『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭

ジュリアナから墓場まで・・・。森羅万象を語るブログです。
ここでは、気軽に読めるエントリーを記していきます^^

[三遊亭鬼丸師匠「内幸町 タロ人会:第49夜」(前篇)]

2013-02-10 23:47:35 | 物語の感想
☆鬼丸師匠のネタ卸し独演会(「名人」はまだ名乗れないっちゅうことで「タロ人」会! ^^)に通うのも、今回で三回目になりました。

 特に、前回・前々回とお客さんが入っていない訳でもなかったのですが、今回は、やたらと力いれて「GOGOMONZ」で告知していた。

 「なんでだろ?」と思った。

 さて、受付で、おそらく鬼丸師匠の奥さんにお金を払う。

「今度から予約してくださいな」と言われた。

 私は、奥さんの顔を見るのは三度目なのだが、毎回、「可愛い人じゃん」と思う。

 でも、小柄だけど、整った顔の人なので、あまり記憶に残らず、次に見ると、また「可愛い人じゃん」と思い、また、忘れ、今回もまた、「可愛い人じゃん」と思うのだった。

 多分、次回までに、また忘れ、また、新鮮な思いで、「可愛い人じゃん」と思うのだろう^^

 今回も鬼丸子供は来てないようだったが、会場の近くでプリンを買っておいた。

 子供がいなくても、奥さんに渡しておこうかと思ったのだが、受付の机の上に、私が買ったと同じ店(洋菓子のHIROTA)の箱が置かれていたので、「やばい、かぶった!」と思い、とりあえず、渡すのを躊躇した。

 会場に入ると、なかなかの入りで、私は後方に腰を下ろした。

 会場の中央には、今回は後姿しか見えなかったが、横田かおり嬢らしき女性がいた。

 髪がかなり伸びたなぁ^^

 で、かおりんの横に、おそらく棚橋麻衣嬢が合流した。

 この人は、手塚治虫の描く女性みたいで丸顔で可愛い。

 和登サンみたいだ!

 私の、ボーイッシュな短髪元気美少女好きは、小学1年生の時に初めて買ったマンガ『三つ目がとおる』のヒロイン・和登サンに由来する^^

      

 かおりんも麻衣ちんも、やはり喉を大切にしなくちゃならない職業なので、大きなマスクをしていた(もう一人 女性がいたのだが、ちょいとどなたかは分からなかった)。

 あと、「GOGOMONZ」の構成作家のザキシマさんもいた^^

 仲入りの時にトイレに行ったら、ザキシマ氏は、私の2,3人あとに並んでいて、

 この独演会や「GOGOMONZ」公開生放送の時に、いつも最前列にいる、青い半袖の作業用のポロシャツを着ている坊主頭の男の人に話しかけられていた。

 会話が聞こえた。

「いつも、(番組を)楽しんで聴かせてもらっています^^」

「おお、そうですか、ありがとうございます^^」

「自分は、ラジオネーム○○○です(よく聞こえなかった)^^」

「おお、そうですか^^」

 ・・・私が、あまり鬼丸師匠に接触したがらないのは、ラジオを聴いているコチラにとっては、鬼丸師匠やかおりん、ザキシマさんらは、唯一の特別な存在であるが、あちらにとっては、多くのファンの一人であるからして、私が話しかけたとしてもリアクションに困ってしまうだろうなぁ、がある^^

 開演時間が近くなるにつれ、会場は満席に近くなってきた。

 いつものタロ人会より、いかにも私に似た、ちょいとムサい感じの一人客も多かった。

 おそらく、私と同じ「GOGOMONZ」リスナーであろう^^

 それから、今回は、「ぞろぞろ」と言う、小学校の教科書にも載っている落語をやると予告していたこともあり、子供のお客さんも、親御さんに連れられて結構きていた。

 私の前にも、いかにも「GOGOMONZ」リスナー夫婦がいて、その間に、小学校一年生くらいの女の子がちょこんと座っていた。

 旦那さんは、頭を固めた、耳にピアスをいっぱい付けたヤンキー風で、かおりんや麻衣ちんの姿を見ると、奥さんに笑顔で「おいおい、来てるよ^^」と嬉しそうだった。

 そんな中、お囃子の音がにわかに響き、鬼丸師匠が舞台の袖から笑顔で現われた。

 ソフトモヒカンは完全に復活していた。

「ああ」と、私は思った。「この人、中村獅童に似ているなぁ^^」

                                      (続く 2013/02/10)
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[映画『脳男』を観た]

2013-02-10 08:45:53 | 物語の感想

☆全く予備知識なく、時間が合うのでふいに見た。

 タイトルが、狙っているようでいて「ダサい」と思った。

 私だったら、「データーベース」「異常蓄積記憶のみ」とか名付けるのになぁ、と思った。

 ただ、この脳男が、最終的には「脳男」ではなかったことが分かるので、それらのタイトル全てがミスディレクションか。

 ヒロイン・真梨子(という年齢でもないのだが^^;)が松雪泰子で、私は、その美しさに見惚れる。

 いい加齢をしている、と言うか、本当に美しい人は歳を経たままに美しい。

 物語は突然に猟奇犯罪の様を描いていく。

 私は、このブログでも何度も言及していると思うが、どうにも、身体を切断するようなサイコな事件が嫌いである。

 初っ端から、そんな展開で、私はげんなりしつつ、だが、その猟奇犯罪とともに連続爆破テロが起き、そのバス爆発シーンがあまりにも派手だったので驚いた。

 おお、なかなか気合の入った映画だなと思った。

 ちなみに、この、真梨子が乗り遅れた後に爆発したバスに乗っていた子供の一人が、黒焦げになって歩いて出てくるのだが、片手で、もう一方の腕を掴んでいて、なんか、つげ義春の「ネジ式」を思い出した。

 この構図は、後に、精神医療の医師である真梨子が更正させた男が、脳男の凝視に耐えられなくなってしたポーズと同じでもある。

 別に、そこに意味を見出すつもりもないが、ふと思った。

     

 物語上、キャラ立ちしているが、どうしても、脳男や、爆発事件犯人に比べて、すっごく影の薄い刑事を江口洋介が演じていて、格好いい人なのに勿体ないなと思った。

 その刑事の捜査で、爆発事件の犯人のアジトを突き止め、容疑者として捕らえられたのが、鈴木一郎(脳男=生田斗真)であった。

 凶悪な犯罪者で、その暴力衝動を、拘置所の中でも示し、廊下ですれ違った他の収容者に踊りかかり、目をくりぬく。

 そんな鈴木の精神鑑定を受けた真梨子は、鈴木の精神構造に真摯な興味を向けるのだった。

   

 取調べ・診察に対して、事件に関係しないことには素直に答える鈴木・・・、表情は無表情で、どうやら無痛症でもあるらしい。

 真梨子は、その鈴木に何らかの法則性みたいのを感じ、独自に調べ、そして、その過去を見つけるのだった。

 なかなか面白いのだが、ちょっと展開に粗や設定倒れも見える。

 例えば、脳男の誕生の経緯が大雑把だし、「脳男」となる以前の、この少年はどうやって生き永らえてきたのかの描写もない。

 うまい具合に、大自然の中でのロケの勢いで納得させる演出には感心した。

 また、原作では個性を発揮したであろう刑事や、その新米の相棒、真梨子の同僚(ナンちゃん似)や爆発処理のプロなどがおざなりだった。

 対して、出番は少ないが、真梨子の母親や、構成した少年、その母親、「脳男」の名付け親などは非常に印象が強烈で、どうにも、作品全体でのアンバランスを感じた。

 爆破量の多さもやり過ぎだろう、の印象だ^^;

 爆破テロの犯人は、脳男の静に対し、動の属性にあり、その少女(二階堂ふみ)の若さを考えるとあまりにもの膨大な「仕事量」に疑問も起こるのだが、まあ、ありかな。

 二階堂ふみが、その相棒に「臭い息 向けるんじゃねえ!」とか言ったら、その相棒が「許して、胃も治すから!」とか言うのが、そこまで脚本を練りこむなよ、と萎えた・・・。

   

 生田斗真は、美形だが、そもそもが「危ない顔」もしているので、<脳男>役は適役だった。

 前半は、ずーっと、救いようのない絶望感を感じた。

 だが、途中から、ティム・バートンが自作の主人公に寄せる「想い(異形の者の悲哀)」みたいのを、私も<脳男>に向けられるようになり、

 だからこそ、ラストシーンでの<脳男>の「表情」には、かなり胸のつかえが取れる思いだった^^

                                          (2013/02/10)

コメント (2)
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