日々雑感 ~写真と思い~

今日と言う日は、二度と来ない。 
だから今日を大切に・・そんな私のデジカメ散歩 

* 夫の入院3日目 手術・・ *

2008年05月15日 | 雑感


朝台所へ降りたら、テーブルに鶴が三羽折ってあってメッセージが・・、次女夫婦。
”手術が無事成功しますように” ”じぃじがんばって” アンパンマンの絵も書いてあって・・。
千羽鶴は出来ないので、三羽鶴(しゃれ?) 愛ちゃんからもメールが入っていた。
展君も仕事の前に夫の顔を見に、私は次女となつめと長女の運転で8時病院へ。
息子からひろとの動画が送られてきた。 ”じぃじ~、がんばってね~”可愛いひろとの声。
みんなの心をもらって孫たちの笑顔に見送られ、夫は8時50分、手をあげ手術室へ入って行った。

昨日、状況説明や手術の行程をかなり大変な様子と聞かされていたので、大変さを案じた。
病院は一日何人かの手術だが、私には家族にはたった一人の夫であり父親、たとえ0.1%でも
万が一何が起こるか分からない・・そんなことも思わないでもないから。
麻酔が覚めて部屋へ帰るので1時くらいになるかもと言われていたが、11時50分、白衣に着替え
近づいてきた先生がとても爽やかな笑顔だったので、瞬間に(成功やわ!)と確信した。
「開けてみたら、いくつもの神経を骨がかなり圧迫していて、いかに痛かったが伺えました、
きれいに出来ましたよ。 もうすぐ来ますから」 (あ・・良かった)緊張が解け、涙が出た。
どんなにか辛かっただろう、仕事があるからついつい大病院を敬遠していたが。
色々な管をつけ目を閉じたままの姿を見たとき、最近で一番やさしい妻の顔になっていたかも知れない。
痛みがかなりなようで、意識は結構はっきり、夫の顔を見て安心した娘たちには帰ってもらった。

何度も執刀医、麻酔科、インターン、看護士さんたちが入れ替わり立ち代り来て下さった。
昨日の話を思い出しながら、聞いただけでもこれをするなんてすごいと思っていたが、
無事そのことがなし遂げられた、お医者さんってすごい、医学の進歩もさることながら神業、
もうただただ感謝。 先生が本当に神さまに見えた。
野球選手もここで良く治療するそうで、夫の後の同室の青年は島根からで5時間の大手術だった。
病院の医師不足、市民総合病院でさえ内科や小児科と閉鎖の話も聞く中で、医師看護士、
スタッフの揃った病院で安心の治療を受けられたことはどんなに幸運であろうか。
6人部屋であろうが、いびき云々、そんなレベルのことは問題外であって、手術を勧めてくれた姉、
知人が紹介してくれたのが、夫やなつめが以前入院したこの病院であったことも不思議と言うか。

2時には初めてお茶を口に、熱、血圧、嘔吐も無し順調。 痛みは座薬で緩慢手術の痛だるさだけ。
5時過ぎに、セイ君と長女が愛ちゃんを会社に迎えに行き、保育所のひろとを迎えに行き、
みんなで見舞ってくれてびっくりした。 いつも細かい二人の配慮には頭が下がる、心からのありがとう。
病室に響く「じぃじ~、がんばってね」ひろとの顔と声に夫は大きな笑顔をもらった。
愛ちゃんお見舞いのひまわりの明るさには、気持ちが癒され、手術成功の喜びを改めてかみ締める。

夕食は普通食、半分食べた。 滅多と(全く)ない、夫にご飯を食べさせるなんて、なんか照れるなぁ。 
明日は座って食べられるかも知れないそうだ、色々な検査もあるようだがあこれからは日にち薬。 
同室の方に廊下で会って話すこともあり、「悪いからみんな来ているんですから、そんなことは
どうぞ気にしないで下さい」そう言ってもらったので、気持ちもずっと楽になった。
が、夜帰る前に「どうする?」 「貼る貼る!」 
面会は9時まで、長い1日だった。 大きな安堵、星は出ているから明日もお天気。
出会ったことのない、ブログのお友だちの多くの心配や祈りもいただいて・・感謝いっぱい。