☆私は、「『ウルトラマン』派か、『仮面ライダー』派か?」と聞かれたら、子供の頃から、大の『ウルトラマン』派であった。
ただ、『ウルトラマン80』以降は、熱心なファンではなかった。
大人になって、平成のウルトラマンを見ようともしたが、どうも、特撮が気に食わなかった。
怪獣の質感の綺麗さが気になって楽しめなかった。
古いウルトラ怪獣は、なんかホント「怪獣の皮膚・肉」って感じだったのだが・・・。
それこそ、今回も出ているゲスラなんて、水が滴っていたもん。
息も臭そうな口だったし・・・。
・・・今回の映画は、昭和のウルトラマンと、平成のウルトラマンががっぷりと組んで戦うということで、楽しみにして、五歳の甥を連れて観に行った。
◇ ◇
最初は、新旧のウルトラマンが戦う舞台設定は異なるので、それをパラレルワールドとして、こちらに納得させるだけの物語展開を用意している。
しかし、そんなことは、子供たちには興味がない。
甥は、「マダ変身シナイノカ?」とやきもきしつつ何度も問うてきた。
私としても、別に、そんな理屈付けは必要ないのになあ、と思った。
早く、怪獣バトルロイヤルが見たかった。
・・・ただ、そんな、ややもったりした展開ながらも、昭和と平成の両ウルトラマンの橋渡し役である、平成の初代<ティガ>であるダイゴ(長野博)が、次第に追い詰められていく様は、ちょいと良かった。
昭和のウルトラマンの活躍にはノスタルジーを感じさせられたが、彼らよりは、私はダイゴに歳が近いこともあり、ノスタルジーとの相乗効果で、ちょいと涙腺がゆるんだ。
◇ ◇
・・・しかし、今回の怪獣のチョイスはどうなんだろう・・・?^^;
う~ん、ゲスラも、バンドンも、ヒッポリト星人も悪かないが(他の平成怪獣2匹はよく分からない)、もうちょい、華のあるセレクトはなかったのだろうか?
特に『帰ってきたウルトラマン』では、いかにも怪獣然とした怪獣が多かったのに、そこからの登場がなかったのは寂しい。
まあ、バンドンの、途方もない火球攻撃の連続には快哉を叫んだが・・・。
ヒッポリト星人お得意の「ブロンズ固め」が健在なのも良かった^^;
だが、後から出てくるキマイラの造詣の趣味の悪さたるや、私には理解が出来なかった。
その辺のCG処理された動きが良かっただけに、あの<首だけ怪獣>は頂けなかった。
タイラントのコンセプトを忠実に再現して欲しかった。
◇ ◇
・・・特撮は不味かった。
やはり、怪獣の造詣なんだよな~。
生物的な生活感からくる汚れみたいなものが全く描けていない。
セットの横浜の町も、広告看板までも忠実に再現されているが、・・・真新しい。
ウルトラマンが、あのようなクリーンなデザインだからといって、怪獣や舞台もそれに合わせられたら、ただの着ぐるみプロレス(別名「ウルトラファイト」)でしかないではないか!
何で、平成『ガメラ』があれだけやれたのに、『ウルトラマン』はあのレベルなんだろう?
いや、平成の『ゴジラ』レベルでも充分なんだけどね。
同じ円谷プロなのに、撮り方が全然違うよね。
ただ、最終決戦の8人のウルトラマンの動きはとても美しかった。
かなりスピーディーなので、もうちょいタメをもたせてくれたら、その動きに、見ているこちらは酔いしれたのだろうが・・・。
空飛ぶ巨大タイラント的なるモノに、ウルトラ兄弟が飛び交って戦う図こそが、私の求めているものだ。
◇ ◇
この作品のコンセプトは、見る人それぞれのウルトラマンの思い出を想起させることにあるそうだ。
・・・、・・・私のウルトラマンは、『タロウ』なのだが・・・。
私は、「バードン・イズ・最強」主義者である。
(2008/09/14)
ただ、『ウルトラマン80』以降は、熱心なファンではなかった。
大人になって、平成のウルトラマンを見ようともしたが、どうも、特撮が気に食わなかった。
怪獣の質感の綺麗さが気になって楽しめなかった。
古いウルトラ怪獣は、なんかホント「怪獣の皮膚・肉」って感じだったのだが・・・。
それこそ、今回も出ているゲスラなんて、水が滴っていたもん。
息も臭そうな口だったし・・・。
・・・今回の映画は、昭和のウルトラマンと、平成のウルトラマンががっぷりと組んで戦うということで、楽しみにして、五歳の甥を連れて観に行った。
◇ ◇
最初は、新旧のウルトラマンが戦う舞台設定は異なるので、それをパラレルワールドとして、こちらに納得させるだけの物語展開を用意している。
しかし、そんなことは、子供たちには興味がない。
甥は、「マダ変身シナイノカ?」とやきもきしつつ何度も問うてきた。
私としても、別に、そんな理屈付けは必要ないのになあ、と思った。
早く、怪獣バトルロイヤルが見たかった。
・・・ただ、そんな、ややもったりした展開ながらも、昭和と平成の両ウルトラマンの橋渡し役である、平成の初代<ティガ>であるダイゴ(長野博)が、次第に追い詰められていく様は、ちょいと良かった。
昭和のウルトラマンの活躍にはノスタルジーを感じさせられたが、彼らよりは、私はダイゴに歳が近いこともあり、ノスタルジーとの相乗効果で、ちょいと涙腺がゆるんだ。
◇ ◇
・・・しかし、今回の怪獣のチョイスはどうなんだろう・・・?^^;
う~ん、ゲスラも、バンドンも、ヒッポリト星人も悪かないが(他の平成怪獣2匹はよく分からない)、もうちょい、華のあるセレクトはなかったのだろうか?
特に『帰ってきたウルトラマン』では、いかにも怪獣然とした怪獣が多かったのに、そこからの登場がなかったのは寂しい。
まあ、バンドンの、途方もない火球攻撃の連続には快哉を叫んだが・・・。
ヒッポリト星人お得意の「ブロンズ固め」が健在なのも良かった^^;
だが、後から出てくるキマイラの造詣の趣味の悪さたるや、私には理解が出来なかった。
その辺のCG処理された動きが良かっただけに、あの<首だけ怪獣>は頂けなかった。
タイラントのコンセプトを忠実に再現して欲しかった。
◇ ◇
・・・特撮は不味かった。
やはり、怪獣の造詣なんだよな~。
生物的な生活感からくる汚れみたいなものが全く描けていない。
セットの横浜の町も、広告看板までも忠実に再現されているが、・・・真新しい。
ウルトラマンが、あのようなクリーンなデザインだからといって、怪獣や舞台もそれに合わせられたら、ただの着ぐるみプロレス(別名「ウルトラファイト」)でしかないではないか!
何で、平成『ガメラ』があれだけやれたのに、『ウルトラマン』はあのレベルなんだろう?
いや、平成の『ゴジラ』レベルでも充分なんだけどね。
同じ円谷プロなのに、撮り方が全然違うよね。
ただ、最終決戦の8人のウルトラマンの動きはとても美しかった。
かなりスピーディーなので、もうちょいタメをもたせてくれたら、その動きに、見ているこちらは酔いしれたのだろうが・・・。
空飛ぶ巨大タイラント的なるモノに、ウルトラ兄弟が飛び交って戦う図こそが、私の求めているものだ。
◇ ◇
この作品のコンセプトは、見る人それぞれのウルトラマンの思い出を想起させることにあるそうだ。
・・・、・・・私のウルトラマンは、『タロウ』なのだが・・・。
私は、「バードン・イズ・最強」主義者である。
(2008/09/14)