日々雑感 ~写真と思い~

今日と言う日は、二度と来ない。 
だから今日を大切に・・そんな私のデジカメ散歩 

* 遅かりし 白花彼岸花 *

2010年10月08日 | 花や木
6時半ごろ、近所のおばあちゃんのところの「シロバナヒガンバナ」を撮りに行った。
あちゃー! 1本は枯れていたし、もう1本も枯れかけていた。 
すぐに行動しなあきません、やっぱり。

でも「また撮らせて下さいね~」て言ったのは、二日前だったのに・・。
赤もそうだけど、白も日が過ぎると汚く無残である。 写真思い切りぶれてるし。



昨年は何本も沢山白が咲いていて、撮っていたらおばあちゃんが「あげるよ」と何本か切ってくれたっけ。
そんな彼岸花をわくわくして撮った。 











見ごろは過ぎているもののかろうじて赤いのが3本咲いていたので、おばあちゃんちの彼岸花記念に撮影。

7時前(食事の支度、帰らなきゃ・・)そう思っていたら、以前隣に住んでいた方に会った。 
先日思いがけずに会ったんだけど、立ち退きで最近うちの近所へ引っ越してきたのだ。 また縁が繋がるのかな。 
「主人が仕事に行ったので、ちょっと歩いてこようかと思って」 「私も歩かないといけないんだけど・・」ふっくらさん同士の会話。

昔文化住宅(いわゆる長屋みたいな)に住んでいて、二階の台所が隣り合わせで、立っている気配がすると窓を開けて
壁をコンコン、「お昆布炊いたのよ」「熊本から椎茸送ってきたから」顔は見えないけど、窓から手を伸ばし空中で物々交換である。
裏も同じような住宅形態で、家が結構詰んでいいて、物干し場が向い合わせだった。
手を伸ばすには離れていて、物干し竿に洗濯かごを通して、送って来たからとお野菜や、作った料理などが
洗濯かごの中でこちらに送られたり、あちらに届けたり・・昔の人の暮らしに出てきそうな人情味のある暮らしだった。 
隣近所が仲良くて、料理が行き交って、他人さんの子供へもみんなの目が届いて、人の温かさがあふれていて、
そんないい時を過ごすことが出来た。 沢山いた子供たちも必然的に仲良く育って行った。 今思えば最高の環境だったかも知れない。

越してきて22年、一戸建てが立ち並ぶ場所、挨拶やそこそこのお付き合いはあっても家に上がりこんだり、よそさまの子供の
ことにまで口は出さないし、あたらずさわらず的なおつきあいである。 プライバシーが結構守られているかも知れない。
楽と言えば楽だが、遠くの親戚より近くの他人と言う訳には行かないだろう。 
関わりのあるご年配の一人住まいの方には、何かあればいつでも声をかけて下さいねとは言っているのだけど。

おばあちゃんと彼岸花で会話したことも、今の時代貴重な出来事になっている。 来年はもっと早く撮ろう。

明日の土曜、夫は会社のゴルフで樟葉に行く予定だった。 完璧に雨なのでキャンセル、来週に変更になった。
「途中落としてやるから城陽に住むお姉さんに会いに行ったらいい」とやさしいことを言ってくれていたが、
私一人電車で行くことになった。 その旨を電話したら、「2人でおいで、お昼一緒に食べようよ」義兄も歓待の様子。
雨・・落ち着いてゆっくりと話せる。 兄弟が揃うのは段々と、冠婚葬祭になってしまうが、久しぶりにゆっくりと。
思わぬ夫とのドライブ、そして姉妹揃ういい一日が過ごせそうだ。