息子の初節句に私たちが買い求めた兜。
専門学校を出て、調理師になって家を出て行ってからも毎年飾った。
愚痴や泣き言をひとつも言わずに頑張って修行している息子の、存在感を持たせるためにも、
そして頑張りなさいよと、私たち夫婦の願いを込めるように必ず飾った。
結婚当初、「持って行く？」 「いらんわ、置く所ないし」 と言っていたけれど、
「もらうわ」 すんなり我が子の誕生を祝うがごとく息子は言う。
箱は変色しているが２９年ほどの年季の兜には、その歴史がしっかりと込められているような気がする。
お母さんやお姉さん、愛ちゃんや娘たち、会社帰りに立ち寄る夫の顔は緩んでいる。
退社時間、少し早くない？最近。 命名の簡単な掛け軸に名前も入り、みんなして記念撮影。
夜はお赤飯でお祝いね。 夜はちゃんと寝てくれるみたい、ヒロくんは親孝行。
愛ちゃんの顔が、ほんとお母さん顔。 当然なんだけれど、うれしいよね。
無理せずにおっぱい挑戦してよね。
どうか健やかに・・育ってくれますように。 そう、人に優しく・・を心にね！
いくらタイガース不調って言っても、ヒロくんまで・・ちょっとやり過ぎてない？
