『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭

ジュリアナから墓場まで・・・。森羅万象を語るブログです。
ここでは、気軽に読めるエントリーを記していきます^^

[映画『横道世之介』を観た(試写会)]

2013-02-05 22:46:20 | 物語の感想

☆ワーナーマイカルでの試写会が当たったので観て来ます。

 この作品の時代背景、私の青春と見事に重なっています。

 また、私は、主演の高良健吾のような容姿、そして、おそらく、作品で示される世之介のような性格の親友を、数年前に失っている。

 多分、泣いてしまうでしょう。

 ・・・観終えて帰宅したら、感想をこの後に続けます。

   ◇

 いい映画でした。

 今から四半世紀前に、都内の大学に入学し上京してきた、屈託ない若者の青春の輝きを、あますところなく伝えてくれる作品でした。

 ちょうど舞台設定が、私の学生の時期と重なり、また、主人公・横道世乃介が入学するのが法政大学だったので、私の人生とドンピシャでした。

 あの時代の、他の学校と比べても、特に変わっていた法政の雰囲気もよく出ていました。

 法政には「学館」と言う、生徒の自治が許されていたいかがわしい九龍城みたいな建物があり、そこには各種サークルがひしめいていて、その雰囲気も部分的に出ていましたね。

 私は、もちろん、世乃介のような純粋なタイプではなかったけど、他者との交流に、不器用ながらも躊躇なかった。

 世乃介の青春は、私の青春でもあった。

 原作が有名らしいが、この作品の原作を物語として成立させるのは難しいだろう。

 スジだけを追っても意味がなく、細やかな時代のギミックと、膨大な青春のギミックに彩られていることこそが肝であるので、それを文章で表わすのは可能であったのかと疑問に思う。

 構成は、私のフェバリットな作品の一つ、フランス映画『冬の旅(アニエス・ヴァルダ監督/サンドリーヌ・ボネール主演)』と同じ構成である。

 現在において不在の人物を、現在に生きる者たちが、その記憶を探る中で浮かび上がらせていくというものだ。

 この1985年の作品『冬の旅』は、私の人生を変えた一作でもあり、

 『横道世乃介』の原作もこの構成ならば、おそらく、作者は、『冬の旅』を観ているのではないだろうか。

 また、クライマックスでは、現在に生きる世乃介の彼女(吉高由里子)が、かつての彼氏の不在を思い、タクシーに揺られながら、その窓から、かつての自分たちが町行く姿を垣間見ると言う、現在と過去が交差するシーンがあるのだが、

 ここも、私のフェバリットな作品『トト・ザ・ヒーロー(1991年/ジャコ・ヴァン・ドルマル監督)』のクライマックスのシーンを髣髴とさせる。

 今、作者について調べたら、私と同じ年齢で、母校も同じだった。

 多分、同じものを見聞きした人生である。

 ただ、世乃介と同じく長崎から上京してきた作者と異なり、

 私は、東京都下で育ってきていた。

 だが、私には、二人の若者の親友がいた。

 一人は長崎出身で、外見が高良健吾と似ていた。

 やや恥ずかしがり屋であったが、最終的には、私のバカさ加減に打ち解けた。

 はにかみながら、「田舎では、『わい』『おい』などと、自分と相手を呼ぶんですよ」とか教えてくれた。

 もう一人は、北海道の小樽出身の若者で、その他者の生活へ屈託なく介入していく様と、天然な性格が世乃介そっくりだった。

 こいつは、数年前に死んでしまった。

 私の最後の親友だった。

 『横道世乃介』を観ることは、私にとって、青春をまさぐる経験でもあった。

 法政大学そのままの教室が舞台ともなっていた(冒頭の入学説明会のシーン)。

 私の童貞喪失の相手との関係は、この教室で、私が時間を聞いたことにはじまった。

 テストを早目に終えた私が教室を出ると、その子が、エレベーター待ちの踊り場に走りながら追いかけてきたのだ^^

 バイトの舞台のホテルは、京王プラザであろう。

 私、ずーっと皿洗いのバイトをしていたのだ。

 この映画は、その、世乃介のなんとも言えない「挙動不審」な動きも含め、私の青春を表わしている。

 世乃介は、どうやら、死んだらしい。

 私は生きている。

 「青春」てのは死んでおらず、どうやら、思い出してもらえるのを待っているらしい。

 描かれる25年前の町並みさえも、とても愛おしく、胸が、世乃介に、ギュギュギュッと押される思いだ・・・。

 登場人物の些細な言葉のやり取り一つ一つがリアルだ。

 世乃介が、彼女と、なんで別れることになったのかを考えると悲しくなる。

 高良健吾は、見事に、愛すべき役柄を演じていた。

                                          (2013/02/05)

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

[河野洋平・・・、こいつ、確か、既に引退しているんだよなぁ。]

2013-02-05 16:47:31 | 保守の一考
☆またぞろ、鳩山のようにうろちょろしだしたなぁ。

   《河野洋平氏14日に訪韓 次期大統領と会談も (産経 2013/02/04)》

 <【ソウル=黒田勝弘】慰安婦問題で過去の「官房長官談話」が問題になっている河野洋平元衆院議長が14日、ソウルで開催される国際フォーラムに出席し特別講演をする。朴槿恵(パク・クネ)次期大統領とも会う予定だ。慰安婦問題で日本による強制性を認めた「河野談話」は、韓国をはじめ国際的に日本非難の最大根拠になってきた。韓国での発言に関心が集まっている。
 この国際フォーラムは「韓日未来の道を問う」と題し韓国のソウル新聞と日本の東京新聞・中日新聞が共催する。
 日本側からは寺島実郎・日本総合研究所理事長や渡辺博史・国際協力銀行副総裁らが、韓国側からは柳明桓(ユ・ミョンファン)元外相、朴●煕(パク・チョルヒ)ソウル大日本研究所長らが出席し公開で行われる。
 中国との間では先ごろ鳩山由紀夫元首相が訪中した際、尖閣諸島を「係争地」と発言し問題になっている。安倍晋三首相はかねて「河野談話」に疑問を表明し、これが韓国では官民挙げて非難の対象になっている。韓国世論は河野氏に安倍氏批判を期待している。
 平成5年の「河野談話」は戦時中の日本軍関連の慰安婦について「強制的な状況下」で「総じて本人たちの意思に反して行われた」とし「おわびと反省」を表明したものだ。
 日本政府はその後、官民共同で「アジア女性基金」を設置し一部の韓国人当事者(61人)には“償い金”を支給し、改めて「謝罪と反省」の首相書簡を伝達したが、韓国側は納得せず現在に至っている。
   【用語解説】河野談話
 平成5年8月、宮沢喜一内閣の河野洋平官房長官が発表した談話。慰安婦の募集について「官憲等が直接これに加担したこともあった」などという表現で、日本軍などによる強制連行があったとする内容になっている。閣議決定はされていない。
                       ●=吉を2つヨコに並べる   >


 何を語ることやら・・・。

 こいつは引退したけど、その息子の太郎やら、自民党には、まだまだ、保守党としては奇っ怪な人物が多数いる(奇っ怪なヤツだけの集まりが民主党)。

 今は、安倍総理の押せ押せムードだが、なんのキッカケで、状況が左寄りに悪化するかは分からない。

 この、河野洋平という人間の「河野談話(妄想)」が、どれだけ韓国人を狂喜させ、史実を歪めたかは分からない。

 こいつは、媚び媚びの親中派である。

 今回は、半島に出向いて糞尿のような言葉を垂れ流すようだが、これは、考えるに、先の、中国に出向いた鳩山由紀夫の「尖閣は日中の係争地」発言とリンクしていよう。

 中国・半島・ロシアは、領土問題や歴史認識問題においては日本包囲網を引いている。

 親中派の河野洋平・・・、「2ちゃんねる」風に言うと「紅乃傭兵」が、中南海(ちゅうなんかい)の指示で半島に出張るのことになったのは歴然。

 いちお、こいつは「ハト派」などと言われ、「ものは考えないのに戦争と名が付くものには条件反射で反対の人たち」には重宝されているようだが、

 「親中派」と言うのは、世界一の野蛮民族の中国にシンパシーを感じている時点で、最も「タカ派」ってことなんですよ。

 これは何度も書いていますが、最悪の事象に、こういう順列があります。

   (悪の順番) 1・虐殺 2・テロ 3・戦争

 アメリカは、戦争国家として世界中から文句をぶつけられていますが、戦争には、当事者国に同等に闘う権利は認められています。

 テロは中東諸国に顕著ですが、弱者の、ささやかな反攻の側面があります。

 虐殺は、中国の常態で、虐殺の憂き目にあっている中国の人民や周辺各国は、戦う権利も、もの言う権利も剥奪されて、残虐に、今もって殺され続けています。

 その犠牲者数は、数億人に迫る。

 こんな国にシンパシーを感じる日本の政治家や組織が「ハト派」のわけないじゃん!!

                                            (2013/02/05)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

[AKB:恋愛禁止のセックス許可ルール(巫女は処女だが?)]

2013-02-05 11:02:12 | 保守の一考
☆語れば取り込まれちゃうので、よっぽど、二度とAKBについては語らないようにしようと思っているんだけど、また書いちゃう・・・。

 実体のない人気なれど、多くの人がそれに覆われた時、それもまた経済効果(人気)なのだろう。

 究極のステルス・マーケットの帰結だ。

   ◇

 ・・・で、峯岸みなみの丸坊主謝罪だ。

 いや、あれは、さすがにインパクトあった。

 動画まで見ようとは思う趣味は持ち合わせていないが、スポーツ新聞などで見て、目が釘付けになった。

 不謹慎だし、詳しく書かないが、「強制収容所」を連想してしまったし、

 その表情の生々しさが、なんとも、やはり、私がカンボジアのトゥオルスレン虐殺博物館で見た犠牲者の写真の数々と重なってしまった。

 見せちゃダメなものを、最大限の効果を生むとして公に発表した時点で、それは、謝罪ではなく見世物と化してしまうことに気づかないのか?

 なんか、この謝罪について、多くの人が色々 語っているけど、みんな踊らされているということだ、私も含めて・・・。

 まあ、峯岸みなみとしては、それで許して貰おうと思っているのだろうけど。

 それから、AKBの「恋愛禁止ルール」なんだけど、

 これって、そもそも、本来は、「アイドルとしてのスキャンダルを避ける」意味だったと思うんだよね。

 それを、ファンに媚びて、「私たちは、あなたたちのものだから恋愛はしないのです」としたもんだから、綻びがどんどん広がっている。

 そもそもが「恋愛禁止ルール」は「自分たちのルール」でしかない。

 自分たちの勝手に決めたルールを、自分たちが勝手に破って、公(おおやけ)で勝手に謝罪して、ファンは、それになんだかんだと準じるしかしょうがなくなる・・・。


 もっとも、アイドルとしては、やはり、恋愛は避けたほうがいいだろう。

 だが、それは前提条件としてはあれど、強制事項ではあり得ない。

 そこに、AKBを辞めなくちゃならないみたいな強制を付加したから、今回のような、なんかきっついパフォーマンスを生む。

 そもそもが、「アイドルとしてのスキャンダルを避ける」意味で生まれたルールであるからして、「スキャンダル」にならなければいいのである。

 実際、AKBで、男と外泊などをして週刊誌にスッパ抜かれて後も、辞めずに済んでいるメンバーも多数いる。

 そのメンバーは、かなりのスタッフを擁するまでの人気(?)を経ていて、マスコミは、そのスキャンダルを大きくすることが、マスコミ全体での経済効果を減じることになると判断し、「何事もなかった」かのように終息していくのだ。

 本来は、その「恋愛禁止ルール」は厳守されなければ、あんなにも喧伝しても回る意味はないんだけどね。

 別に、周囲が決めたルールでなく、自分らサイドが決めたルールなんだから。


 うちはテレビがないし、AKBも好きではないので、本来は誰が誰だか分からないのだが、それでも、メンバーの名前はそこかしこで聞き、心の中のカウンターにそれぞれの名前が加算されていき、誰が人気なのかちょっとは分かる。

 峯岸みなみは、準人気で、今回のスキャンダルに対してのスタッフ耐性は微妙な点があろう。

 だから、あそこまでしなくちゃならなかったんだな。

 しかし、だったら、なんで、外泊デートをしちゃったんだろうね。

 自分の抑制を効かせることができず、自分の属する組織体のルールも守れず、「バレなきゃOK!」で、バレたら、丸坊主にして謝罪たぁ、こりゃのんきなものである。

 てゆーか、もしかして、AKBと言うのは、恋愛は禁止だけど、肉欲は許されるのかもしれない・・・、と、ふと思った。


 可哀想なのはファンだよな。

 なんか、総選挙とかで能動的に活動し、あたかも自分が「推しメン」とともに活動しているような心地になりつつ、でも、お目当ての娘は、自分らの知らないところで楽しんでいる、と言う・・・。

 そして、そこから、AKBファンてのは屈折していくのだけど、

 AKBファンは、スキャンダルが発覚した後、それを信じないと言う姿勢になるのではなく、

 それを受け入れて、なお、ファンとして居続けるんだよなぁ。

 なんか、これ、いい話のようでいて、不気味な話である。

 不気味な目つきなんだろうな。

 イメージとして、鳩山由紀夫みたいの・・・。

 昔は、そんな、洗脳を受けたような盲信的なアイドルファンはいなかった。

 いや、盲信も出来た・・・、それは、アイドルのほうが自分を厳しく律していたからだ。


 アイドルのファンなんてのは、自分の恋愛観の一端を相手に投影するものだと思っている。

 そのアイドルが、自分の願い描く「恋愛対象像」を逸脱した時、

 何らかの、「キミと僕」社会においてのリスクは背負わせてしかるべきだと思うのだが・・・。

 ・・・もう、私の常識は通用しないのかね・・・。

 私は、ベーシックとしてのアイドルに必須なものは「処女性」だと思うよ。

 もちろん、世の中には例外が多数あるが、例外を前提としたアイドルはアイドルじゃなかろう・・・。

 いちお言っておくと、AVアイドルは「AVアイドル」で、アイドルとは別ジャンルだよ。

   (関連投稿)・・・[ねっ? 似てるでしょ・・・。AKBとJKリフレ]

                                           (2013/02/05)
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする