☆・・・これはいい作品でした。
・・・傷害事件を起こし服役した主人公は、どら焼き屋の雇われ店長となっていた。
そんなおり、一人の老女がやってくる。
バイトを希望してきたが、あまりにも年老いていたので店長は躊躇する。...
しかし、勧められて食べた、老女の手造りアンコはメチャうまだった。
いつしか、老女の作る粒あんは人気となり、店は大盛況となる。
老女は店にも出て、女学生たちと和気あいあいと過ごしもする。
しかし、実は老女がハンセン病患者であったことが、近所の噂となるのだった。・・・
原作がどうであったか分からないが、監督の河瀬直美は、やはり非凡だった。
ドキュメントタッチで名優の演技を活写し、自然を美しく撮り上げ、そして、老女の過酷な人生を、ちょっとしたファンタジーを醸しつつ描いた。
主要キャストの永瀬正敏や内田伽羅も良かったが、何よりも老女役の樹木希林の演技は秀逸だった。
愛らしい女性だなぁと泣かされた。
この作品、ヒットしているそうだ。
地味な題材だが、作り手の才能一つに、多くのお客さんは引き寄せられるのだな。
お客さんの3人女学生の中に可愛い子がいる。
この子、何て名前のタレントか、どなたか教えてくれまいか?
写真の右下の真ん中の娘、とても可愛い^^
(2015/06/05)