懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

岡山の茅葺民家 新見市の茅葺民家

2016年03月31日 | 茅葺き民家
新見市は市のほとんどが石灰岩です。
石灰岩は貝殻やサンゴの化石で溶けることはあったも風化して土になることはない。瀬戸内や中国山地は花崗岩が多く風化すると壊れて砂になる。
石灰岩地帯の土はどうしてできたのであろうか。土が無ければ作物も作れず生活もできない。
窪地で砂や火山灰の積りやすいところで有機物を入れて畑にしたのであろうか

こんな石灰岩の土地は表層の一メートル部分しか土がないように思う。
耕している畑をみても石灰岩の小石が混ざっている。
関東平野のように広く耕作に適した土地ならばうらやましい限りである。
日本は耕作に適した土地は30パーセントであろう。
7割は厳しい土地と耕作のできない土地である。

農耕に適さない土地でもそこで育ち土地を守ってきた。

茅葺が残り人々の暮らしがある時に訪れてよかったと思う。

茅葺民家 島根県旧大東町

2016年03月30日 | 茅葺き民家
島根県は奥出雲に行っても棟は反っている反り棟が見られる。
寄棟の家もあるが反り棟に出会うと嬉しい。
この家は周囲が山に囲まれこの家の建物しかない。
いろんな角度から撮影できる。背景に山、近景に田と建物、日本の風景である。、
しかし山道を歩いて撮影ができなくなり残念だ。


日本茅葺紀行 NO,281 宮城県登米市

2016年03月29日 | 日本茅葺紀行
宮城県の穀倉地帯にも茅葺民家は残っていた。
しかし、みんな大きな家だ。茅葺を残すために守ってきた家が多い。
これを撮って5年後に東日本大震災があった。
震源に近いので揺れは大きかったとおもう。
津波は川を遡上しなかったのであろうか

大きな家で恐る恐る挨拶に行った。
私が入れるところまで行き撮影をさせてもらう。
母屋は広角で撮っても全部入らない。別宅も茅で普通の家くらいあった。
遊びで撮影に来ている者にご主人が解説をしてくれ奥さんは家で作っているイチゴを食べてと持ってきてくれる。
旅で初めて出会うのに親切にされ話が聞けるのが一番の御馳走である。


昭和の遺物たち 炭焼きの風景 その2

2016年03月28日 | 昭和の遺物たち写真展
撮影場所 岡山県旧旭町

炭焼き窯の前で作業をしていたので一緒に撮らせてもらう。
炭はクヌギやナラの木を使うが基本的には何の木でもできるようだ。
いい品質の物を作ろうとすればウバメガシやクヌギを使うそうだ。
炭で焼き肉をろなかなか火力が強くならず腹が一杯になったころに火力が最大になる。
屋外で焼き肉に使う炭は高級な材料は必要ない。
家を解体した丸太や柱を使い炭を作っている人もいいる。杉でも松でも炭はできるのだ。
廃材は処理にトラックで数万円かかる。金をだしいて山の木伐採させてもらってはコスト労力がかかる。
廃材を利用すれば一石二鳥である。

今の時代は廃棄に困っている人とほしい人りの相手を探す事である。
養豚や牛を飼っている人は食品の絞りカスや残飯を飼料に利用する。

山間に住む老人は昭和20年代は炭焼きはいい収入になり暮らしもできた。
しかし、エネルギー革命で炭の需要がなくなり米と林業では厳しくなり土木仕事にいくようになった。







蒸気機関車 函館駅発ニセコ

2016年03月27日 | 蒸気機関車
函館駅を14時頃に発車するC62型蒸気機関車が牽引のニセコ
この時間帯は下り列車は逆光で撮りにくい。
太陽の角度も低い時期で北にきているので益々低い。
構内に停車のニセコは完全逆光で撮れていない。
ここから長万部までは一台で引くが長万部で重連になる。
函館には二月だがほとんど雪がない。山に入ると一メートルの雪であった。
寒波や寒い日が続くと50センチ程度の積雪があるのであろう。
札幌の町中も雪の残っていない日があった。

煙が出ていないと何を撮ったかわからない写真だ。゛

岡山の茅葺民家 旧加茂町

2016年03月26日 | 茅葺き民家
雪の日、加茂町に茅葺民家を撮影に行く。家の周りに杉を植えて屋敷林にするつもりてびあったのかここに住む人がいなくなり写真の二軒は取り壊された。
住む人がいなくなり家もなくなれば故郷はなくなる。墓でもあれば帰る機会もある。親類も故郷を離れれば故郷は益々希薄になる。

これから故郷の無い人、思い出の地がなくなる人がおおくなるだろう。
集落がなくなりかけている所もあきる。
離島や僻地は学校の統合が進1む若い人、子供がそもそもいない。
茅葺撮影といいながら農村の記録でもある。
あと30年も生きられたら見届けたいところだ。


茅葺民家  京都府 旧美山町民家

2016年03月25日 | 茅葺き民家
美山町の懐かしい風景を並べてみた。何故か懐かしい。
今も残る懐かしい風景。
あるうちにしっかり撮影しておくことだ。
白黒は隅々まで撮ったと思うがカラー撮影はすくない。
写真展もモノクロは昔から写真をやっていた人は関心があるが中にはモノクロは写真に非ずトいう人もいる。




日本茅葺紀行 NO,280  番犬

2016年03月24日 | 日本茅葺紀行
撮影場所 島根県斐川平野

家の入口でしっかりガードしている番犬君
しかし、顔が優しいね。頭を撫でたら尻尾をふるのかい。
番犬ならば怒り狂い目は鋭く威嚇の声を発しながら人に対峙しないと

君には番犬は似合わない誰にでも愛嬌を振りまくバンケンでなくカンバン犬が似合っている。


昭和の遺物たち 炭焼きの風景 その1

2016年03月23日 | 昭和の遺物たち写真展
撮影場所 岡山県旧加茂川町

茅葺民家を撮りに山間部をウロウロしていると炭焼き小屋にであった。
作業をしていた人もいたりで撮影させてもらう。
写真は途中下車を面倒臭がらず入念に撮影する事である。
どんな目的で撮影するのかが明確でない。使う目的がないと人はフィルムをつかってまで撮影しない。
今ならば誰でもカメラマンで映像の発信者にになれる時代、珍しいものがあれば撮っておいてブログにでも投稿しようと思う。

私もはっきり使う目的はなかったが将来消える風景と思いシャッターを押した。
フィルム映像が電子化されブログなどで発信できる時代がくるとは思わなかった。
フィルムが一番製造されたのは20世紀末、あれから15年でフィルムを買う人はいなくなった。

フィルムでもなんでも消えゆく風景を映像に残していてよかったと思う。
デジカメの映像は人気はないが鉄道関係なとマニアの多い分野ではネガを買う人がいる。
なかには一枚何千円もしても