久々の3連休。
これはもちろん旅に出なくてはならない。

この旅の計画を練っていた9月当時、
仕事が忙しく、それどころじゃなかったmich。
なのでnahe一人で計画を立て、意地悪心でmichには行き先を告げなかったところ
なぜか当人が面白がってそのままどこへ行くか知らずに旅をすることになった。

飛行機の旅、というところまでは教えていたので
チェックインする時に搭乗券で行き先がわかるだろう
ミステリーツアーもそこまでよ。
そう軽く考えていた二人。

ところがいざ搭乗券を渡すと
「・・・これ、どこ??」
その都市の名前を知らなかったmich。

空港ではその都市の名前だけで国名は表示されていない。
機内では現地語のアナウンスも流れているが何語なのかわからない。
ミステリーツアー、意外と長続き。

無事着陸し、飛行機がターミナルまで走っている間もmichは
何か手がかりはないかと窓の外を凝視している。
「あ、あそこに国旗立ってる」気づいたけれど敢えて言わないnahe。

とうとうここがどこかわからぬまま飛行機を降りたmich。
キョロキョロしてもう完全に挙動不審。
そして一言。
「このままどこにいるのかわからぬまま、旅を終えることになったらどうしよ」

それ、おもしろすぎる
ここまできたらもう知らぬままでいてほしいわ。

空港内の表示を見てもわからず
両替したお金を見てもわからず
外に出たmich。

バス乗り場でようやく「あ!」 
とうとう答えを見つけてしまった。残念・・・。
もうちょっと引っ張りたかったなー。


こうして始まったこの旅。
みなさんはここがどこかわかるだろうか??




ここから内側の旧市街は世界遺産。




第二次世界大戦の被災を免れた街並み。




中央広場では花が売られてる。
こんな綺麗なリース(造花かドライフラワーだけど)はドイツで見たことないよ。




由緒ある建物の通路は土産物屋街。




その由緒ある建物、織物会館。
札幌雪祭りの雪像になっていそうな外観だ。




隣には旧市庁舎の時計台。





どうでしょ?わかったかな?


正解は
Krakówです。



・・・ってどこ? michと同じように疑問に思った方、

次回の記事までお楽しみに~
もしくは自分で検索かけてちょうだい。