懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

茅葺民家 棚田と民家

2022年05月21日 | 茅葺き民家
撮影場所 兵庫県猪名川町

以前は高速道路もなく、早朝に起き一般道を走った。
今は新名神道の猪名川インターが出来て便利になった。
便利になった反面、茅葺民家は姿を消した。

蒸気機関車の走った頃に、今のデジカメがあれば連写できるのにという人もいた。

猪名川町には大きな団地もあり、イオンのスーパーもある。
神戸や京都に働きに出ている人もいるのだろう。

沢筋の奥まった集落の田や民家は棚田にある。
茅葺民家は階段状に10軒あまり。
時代から取り残された風景があった。
苗字を見ると親戚なのか3ッの名前しかなかった。





茅葺民家  田植えの頃

2022年05月08日 | 茅葺き民家
撮影場所 鳥取県智頭町

智頭町は岡山県に隣接している。
国道53号線で黒尾峠を越えると鳥取県智頭町に入る。
茅葺民家を撮る前にも何度も通ったが、茅葺民家の存在も田園風景も記憶に残っていない。無関心は怖いモのだ。
田植えの終わった田に茅葺民家。稲架掛けも見られる。残したい日本の田園風景である。 

何も気づかず歳を取っていたかもしれない。
人間はほとんどの物に関心を深くもたず過ごす。
そんな,中から一つか二つ心の琴線に触れるような物を見つけたいものだ。
(女と酒とギャンブルに金と時間を貢のは結構いるが)

若い頃から関心事を書く備忘録に残し、テーマを見つける。早く行動を起こす。行動は10年以上は継続し作品にまとめる。

今はSNSなどで誰でも作家になれる時代だ。











 

茅葺民家 山際の民家

2022年04月30日 | 茅葺き民家
撮影場所 兵庫県三田市

三田市も随分山に入った。
こんな民家も10年もすると、無なるであろうと山中の集落を訪ね歩く。
草刈がされておらず蛇に一杯出会いそう。この近くで一日に25匹出会った事がある。
元気な頃に撮っておいてよかったと思う。
元気な頃に何もせず、動けない老後だったら虚しい人生だった。

NHKで新日本紀行ふたたびで40年、50年ふたたび訪れ時代の変遷を記録している。自分が訪れた場所に行きたいとは思わない。20年位して訪れたら、過疎化や限界集落が進み民家の痕跡も残っていなかった。

この茅葺き民家も人が住まなくなると自然に飲み込まれそうに思う。

若い頃に老後の楽しみの種を蒔く事も必要だ。
若い頃に色々な物を収集しておくとか、神社仏閣を回っておくとか

しかし、コレクションで切手収集は、まったく人気がない。
前回の東京五輪の切手は一枚5円か10円かだが今でもこの値段で買える。
50年以上も経過して阿保らしい。初任給は10倍以上になったのに

つくづく自分に先を見通す力がなかったと思う。


茅葺民家 空という地名

2022年04月19日 | 茅葺き民家
撮影場所 岡山県旧落合町 小字空

小字に空という地名があった。
興味があり訪れてみた。
山道を上ると頂上に近い土地に暮らしている。
水田をするには高い山もなく水があるだろうか
飲料水は井戸を掘るか山にトンネルを掘り横穴水を生活用水に使う。
斜面を登り集落を撮影する。棕櫚の木がある皮を棕櫚縄に編んでいた。
亀の子タワシの原料になる。

地図を見ていると空という地名が何か所かある。
漠然と500メートルくらいの山の頂上付近の集落かと思う。
私は四国の出身だが親があの人は空の方の出だと話していた。
山奧の段々畑の斜面の集落を想像していた。

地名から日当たりの良さを表す所がある。
一日太陽の当たる土地は日名,日向と呼び日影の土地を陰地、隠地(おんじ)
山陰や日本海側の言葉は陰気臭さいし暗いイメージがあるので止めようという話もあった。
ゴルファーや芸能人に日向子や日名子がいる。
日向ぼっこはひなたぼっこと読む。

茅葺民家  佐賀県の民家

2022年04月07日 | 茅葺き民家
撮影場所 佐賀県旧北方町 

まだ佐賀県には茅葺き民家が残っていた時代だ。
デジカメは持たずフィルムで撮った。
春であった佐賀では3月25日には桜は満開だった。
岡山に帰ってまた満開の桜が見えた。
手前の茅葺き民家には紫モクレンがあと少しで咲くだろう。
白モクレンだと桜の頃には咲いている。紫モクレンは10日程遅れて咲く。

この当たりを走っていたら炭鉱跡の看板があった。
特に廃坑の遺跡は残っていなかった。
佐賀県にも炭鉱はあったのだ。唐津炭鉱や許島炭鉱が有名だそうだ。

蒸気機関車の走っていた頃、長崎本線や佐世保線には来なかった。
今は廃坑や廃墟を撮る人が多い。ボタ山や炭鉱の廃墟跡はあったがほとんど撮っていない。
炭鉱こそ戦後の昭和を支えた産業だった。

九州の炭鉱は筑豊、田川 大牟田の福岡県、佐賀県、軍艦島の長崎県、の北部に偏っている。中国地方は宇部、小野田,美祢の山口県 に偏っている。

茅葺き民家 山梨県三富村

2022年03月17日 | 茅葺き民家
養蚕民家 換気や採光のために中央が押し上げ屋根になっている。
我々の所では見掛けないこんな民家に出会うのは嬉し。
関東は養蚕が盛んで養蚕民家が今も残っているのは驚きだ。

古い時代に撮影された、養蚕民家写真集を今も目に出来るのは、茅葺民家マニアにはたまらない。

山梨県の茅葺き民家の情報はホームページや茅葺好きのブログなど参考にメールなどで教えてもらう。山梨の西部には朝4時に出ると14時か15時には着く。

山梨県には4度撮影に行った。観光地は忍野八海や富士五湖くらい。
息子一家が八王子に住んでいて、勝沼で会う事になりホウトウを一緒に食べた。

茅葺民家 斜面に建つ家

2022年03月01日 | 茅葺き民家
撮影場所  岡山県総社市
昔らの農村集落を見ると田や畑に住宅は建てない。
耕作地を減らさないように、住居は斜面を利用し石垣を積み平地を確保して家を建てた。
四国山地の祖谷などの山間地に行くと畑も斜面で平地がない。
こんな故郷を捨てればよいが、律令制から江戸時代まで住む所、職業、身分、結婚の制約があった。明治になっても家長は家を守るため住み続けた。

こんな傾斜地は豪雨が長く続くと土砂崩れの恐れがある。家の基礎がしっかりしても全体が押し流される。あとは地震、強烈な震度の地震は地盤の崩落、土砂崩れによる生き埋め。阪神淡路大震災では斜面の団地が傾斜地に流された。
東日本大震災は盛り土の団地が崩れ家が流された。北海道胆振東部地震では土砂崩れで生き埋め。
巨大な地震は平地でも液状化の心配があり祈るしかない。


茅葺き民家 雪と池の茅葺き民家

2022年02月10日 | 茅葺き民家
撮影場所 岡山県総社市

雪が屋根に乗っているので茅葺かどうかわからない。
この池は農業用水に使っていたが、今は必要ないそうだ。
埋め立てて公園に子供の公園にする話しがあったが、ここの家の奥さんが反対しているそうだ。この景観は残したい。
新緑、紅葉は美しい。6月にはこの池に流れる水路に蛍が飛ぶという。
35年前に週刊新潮に載った事があるそうだ。
奥に入ったところに民家はあるのによく調べたものだ。週刊誌なのでこんな情報はすぐに分かったのであろう。
新潮には全国の茅葺き民家が連載されていた。

茅葺民家 鳥取県智頭町

2022年01月18日 | 茅葺き民家
智頭町は岡山県に峠越えて隣接している。
雪の多い所でタイヤチーンを付けて何度か冬にも行った。
奥まった集落に茅葺民家があった。
今は茅葺も残っていないだろう。
折角全国各地を撮影したが本も出さず写真だけ残し埋没してしまう。
powerpoiptで編集し作品として残さないと子供にも残らない。
残しても子供は余り関心がないのが辛い。

鳥取県は旧国名は因幡(いなば)と伯耆(ほうき)である。
関西に近い地域は入母屋造りで西の伯耆は寄棟造りである。



茅葺民家 屋根に猫

2021年12月23日 | 茅葺き民家
撮影場所 岡山県旧旭町

茅葺民家の屋根に猫が乗っているが、猫では小さく目立たない。
猫はどこから登ったのか猫は高い所が好きだ。
youtubeでもテレビ番組でも猫の番組をよく見る。

茅葺民家の棟に茅を束ねた飾りがあるが岡山中部で見られる。
めわらとよばれている。茅なので耐久性はない。
茅葺民家自体が姿を消して見かけなくなった。

山間地の人口減少はとめられない。若者の働くところ所がない。危機にきづいてもほとんど新しい話題がでてこない。
東京の一局集中も問題だ。