♪ 『 三線欲張り修行日記 』 ♪  

沖縄バンド「みいはいゆ」ちゃくらのブログです。

2020年の目標 どうしようかと考え中です。☺️♫

三線古典修行日記 6 ~初稽古 2~

2007年02月24日 | 修行日記

  ~今回から気分一新!日ごろ慣れ親しんだ土佐弁で書くことにしたがです。
    その方がさらさら~っと書けそうな気がするがです。笑~


『え~とぉ・・・背中は伸ばして、三線は起こして、爪の場所はもっと上でぇ・・』

全神経を集中して言われたことを反復します。

こうなってきたら、もう歌どころではないがです。

息も絶え絶えに、なんとか安波節を唄い終わると、間髪入れずに

「もう一度最初から!」

「はいっ」

終わると・・・

「一緒に唄うよ、もう一度最初から!」

「はいぃ・・・」

安波節は6番まである、ゆっくりとした長い歌ながです。

「かりゆし~ぬ~あ~~~ぁし~~~び~~~~ぃぃぃ・・・」

この頃には「安波節」はもう唄ではなくなって、私は『ムンクの叫び』状態です。

その上、足までしびれてきだして・・・。『ヤバイちやっ!』

先生にばれんように、足を組み替えたり、腰を浮かしてみたり・・・

この作業を唄いながらやるき大忙しながです。

『こ、声がぁ・・足がぁ・・くっ苦しいィ・・・』

息も絶え絶えに「安波節」をひたすら唄い続け、初めてのお稽古は

怒涛のごとく過ぎ去っていったがです。

最後に『野村流工工四 上巻』(3000円なり)を購入。

「次はかぎやで風をやるからな。これはかなりムツカシイからしっかり

 やってくるように。それと安波節は覚えておくように!」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


この一時間で、すっかりぼろ雑巾のようにヨレヨレになってしもうた私は

しびれた足がバレんように、最後の力を振り絞って先生宅を後にしたがです。

 今でも思い出すと変な汗が出てくるがです・・・。



 ・・新安先生は無口な先生ですが、唄三線に対する真剣な姿勢に
   接するたびに身がひきしまります・・・
   
    厳しいけど、すごく尊敬してる先生です・・・。



最新の画像もっと見る

post a comment

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。