トイチニッキ

旧ドイツニッキ
ドイツ駐在の日々から日本での小さな日々まで

老後を想う

2012-05-25 12:48:56 | おさんぽ

昨日はとてもいい天気。
こんな日はピクニック気分が高まるnahe。
おにぎり作って徒歩20分の公園まで遠足だぁ

michの会社に立ち寄り、彼にも弁当を渡す。
ちょっと道順を変えるともうだめね、軽く迷子。
伝家の宝刀スマホでナビを出すものの
なぜか袋小路に入ったりして
かなり遠回りして到着。


子連れのママさんグループで賑わっているかと思いきや
意外と子供の数は少なく
いるのはnaheの親くらいの年代の方々ばかり。
しかもその9割が男性。
まあ、釣り堀があるからね、男性率が高くなるのも頷けるけれど
定年を迎えたお父さんたち・・・家に居場所がないのかしら!?

独りでベンチに座ってハトに餌をやっているおじさんが多く
お弁当を広げるいい場所が見つからない。


やっと空いているベンチを見つけて



弁当を食べる。(汚い写真で失礼)
やっぱり遠足弁当はザンギでしょ。





周りの緑を眺めつつ
周りのおじさんも眺めてnaheは思う。
30年後、自分はどんな生活を送りたいかな?


ハトおじさんはちょっと寂しいな。
釣りおじさんもみんな孤独な戦いだな。

ランニングをしているおじさん。
ストイックだなぁ、見習わなくっちゃ。

カメラを手に集まってくるおじさん達。サークルなのかな。
みんなでワイワイ楽しそう。
ああいうのがいいなぁ。

自転車で仲良く二人でやってきて
ビール片手に林を散策しているおじさん達。
おお、昼間っからダメオヤジだなー。
そうういう仲の良さは羨ましいぞ。


しかし身につまされるのが
歩行訓練をしている片マヒのおじさん。
あの姿が一番現実的なような・・・・。
いや、ああやって公園に来られるなんて素晴らしいじゃないか。
下手したら寝たきりって可能性だって・・・。



健康であればいいや。

結論が出て帰路につくnaheであった。












さよならバレー

2011-09-16 22:13:44 | おさんぽ

ドイツでは週に3回バレーボールをやっていたmich。
水曜日は社内の同好会、月、木は市内の?同好会。
あくまで同好会。
ポジションが決まっているわけでもないし、
ある週は4人しか集まらずにビーチバレー状態になることも。

michが日本に帰ることをみんなに伝えたところ
壮行会ということで木曜対水曜の試合が行われることになった。
主役?のmichはどちらのチームに入るのか?
1セットずつ移動すべきか?
結局、人数が少ない木曜チームに加わることになった。
michいわく、木曜メンバーの方が上手なので
自分も本領(!?)を発揮できるとのこと。

是非、最後の晴れ姿を見てくれというので
naheも途中から見学。


おおおお!?
水曜メンバー、なんかお揃いのユニフォーム着てるんですけど。
しかも背にはそれぞれの名前入り。
めっちゃやる気やん!
なんか強そうやん!


 そのセットが終わってしばしの休憩時間、
「みんな集まって~」と水曜リーダー。



「ヘイmich!君に渡したいものがあるんだ」

大方察しはつきますが。




みんなと同じユニフォーム。
だけど名前が入ってないのはちょっと残念。
なぜ23なのかも謎のまま。




みんなで並んで記念撮影。
社名ロゴも入っているが、これ絶対無許可だよ




思いもよらぬプレゼントに
大変感激したmichは
本領を発揮・・・できたのか!?
結局水曜チームに負けてるし


みんなから別れの言葉をもらって
幸せだったね~、mich。




そして日本に帰ってから
バレーをする暇も気力もなくなってしまったmich。
さよなら、バレーボール。


衝撃的道路標識

2011-07-21 18:06:54 | おさんぽ

michが通勤途中で見つけてきたもの。





きゃー、事故ですよっ!
人が倒れてますよ!!

ちょっと、右下のあなた!!
そんな暢気に見物している場合じゃないでしょう



えーと、これって何の標識?



歩行者への「自転車注意、はねられますよ」ってメッセージ?



いやいやよく見ると、チャリが暴走しているこの道路
歩行者専用になってるねえ。

ってことは「自転車禁止、歩行者をはねますよ」ってメッセージ?
なら普通の



これだけでよくない?






ドイツ人の言わんとすることを理解するなんて
3年ぽっちじゃ全然無理だわ~。




ちょこっと更新

2011-06-08 00:16:32 | おさんぽ

最近、出かけるのに必死で
更新を怠っておりますが

とにかく出かけるのに必死で
疲れもだいぶ溜まってきておりますが

そして出かけた分だけ必至で
ブログに残したい事もかなり溜まっておりますが



とりあえず近況を。




Paderbornで暮らし始めて約2年8ヶ月。

 

ようやく本日、






この街のシンボルであるドライハーゼの在処を
発見いたしました。


はふぅ~、長い宝探しの旅だったよ。



これでブログのプロフィールの写真も
自前にできるってわけだ。
変更するのめんどくさいけど。







理解できないこと

2011-04-22 16:03:58 | おさんぽ

ヨーロッパ→ お洒落
こんな連想をする人は少なくないと思われるが
ドイツに来るとその幻想は見事に打ち砕かれる。

特にドイツの雑貨。

日本人とゲルマン人は
「可愛い」に関しては永遠に理解し合えないのではなかろうか?
そう思ってしまう程
センスを感じられない品物が店頭に並んでいる。

そんな物達も2年も見てればだいぶ馴染んできたが
先日久々に目を疑う作品に出会った。





カラスのオブジェ?!

ええと・・・これは・・・どういう方が買うのでしょう??
黒魔術の小道具でしょうか?
それとも庭を荒らすネズミや小鳥の威嚇用でしょうか?
まさか、インテリアのスパイスとして!?
・・・それは一体どんな部屋に???


本当に需要があるのだろうか。
そもそもなぜこんな供給がされているのだろうか。


もうnaheの理解を超越しすぎ。


以前に見たカタツムリのオブジェに匹敵するわ。
30cmはあったであろう巨大カタツムリ。
フォルムが妙にリアルで気持ち悪かった。
 あれをどこに飾るのかが全くわからない。


ああ、狩猟文化があるから
剥製とかリアルな物を飾るのは慣れてるのか。
それでこういうのも飾りたいのか。
ほんとかよ?



イタリアやフランスなら本当に可愛い雑貨があるんだろう・・・。
いや、きっと日本が一番揃ってるな。




 

 


酔っ払い日和

2011-04-21 16:43:48 | おさんぽ

最近ずっと天気がいい。
気温もあがって25度以上。
もうみんな夏気取りである。

昨日はmich同僚宅にお呼ばれした。
自転車で向かう。
途中にある河川敷は
ここは多摩川?それとも花見会場?と見まごう程。
至る所でBBQの煙があがり
浮かれている人やら
寝っころがって日干しする人やら。

そしてnahe達も同僚宅でBBQ。
ベランダで炭をおこそうが肉を焼こうが
隣のお宅は洗濯物干してようがオッケーなのね。
オッケーなのよね?

21時近くまで明るいし、
ああ、なんてステキなBBQ日和。


話もはずみ、気づけば24時。
michと二人、自転車をこぐ。

まあ、酔っ払いの多いこと。


窓から体を乗り出して奇声をあげてる奴らもいれば
夜道をビール瓶片手に歩く奴らも。
酔っ払ってるから千鳥足だし、歩道を占領して歩くし
後ろから迫るnahe達など気づきやしない。
追い越すのに一苦労。


さすがにもう河川敷には誰もいなかったが
全く夜遊びしすぎだよ、若者達。
で、ビールくらいでフラフラすんなよ。


連休前夜の今日も晴れ。
さらに宴会日和だ。
また夜中の通りには酔っ払いがウロウロするのだろう。



時代モノはやっぱりいいね。

2011-04-18 19:16:11 | おさんぽ

日本では「JIN」が始まりましたわね。
naheさんもちゃんとチェック・録画済みでありますよ。
この数ヶ月前にmichにも1を見せて
今頃「ありんす」なんて言葉を使う程にハマらせましたわよ。

早速今夜、録画したのを見させていただきますわよ。
あぁ、楽しみ。

だけどキャストを見て
「桐谷健太ってこの前死ななかったっけ?」
「西郷隆盛って高橋克実じゃなかったっけ??」
と「龍馬伝」とゴッチャになってたのはワタクシだけかしら?



そんな話はおいといて

この前行った城の博物館に
こんな展示物があった。

昔の髪型博物館。


中世?の髪型をしたマネキンの頭がずらっと並んでいる
ある種、気味の悪いコーナーである。



撮影可かどうかわからずこっそり撮ったので
ブレブレボケボケでごめんなさいね。
小心者なんで。

しかしこんな髪型、いったいどこからどうやって編んでいるのか。



一種の芸術だね。
これを編むのにどのくらいの時間がかかるのだろう。
どんだけヒマだったんだ、昔の貴族達って。




でもここまでいくと・・・もはや芸術を超えてるよね。
なぜに船を乗っける必要があるんだか、さっぱりわからない。

昔のファッションが数十年経ってまた流行るように
こんな髪型ももしかしたらまた流行りだすのか?
現実的でないだろうなぁ。
カツラにしたって動けなさそうだもの、こんな髪型じゃ。
でも今でもレディ・ガガとかやりそうだわ。







春の訪れ

2011-04-06 14:33:51 | おさんぽ

春の訪れを感じるもの。

 

花。


先週の土曜日は天気がよく、気温もなんと25度。
そして街ナカでは園芸祭り?が行われていた。



普段は石畳の広場や歩行者天国に、こんなお庭が。





ガーデナー(気取りの)naheには大変興味深い。
「こういう色使いもいいねー」「この花可愛いねー」
やばい、どれも欲しい。



こんな花の妖精?もチラホラ出現。

街路樹や住宅に植えられている木もいつの間にか開花しており
そう、桜も咲いてたよ。



春の訪れを感じるもの。



アイス屋の盛況ぶり。


太陽大好きドイツ人。
こんな陽気の日はもちろんオープンカフェ。
そしてアイス大好きドイツ人。
こんな陽気の日はもちろんアイスを食べる。

よってアイスカフェは他のカフェより大盛況。
テーブルもびっしり埋まってるし
普通のアイスを買う人々の長い列も。
ドイツってアイスカフェが結構あるけど、
きっと春夏だけで1年分の売り上げになるんだろうな。






春の訪れを感じるもの。



肉のニオイ。


この前会ったドイツ人も
「そろそろGartenarbeitしなきゃねー」と言っていた。
ガーデンアルバイト。
直訳すると「庭仕事」だが、ここでは「BBQ」を意味するらしい。

もうスーパーにもBBQ用の味付け肉やソーセージがびっしり並んでおり
またそれを購入していく人も結構いる。

先週だったか先々週だったか
天気の良い週末だったんだけど
まだ気温は10度前後で、上着は絶対必要だった。

それでも外でBBQやってたよ、おむかいさん。
あんた達、寒くないのかい?!

桜の季節になると「花見」の血が騒ぐ日本人のように
ドイツ人にはカーニバルが終わると
BBQをしたくなるDNAが組み込まれているのだろうか。





そんなこんなで、完全に春がやってきましたよ。
みなさんの街はいかがですか?


コンサートのお話

2011-03-22 11:58:47 | おさんぽ

【お知らせ】

Bielefeld独日協会がチャリティーコンサートを行うようです。

4月3日(日)  
Rudolf-Oetker-Halle  (Lampingstr.16 33615 Bielefeld)
16時開場 17時開演
協力費 20ユーロ

集められた寄付金は日本赤十字社に送られるようです。

コンサートの内容はよくわからず・・・。
情報が入ってきたらまた載せましょう。



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コンサートといえば
先日地元のホールで行われたシンフォニーコンサートに行ってきた。

年末年始にクラシックコンサートの華やかさ・面白さを堪能したmichnahe、
調子に乗って地元の楽団のも観てやろうという目論みである。

1ヶ月くらい前にチケットを買ったのだが
その時はもう後ろの方しか空いてなかった。
結構人気があるのね。期待は高まる。


この町で一番大きい(と思われる)ホール。
ここに入るのはこれが初めて。

ロビーにはドリンクブースも設けられ
みんなゼクトやワインを片手に談笑。
おおクラシックコンサートっぽいわ~。

しかし年齢層が異様に高い。平均年齢60歳くらいじゃなかろうか。
若い人はほんの数人。みんな興味ないの!?
演歌ショーを観にきた気分だ。


ホールに入ってみる。



う~ん・・・しょぼっ!

日本の公民館レベルのステージだわよ。
1000席くらいはあったみたいだけどnahe達の所はパイプ椅子。




この日のメインプログラムはモーツァルトピアノ協奏曲25番。
Aleksandar Madzarというセルビア出身のピアニスト。


周りの観客は照明が落ちても楽団員が入ってきても
ワイワイガヤガヤ。
ちょっと~、まさかこのままお喋り続けるんじゃないでしょうね。
指揮者が入ってきた所でようやく落ち着く。
フランクすぎだわ。


そして演奏が始まる。
この曲も「はい、モーツァルトですよ」的なオープニング。

だけどなんだろう。
ホールの音響が悪いのか、はたまた演奏が悪いのか
それともこういう意図の曲なのか
全然迫力が感じられない。
ウィーンのオランジェリーの方がよっぽどいい音だ。

しかもピアノも単音でメロディーを弾く部分が多いので
なんだか音が小さくて
「あぁ、隣のお姉ちゃん、またピアノ弾いてるねぇ。上手だねぇ」
みたいな印象だ。
寂しすぎるーーー。


隣のmichは寝てるし


休憩時間をはさみ次の曲は
ドミートリイ・ショスターコヴィチって人の交響曲第5番。
michnaheは全く知らない作曲家だったのだが
1930~60年代に活躍したロシアの作曲家らしい。
現代的なクラシック?

予習も何もなくぶっつけで聴く。
映画音楽みたいな感じもあったが
なんか展開に脈略がなく、テンポもくるくる変わったりで
難しい曲だった。
それにnaheの神経を逆撫でするようなフレーズが多々あったので苦手。



この曲、結構打楽器が使われていて
ティンパニーに木琴、鉄琴、ドラにシンバル、ピアノまで。
打楽器隊は一番後ろの列にいるのでよく目立つのだが
その中で一人じっと座ったままの人がいる。

隣の人なんて小太鼓叩いた次はドラ叩きに立ち上がったりと
忙しく動き回っているというのに
彼はひたすら座って指揮を見つめたまま。
一体彼は何のパートだ??
naheはもう彼から目が離せなくなった。

第一楽章、第二楽章、第三楽章・・・
動かない。

もしやただの観客?
「俺もさステージに立ってみたいんだけど、ちょっと入れてくんない?」的な
モンスターカスタマーか?

そして第四楽章。
どんどん盛り上がってきた部分で彼がついに動いた!!
密かに興奮し固唾を呑むnahe。

さあ、何を持つ!?



 ちーん。


トライアングルかよ!


彼はやり遂げたよ。
最後の最後に重要なトライアングルの音を奏でてたよ。

たったこれだけの為に何分じっとしてたのよ。
途中ちょっとしか出番のなかったピアノの人がやってもよかったんじゃないのぉ?
なんかとってもトホホな気分でコンサートは終わった。


michは管楽器隊の演奏に不満だったよう。
いきなりウィーンなんかで凄いのを聴いたもんだから
耳が肥えちゃったのか?

毎月定期演奏会が行われているんだけど
今後も行くかどうか・・・。
それよりベルリン行きたいね。


 

 


大いに足元を見られる

2011-03-10 14:22:43 | おさんぽ

カーニバルの続き。

凍えた忍者達は暖を求めて特設テントへ。
ここは飲みたい・踊りたい・騒ぎたい人々が集う場所。

特異な格好をした我々は案の定ドイツ人に絡まれ
去年はあまり体験できなかったドイツ人とのふれあいも実現できたのだが

特に絡まれたのが



この地下足袋。


「なにそのクツ~まじウケる~
隣の友人に「ちょコレ見てよ!おかしくね?」
こんな感じで一体何人の人に足を見られたことか。

あまりにも興味津々に見てくるので
中に履いているmichの足袋靴下、naheの5本指靴下も見せたら
さらに喜んでた。

そういえば日本を一緒に旅行したドイツ人Nも
温泉旅館で支給された足袋靴下を履いた自分の足に
非常にウケて写真撮ってたっけ。
そしてお土産にと靴下屋に連れてかれたっけ。

「それってどうなってんの?こっちは親指だけ入ってるの?」
と聞いてきた魔女の格好したオバちゃん。

ドイツ人には“足の指を開く”という行為が
あり得ないようだ。
あ、でも夏はビーサン履いてるよねぇ?


しかし「なんでそんな風に分かれてるの?」
この質問には参った。

なんでって・・・なんで??
疑問に思ったこともなかったわ。
足袋が先?それとも下駄が先??

あぁ、また日本文化の不勉強が露呈する・・・


そんな質問は笑ってごまかし
あとは踊って歌ってビール飲んで。




入ったときはこんなガラガラだったテント内も



あっという間にギッシリ。
1時間半も経つともっと人は増え身動き不自由。
もうラッシュの電車に乗った気分。
あまりにもぎゅうぎゅうなんでここらで退散。
外には入場制限で待つ沢山の人達が。
みんな、はじけたいのね。


こうして今年の祭りは終了。
もう忍者は・・・封印かな・・・。