雨の夜と下弦の月

毎日を静かに、穏やかに生きていきたいと思う日々。
そのわりにはジタバタと暮らすワタクシの毎日を綴っております。

ビニール傘に宗旨替え。

2010-06-10 20:38:16 | …and so on
東京は、夕方からにわか雨が降ったり止んだりしています。今日は傘は要らないという天気予報だったはずだよなぁと思いつつ、雨に濡れながら帰ってきました。この時期はたとえ天気予報が晴れであっても、折り畳み傘はバッグに常備しておかないといけないなぁと思いました。最近の折り畳み傘はとてもコンパクトだし軽いので、バッグに入れておいても邪魔にはなりません。地味ではありますが、折り畳み傘も年々進化を遂げているものだとミョーに感心してしまいます。昔は、ブランド傘などというものに血道を上げていた時期もありました。ところが、2・3回しか使っていなかった1本1万円の傘の骨が、満員電車の圧力で見事に捻じ曲がってしまうという泣くに泣けない経験をして以来、傘こそ消耗品だと思い直し、500円のビニール傘に宗旨替えをしました。

百貨店に行かなくなったことも影響して、傘はコンビニで買うものということになってしまいました。確かに、傘本来の趣旨から言えばワタクシが雨に濡れなければいいだけの話です。そこにデザイン性とか軽さとか強さという付加価値がつくことによって、1本1万円などという傘が存在するわけです。職人の手作りの一品ものとかになると、2~3万するものもあります。雑誌などでたまに見ることがありますが、昔なら欲しいと思ったかもしれないけれど、「どうせ電車で踏まれたり蹴られたりするんだから」と思うと、全く食指が動かなくなりました。最近はかわいいビニール傘の専門店とかもあるらしく、そっちは高くても2千円程度らしいので、どちらかというとビニール傘専門店のほうに行ってみたいなぁと思ってしまいます。こういうこと一つをとっても、人間の価値観などというものは流動的なものなんだなぁと思ってしまいます。何でも安ければいいとは思わないけれど、それが本当に自分に必要なものかどうかを見極めることは重要なのかもしれません。

幻想は抱かない。

2010-06-09 20:36:23 | …and so on
菅内閣が始動して、内閣支持率が上昇したとのこと。まあ、そうなんだろうなとは思いますが、個人的には、下々の生活を良くしてくれるという幻想は全く抱いておりません。そもそも、文京区音羽に御殿をお持ちのお坊ちゃまが首相になられたときも熱狂的な支持率だったことを、もう皆さんお忘れになっているようです。少しでも今の生活が良くなればと期待したい気持ちは分かるのですが、政治家に期待して裏切られ続けているのは、この4・5年の日本国民なのです。菅総理が地道に仕事をして、少しでも国民生活に寄与しようと思われるのならば、蓮舫センセイなどで人気取りを図ろうなどという姑息な手段はお止めいただきたい。事業仕分けのときの情け容赦のなさを見ていて、これが国会議員かとゾッとしたワタクシが間違っているのかもしれませんが。

確かに、天下り官僚のために作ったような公益法人が多いのは事実だと思うし、ワタクシにしても、ワタクシたちの税金を使って天下り官僚の老後の面倒を見る必要など全くないと思ってはいます。ただ、最初の事業仕分けの時の蓮舫センセイを見ていて、何もそこまで言う必要はないんじゃないのかと思ったのも事実です。そんなに税金が大事なら、ご自分たちの身辺から始められたらいかがなものかと。参議院議員の定数を半数にするぐらいのことをしてから、公益法人や公務員が多すぎるというのなら切ればいいと思ってしまいます。行政改革刷新担当大臣としてまずは議員定数の削減に手を付けられれば、センセイの熱意も本物かなぁと思います。確かに役人が多すぎるのは事実ではありますが、議員センセイも、特別職の公務員というご身分だったと記憶しております。だから収賄罪などの適用も受けられるわけです。

まずは、隗より始められたらいかがでしょうか。そしたら、この内閣は本物だと思えるのですが。

テーマソング。

2010-06-08 20:59:36 | music
SMAPが上海万博でイベントを行おうとしていたのに、中国側から突然中止との申し出があったとのこと。ポータルサイトのヘッドラインしか見ていないので詳しいことは分かりませんが、万博会場が大混乱に陥るのを恐れたためとか何とかかんとか。日本人とは違い、中国のファンは整理券がなくても押し寄せてくるらしいので、確かにパニックになるという予想はできるのですが、それなら最初からきちんと手立てを考えておけばよかっただろうにと思うのです。SMAPが現地で悪者扱いされているという報道がないのは不幸中の幸いではあります。中止が決まった時点で、「残念で、つらい」というコメントをとっとと出したこともよかったのでしょうが。中国本土でSMAPがどれほどの人気なのかは知りませんが、万博事務局の対応が後手後手に回っているような気もします。

上海万博自体も始まる前はかなり話題になっていましたが、今はTVなどでもあまり話題にならなくなりましたね。公式テーマソングが岡本真夜の曲のパクリだったというところぐらいからミソがつき始めました。どうせパクるなら、井上陽水先生の「なぜか上海」あたりのほうが面白かったのにと埒もないことを考えておりました。ワタクシは、ギリギリで大阪万博に連れて行ってもらったという記憶がある世代で、月の石の展示に長蛇の列ができているのを横目に、比較的空いているパビリオンばかり行った記憶があります。連れて行ってくれた父が並ぶのが大嫌いだったからではあるのですが。それから40年経ち、現在の中国は当時の日本のような状況なのかなぁとも思います。大阪万博のテーマソングが、今は亡き三波春夫先生の「世界の国からこんにちわ」だったよなぁと懐かしく思い出します。当然、三波先生はパクリなどとは無縁のお方でした。「お客さまは神様です」のフレーズを知らない世代も増えているんでしょうね。 

ライフスタイル。

2010-06-07 21:03:22 | …and so on
昨夜もも疲れていたらしく、今どきの小学生より早いと思われる22:00には寝てしまったワタクシです。いくら寝ても育つ余地はたぶんないのですが、眠い時は何もやる気がしなくなるのでとっとと寝るに限ります。音楽を聴く気にもならないし、騒々しいだけのTVはウザいし。小学生はおろか、ひょっとしたら幼稚園・保育所のお子さま方でも22:00過ぎにファミレスで暴れ回っていらっしゃるのをよく見かけるので、「寝る子は育つ」という言葉も、もはや死語になりかかっているのかもしれません。今は近所にないので行くこともないのですが、平日22:00過ぎのドン・キホーテにいるお子さま方って、一体何時に就寝なさるのだろうと不思議に思ったものでした。一口に言うと、昔と比べたらライフスタイルが変わったのだということなのですが。

共稼ぎ家庭が増えた昨今、お母さまが仕事を終えて帰宅してから晩ごはんの支度ということになると、20:00ぐらいから晩ごはんということになるんだそうな。共稼ぎの同僚たちの話を聞いていると、それが平均的な時間らしいですね。ワタクシがご幼少の頃は、母が専業主婦だったせいもありますが、大抵17:30ぐらいに父が帰宅するのを待って18:00には晩ごはんを食べていたし、うちが飛び抜けて早いわけではなかったという意味では、他所のご家庭でも大抵そんなものだったような記憶があります。いまや、18:00なんてみんなフツーに職場にいますからね。徐々に平均的な晩ごはんの時間が後ろにずれていて、結果としてお子さま方が寝る時間も遅くなっているようです。だから、今のお子さま方の睡眠時間は確実に短くなっていると思われます。お子様より睡眠時間が長いワタクシもどうよ?とは思うのですが。

女性雑誌のような映画。

2010-06-06 13:31:52 | tv&movie
「SEX AND THE CITY 2」が一昨日から劇場公開されています。男性には今ひとつピンと来ないかもしれませんが、この1~2ヶ月というもの、女性雑誌とか女性向けのWebサイトではこの話題で持ちきりでした。男性がワールドカップに夢中になるのと同じように、女性はこのSATC2に夢中になるように仕向けられた感もありましたが。ニューヨークに住むキャリー、サマンサ、ミランダ、シャーロットという4人の女性を通して、恋や仕事やファッションなどなどの本音が映像になっているということで、TVドラマ時代から女子には評判でした。シーズン6でTVドラマは終了し、その後の4人がどうなったのかが映画化されたわけです。現在公開されているのは、シリーズ2作目ということになります。1作目も、昨日TVでやっていたみたいですね。ワタクシ、昨日は眠くて仕方なかったので22:00過ぎには寝てしまったのですが。

ワタクシもTVドラマのほうを途切れ途切れにではあるものの、何となく見ておりました。4人の会話が面白いし、フツーのドラマではそんなところまで描かないだろう的な本音も盛りだくさんで、確かに女子にはウケるだろうと思う要素がたくさん詰まっていました。天邪鬼なワタクシは映画のほうは見ていないのですが、女性雑誌を映像にするとこうなりますという感じで見ると楽しいのかもしれません。劇中で4人が着ていた衣装や靴はたちまち話題になっていますし、本物の各女性誌がほとんど追っかけみたいなことをやっているので、劇場に行かなくても何となく分かってしまう気もするし。ニューヨークで今を生きているアラフォー世代の女性たちを見れるという点では、日本のアラフォー世代にも刺激になっていいのかもしれません。いくつになっても着たいものを着て、恋をして、食べたいものを食べる。そんな夢をこの映画がかなえてくれていて、だから世界中の女性に絶大な人気があるのかもしれませんね。

目標を絵空事にしない。

2010-06-05 16:53:15 | …and so on
東京は昨夜降っていた雨も上がり、夏の暑さになりました。もっとも、今夜も雨が降るらしいので、安定したお天気とは言い難いのですが。サッカーワールドカップ南アフリカ開催まであと10日を切り、肝心の岡田ジャパンの調子はあまりよくなさそうなのですが、世間ではワールドカップに便乗したTV番組などもちらほら見かけるようになりました。「ベスト4」などという大風呂敷を広げてしまった指揮官は、直前になって辞めたくなったらしいですね。後日、あれはジョークだったと弁解していましたが、今の日本のチーム力ではリーグ戦で1つでも勝てれば御の字というところ。辞めたくなる気持ちは分からないでもないですが、それなら何であんな大風呂敷を広げたのか、甚だ謎ではあります。選手のモチベーションを高いところで維持するためかもしれませんが、あまりに高すぎる目標は、かえって絵空事にしか映らないことだってありますよね。

FIFAランキング45位でワールドカップに出場できること自体で満足してはいけないのでしょうが、今の日本の実力はそんなものではないでしょうか。目標を高く掲げることは悪いことではないと思うし、今回の岡田監督に限って言えば「ベスト4」という言葉が独り歩きしてしまったのかもしれないとは思います。もちろん、プロのサッカー選手の集団なのですから、常に勝つことを意識しながら戦うことは重要だし、ある意味当然のことかもしれません。ただ、指揮官が目標に固執してしまって自分の足元が見れなくなっているとしたら、それは修正していかないといけないのでは…と思います。海外に出て行く選手も増えているし、そういう選手が持ち帰ってくる勝つためのノウハウを国内の選手たちも吸収して、お互いに切磋琢磨することは重要です。それでボトムアップを図りつつ、少しでも上のポジションを狙っていく。まだ日本サッカーはヨーロッパや南米に比べると歴史も浅いのだから、ワールドカップを通して身につけたことを後に続く人たちのために伝えていく。そんなスタンスでもいいのかなぁと思う次第です。

お坊ちゃまの退場。

2010-06-04 20:06:25 | …and so on
予定通り新しい首相が決まったようです。

他に人材がいないみたいなので仕方ないのかもしれませんが、何だか「昔の名前で出ています」感がして、全く新鮮味がありません。ただ、新首相は5代(それ以上?)続いたお坊ちゃまではないのが、せめてもの救いかもしれません。別にお坊ちゃまセンセイを全否定する気はありませんが「ボク、嫌になったから仕事辞める」が4人も続いてしまうと、そもそも論として二世(あるいはもっと長い)議員の資質を疑わざるを得ません。みんな周りがお膳立てしてくれて、エスカレーター式に議員になってしまったような方々が多すぎる気がします。何度も書いていますが、下々は仕事を辞めると明日から食べていけないのです。だから、結構な嫌なことがあっても何とか仕事を辞めずに頑張るしかない。

それ以前の問題として、このご時世に仕事があるだけありがたいという話もあります。ワタクシなどは昔の友人たちと話をすると、必ず「でも仕事があって、収入があるだけいいよね」ということになり、何となく肩身が狭い思いをしております。そのくらい、仕事を見つけられない人もいるのです。「嫌になったから仕事辞める」がまかり通るのは、たぶん地盤もかばんも看板もあるようなセンセイ方だけだと思います。少なくとも議員として働いている以上、仕事を見つけられずにつらい思いをなさっているような方々のために、有効な手立てを考え、官僚に仕事をさせるのは当たり前のことだと思うのですが。全部を放り出してさっさと退場するのは、お坊ちゃまには簡単なことなのかもしれませんが、それが一国の首相でしかも4人続けてとなると、相当の異常事態だと思うのはワタクシだけでしょうか。

新首相には「責任を全うする」ということの意味と、その責任の重大さをしっかり自覚していただきたいものです。

カラ手形。

2010-06-03 20:46:32 | …and so on
東京はしばらくこのお天気が続き、梅雨入りが遅れるらしいという天気予報を聞きました。4・5月が冬のような梅雨のような変なお天気だったので、これで帳尻が合うのかもしれませんが、当然のことながら人間以外の動物や植物などにはそんな帳尻合わせは通用しません。きちんと四季があり、梅雨などもあって初めて動物も植物も育っていくわけです。自然に逆らっているととんでもないしっぺ返しがあるのかもしれないと考えさせられたのが、昨今の口蹄疫問題です。もちろん、畜産農家の方々だけの問題ではなくて、地球全体がおかしくなりつつある1つの前兆のような気がして、個人的にはかなり不気味だなぁと思いながら、連日の報道を見ております。

被害に遭われた方々にがお見舞いを申し上げるしかありません。一生懸命育てた家畜を殺処分(本当に嫌な言葉です)しなければならなかった無念さは如何ばかりかと。国や県の対応が後手後手だったために被害が広まってしまったのだとしたら、少なくとも今後の生活保障はきちんとしていただきたいものです。ところで、首相辞任の前日に現地入りして、国としても最善を尽くすとか何とかかんとか言っていていた方がいましたが、あれは何だったのでしょうか。先週には辞意を固めていたとのことですが、そうだとしたら、わざわざカラ手形を切りにワタクシたちの税金をお使いになって宮崎までいらっしゃったことになります。ワタクシたちもそろそろ学習して、お坊ちゃまは首相にしないという条件で政治家を選ぶぐらいのことをしたほうがいいのかもしれません。


ツイてない1日。

2010-06-02 20:42:37 | …and so on
ワタクシには、1年のうちに2,3日、やることなすこと全て駄目な日というのがあります。今年の最初が今日だったらしく、朝から今までいつもどおりやっているつもりの事がケアレスミスにつながったり、システムトラブルに見舞われたり、挙げ句の果てには自宅のミニコンポのリモコンが突然動かなくなったり。皆さんにはそういう経験はないでしょうか。ワタクシ、怨霊や悪魔に取り付かれるほどの大事ではないのですが、たぶん座敷わらしぐらいには取り付かれてしまったようなとほほな1日でした。

まあ、命に関わるような大事故に見舞われなかっただけでも良しとしなければなりませんね。明日から心機一転のつもりでまた頑張ります。

いい天気、悪い天気。

2010-06-01 20:54:27 | …and so on
今日から6月だというのに、東京は久しぶりにさわやかな五月晴れになりました。お天気がいいと気分が確実にアガるワタクシは、今日のようなお天気が未来永劫ずっと続けばいいのになどと埒もないことを考えておりました。もちろん、それでは困る方々もいらっしゃるわけで、みんなに都合のいいようにというのはなかなか難しいものです。昨日、知人のブログで「天気予報では『いい天気』『悪い天気』というのはタブーなのだ」ということを知りました。確かに、ワタクシにとってのいい天気が、全ての人々に適用できるとは限らないわけです。雨が降るのを待っている農家の方だっていらっしゃるんですよね。何気ない一言でしたが、目からうろこが落ちた思いがしました。物事はすべからくそういうものなんだと思い、ちょっとした勉強になりました。

確かに、一方から見ると正論だと思えることでも、他方から見れば全く違って見えることもあります。それを「自分の言うことが100%正しい」などと他者に強制すると、海の向こうの物騒極まりない国のようになってしまうわけで。小さい頃から洗脳されてしまうと、それが間違っているかもしれないという可能性自体にも気がつくことができなくなります。支配者にとっては都合のいいことこの上ない論理ですが、押し付けられたほうはたまったものではありません。今どき、そんなことができるのは金さんぐらいなものなのでしょうが、それにしても、米韓が本気になってしまえばひと溜まりもないという現状分析もできていないのでしょうか。そんなことを言ったら最後、失脚するのは眼に見えているので、みんなが口を噤んでいるということなのかも知れませんが。「海の向こうで戦争が始まる」は村上龍の本のタイトルですが、一歩間違うと現実にもなりかねない。金さんには、穏やかに話し合いのテーブルについて欲しいものです。