予想以上に八坂神社は込み合っていた。 お正月三日。
急きょ、初詣をしていない長女が八坂神社の絵馬やお守りをお返しする為にもと、京都行きとなった。
道路は渋滞もなく、1時間ちょっとで着いた。 なのに、駐車場へ入るのに30分もかかった。
東北の門から、本殿に向かう。 両脇の屋台、人が大勢過ぎて中々スムーズに前へ進めない状況。
まず手水舎で手を清めていると夫がすごい人だかり、TVカメラもと、勝手に一人行動。
今更で近づけなかったが撮った画像をパソコンに落としトリミングしてみると、かるた始め式、 4日の新聞で知った。
本殿でお参り。 ゆっくり念じる余裕はないが、家族が健康で穏やかな年になりますように・・。
目の前の大きなお賽銭箱、なのに夫は外しお賽銭をこぼした。
どんどん人が増えている
お正月に八坂神社でお参りすると言うのは、初めてなので全国から来る人に驚いた。
2人目がおなかにいるときだったろうか、大阪市内の住吉大社へお参りしたことがあるが、人の多さにびっくりしたが、
そちらもきっと多いであろう。 信仰心なくとも、年の初め・・誰もが、健康や幸福、受験合格など願いを込め参る。
あまりに人が多いので、お守りや祈願の絵馬は帰りに買うことにした。
孫たちは何か手に持たないと、ばぁばばぁばと言う。 飴細工を握っておとなしくなった。
夫が行ったことが無いと言う、祇園花見小路を歩こうと言うことになったが、ここも大勢の観光客。
祇園では最も由緒ある花見小路角にあるお茶屋さん ”一力亭”さんどす。
男はんが芸子はんや舞妓はんとお食事しながら遊ぶところらしいですなぁ。
独身時代勤めていた病院の院長先生がよう通うてはって、美人の院長夫人どしたが、ようご機嫌悪いことがおましたわ。
田舎から出てきたうちにはその辺ようわからしまへんどしたが、一力一力高いお店と言う感覚で記憶にありましたわ。
先生は男前やし一番油ののった時でおましたさかいに産婦人科も有名どしたが、なんやあちらも結構盛んどした。
いえ、もうとっくにお亡くなりになってますよってに、怒られしまへん。
年中無休の京料理 ”美登幸”さん 老夫婦さんがさっと入って行かれました。
舞妓はんががお料理出してくれはるコースもあるようどすえ。
お正月飾りが素敵やなぁってパシャ! こう言うものには、心がうきうきするんどす。
花見小路は娘時代でも一番嬉しい心が騒ぐ通りどしたなぁ。 仲間とよう歩きました。
舞妓はんが通ったりすると、もっと優雅で風情があるのどすけどなぁ。
初詣帰りや観光の人で、通りはいっぱいのお人。 出来るだけ人のいはらへんときをパシャ。
置き屋さんにすだれがかかった独特な佇まいの和のお家は、なんやしっとりと落ち着きますなぁ。
帰りは四条通りを八坂神社の駐車場へ向けて歩いたんどす。
なんせ大勢の人波は消えしまへんよってに、ちょっと写真・・撮ってたらはぐれてしまいますよってに。
しっかりとなつめの手をにぎり、片手でパシャ! あ~京都たしいディスプレイ・・ゆっくり撮りとうおす。
祈願の絵馬を書いたり、お守りや破魔矢を買って駐車場へ。
大変な人だったが、大阪のお正月としてはこの人ごみ賑わいがめでたさを倍加してくれた気がしている。
せっかくなので嵐山まで足を伸ばす。 松尾大社を横目に通り過ぎて・・
ここも大勢の観光客で溢れていた。 復旧後の秋、そして新年、やはり人の多さは嬉しい。
渡月橋を歩きながら、改めてこの広い川幅がうなりながら濁流が欄干を超えていたさまは、今も目に焼き付いていて
思いだしても怖くなる。 本当だったのだろうかと思うほど。、
しかし当時、床上浸水だったお店などは見事に復旧、活気を取り戻していた。 この事には安心した。
日暮れは早い。 橋は渡りきらなかった。 風も出ていたし、かんたが熱をぶり返したらいけないし。
お土産売り場を歩いて行くと、嵐電「嵐山駅」がある。
そこに素敵なスポットがあった。 テーマは「キモノ・フォレスト」
京友禅の生地をアクリルの中に入れ、LEDでライトアップ。 京都らしいアイデア。
32種類、600本。 ゆっくり見る間はなかったが、きれいなスポットである。
京都はいい。 夫や自分が住んでいたからと言う訳ではないが、神戸と京都でデートを重ねた二人の大好きな京都。
いい日を過ごした。 神戸の夫人に、おたべやお漬物を買って帰った。