大分自動車道の高いところから集落を見ていたらポツポツと茅葺民家が残っていた。
いつか降りて撮ろうと思ったがなかなか実行できずにいた。
日田のホテルに泊まり茅葺の在りそうなところを走りいくらか発見した。
それからもう何度来たであろうか5回は訪れたと思う。
日田は「ひた」とよむのだそうだ。
「ひだ」では飛騨になってしまう。安来市は「やすき」ではなく「やすぎ」だそうだ。地名人名は難しい。
ハゲに毛ありハケに毛なしという日本語には遊び言葉がある。
このあたりの民家は茅葺の他に杉皮葺きの民家もある。
杉皮は茅に比べて耐用年数がはるかに長い。
杉の産地だけに杉皮を利用したのであろう。
檜皮に使う檜の皮は生きた木から剥がすが杉は形成層も剥離するので木が枯れる。
製材にする前に皮を綺麗に剥がして使う。
家や田の石垣が素晴らしい。こんな川から拾ってきた石を積み重ねたところは少なくなった。
人の苦労の歴史が感じられる。道路も車もない時代にどのようにして運んだのであろうか
今の石垣は安定した石垣にするため人が加工した樵石が使われる。
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