『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭

ジュリアナから墓場まで・・・。森羅万象を語るブログです。
ここでは、気軽に読めるエントリーを記していきます^^

[再掲・映画『ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還・特別版』を観た(2007/03/04)]

2012-12-15 23:59:56 | 物語の感想
☆明日の衆議院選、自民党の、民主党を圧する、当選数「トリプル・スコア」を期待して、今、酒を飲んで酔っ払っています。

 また、昨夜 観た、「ロード・オブ・ザ・リング」の前日譚『ホビット』があまりにも面白かったので、『ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還』の感想を再掲しておきます^^

   ◇

   [映画「ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還・特別版」を観た(2007/03/04)]

▼正確には『ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還 スペシャル・エクステンデッド・リミテッド』、を観に行く。

 これは、通常版より、50分長い、四時間十分の大作だ。

 MOVIX昭島では、『ロード・オブ・ザ・リング』三部作の特別版やら、『SAW』の一作目から三作目までを順次公開など、昔の「名画座」っぽい独自色のある放映を、新年から開始している。

 しかも、"千円均一"

 貧乏人には嬉しい限りだ^^

 実は、私、このシリーズは二作目までしか観ていなかった。

 二作目『二つの塔』の出来が悪く、三作目を観に行かなかった訳ではない。

 二作目の出来があまりにも良く、えらく感動してしまい、集束の三作目の出来が予想できてしまい、見る気がなかったのだ。

 しかし、面白かった^^

 「大団円」は、最後の一時間で可能だ。

 その前の三時間、センス・オブ・ワンダーを充分に堪能させてもらった。

 凄まじいビジュアルの王都ミナス・ティリス!

 その前の大平原での決戦は、私が「これ以上のファンタジー戦争はない」と思っていた『二つの塔』を凌駕していた。

 畳みかけてくる冥界の王サウロンの軍団。

 ミナス・ティリスの住民も、観客の私も、何度も暗澹たる思いに駆られる。

 とにかく、スケールが大きい。

 両軍の飛び交う岩石は、隕石のように、軍勢をなぎ払い、家屋を潰す。

 矢は雨のように飛び交い、それで多くを削られても、お互いの軍勢は敵に突進していく。

 空から、飛竜が縦横無尽に飛び交いつつ、降下してきて、兵士をついばむ。

 飛竜は、そのまま上昇、宙空で、ついばんだ兵士を解放。

 奇跡起こるべくもなく、長時間の落下をし、死に行く兵士・・・。

 そして、普通の象の数倍の戦闘象!

「パオ~ン!」と一歩進めば、数十人の兵士が圧死する・・・。

 王都の城壁は高く、そこに、巨大な櫓が幾つも迫ってくる。

 ガンダルフが叫ぶ。「皆、最後まで死守せよ!!」

 王都の門は強固だ。

 敵は、巨大な「中に燃える炉のある<杭>」みたいなものを、これまた巨大なモンスターであるトロル数十匹に引かせて、突進してくる。

 門も城壁も打ち破られる。

 敵がワラワラと溢れてくる。

 ガンダルフが叫ぶ。「皆、退却だ~!!」

 最新の画像技術は、その激しい戦いの隅々までクリアーに見せてくれる。

▼援軍を拒絶する頑固な執政を無視し、ガンダルフは救援の狼煙をあげる。

 これが凄いんだわ。

 ホビットの身軽さで、ピピンが密かに狼煙に火を放つ。

 ボッ!と、王都の狼煙があがる。

 私は、「その狼煙を見て、隣国が助けに来てくれるのだな」と思った。

 ・・・違うのである。

 その最初の狼煙が上がると同時に、王都の後方の稜線にも狼煙が上がるのだ。

 そして、それを見て、とある峰の狼煙が上がる。

 続いて、その彼方に見える、雪を被った山頂に狼煙が上がる。

 雪の山脈の峰々に、次々に狼煙の火が燃え立っていく。

 続いて、雲海から山頂を覗かせた頂点に狼煙が上がる。

 雲海の上には、幾つもの高峰が山頂をのぞかせている。

 それらの頂点に次々と狼煙が上がっていく。

 そう、これって、古代の【光通信】だった。

 もう、これで、舞台である大陸「中つ国」の広大さが見事に伝わってくるし、とても、興奮させられる。

▼その狼煙を見て、ローハンの騎馬戦士たちが救援に動く。

 その中に、「ロード・オブ・ザ・リング」世界の最強の戦士がいた。

 語らせるな!

 アラゴルン?

 レゴラス?

 もしかして、ギムリ?

 違うのである。

 エオウィン姫である。

 だって、最強でしょう。

 どんな猛者も恐れる飛竜の前に一歩も引かず立ち塞がり、首をぶった切ってやっつけるし、

「ロード・オブ・ザ・リング」界の<AT-AT(『スターウォーズ』の四足のマシーン)>こと巨大象を、ルーク・スカイウォーカー並みのアクロバティックな騎乗で、倒す。
極めつけは、無敵の存在だった冥王サウロンの親衛隊(ナズクル)最強の幽鬼みたいな魔人に止めを刺す。

 にもかかわらず、イメージ的に健気で、アラゴルンに振られるわ、ファラミアとくっつくわ、「想定外」の大活躍! 乾杯!!

▼今、これから、レイトショーで『パフューム』を観に行くので、簡単に締めます。

 監督のピーター・ジャクソンだが、この三部作を創ったことだけでも、今後、四半世紀は忘れられないクリエイターになりましたな。

 「死の谷」の節度のない骸骨描写や、オーク達のしょうもない下劣さは、その初期のスマッシュヒット作『ブレインデッド』を思い出させてくれました^^

 では、レイトショー行ってきます。

 私、本当に、今月は、休みが今日しかないのです^^;

                                              (2007/03/04)

   ◇

 では、寝ます zzz

                                             (2012/12/15)
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