『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭

ジュリアナから墓場まで・・・。森羅万象を語るブログです。
ここでは、気軽に読めるエントリーを記していきます^^

[三遊亭鬼丸独演会at花音in入曽(前編 「vs柳家右太楼」)]

2012-12-04 05:57:24 | 物語の感想
☆いつも、鬼丸師匠の寄席報告が長くなってしまっているので、今回は、短く書きます。

 鬼丸師匠がパーソナリティーの「GOGOMONZ」だが、鬼丸師匠が、今日から一週間の<遅過ぎる夏休み>に突入したので、代役を立川談慶さんが務めた。

 なお、私は、鬼丸師匠にだけは、親しみを込めて「師匠」を付けることにしているのであしからず。

 なんか、すっごい違和感があった。

 番組内容から、鬼丸師匠特有の<ちょい毒粘液>が抜かれてしまった感じだ^^;

 カオリンが立川談慶さんと仲良くやっている姿に、「うらぁ! この尻軽娘がああぁ」と思った。

 余談だが、カオリンは最近、自分のヒップラインネタを語ることが多い^^;

 ただ、もし、カオリンと鬼丸師匠がケンカしたら、私はカオリンにつく。

 何故なら、私は男だからだ。

 それについては、鬼丸師匠も「しょうがないな、だって人間(男)だもの」と納得するだろう。

 ・・・なお、休暇中の鬼丸師匠だが、自分不在の「GOGOMONZ」はちゃんと聴いているに違いない。

 子供たちに、「お父さん、遊ぼうよぉ。お休みなんでしょ?」と言われても、「遊ぶのは、ラジオが終わってからだ!」と、それを振り切って聴いているような気がする^^;

 子供たち 「それじゃあ、いつもと同じじゃん!^^;」

   ◇

 さて、今回の鬼丸独演会開催地の入曽は、名前こそ聞いたことがなかったが、いざ、車のナビに「入曽駅」と打ち込むと、私の住所のあきる野市からは、かなりの近い場所であることが分かった。

 そして、会場の「花音」は居酒屋さんでした。

 ここのご主人が、定期的に、噺家さんを招いて落語会を催すのだそうだ。

 私、「売り切れ」だったのに、このご主人の優しさに甘えて、かなり強引に三枚のチケットを予約していた^^;

 店に入ると、手前のテーブル席・カウンター席部分が、椅子の席になっていて、奥のお座敷に、お座敷席として座布団が置かれていて、さらにその奥に高座が設えられている。

 椅子の席は満員で、私たち三人はお座敷席に行くことになりそうだったのだが、私の母親が「あたしゃ、お座敷は辛い」とごねだし、何か知らないが、一番見やすい椅子席を、係りの人に用意してもらっていた。

 最初に断わっておくが、このクソババァ、途中 寝やがった。

 正直、高座から視線をやると、一番 噺家からは目につく席である。

 さぞかし、鬼丸師匠たちのリズムを崩したことだろう。

 でも、70歳の我が母親だが、この落語会を最大限楽しんでいるのは確かなのである。

 しかし、歳だから、ちょっとウツラウツラと寝ちゃったときもあったのだ、勘弁してちょ。

 私とA子嬢は、奥に向かって左側の一番前に腰を下ろした。

 ウハ! 鬼丸師匠を見上げるかたちだ^^

 緊張する。

 そして、私の真ん中寄りの隣りには、若いカップルか、あるいは夫婦だろうか、の女性の方が座った。

 その彼氏あるいは旦那さんは、中央の花道を挟んだ反対側に座った。

 つまり、離れ離れだ。

 この二人だが、A子嬢が聞いた話によると、中入りの時に、鬼丸師匠を評して「すっごい二重(ふたえ)!」と言っていたそうで、それがA子嬢にはとても面白かったらしい^^

 で、このカップルの女性のほうだが、とにかく笑う笑う^^

 「ハハハハハハ」と、凄く快活に笑い、なんかとても可愛かった。

 私もA子嬢も負けずに笑った。

 会を終え、私は、その女性の顔を見たかったので、さりげなく、その顔を覗き見た。

 すると、相手も私の顔をちょうど覗き見ていた。

 なんかお互いに、お互いの心を覗き見たようで恥ずかしくなった^^;

 鬼丸師匠は、噺の最初に「ラジオを聞いている方は手を挙げて^^」と聞いてきたのだが、その女性も手を挙げていたので、ゴゴモンズ・リスナーらしい。

 う~ん、じゃあ、今後、私の中では、この女性を「グリコ係長」と思うことにしよう^^

 彼氏のほうは「クマサカサカス」^^(どちらも、番組でよく読まれている男女^^)

 さて、落語会が始まる。

 先ずは、店の主人の挨拶。

 この方、腕時計が縦横にデザインされているトレーナーが印象的だった。

 続いて、お店と噺家の橋渡し役の落語家さん、名前は忘れた「いっき」さんとか言ってた。

 本日は、鬼丸師匠と弟弟子の歌扇さんの高座が予定されていたが、歌扇さんの調子が悪くて、柳家右太楼さんが出てくるとのこと。

 まだ二ツ目だけど、数年後には真打昇進が確実視されており、その実力は折り紙付きとのこと。

 二人は、交互に二席づつ聞かせてくれるとのこと。

 つまり、がっぷり四つの「対バン」ならぬ、「対ラク」形式だ。

 で、出囃子とともに、現われるのだが、柳家右太楼さん、確かに巧みであった。

 演目は『締め込み』で、序盤は、クライマックスへの話の積み上げである。

 よどみない。

 私は、どうやって話が流れていくのか聞き惚れる。

 A子嬢は、なまじっか、最初に聞いた寄席に三遊亭圓歌師匠がいたので、あのハイレベルがデフォルトになってしまっていた。

 私が聴くと、右太楼さんは、非常に興味を惹くうまさなのだが、A子嬢にとってはどうか?

 …と、その心配は杞憂で、次第にケラケラ笑っていた。

 ・・・泥棒が空き巣に入った家で、さて、品物をまとめ逃げようとしたら、家主の男女二人がそれぞれ帰宅、泥棒は慌てて床下に隠れる。しかし、その男女は、大きな夫婦喧嘩をはじめるのだった・・・。

 右太楼さん、前半を見事に構築し、近くだから分かるが、その演技も見事。

 情が弾けるシーンでは、目に涙も浮かぶ。

 そして、笑いも、クライマックスでは矢継ぎ早だ。

 おお、この人、うまいぞ!

 ・・・だが、私は、鬼丸師匠には負けて欲しくない。

 続いて、高座に上がった鬼丸師匠、何の噺で対抗するのか?

 おお、きた! キラー・コンテンツの「東北本線・酔っ払いおじさんvsすし詰めの乗客」の大きな<まくら>と『親子酒』のコンボだ。

 この噺は、名作だ^^

 ・・・戦いははじまったばかり・・・。

   ◇

 すいません、また、書き終わらなかった^^;

 帰宅したら、続きを書きまする。

                                           (2012/12/04)

[子供たちをトンネルから守れ!(反トンネル・脱トンネル・卒トンネル!!!)]

2012-12-03 22:29:58 | 保守の一考
☆反原発運動を声高に騒いでいるバカどもは、続いて、是非、「反トンネル運動」に立ちあがって欲しい!

   ≪トンネル内崩落 「巻き込まれていたかも…」「もうトンネルは怖い」炎と煙に追われて避難 (2012/12/03)≫

 もう、こんな「トンネル」などと言う恐ろしいものは、人類は卒業すべきだと思う。

   「反トンネル」「脱トンネル」「卒トンネル」!!!

 <NEXCO中日本>は解体しなくちゃね!

 10年を目途に、日本は、トンネルからフェードアウトしようじゃないか!

 そもそも、年間に一万人以上の死者を出す「車」自体が問題だ!

   「反・車社会」「脱・車社会」「卒・車社会」!!!

 えっ? 死傷者が出た事故で、不謹慎なことを言うな! だって?

 なに言ってやがる!!

 事故は誰でも、私でさえも、いつ遭うかは分からない。

 確かに、深刻に考え、問題にすべきはすべきことだ。

 しかし、一人として死者の出ていない福島第一原発事故に、なんら科学的な根拠なく、妄想&ヒステリックに騒ぎ立て続けて、他の日本国民の生活を脅かし続けているのは、どこのどいつらだよ!

 他にも色々あるよ^^

   「反レバ刺し」「脱レバ刺し」「卒レバ刺し」!!!

   「反柔道コーチ」「脱衣柔道コーチ」「卒柔道コーチ」!!!(内芝事件より)

   「反ISSA」「脱ISSA」「卒ISSA」!!!(AKBメンバーお泊りデート問題)

   「反尼崎」「脱尼崎」「卒尼崎」!!!(角田美代子事件)

   「反沖縄米軍」「脱沖縄米軍」「卒沖縄米軍」!!!

 ・・・今、反原発を騒いでいる奴らの多くをリードしているのは、

 東京オリンピックの時代に、地球上全てに放射能汚染を撒き散らしたシルクロード楼蘭周辺の核爆発災害にはダンマリを決め込み続けてきたような似非科学者どもだからな!

 そこでは、広島の1375発分の22メガトンの核が爆発させられている。

 この地表核爆発で地球上に飛び交った放射能の総量は、チェルノブイリの8百万倍・・・。

 また、そのチェルノブイリの核爆発とも比較にならない低線量の福島原発事故を殊更に騒ぎ立てているバカどもの行動の衝動は、自虐的な内弁慶な問題意識と、ひたすらの放射能への恐怖のヒステリックである・・・(参考:高田純氏の論考)。

 心配するな!

 この先も、先ず、福島第一原発事故の放射能による直接的な死者は出ることはないだろうよ。

 今回の笹子トンネル崩落事故のほうがよっぽど深刻な問題だ・・・。

                                           (2012/12/03)

[「ヱヴァンゲリヲン:Q」覚え書き(2:三観目)]

2012-12-02 23:59:50 | 物語の感想
☆「ヱヴァ新劇:Q」のサウンドトラックが、アマゾンから届いた。

Shiro SAGISU Music from“EVANGELION 3.0
サントラ
キングレコード


 「ヱヴァ:破」でのサントラの発売時には、そのあまりの面白さに一週間に5回も観てしまった後だったのだが、今回は初日に二回観ただけなので、音楽にそれほどの思い入れは起こらなかった。

 ・・・のだが、購入予約はしていた^^;

 「ヱヴァ:破」のサントラ初回プレス版には、ボーナスディスクが付いていて、

 それは、採用されなかったもう一つの物語に沿ったサントラであり、

 五度も「ヱヴァ:破」を見た私には、もう一つの「ヱヴァ:破」の物語の可能性が、実に鮮明に見て取れたものだ。

 それは、一つのパラレルワールドを示していることに他ならない。

 私は、自分自身、「ヱヴァ:Q」のサントラにも思い入れを持ちたく思い、三観目にチャレンジした。

 シネコンの大きなスクリーンで、客入りは、1/10位だった。

 公開されてから二週間経つし、それにしてはなかなかの入りだ。

 三観目の印象を記しておく。

 先ず、シンジ君だが、かなり精神的に追い込まれる。

 これは、庵野監督の方向性なのだと思う。

 「破」までの盛り上がりは、いったんリセットされる。

 それでも、旧シリーズに比べると、その、物語としての完成度は高い。

 追い詰め方の整合性がしっかりとした骨格をもっているのだ。

 だが、破綻した旧シリーズほどの爆発力はない。

 これは、全ての作家に言えることだが、例えば、黒澤監督の前期(用心棒・七人侍・羅生門など)の「勢い」は、後期には見られず、しかし、大きな「安定感」(乱・影武者など)があるのと同じだ・・・。

 私の中では今、「旧エヴァ劇場版」の「まごころを、君に」の荒削りな、庵野監督の情緒むき出しの展開が、俄然 評価を高めている。

 あの救いようの無さは、いっそ清々しいものがあった。

 だが、今回の作品において、その屈折は、段階を追った絶望感でしかなかった。

 例えると、「生理的に嫌われる」のと「過ちを犯し嫌われる」・・・、その違いと言えば分かりやすいだろう。

 それは庵野監督自身が分かっていて、だからこそ、カヲル君に「贖罪」「可能性」という言葉を使わせている。

 「過ちを犯し嫌われ」た者は、その後の行いで、汚名を返上できるのだな。

 また、私は、今回のシンジ君に非常に強さを感じた。

 それは、私たちが『ヱヴァ:破』のシンジ君の成長を見ていたからなのかも知れないが、物語上、シンジ君が、それを経験しているとしていないのとでは、今回の作中行動では、かなりの違いが出てしまっていたのではないかと思うのだ。

 かなり苦悩しているが、それでいて、そんな自分を肯定する言葉を語れるまでに、シンジ君は成長しているのだった・・・。

 アスカも、すっかり大人になっていて、意外にもマリといいパートナーとなっているし。

 ・・・すいません、眠いので、今夜は寝ます。

 今もウツラウツラしているので、ちゃんとした文章を書けているか、心配ですわ^^;

 (次回のためのメモ書き)・・・今作での連弾…、『ベティブルー』を思い出す。

   ・・・14年後のエヴァ世界を描いた作品だが、多くのファンが14年後のキャラの変化にとまどう。
     さて、個々のキャラの立場になって考えると、果たして、そのいずれの変化も、なかなか間違っていないのではなかろうか・・・。

                                            (2012/12/12)

[映画『007 スカイフォール』を観た]

2012-12-01 23:59:57 | 物語の感想

☆これ、かなりの傑作でした。

 が、これは、「007」シリーズではないな。

 思えば、ダニエル・クレイグが主演した近作3作品は、出来はすこぶる良いが、私にとっては番外編的な意味合いが濃い。

 私にとって…、と言うか、私の年代にとってのジェームス・ボンドは、映画館ではロジャー・ムーア、テレビ放送ではショーン・コネリーと言うのが、血肉となってしまっていると思う(コネリーの『ネバーセイ・ネバーアゲイン』は映画館で見たけど)。

 ジョージ・レーゼンビーの影はもともと薄いが、ティモシー・ダルトン辺りで夢中になる時期は過ぎてしまった(ああ、ピアース・ブロスナンが話の流れに入れられない^^; あっ、ピーター・セラーズもあった!)。

 私にとっての「バットマン」が、ティム・バートン版であることで、クリストファー・ノーラン版が認めがたいのと少し似ている。

 しかし、バットマンというマンガチックな存在がリアルに描かれても、なんか釈然としなかったものがあるのに対し、

 ダニエル・クレイグの007・・・、その現代的な登場人物の描き込みには、思わず夢中にさせられる。

 また、今回は、サム・メンデスと言うアカデミー賞監督が指揮を取り、そのタイトルバックからして、フィンチャー張りのスタイリッシュさを醸し、

 また、タイトルの「スカイフォール」に、テーマ的にも物理的にも、印象付けとしても、何重にも意味を付加させていて、なんか格調高い作品になっていた。

 元々、何ヶ国かを舞台にするのが「007」シリーズであるが、冒頭、アバンタイトルのトルコ編からして、その国の隅々まで楽しませてくれる縦横無尽なアクションが炸裂する。

 上海・マカオ・軍艦島(だよね?^^)、それぞれでパワフルなアクションがあり、

 それぞれで、暗殺者の手口や、コモドドラゴンに食われる用心棒、奇矯な黒幕の姿など、いかにも「007」らしくケレンをもって見せてくれる。

 いちお、カジノのバーでは、ドライマティーニを忘れていない。

 今回の敵役シルヴァは、ハビエル・バルデムと言う、私の知らない役者が演じていたのだが、底知れない計算高さと、屈折した狂気を宿していて、素晴らしい敵役だった。

 ただ、シルヴァによって、軍艦島で命を落とすことになったボンドガールは可哀そうだったなあ。

  …このシーンはなかった^^;

 シルヴァは、ジェームス・ボンドが属するMI6に追い込みを掛けていくのだが、なんか、レクター博士のように囚われて、かつての上司Mと対面するシーンなど、それまでの「007」にはない変格展開だった。

  
   …今回の真のボンドガール「M」です。キスシーンもあったし(第23回高松宮殿下記念世界文化賞の受賞者)。

 いや、そもそも、MI6本部はおろか、そこへのサイバーテロや爆弾テロが問題視されて、議会からの査問を受けている場所にまで襲撃してくる敵なんていなかった。

 ましてや、ジェームス・ボンドがMを引きつれ、アイルランドの自分の実家まで逃走していく展開など、変格の極みだ。

 ここでは、ボンドの過去が垣間見られ、なんとなく、クリストファー・ノーラン的な、メンデス監督の、作品の主人公へのこだわりが感じられた。

 いやはや、今回のボンドは、もはやロートル扱いで、体力・技術力的にも、かなり追い詰められているんですよ。

 だが、その逃亡先にも、シルヴァの一党の追跡があり、山間の荒野の一大邸宅を舞台にした決闘の図など、もうほんと、全く「007」らしくないのだが、西部劇として非常に燃える!!

 また、今回から、こりゃ、女性に異常な人気を得そうな、MI6の開発担当局の新「Q」が登場する。

   

 それから、最後に、「007」シリーズに欠かせない役柄の、とある役目の人物が、ダニエル・クレイグの主演作品シリーズに初登場する(ジョーズじゃないよ^^)。

 これもまた、ノーラン版「バットマン」の三部作の最後にロビンが登場するのと似ている。

  …このエージェントの本名に、古いファンは感涙!

 アストン・マーチンも活躍するし、シリーズへのオマージュもけして忘れていない好作品であった。

 また観たい^^

                                           (2012/12/01)