『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭

ジュリアナから墓場まで・・・。森羅万象を語るブログです。
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[遅ればせながら、映画『ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌』を観た]

2008-08-24 20:42:42 | 物語の感想
☆なんとも、映評ブロガーの間で、この続編は評判が悪いようなので、見るつもりがなかったのだが、幾つかの事情が重なり、観に行った。

思ったよりかは面白かった。

ネコ娘役の田中麗奈のノリノリ演技がやや影を薄めたが、しょこたんや星野あきが、それぞれ、太ももやおっぱいの谷間を露わにしていてエロかった^^

特に、狸族の頭領の嫁さん役の星野嬢は、毛深くて、目の周りが縁取られているようなタヌキの扮装なのだが、「デビルマン」のシレーヌにも似た<毛深きエロス>が感じられた。

   ◇   ◇

しかし、当初から、編集のぎこちなさが目立った。

オープニングの「濡れ女」の悲劇の説明は中途半端・・・。

それに一拍をおくこともなく、現代の「かごめかごめ」事件。

その間が妙にスムーズに移行してしまっているので、時間が連続しているのかと、妙な違和感が残る。

更に、今回のヒロインである楓役の北乃きいの学生生活が描かれ、そのうまくいかないクラブ活動の様子が描かれる。

私は、エピローグで、楓のクラブ活動での現状が改善されるのかと思いきや、その伏線の回収が全く為されていないのにも驚くのだった。

ただ、楓は、やや、その生活で人間不信に陥っていたようで、鬼太郎との交流でそれが改められたので、そこが冒頭の伏線回収だったのかなあと無理矢理納得してみた。

   ◇   ◇

鬼太郎も鬼太郎で、今回は冒頭から、なんかつまらなそうだった。

前作では、もっと快活だったと思うのだが。

今回は、物語の途中で、一族最後の生き残りである鬼太郎に、その幽霊一族の滅亡の真相が知らされ、大きなショックを受けるのだが、そのショックが、物語の冒頭から遡及効を起こしている様な印象だった。

   ◇   ◇

下品なギャグが多かった。

でも、私は大好きだ^^;

ネズミ男の放屁は、前作に続いてなので、新鮮さはなかったが、

蛇骨婆や砂かけ婆の「しなびたオッパイ」ネタは、声を出して笑った。

サトリの「ウンコ吹きかけ」も、小学生が喜ぶように笑わせて頂きました。

   ◇   ◇

緒形拳の演じるぬらりひょんは、その語り口といい、実に説得力を感じて、さすがの演技だと感心した。

が、クライマックスのぬらりひょんと鬼太郎の問答の辺りで、私は寝てしまった^^;

だって、前作でも思ったのだが、映画『鬼太郎』って、エンターテイメント作品にしては長いんだよね~^^

   ◇   ◇

今回のヒロインは北乃きいで、前作は井上真央・・・。

どちらも、モコモコってしていて可愛い。

ウェンツ君は、毎シリーズ、モコモコ女子高生と、出会いと別れを繰り返す「寅さん」パターンに突入していくのでしょうか?

   ◇   ◇

今回のオープニングで、鬼太郎の出生を実写で描いたチャレンジ精神は買いたい^^

                         (2008/08/24)