撮影場所 岡山県奈義町
山間地に行くと山の斜面を石垣を築いたりして建物を建てる平地を確保している。
山間の僅かな平野は耕作地の田や畑である。
自分たちが食べる食料の生産と余剰米は現金にする。
畑は山の斜面を耕し自給自足していた。
建物を建てたり茅の葺き替えは村の共同作業で貯蓄のないのをみんなで補った。
農業や漁業は共同作業が効率的で良かった。
人間の長い歴史は餓えずにいかに暮すかであった。
嫁を貰い家庭を持ち家族が増えていき一生を終える者はよかった。
これだけ豊な現在でも結婚もできず貯金も持たずの明日が読めない人が大勢いる。
この民家を撮りながらこの家の人々はどう生きてきたのかと思いをめぐらす。
カメラを持って茅葺を撮るだけではいけない。みんなその地でどのように暮らし生きてきたかを知ることである。
日本は災害の多い国だ。地震、台風、集中豪雨や豪雪
斜面の土地に300ミリ以上の大雨が降れば土砂崩れや河川の増水の被害で家や人が流される。
日本で住む以上は災害は避けられない。被害を最小限にするのと早期避難、二次災害の防止であろうか
ポーランドは90%は平野で山がない。
山がないのは地震が起きない事でもある。
平坦地だけに外国の侵略を受けてきた。
その点、日本は四方が海て外国からの侵略をほとんど受けなかった。
海があるために海運で石油や食材を安いコストで各国から購入できる。
水道水が飲める国であるし水も豊富である。日本のいい面もある。