いずれ菖蒲(あやめ)か杜若(かきつばた)
この意味はアヤメもカキツバタも、よく似ていて美しく甲乙つけがたい。
12人美女が並んでいるときに、いずれ菖蒲かカキツバタと表現するそうだ。
私はアヤメもカキツバタも似ていて、どっちか分からない意味かと思った。
ことわざや慣用句には、本来の意味と違って使われる時がある。
時代と共に変化していく。
あの人は絶倫とは今は書けない。絶倫は勉学も武芸にも優れ人格に優れた人をさす。
今はセックスの精力絶倫とされる。風俗も性風俗と捉えられる。本来の意味は風習や習俗の意味で人々の暮らしそのものである。
外国から伝わる時に誤って伝わった植物も多い。月見草とマツヨイグサ、
アカシアとニセアカシア。
ショウブとアヤメは同じ漢字なのだ。ともに菖蒲と書く。奈良県の近鉄奈良線の駅でショウブケ池と聞いたが通じない。アヤメケ池ならあるけれど言われた。菖蒲と書いてアヤメと読むのだ。
アヤメ、花菖蒲、カキツバタ、ジャーマンアイリスかなどのアイリスの仲間はよく植えられている。しかし、植える場所は大違い。カキツバタは水の中、花菖蒲は湿った土地、水があっても大丈夫。アヤメは普通の畑 過湿は嫌う。ジャーマンアイリスは過湿、多肥は嫌う。ほったらかしで育つ。
芋が付いているのは蘭のバルブと同様に水を貯めるのか
ダッチアイリスという国名の付いた花がある。ダッチはオランダの旧名だそうだ。