日々雑感 ~写真と思い~

今日と言う日は、二度と来ない。 
だから今日を大切に・・そんな私のデジカメ散歩 

* 天国からの父のメッセージ *

2008年05月08日 | 雑感




田舎でした結婚式のときに、仲人を務めて下さったクリスチャンである夫の会社の
社長さまが出席者の方々に書いてもらった、白い表紙のウェディングメッセージノートが出てきた。
その後、社長さまがルーテル教会の牧師さまたちと我が家に来てくださり、メッセージを残して行かれた。

* お互いに 尽くしあいなさい *

* 御家庭の祝福を 祈ります *

* 尊う心を いつまでもお持ち下さい *

* 愛は いつまでも 絶ゆることはない *

* 憤ったままで 日が暮れるようであっては ならない *

最後の言葉が一番印象深く、自分に言い聞かせるように頭の中で繰り返し実行して来た。
年月とともにそのことが、当たり前のようになっているはずなのにいつしか忘れかけ
可愛くない私を演じているときが多々あったと思う、いや昔より今の方がそうかも知れない。

夫は今度結婚する時は、「もっと可愛げのある女と結婚する」と言った30代、今ならどう言うだろう。
私が苦労をかけたのに、「他の人と一緒になっていたら、あんたはもっと楽やったかも知れん」
私をかばい、「僕でない方がもっと幸せになれると思う」と言うかも知れない、言ったことがあった。
そんな優しさを秘めた人だから。

親戚の叔父や叔母、友人、知人色々な方々もメッセージを懐かしく読み返した。
末永く明るい家庭を、夫婦いつまでも仲良く、お決まりのような言葉も、今は深い意味あいを思う。
簡単であって簡単でない。 それらは努力、一生が努力・・と母がいつも言うけれどまさにそう。

母の言葉が隅っこにあった。 色々な教えで導いてくれる母にしては珍しく、短い言葉だった。

* 今の気持ちを一生ね  母より *  

もしかしたらこの言葉が一番、今の私にふさわしいかも知れない、あの時の夫への純愛、大切な初心。
還暦も待たず今の私の年に他界した、大好きだった父のメッセージを見たとたんに涙が溢れた。

* 健闘を 心から 祈る  静雄 *  健闘って・・ いかにも父らしい。

母より4つ年上、生きていれば米寿の春なのに・・  (お父さん、曾孫たちも大きくなったよ、可愛いよ)

来週夫の手術日が決まって、それぞれに心の準備、夫の気持ちを思うと私の一番大切なそんな時、
天国の父が肩をたたいて、優しい目で私に声をかけてくれたような気がした。 「みっちゃん、頼むよ」と。